美しさを、味わう

― 芸術から生まれた、私たちのチョコレート ―

私たちのお店は、ただのチョコレート専門店ではありません。
味にこだわるのはもちろんのこと、それだけではなく、お店を構えたときから「美」を追求するブランドでありたいと考えていました。

私たちが考える「美」とは、形そのものの美しさにあります。
私たちのチョコレートづくりの原点には、“四角”という幾何学的な形状への深い思いと、探求の歴史があります。

それではなぜ、幾何学的な形の中でも「四角」なのか？

それは、普遍的な美しさがそこにあると感じているからです。

四角形や立方体が持つ魅力は、その秩序と安定感にあります。

シンプルだからこそ、無限であり、一見すると単純な四角の形に見えますが、その中には、驚くほどの多様性が秘められています。

大きさや比率、素材や色によって、同じ四角でもまったく異なる印象を生み出します。
そこには、黄金比のように数学的にも証明された美しさが存在し、私たちの感性を深く刺激してきます。

私たちのチョコレートは、単なるお菓子ではありません。
それは「美しい四角」という哲学をかたちにした、食べられるアートです。

私たちは、この幾何学の中に潜む普遍的な価値である「秩序」、「安定」、「多様性」を、味とデザインの両面から表現しました。

誕生ストーリー

私たちは、ただ「おいしいチョコレート」を作るだけでは、本当に伝えたい世界観までは届かないと限界を感じていました。

だからこそ、どうしたら多くのお客様に手に取ってもらえるか、手に取った瞬間に心がときめき、世界観が一瞬で伝わるようなチョコレートを届けられるか、ずっと考えていました。

どれだけ自信を持って作ったチョコレートでも、多くのお客様の手に届かなければ、世界観は届きません。その「届く工夫」が、私たちには足りていなかったと気づかされました。

「手に取ったときに、嬉しい」「誰かに贈りたくなる」「もらったら忘れられない」、そんなチョコレートを作るにはどうすればいいのか。長い年月をかけて、私たちは向き合い続けてきました。

そして、ようやくたどり着いた答えがあります。
それは、“デザインを愉しみ、香りを愉しみ、口溶けを愉しみ、心に残る”、五感すべてで味わうチョコレート。
そんな想いから、この商品は誕生しました。

私たちの考える良質なチョコレート

美味しいチョコレートをつくるために、私たちが最も大切にしているのは、「技術の前に良質な原料あり」と考えています。

どれほど高度な技術があっても、素材の質を見極められなければ、本当に美味しいチョコレートは生まれません。職人としての技術に加え、原料を選び抜く目利きこそが、味の土台を築く鍵だと考えています。

さらに、私たちが重要視しているのが、チョコレートづくりの最終段階である「練り（コンチング）」の工程です。
このプロセスによって、チョコレートの香り、口どけ、舌触りが決まってきます。

その理由は、チョコレートを構成する粒子の大きさにあります。
理想的な粒子サイズは15〜25ミクロンとされており、これより大きいと、ざらつきや砂っぽさが舌に残り、繊細な味わいを損なってしまいます。

だからこそ、細かい粒子のチョコレートが良質だと考えています。

テンパリング

テンパリングとは調温作業とも言われ、「カカオバターに含まれる脂肪の結晶構造をコントロールするプロセス」と言えます。

たとえ良いカカオだとしても最終段階のテンパリングの作業が上手くいかないとチョコレートのツヤはもちろんのこと、割った時のスナップ感や口溶けまでも変わってきてしまいます。

