みなさん、猫は好きですか？
読んでいる新聞や雑誌の上に乗ったり、見ているテレビの前に座ったり… 自由気ままに人の邪魔をする猫の愛らしさ、好きな人にはたまりません。

今回のプロジェクトでは、「江戸木目込人形に触れる機会が増えること」を願う『柿沼人形』とともに、雛人形や五月人形に使われる伝統工芸『江戸木目込』の技術を用いて猫を題材にしたペーパーウェイト『猫のおもし』を作りました。江戸木目込人形の魅力のひとつである『ぬくもり』を体感していただけたら幸いです。

伝統工芸である『江戸木目込』の技術を使って、愛らしい猫のポーズをカタチに落とし込んだペーパーウェイトです。その特徴は既存のペーパーウェイトにはない『優しい質感』。江戸木目込では主に桐塑をベースに使用しますが、猫のおもしでは発泡ウレタンをベースにすることで優しい雰囲気を表現しています。

思わず撫でたくなるような『猫の体の線』を、職人さんと時間をかけて再現しました。


ポーズは『三つ指』『香箱』『横丸』の3種類があります。どれも猫らしいポーズです。

また、雛人形に使われる生地を使った『雅 -miyabi-』と、肌触りの良い生地を使った『三毛 -mike-』の二種のバリエーションがあります。

・雅 -miyabi-

※生地の配色はポーズごとに固定です

・三毛 -mike-

※三毛の生地は3ポーズ共通です

『猫のおもし』にはいろんな使い方があります

・ペーパーウェイト
風に捲られないよう、読んでいる新聞の上に置きます。
いつのまにか新聞の上に乗っている。よく見る光景です。

・置物
日向ぼっこ。気持ちよさそうです。

・撫でる
本物の猫を撫でているようで、たまりません。
※強く撫でると生地が剥がれる可能性があります。優しく撫でてください

・ギフト
ご自分用にはもちろん、ギフトとしても喜んでいただけます。
猫は世界でも人気です。日本の伝統工芸品でもあるので、海外の方へのギフトとしても最適です。

ところで、なぜ『猫』なのでしょうか。話は江戸時代まで遡ります。

・江戸木目込の歴史
270年前に京都で生まれた木目込人形。その人形づくりの技法が江戸に伝わりました。そして、多くの文化を発展させた200年以上の太平の世のなかで『江戸木目込人形』も熟成していきます。

・江戸と猫
江戸幕府は石高制だったため、旗本・御家人に支給される米を収蔵する多数の米倉がありました。その米倉のネズミ対策として重宝されたのが猫です。発展した江戸下町文化の作品の中には、身近になった多くの猫が見られます。たとえば、猫好きで有名な歌川国芳の浮世絵には自由を謳歌するたくさんの猫たちが描かれています。

・柿沼人形と猫
200年以上前に浮世絵に描かれた江戸の猫たち。江戸から東京となった現在もその愛らしさは変わりません。『猫のおもし』は「時や場所を同じくして発展してきた江戸木目込の技術」と「現代を見据える柿沼人形の確かな視点」で、現代に提案するプロダクトとなりました。

三指：W65×D70×H145mm 約105g
横丸：W120×D100×H65mm 約140g
香箱：W70×D145×H75mm 約120g

猫の軽やかな質感を表現するため、ペーパーウェイトとしては軽めに作っています。

リターンは2021年2月下旬より、順次発送を予定しています。
※生地バリエーションはポーズごとに固定です（例：三指 × 雅 → 橙、赤、赤柄）

1. Makuake限定【10%OFF／各ポーズ 限定20個】
・一般販売予定価格 7,800円→7,000円
・3ポーズのうち1個をお選びください
・生地は「雅 -miyabi-」「三毛 -mike-」からお選びください。

2. 超早割【20%OFF／各ポーズ 限定5個】
・一般販売予定価格 7,800円→6,240円
・3ポーズのうち1個をお選びください
・生地は「雅 -miyabi-」「三毛 -mike-」からお選びください。

3. ペア割【12%OFF／A・B・Cそれぞれ 限定10セット】
・一般販売予定価格 15,600円→13,650円
・3ポーズのうち2個を選ぶセットです
・生地はセットで「雅 -miyabi-」「三毛 -mike-」からお選びください。

4. 3個セット割【15%OFF／限定 15セット】
・一般販売予定価格 23,400円→19,890円
・『三指』『横丸』『香箱』の3個セットです
・生地はセットで「雅 -miyabi-」「三毛 -mike-」からお選びください。

・直射日光に晒され続けると色が褪せる可能性があります。直射日光を避けてください
・水に濡れると生地が剥がれる可能性があります。水に濡れる場所や湿気の多い場所は避けてください
・強く触ると生地が剥がれる可能性があります。優しく扱ってください

【製造／販売元】
株式会社 柿沼人形

1950( 昭和 25)年に創業した、江戸木目込人形の節句人形を手がける工房。螺鈿の象嵌、彩色二衣重 (さいしきふたえかさね ) などの独自技法の追求、時代を見つめた斬新な人形づくりにも意欲的に取り組んで来ました。

Web：http://www.kakinuma-ningyo.com/



【プロジェクト実行／プロダクトデザイン】
妄想工場 大杉和美

1980年 静岡生まれ。大学で情報工学を学んだのち、桑沢デザイン研究所でプロダクトデザインを専攻。卒業後はデザイン事務所での商品企画やユニバーサルデザインを軸として会社でのデザインコンサルに従事。2014年に独立し「妄想工場」を立ち上げる。フリーランスとして商品企画やデザイン提案などで活動中。

Web：https://www.delusion-factory.com