みなさま、チアーズ（乾杯）！！
岐阜県東濃地方のクラフトビール醸造所CAMADO BREWERY（カマドブリュワリー）です。
多くの皆さまに支えられ、販売開始から７ヶ月を迎えることができました。

カマドブリュワリーは、長年クラフトビール界を牽引してきた
「ビール界のレジェンド」とも呼ばれる醸造家・丹羽智（にわ さとし）が故郷で立ち上げた、彼の集大成となる醸造所です。

しかし醸造量が少ないこともあり、なかなか皆様に行き渡らないのが現状です。
「もっと多くの方に渾身の1杯を飲んでほしい。なのに、設備的に限界がある…」

本プロジェクトで目指すのは、ビアバーの整備と醸造設備を拡大すること。
品切れ続きの現状を改善し、より多くの方々にカマドの1杯をお届けしたい！
醸造長のその願いから、本プロジェクトに挑戦いたします。

応援してくださった皆さまへは、ここだけの返礼品をお届けします。
希少価値の高いハイアルコールビール「バーレーワイン」の特別バージョンや、
限定の液種をはじめとしたラインナップを、この機会に、ぜひご堪能ください。

65歳醸造家、最後のブリュワリーでの挑戦。
少しでも皆様に、その背中を押していただければ幸いです。

「クラフトビール界のレジェンド」

カマドブリュワリー醸造長・丹羽智（にわ さとし）。
「クラフトビール界のレジェンド」や「酵母の魔術師」などの異名を持つ彼の、
最も強い柱は「醸造力」、そして「創造力」です。
20年を超えるキャリアでのたゆまぬ挑戦の蓄積と持ち前の好奇心から、
ひとつのスタイルに捉われず、世界中のさまざまジャンルを醸すことができる稀有な醸造家です。

ビール醸造歴26年目。国内「バーレーワイン」の第一人者

醸造家としての始まりは、1997年。石材会社による「博石館ビール」（岐阜県中津川市）の立ち上げでした。オーソドックスなスタイルだけでなく、それまで誰も作ったことがないビールを目指して開発したのが、当時国内で生産されていなかったハイアルコール（14.3%）の「バーレーワイン」。その後、野生酵母を採取した自然発酵によるビールも国内で初めてつくり上げました。

その後、いわて蔵ビール（一関市）を経て、アウトサイダーブルーイング（甲府市）時代には、“ビールの総選挙”とも言われる「Beer-1グランプリ」で３連覇を達成。その時、グランプリへと導いた液種が、自身の代名詞であるバーレーワインなのでした。

長期熟成のハイアルコールビール「バーレーワイン」とは

バーレーワイン（Barley Wine）。
それは、「大麦のワイン」とも呼ばれ、通常のビールの10倍程度の時をかけて熟成させる希少なビアスタイルです。

まとわりつくような妖艶な口当たりと、かぐわしいアロマ。
ハイアルコールの心地よさに包まれて、
目を瞑れば、そこはロンドンの高級ホテル……
羽織っていないはずのガウンに身を包むご自身に出会えるかもしれません。

アルコール度数が高いフルボディで、麦芽本来の甘みやカラメル・果実のような香りが感じられ、時とともに変化するアロマと熟成香が特徴です。
それは、ビールの概念を変えるような1杯とも言えるでしょう。

香りがしっかり楽しめるチューリップグラスやワイングラスに少量注いで、ゆっくりちびちびと。
温度が上がるほど贅沢な麦の甘みや濃厚なアロマを楽しめるので、グラスを手で温めながら表情の移ろいを楽しめる液種です。

挑戦と進化を続けるレジェンド
2019年にはウエストコーストブルーイング（静岡県静岡市）へ移り、2020年に岐阜へ帰郷。醸造家最後のステージとしてカマドブリュワリーを立ち上げました。

丹羽は、今もなお新しいことに対して貪欲なブルワーです。
全国各地での経験、数多くの失敗とともにビールと向き合い続けてきたことが、絶えまない発想力と貪欲な好奇心につながっているのでしょう。「自分の造りたいビールを造る」ことをモットーとし、世界各地で産声を上げる新たなスタイルにアンテナを張りな
がら日々新たな発想で挑戦を続けています。

そして2021年、カマドブリュワリーで丹羽が新たに挑むビールが「梅バーレーワイン」です。

CAMADO BREWERYが挑戦する「梅バーレーワイン」を返礼品に！
ただでさえ、クラフトビールフリークの誰もが憧れるバーレーワイン。
今回は「梅」を使用しての仕込みに挑戦しています。

