はじめまして。私はフランスに本社を置く、産業ガスを扱っているエア・リキード社のプロジェクト・マネージャーのサミュエルと申します。

今回私たちが紹介させて頂くのは、食品や食材の酸化を防ぐことで長持ちさせ、「美味しさの一部」である“形”もそのままに保存することができます”Deliéa（デリエア）”というキッチンツールです。私が日本に来て感じた「食品の保存期間の短さ」を少しでも改善するため、今回の製品を考えました。

従来の真空パックの食材保存ツールは食材が潰れてしまいますよね。Deliéaは食材を潰さずにバッグにガスを入れ膨らまし、食材を潰すことなく保存することができるのです。

本プロジェクトはこれまで産業ガスを中心にBtoB向けの事業展開を行ってきたエアリキード社としては初めてのBtoC向け商品となります。

今回、Makuakeでプロジェクトに挑戦し、皆様のお声をお聞きしながら商品化を目指していけたらと思っております！

応援よろしくお願い致します！

使い切らなかった野菜、肉、魚などの生鮮食品を捨ててしまったという方は多いのではないでしょうか。

“Deliéa”の最大の特徴は、ありのままの形で食品を保管するところにあります。専用のビニールバッグに天然素材ガスの窒素と炭酸ガスを入れることで酸素を追い出し、食品の酸化を防ぐため鮮度を保つことができるのです。

苺や洋菓子のように、柔らかい食品も潰されることはありません。本来の形状や美しさを損なわずに保存することができます。

・採れたての野菜を保管したり……
・傷みやすい高級な食材の鮮度を保ったり……
・作り置きで生活時間の短縮に役立てる……

食品を適切に保存することは、あなたの生活に想像以上の価値をもたらします。

“Deliéa”はシンプルなデザインにすることで「使いやすいパッケージ」を心がけてきました。

①食材を袋に入れ

②軽く空気を抜きながら封をして

③Deliéaを差し込み、ボタンを押す。

④窒素と炭酸ガスが酸素を追い出し、酸化を防ぎます。

ガスは交換可能なのでなくなったら新しいものとお取替えください。

※あくまでも目安となりますがガス１個で約30回分ご使用頂けます。

近年、“酸素”をどう防ぐかが、注目を集めています。酸素は私たちの生命活動に欠かせませんが、食品の酸化を引き起こし劣化させます。“空気に触れない”容器のブームなどがその代表でしょう。

空気を抜いて真空にして保存すると、どうしても香りの成分が抜けてしまいます。また、袋がぴったりと食材にくっつくと、どうしても形が崩れてしまいます。

私たちは食品の保管を考えたときに、ただ単に劣化を防げばいいとは思っていません。なぜなら、食品は、鮮度だけでなく、その”形”も美味しさの一部だと思っているからです。

“Deliéa”はこれまでの食品保存ツールの常識を覆す、新しい概念でデザインされています。

“Deliéa”で使う、食材を入れるバッグは、食品の腐敗に繋がるバクテリアの活動を抑える、特殊な素材を用いています。

そして肉には肉の、野菜には野菜のそれぞれにとっての理想環境があります。野菜や果物と、肉や魚とでは、適切な環境が異なります。私たちは科学的な検証を重ねて、それぞれに対して最適なガスの成分や特殊バッグの素材を創り上げました。

“Deliéa”は2種類。肉・魚専用と、野菜・果物専用があります。（加工・加熱食品は肉・魚専用でお使い頂けます。）

適したバッグに野菜別に入れて保存することができるのはもちろんですがカットしたレタスとキュウリを一緒に入れておけば袋からさっと出すだけのサラダを作り置きすることもできます。

フードロスとともにタイムロスの削減にも貢献するのです。

インジェクター本体のデザインをピクセルアート柄（画像左）と無地（画像右）の２種類ご用意しております。いずれかお好きなものをお選び頂けます。皆様のご意見をお聞きできればと思います。

※仕様・デザインは変更になる可能性がございます。あらかじめご了承ください。

“Deliéa”の用途は多岐にわたります。私たちは、主婦や働く女性たちをはじめ、家庭で料理を作るあらゆる人達を対象に、試作品を通じてモニタリングを繰り返してきました。その中には銀細工の腐食を防ぐため、アクセサリーの保管に用いる人もいました。

