たいへん！！サンタさんがプレゼントを届けに行けない！？

こんにちは！NPO法人チャリティーサンタ・代表理事の清輔(きよすけ)夏輝です。

昨年は《衣装不足のサンタさんを助ける衣装製作プロジェクトinネパール》で、１６７名の方から1,640,927円ものご支援をいただき、誠にありがとうございました！

今、私たちは《コーヒーでネパールの子ども達に笑顔を届けるプロジェクト》に挑戦しています！

私たちチャリティーサンタは、2015年2月、ネパールの子ども達にプレゼントを届けに行きます。しかし、ネパールにプレゼントを届ける為に、乗り越えなければいけない大きな課題があります。

「１５００人のサンタクロース」

私たちはクリスマスイブの夜、サンタクロースになったボランティアが日本の子どもに”夢とプレゼント”を届けます。2008年から活動を開始し、これまで述べ6,418人のボランティアがサンタになり、8,393人の子どもたちに夢を届けてきました。2014年の４月からNPO法人となり、今年も札幌から福岡まで全国２１支部で、約1500人のサンタが約2200人の子どもたちにプレゼントを届ける予定です。

そこで、各家庭から寄付として頂くチャリティーで、ネパールの困難な状況にある子どもたちへの支援活動を行っています。

集まったチャリティーを、ネパールへ届けるサンタクロースが足りない！？

しかし今、チャリティーサンタにはせっかく集まったチャリティーをネパールの子ども達に届けられなくなるかもしれない、という問題があります。

原因のひとつが、主要メンバーだったボランティアスタッフのライフステージの変化。

チャリティーサンタの活動は昨年まで任意ボランティア団体だったため、関わるスタッフはみな、ボランティアとして時間に余裕のある時に活動に参加してくれていました。

しかし、就職や、出産・育児の為に、チャリティーサンタの活動を卒業したり、長期休業したりする人が相次いでおり、メンバーが活動にかけられる「時間」が激減。

20代前半から活動を支えて来たメンバーも今やアラサーです。それぞれが人生の節目を迎え、長期休みを使って海外へ行く時間を確保することが難しくなってきました。

サンタクロースの交通費も足りない！？

これまでは、チャリティーサンタの収益はクリスマスのチャリティー（寄付）のみだったため、実際に集められたチャリティーを投じて海外の支援活動を行う際、渡航費や現地での滞在費はすべて有志スタッフの自己負担でした。

活動７年目に入り、次回の渡航で6回目となりますが総額の渡航滞在費負担がついに一人あたり１００万円を突破。この個人負担が大きい所も主要メンバーが活動を継続しにくい理由となっていました。

しかし今後は、継続的に活動するメンバーの個人にかける負担を少なくし、クリスマスのチャリティーも１００％も支援活動に充てられるよう、チャリティーサンタはNPOとして新たなスタートを切り、体制作りの真っ最中なのです。

はじめまして。チャリティーサンタの山田立子（りつこ）です。

私たちの活動は、日本でクリスマスの日に「途上国の子ども達の為に使ってほしい」という温かい気持ちの込もったチャリティーを預かります。支援していただいた方の気持ちごと届ける為に、年に一度、有志で実際に支援先であるバングラデシュやネパールへ渡航してきました。

チャリティーサンタの海外での支援活動では、子ども達が必要としている本や文房具の寄贈、教育の仕組みづくりへの援助といった支援活動を続けています。

新たな取り組みは、ネパールでのオリジナルコーヒーの制作を通じた自立支援

今、チャリティーサンタに必要なのは、この活動を一時的な流行にせず、継続していく為の組織体制づくり。そして、一時的な支援ではなく、ネパールの子ども達の為に継続・自立していく為のサポートです。

今回のプロジェクトで支援してくださった方には、ネパール産のコーヒー豆をリターン品としてお送りします。

このコーヒー豆はネパールの第二の都市・ポカラからほど近い「ニルマリポカリ村」で『福岡・ネパール児童教育振興会』さんが建設した学校の自立運営を目指し、コーヒー栽培による農業開発事業によって生産されているコーヒーです。日本でも、東京〜九州にかけて「ヒマラヤン・アラビカ」という名前で販売されているので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

コーヒーの生産による収益で、子ども達が学校に通える！

昨年、ネパールでサンタクロースの衣装制作を行った際に、私たちはネパールの人たちが抱える課題に直面しました。世界中から援助が集まる一方で、援助が終わってしまうとネパールの人達だけでは建物維持や雇用の継続ができない事や、世帯ごとの経済格差が広がることで、子ども達が受ける教育に差がついてしまうこと・・。ネパールの人たち自身が、援助に依存せず、自立して子ども達の教育に必要な収入を確保することが、ネパールの子ども達が安心して勉強を続けられる方法のひとつだと知りました。

ニルマリポカリ村も決して裕福な村ではありませんが、日本からの支援で学校が建設されました。しかし、自立運営にはまだ至っていません。コーヒー生産による収益が軌道に乗れば、学校の自立運営のための資金や、生産農家に収入が生まれ、経済的に困難な状況にある子ども達も、継続的に学校に通うことができます。

コーヒー豆を買うことで、同時にチャリティーサンタの応援にもなる！

再び清輔です。

見てください、この山！合成ではありません！！麓にはヒマラヤからの湧き水が流れています。こんな素敵な場所でコーヒー豆が育てられています。

このネパール支援プロジェクトでのチャリティーサンタの役割は、日本の国内でこのネパール産コーヒーの認知度を広め、需要を拡大し、ネパールのコーヒー農家の生産収入の向上や雇用の拡大に貢献することです。