きっかけは丹羽が、自身の造ったバーレーワインに青梅を漬け込んで熟成を試みたこと。

濃醇なバーレーワインと爽やかで歯切れのよい梅の香りが溶け合い、いつまでも飲んでいたいと思えるような更に贅沢な仕上がりとなった経験から、
「製品化して多くの人に楽しんでもらいたい」との思いが沸き上がりました。

この思い入れある一作。
我々がつけた名は、Carpe DiUme（カルペ・ディウメ） Barley Wine。
「いまを生きる」という意味を持つCarpe Diem（カルペ・ディエム）を、
カマドらしく遊び心を持って、捻って名付けました。
「いまを生きる」丹羽のビールに対する姿勢や、バーレーワインの熟成したのちの変わりゆく表情も、その今を楽しんでいただきたいという意味。
そして、聞いた時に梅バーレーワインだとわかりやすいネーミングとしました。

クラフトビール界のレジェンド×地域を思う2人＝ここだけの新たなビール文化

丹羽のビールづくりと、地域の活性化に関わってきた2人の若者の「東濃地方を、地域を思う」という視点が加わったカマドブリュワリー。
その掛け算で、「カマド」から新たなビール文化が生まれます。

「カマド」という名前を掲げたのは、東濃地方が「美濃焼」に代表される日本屈指の窯業地であり、「窯・カマド」がこの地の陶芸家にとって心のシンボルのような存在であることから。
レジェンドとも呼ばれる醸造家の創造性をこの地の窯業、風土、文化と掛け合わせ、新たなビール文化を生み続けることが、我々カマドブリュワリーとしてのの使命です。

CAMADO BREWERY のデザインコンセプト
そして、ラベルデザインにも地域性を取り入れています。

「窯焚物語シリーズ」
着火に始まる窯焚きのプロセスの風景を組曲に見立てた「窯焚物語 Kiln firing stories」のデザインは、江戸時代にこの地域での窯焚きの様子を描いた絵巻物をベースに、それぞれの工程を表す絵柄をサンプリング。

ビビッドな蛍光色とそれが際立つような背景色で展開し、窯の温度の上昇に伴う炎の色の移ろいや周囲の情景から色を決めました。

カマドブリュワリーが生み出す変幻自在なクラフトビール文化
カマドブリュワリーでは、この７ヶ月で19種類のクラフトビールを販売（6月現在）。
「丹羽さんのビールだから飲みたい」という全国のファンや、地元の皆さまのおかげもあり、どれも販売開始直後に完売。多くの人に十分な量をお届けできていないのが実情です。今回のクラウドファンディングで、CAMADO BREWERYのビールを確実に手にしていただけるきっかけとなれば幸いです。

クラフトビール×地域資源の可能性を見出し、新たなカルチャーを発信！
カマドブリュワリーは、地域にビアカルチャーを生み出し東美濃の魅力を醸成させる存在でありたいと願っています。
地域おこしやまちづくりのプロジェクトを多く手掛けて来た二人のメンバーの経験とアイデアを生かし、「地域性と融合したカルチャーミックスなクラフトビール」と「岐阜・東濃地方に新たなビアカルチャー」を生み出していきます。

資金の使い道とスケジュール

コロナ後は、コンテナバーで乾杯！
出来立ての1杯と、つくり手の思いを味わえる場を。
今回目指すのは、カマドブリュワリーの液種を味わいながら、地域を楽しむコンテナバーの開設です。
場所は、新鮮なクラフトビールを楽しめるよう醸造所のすぐ隣。出来立てのビールを味わいながら醸造家の思いに触れられる場を作りたいと考えています。

現在、醸造設備の拡大も含めて、工務店と共に図面や設計をすすめています。

五平餅、栗きんとん、朴葉寿司など郷土食のペアリングメニュー、美濃焼でのテイスティングや中山道や自然を満喫するビアツーリズムなども企画予定。
クラフトビールとともに地域を味わい尽くせる拠点となります。

地域へ繰り出す、そして新たなビール体験を生み出す「カマド」のような拠点。
その拠点を、ビアラバーのみなさま、地域を愛する皆さまと一緒に作り上げていければ幸いです。

資金について
コンテナバー整備に必要な総額は、約600万円。
今回ご支援いただいた資金は、まずはコンテナバーの整備資金とし、その先には醸造建屋の拡大にも使用させていただきます。