テンパリングはチョコレートの「品質」を決定づける非常に重要な工程です。

①加熱（45〜50℃）

全ての結晶を一度完全に溶かします。

結晶構造をリセットすることで、安定した結晶だけを再形成できる状態にします。

②冷却（26〜28℃まで）

結晶が再び形成される温度帯で、I〜V型までの結晶が同時に発生し始めます。

この時点で「V型」が多く形成されるのが理想です。

③再加熱（31〜32℃）

V型以外の不安定なI〜IV型結晶を溶かし、V型のみが残る温度に調整します。

モールディング

モールディングとは上記でテンパリングを行ったチョコレートを均一温度に保ちながらモールド（型）に流し入れていく作業です。

33mm×33mm×5mmに設計した専用の型に流し入れていきます。

私たちは1点1点人の手で丁寧に作っています。そのため、人の手で作れる範囲でしか作りません。

チョコレートは鮮度が命です。

おいしさを保つため、作り置きはせず小ロットで作っています。

産地 × 形状で広がるカカオの世界

タブレットのように薄く、一口サイズで食べやすい「カレタイプ」のチョコレートと「生チョコタイプ」で食感・香り・口溶けの違いをお愉しみ下さい。

カレタイプの愉しみ方

１）カレタイプはチョコレートの艶やかさを見て愉しんでください。

２）口に入れる前に香りを愉しんでください。

３）半分に割った時のスナップ感を愉しんでください。

４）一口目は口に入れて舌でゆっくりと溶かしながらカカオを愉しんでください。

５）二口目は噛んで食感も愉しんでみてください。

生チョコの愉しみ方

生チョコは「生」とつく名の通り、口溶けが非常に良いです。

１）専用のステンレスフォークで生チョコの口溶けを愉しんでください。

２）同じカカオの産地でもカレタイプと生チョコタイプでは香りの広がり方が異なるので余韻の違いを愉しんでください。

商品の詳細

仕様

chocolatier KAITO「θ」シリーズBOX

【原材料】

カカオ豆（ペルー産、フィリピン産、その他）、ブラウンシュガー、砂糖、カカオバター、生クリーム、バター、カカオパウダー、全粉乳、麦芽エキス/バニラ香料、乳化剤（大豆由来）

【特定原材料】

乳成分（同じ生産ラインで小麦、卵、オレンジを使用した製品を製造しておりますが、製品自体には含まれておりません。）

【内容量】

1箱（カレタイプ4種類×各3枚、生チョコレート4種類×各2粒）

【賞味期限】

製造日より20日間

※お手元に届く商品は14日以上あるものとなります。

【保存方法】

冷蔵庫で保存をお願いします。

【配送方法】

商品はヤマト運輸より冷蔵便でお届けいたします。

※配送先は日本国内のみ承っております。

※本商品は冷蔵便となり、下記地域の配送には対応しておりません。ご了承ください。

伊豆諸島：青ヶ島村（青ヶ島）・利島村（利島）・御蔵島村（御蔵島）・式根島

小笠原諸島：小笠原村（父島・母島・硫黄島・南鳥島など）

スケジュール

2025年7月上旬 プロジェクト開始

2025年8月末 プロジェクト終了

2025年9月 モールド、箱の製造、材料の調達

2025年10月～11月 リターン品の製造及び発送

※10月より順次発送させていただきます。

リターンについて

超早割25%OFF【新作チョコレート「θ」BOX × 1箱】 3,700円

早割19%OFF【新作チョコレート「θ」BOX × 1箱】 4,000円

【新作チョコレート「θ」BOX × 1箱】 4,500円

【新作チョコレート「θ」BOX × 1箱 ＋ 保冷バッグ】5,500円

【新作チョコレート「θ」BOX × 2箱】 8,000円

【新作チョコレート「θ」BOX × 5箱】 18,000円

【新作チョコレート「θ」BOX × 10箱】 34,000円

実行者紹介

chocolatier / pâtissier / artist
​三浦　海斗

東京都武蔵野市出身

国立辻製菓専門カレッジを主席で卒業後、都内のパティスリーに入社。

フランス、パリ･リヨンの食べ歩きを行いチョコレート界の巨匠ジャン=ポール･エヴァン氏のチョコレートに衝撃を受ける。

帰国後、ジャン=ポール･エヴァン・ジャポンに入社、主に新店舗立上げなどを手がける。

2016年に自身のブランドchocolatier KAITOを立ち上げる。

2019年カカオハンターとコラボしサロン・デュ・ショコラに出展。

同年、ラボ併設の店舗を武蔵境にオープンさせる。

2023年からバレンタイン時期には百貨店の催事出展を行う。

2025年7月、はじめてMakuakeに挑戦。