コーヒー豆を買い取る事で生産農家の向上になるとともに、それをチャリティーサンタが商品化・販売することで団体への収入にもなる仕組みです。

このクラウドファンディングで得た収益は、長年の課題であった継続的に活動するスタッフへの負担を減らすための団体内の基金となります。

ネパールの子どもたちへ、チャリティーサンタが「お絵描き」のワークショップを。

また、僕たちがネパールを訪れて気付いたのは、「美術」や「音楽」、「体育」といった、想像力や協調性を育む授業がほとんどないということ。

聞けば、ネパールの教育は基本的に「暗記教育」であり、教科書の丸暗記に終始しているというのです。また、美術などの教科を教えられる教員が不足しているという問題もあります。

僕たちは専門家ではありませんが、小学生の時にスケッチをした経験くらいはあります。ネパールの子ども達が僕たちと一緒に絵を描く事で、「絵を描く楽しさ」や「想像力」を養うきっかけになるのではないかと考えました。

子ども達と描いた絵がコーヒーのパッケージになって日本に届く！

2015年２月、チャリティーサンタはニルマリポカリ村を訪問します。そこで『福岡・ネパール児童教育振興会』に依頼し、子ども達と一緒に絵を描くカリキュラムを組んで頂ける事になりました。

外国から来た僕らとネパールの子ども達が一緒に絵を描く。子ども達にとっては特別な体験です。しかも、その絵が自分の両親が作っているコーヒーのパッケージになり、コーヒーを飲む人にまで届く・・・。一杯のコーヒーがネパールと日本の架け橋となります。

来期（2015年７月）に日本に輸入される豆の一部をチャリティーサンタが買い取り、子ども達と一緒に描いた絵をラベルにした「チャリティーサンタオリジナルパッケージ」のコーヒーを制作して、2015年秋頃ご支援いただいた皆さまにお届けいたします。

リアルタイム報告を行うfacebookグループにご招待！

また、ご支援いただいた方を２月に、ネパールからリアルタイム報告を行うfacebook秘密のグループへご招待します。ツアー期間に中にメッセージをいただければ、私たちを通じて直接皆さんのメッセージをネパールの子ども達へ届けられます。

子ども達の様子を身近に感じ、秋に届くリターン品と報告書を楽しみにお待ち下さい。

「ネパールにまた来てね！！」

私たちの活動の原点はシンプルです。それは「世界中の子ども達を笑顔にしたい」という想い。

ネパールの子ども達の中には、「将来日本で働きたい！」と夢を語る子もいます。そして別れの時には必ず「ネパールにまた来てね！」と声をかけてくれます。

子ども達にとっては、贈られたモノよりも、日本人の私たちに出逢えた事の方がずっと想い出に残るのかもしれません。だからこそ、私たちは「必ず次の年も自分たちで行く」と心に決めています。

生まれた場所や環境によってその人が出会う困難は様々ですが、ネパールの子ども達は、経済格差・政治不安・雄大な自然の中に暮らすがゆえに教育インフラを築くためのコストがかかるなど、より困難に出逢いやすい環境に置かれています。

それらの困難を乗り越える為には、社会の仕組みや資金、個々の課題の明確化など、いろんな手法がありますがありますが、私たちはその中で、子ども達へ「夢」と「未来への希望」を届けるというやり方をしたいと考えています。

「子ども達の笑顔がいつまでも続いて欲しい。」

はじめまして！今、チャリティーサンタで専従スタッフ候補として、運営サポートをしている城田正樹です。

子ども達の笑顔に触れるたびに「この笑顔がずっと続くような社会にしたい」と思わずにはいられません。自分は大学生の時にチャリティーサンタに出逢い、一旦就職したものの、どうしても子ども達の笑顔に関わるチャリティーサンタの活動の感動を忘れられず、チャリティーサンタのNPO法人化を機に両親を説得して会社を退職。「サンタクロースを仕事にする」という夢を実現させるべく、覚悟を決めました。もちろん、ネパールへも渡航します。

現在はまだ無報酬ですが、この活動を長く続けていくようにするため、専従スタッフの雇用体制も含めて着々と準備中です。自分も早く「職業はサンタクロースです」と言えるよう、団体に貢献していきたいと思っています。

子どもの頃の感動体験が大人になった自分を励まし、困難を乗り越える為の「生きる力」になり得る事を、私たちはサンタクロースから教わりました。

だからこそ、その時の「恩」を社会に返していきたい。

たくさんの人の「おもいやり」が心が集まった贈り物をネパールへ届け、プレゼントを受け取った側がそのおもいやりに気付き、また別の誰かを笑顔にしていく・・・。

そんなおもいやりの連鎖が続く、「恩送り」の社会を目指したいのです。

【さいごに、一言】

私たちが関わっている事は、社会の課題のほんの一部の事に過ぎません。

しかし、ネパールのコーヒーを手に取り、生活の中でほんの少しだけネパールの子ども達のことに想いを馳せ、彼らの笑顔を願っていただきたいのです。

私たちは、皆さんが「ネパールの子ども達を笑顔にしたい」という気持ちを現地に届けます。

皆さんがネパールの子ども達にとってのサンタクロース、そして、私たちにとってのサンタクロースなのです。

その、「おもいやりの連鎖」の中に、参加してみませんか？

ぜひ、応援よろしくお願いいたします。

■資金内訳について

・コーヒー豆の輸入、加工代金、パッケージ制作費、送料を除いた金額が、専従スタッフが海外支援活動のために渡航する際の交通費補助の基金となります。