実施スケジュール
2021年9月上旬：着工 、返礼品グッズ&定番セット発送
2021年10月中：ビアバー完成・営業開始予定
2021年12月中：バーレイワイン、限定液種の発送
2021年3月ごろ：建屋の増築、設備拡大

リターンのご案内

リターンは下記８種類をご用意しました。サポーターの皆さまには、丹羽が造る梅バーレーワインや限定ブリュットIPA、クラウドファンディング限定のビアツーリズムや醸造所見学ツアーなどの商品をお届けします。

①梅バーレーワイン4本＋クラファン限定クラフトビール6本＋ステッカー

②工場見学ツアー 日程：2021年10月9日または10日からご選択ください。
梅バーレーワイン樽生＋もう１液種樽生（乾杯ビール１杯ずつ）
お土産ビール6本付き（液種はランダムです）。
丹羽醸造長が醸造所をご案内。ここだけの裏話などを織り交ぜての案内と、乾杯！

③リアル窯焚物語体験ツアー
陶芸家のもとで窯焚風景を見学しながら、窯焚物語シリーズ樽生を味わえるプラン。
軽食付き。窯焚物語４種セットのお土産有。

④梅バーレーワイン4本セット＋メッセージカード

⑤梅バーレーワイン2本セット＋メッセージカード

⑥クラファン限定クラフトビール6本セット＋ステッカー

⑦クラファン限定クラフトビール3本セット＋ステッカー

⑧定番液種6本セット＋ステッカー
カマドブリュワリーをまだ飲んだことのない方、定番飲み比べをしたい方はこちら！

⑨応援企画！あなたの名前をビアバーに
美濃焼のタイルで、ビアバーにあなたのお名前を刻みます

⑩グッズセット
カマドブリュワリー 公式キャラクターカマドン （仮）の
ステッカー、保冷バッグのセット

※バーレーワインと限定醸造クラフトビールの入るセットは、2021年12月頃の発送を予定しております。仕込み状況によってリターンのお届けが遅れる可能性があります。

※配送や仕様など変更点が生じた場合には、「活動報告」からすみやかにご案内させていただきます。

醸造家・丹羽智からのメッセージ

最初にビールづくりをスタートした故郷、岐阜に戻ってまいりました。
いまは、体の動く限りビールづくりを続けたいというのが私の願いです。
私が思うクラフトビールの醍醐味は、クラフトビールを、つくっている所で飲めるということ。つくり手と飲み手、飲む人たちのコミュニケーションが始まる場所で、自分のつくった1杯を味わっていただくのが、私の幸せです。

返礼品にあるバーレーワインは、自分が日本で初めてつくったハイアルコールビールで、たくさん思い入れがあります。
私にとっての醸造家人生は、バーレーワインと共にある、とも言えるでしょう。
カマドでも醸造に時間がかかるので早くつくりたいという一心で、
美味しいバーレーを早く皆さんに届けたいという一心でつくりました！
皆様どうか、お力添えのほどよろしくお願い致します。

CAMADO BREWERY メンバー

代表取締役 /東 恵理子（あずま えりこ）
「故郷に戻ってきてくれた丹羽さん。丹羽さんの夢を、支えて、一緒にかなえていくことが私の仕事です。おいしいクラフトビールをつくり続けて、たくさんのみなさんと乾杯して、最後の醸造所となるカマドブリュワリーで幸せな醸造家ライフを送っていただけるよう、全力で支えます。皆様、我々は全力でおいしい1杯をお届けしますので、
CheersでCheers！乾杯で楽しく応援のほどよろしくお願い致します！」

岐阜県瑞浪市釜戸町出身。１5年前、「何もない」と去った釜戸町にUターンし醸造所を立ち上げ。北海道のテレビ局で報道記者を経験後、青年海外協力隊でバングラデシュの国民的体操を作成・普及。帰国後は、日本各地の地域活性化事業などを経験。

飲食部本部長 岡部 青洋（おかべ あおひろ）

静岡県浜松市出身。ドイツ留学時に街々で大切にされる醸造所を目の当たりにし、醸されるビールの独自性、世代を超えたストーリーの共有に街のアイデンティティを見出す。ビール狂に魔改造され帰国後、大学受験予備校への勤務を経て、器好きも相まって、まちづくり業界への転職を機に岐阜県多治見市に移住。移住第２フェーズとして、この地で愛するビールカルチャーの布教に挑戦する。