“酸素を防ぎ”、”そのままの形で”保管する。“Deliéa”はあなたのアイデア次第で、さまざまな応用が利きます。

私たちは“Deliéa”を、フードロスの削減に向けた取り組みにつながるようデザインしました。

現在、日本の食糧自給率は４０％ほどしかありません。
半分以上を輸入に頼っています。そして、食料は限りある資源。無限にあるわけではありません。

だからこそ、適切に、無駄なく消費していく“フードロス”が大切なのです。

使い切れなかった野菜、作りすぎた料理、日持ちしない食材など、意に反して捨ててしまった経験はありませんか？　“Deliéa”は、そうしたフードロスを未然に防ぎます。Deliéaを日常生活に取り込むことは、ライフスタイルに彩りを加えるだけではありません。
食糧自給率を中心とした社会貢献にもつながる。私たちは、そう信じています。

■サイズ : 21cm *5cm*5cm*5cm
■重さ : 350g
■素材　：ABS
■ガスの内容：窒素、炭酸ガス
■ガスの内容量：野菜・果物用14.5g／肉・魚用17.7g（あくまでも目安になりますが約30回分です）
※野菜・果物用と肉・魚用とではガスの配分が違うため内容量が異なります。
■生産国：インジェクターは日本製（一部アメリカ製）、ガスはオーストリア産
■ビニールバッグのサイズ：
Mサイズ：18.5cm*26.5cm (15枚）
Lサイズ：30cm*31.5cm （10枚）

※仕様・デザインは変更になる可能性がございます。あらかじめご了承ください。

Q.汁物の保存は可能ですか？

A.しっかり密封した上であれば物理的には可能です。風味、香り、鮮度を保つという部分は根本的に変わりません。

Q.お菓子や調理した食材にも使えますか？

A.はい、加工食品や加熱食品にもご使用可能です。野菜、果物以外は「肉・魚用」のガス、ビニールバッグをお使い下さい。

Q.バッグ、ガスは今後どこで購入できるのでしょうか？

A.クラウドファンドの目標達成が前提ですが、東急ハンズやLOFTなどでの販売の申し込み、またメンバーシップ制度による月ごとのガスカートリッジと保存バッグの郵送システムの構築を検討しています。

Q.袋は使い捨てですか？

A.しっかり洗って乾かした上で再度使用する分には問題ありません。また、洗って効果が半減するといったこともありません。

Q.保管方法について教えてください。

A. カートリッジやボトルを熱源の近くで保管しないでください。オーブンやレンジに入れたり、火の元のすぐ側に置くのは厳禁です。また、小さなお子さんの手が届かないところに保管し、お子さんによる使用はお控えください。

Q.ガスは危険ではないでしょうか？

A.肉や野菜の鮮度を保つためのガスで害はありませんが、空気に代わるものではありませんので、 Deliéaのガスを直接吸い込まないでください。袋を開けたときに吸い込んでしまう程度は問題ありません。 目や口、鼻や耳にガスを噴射しないでください。

Q.賞味期限の切れそうな食材にはどの程度効果がありますか？

A.古くなった食材の保存には使わないでください。また汚れた環境でDeliéaを使うのはお控えください。傷んだ食材にDeliéaを使っても効果を期待できません。

“Deliéa”がより多くの方々の元に届くよう、以下の作成費用を予定しております。

・プロダクト製品の量産
・広告媒体での訴求
・イベントの開催
・店舗販売の促進

コラン・サミュエル／プロジェクトマネージャー

数年前に来日し、日本の食材の鮮度管理に対して疑問を持ったのがきっかけでこの製品の構想が生まれました。

本プロジェクトはこれまでBtoB向けの事業開発を中心としてたエアリキード社が、インキュベーターとしてBtoC向けの企画を募ったのを皮切りに発足してます。

その後、何度もセッションを重ね、同社におけるガス産業の技術を応用してく事でガスインジェクターの小型化を図り、”Deliéa”は誕生しました。

昨年の秋より、主婦に実際に使って頂くモニタリング・テストを実施して頂き、それからさらに改良を加え、ブランディングやデザインの見直しを行い現在に至ります。