このプロジェクトとは？

　目をとめていただき、ありがとうございます！出来れば最後までお読み頂けると嬉しいです！

　殿下（でんが）地区内で唯一、ランチバイキングを提供している食事処 「かじかの里山殿下」を開放感のある建物に改築して、裏庭の整備を行い、様々な人が集う空間を作りたいと考えています。大自然に囲まれた中でみんなでお茶をしながらまったりすることができる、そんな「かじかの里山でんが」のお茶の間 「かじかふぇ」を作ります。

　このプロジェクトは、殿下地区を愛する 多くの学生が集まって行うもので、その中心となるのが 福井大学住環境計画研究室のメンバーです。彼らの計画した企画に賛同して、県内の大学はもとより 関西方面からも多くの大学生が参加してくれています。その熱意に押されるように地元の有志や諸団体が協力を申し出て、今回のプロジェクトが動き始めました！

※提案をしてくれた福井大学住環境計画研究室メンバー

なぜクラウドファンディングをはじめたか？

ある時、福井大学（住環境計画研究室）の学生達が一つの構想を持ってきてくれました。

それが「でんがわ」構想です。

「でんがわ」とは、殿下の縁側、「でんがのえんがわ」の略称で、殿下のすべてのモノ（自然・人・伝統など）を活用して、殿下地区を発展させよう、殿下地区を１軒の家と見立て、その縁側でみんなが「輪」になり、「和」やかに、「話」し合う、そんな「わ」のある地区を目指そうという活動です。（「でんがのわ」と言う意味合いもあります）

かじかの里山殿下の改築と、裏庭の整備はその代表的なプロジェクトで、地元の人やレストランを訪れた人が自然の中でマッタリとした時間を過ごしたり、大学生を代表とする若者たちの集いの場となり、そこから生まれる新たな考え、新たな力が、殿下地区をより盛り上げて行く為に実行したいと考えています。

しかしながら、現状の「かじかの里山殿下」にはそれを行う資金的な余裕がありません。労働力や知力を提供してくれる学生達にも資金的な事は如何ともしがたく、資金が出来るのを待っていたのでは、過疎化の波に飲み込まれてしまう事から、このクラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げ、一刻も早く活動を拡大して行こうという事になりました。

プロジェクトの詳細

　「食べ処　かじかの里殿下」の建物は、２４年前に「高齢者活性化センター」として建てられた施設を殆どそのまま使用している状態で、現在では客室が手狭になって来ています。その一方で、客室の隣にはお風呂場がありますが、現在は使用しておらず物置場となっています。そのスペースを客室にするとともに、外からの出入りをしやすくして、裏庭との導線を確保します。又、レストランの裏庭は紅梅や桜の木が立ち並び、夏の強い日差しも遮断してくれます。

又、斜面を下ると大味川（おおみがわ）の渓流が流れており、水遊びにも最適です。しかしながら現在は、杉林がうっそうと茂り、斜面も急な為あまり人が近づかずせっかくの自然を楽しめない雰囲気となっています。そこで、杉林を間引きし、その木で斜面に階段を作り、更にウッドデッキを作って、癒しの空間を作ります。

私たちはこんな人

　みなさんこんにちわ！今回のプロジェクトの責任者の堂下雅晴（どうしたまさはる）と申します。私はこの福井市殿下地区（でんがちく）の生まれで、１２年前にUターンで横浜から戻ってきました。

（かじかの里山殿下を支える頼もしい女性達）

　この殿下地区は人口４６１人（１９１世帯）高齢化率４７％、地区内にある学校は、幼・小・中学校が一つの校舎内にあり、生徒数は僅か２４名という、福井県内で最も小さな学校です。地区の平均年齢は７０歳と、少子高齢化・過疎化を絵に描いた様な地区です。そんな殿下地区ですが、地元の人たちはみんな優しく、逞しく、楽しい人達が大勢います。

　又、殿下地区は「越前加賀海岸国定公園」の中にあり、風光明媚な「武周ヶ池」、霊峰「越知山」など、山や川の自然を満喫できると共に、車で５分足らずで日本海（越前海岸）に行き着き夏は「海水浴」、冬は「水仙畑」、春と秋は日本海に沈む「夕日」が楽しめる非常に環境に恵まれた地域です。

　武周ヶ池

　日本海に沈む夕日は格別です！

　山並に囲まれたのどかな山村

　四季折々の草花が綺麗です！

　殿下地区では２５年前から「殿下の里づくり組合」を結成して、地区の活性化に取り組んできました。当時の目玉はおソバで、地区内にある「越知山」（弘法大師が開祖）にちなんで「越知のそば」と名付けられました。このソバは、こしの有る太麺に 大根おろしと鰹節をのせた「越前そば」で、当時は大変な人気を博していました。

　しかし２５年の間、人口の流出は止まらず、若者や子どもの数は減少の一途、世代交代がうまくいかず、当時活躍していた５０代６０代の人たちがそのまま現代に至っているという現状でした。

　そんななか、「これではいけない、なんとか自分達の力で『越知のそば』を継承して行こう」と、地元の女性達が立ち上がり 「かじかの里山殿下部会」を立ち上げ２０１３年に農家レストラン「かじかの里山殿下」を開店、今まで通りの「越知のそば」と、昔ながらの伝承料理、地元の野菜を使った創作料理をお腹いっぱい食べられる ランチバイキングを始めました。

＜かじかの里山殿下＞

〒910-3517　福井市畠中町28-24　0776-97-2622

営業時間：午前11：00～16：30（但しランチバイキングは14：30迄）

定休日：毎週月曜日（但し祝日の場合は営業）

料　金：大人820円（税込）、子供410円

　料理の一例

　しし焼き

　ランチバイキングの一例

　そこに至った理由！（これまでの活動）

なぜ地元の女性が立ち上がったのか？

それは２０１１年３月に話はさかのぼります。

２０１１年３月、誰もが忘れられない「東日本大震災」の年です。

　殿下地区ではいち早く 「殿下被災者受入委員会」を立ち上げ被災された方々の救援活動を行いました。避難されてくる方の為に「空き家の整備」、放射能問題に怯えている方々の為に「一時保養・一時避難」を行い、２０１４年までに延べ人数で３５０名以上（毎年８０名以上）の方々が殿下地区で保養をしました。又、１家族は娘さんの健康を心配して殿下地区に移住しました。

　渓流で遊ぶ子供達

　福井恐竜博物館への観光

　毎年多くの人達が殿下地区を訪れます！

　人口わずか４５０人強の地区がそんな活動をし始めたわけですから、当時は多くの人達の注目を集めました。しかしそれは長くは続かず１年もすると周りの人達の関心はどんどん薄れて行きました。被災された方々と触れ合って「支援活動は長期化する」と感じた私たちと、そうでない人達の温度差はドンドン広がりました。

　そこで、「この支援活動を生かして、地域の活性化も図ってゆこう、そうすれば我々の活動も長期的に行えるはずだ」と気づき、地域活性化の活動も積極的に行うようになりました。その最初の活動が後継者がいなくて閉店を間近に控えていた「越知のそば」の継続でした。それまでボランティアとして頑張ってきた地元の女性達と会合を重ね、「ランチバイキング」という新たな事業を加える事により「越知のそば」の継続をしてゆこうと云う事になったのです。

　そして２０１３年４月に「食べ処　かじかの里殿下」をオープンしました。昔ながらの伝承料理、地元の野菜を使った創作料理はその美味しさから評判を呼び多くの方々が殿下地区を訪れるようになりました。

（かじかとは水のきれいな所にしか生息しないカエルの事で殿下地区のシンボルとなっています）

　その中には、被災者のボランティア活動に加わった多くの学生たちがいました。県内では福井大学・仁愛大学・仁愛短期大学・福井県立大学、県外からは関西大学・関西学院大学・京都産業大学等の学生が殿下地区を訪れ、ボランティア活動を行ってくれたのです。平均年齢７０歳の地区に、２０歳前後の彼ら、彼女らがやって来て、様々な活動をしてくれたのですから、地元は驚きの中に一縷の望みを見出してゆきました。

　幾度となく開かれた会議

　楽しい懇親会も！

　学生達との連携の輪が広がりつつあります！

リターンについて

今回ご協力いただきました皆様には心のこもったお品を送らせていただく予定です。

下記の3点は特にお勧めです。

①　10,000円
　 感謝状・名札の掲示・無料御食事券（4名様分）をお送り致します。また、早割特典としてこちらのコースを先着30名様の方に缶詰セット2種類をお付けして8,000円にてご提供させていただきます。

②　15,000円
　 感謝状・名札の掲示・無料御食事券（4名様分）・惣菜セット4種類（「麩の辛し和え」「ヤ―コンのきんぴら」「むかごの胡麻和え」「大根のハリハリ漬け」）、缶詰セット2種類（「ニシンの昆布巻き」「殿下のしし汁」）をお送り致します。
※惣菜、缶詰の内容は多少異なる事もあります。

③　50,000円
　こちらのリターンは先着10名様に20,000円のリターン（感謝状・名札の掲示・無料御食事券4名様分・惣菜セット4種類・缶詰セット2種類）に加え、頒布会を発送致します。 頒布会とは殿下地区の美味しいもの、野菜や御餅を5月・10月12月に分けて発送するものです。

それ以外にも素晴らしいお礼を用意いたしておりますのでご協力の程よろしくお願いいたします。

私たちの想い

　私たちは「東日本大震災」と言う非常に大きな悲劇の中から「何とか被災された方々をお助けしたい」と言う想いで活動を続けてきました。でも活動を続けて行くうちにそれは間違いだという事に気づかされました。 「お助けしているだけでは無い、私たちも助けていただいているのだ」という事に。

　被災地から殿下地区に来られた方々の屈託のない笑顔、明るい歓声、何度も聞かせていただいたお礼の言葉、その度に私たちはどれだけ勇気をいただいたでしょう！どれだけ晴れ晴れとした気持ちにさせていただいたでしょう！そして何より、全国からボランティアとして集まっていただいた方々にどれだけお世話になったでしょう！そして、「お互いが助け合う事、それが本当の絆だ」と云う事に気づかせてくれたのは、若い学生達でした。

　その学生たちが自分達の労を惜しみも無く使って、殿下地区の為に貢献したいと申し出てくれています。私たちはそんな学生さん達の想いを無駄にしないためにも、又、息の長い支援活動を行う為にも、是非このプロジェクトを成功させて、殿下地区の発展を図りたいと考えています。どうかご協力の程よろしくお願いいたします。

　最後まで読んでいただきまして誠にありがとうございます。