■デジタル制御で動くパペット(操り人形)の意味で、２方向に動く台座とモータコントローラおよびペーパクラフトのPDFからなるキットです。
■台座に載せたペーパークラフトのかわいいパペットたちが、コントローラ操作で首を振って踊りだします。
■ペーパークラフトはHPからお好きなものをダウンロード(何度でも)いただき、ユーザー様が作成します。
■コントローラ１台につき２体までですが、連結すると多数のパペットを一度に操作できます。また、反転、遅延、記録/再生、ランダム動作なども可能です。

①弊社HP(https://www.cube-d.co.jp/digitalpuppet/download/)よりお好きなパペットを選び、ペーパークラフトのPDFをダウンロードいただき、ご自宅のプリンタで厚紙(クラフト紙)に印刷します。

②ハサミと糊でパペットを作ります。

③コントローラにケーブルを３本接続します。

④パペットを台座に取り付けます(差込み)。

⑤完成！　電池を入れて電源ON。コントローラ操作でパペットが自在に動きます。

 

パペットを動かすコントローラは8cmx5cmの赤基板で、表面に①ジョイスティック(2軸ポジショニングセンサ)、②押しボタンスイッチ、③LEDバー(5LED)、④電源/連結入力コネクタ、⑤連結出力コネクタ、⑥パペット台座1コネクタ、⑦パペット台座2コネクタ、を搭載しています。裏面はマイコンなど他の電子部品が実装してあり、電源スイッチは電池ボックス側にあります。

パペットの操作はコントローラ中央のジョイスティックを使い、パペット台座の２つのモーター(ベース、トップ)を制御します。スティックを横に押すと移動量に応じてベースモータの回転角が変わり、縦に押すと移動量に応じてトップモータの回転角が変わります。スティックを左右に動かすと「いやいや」、上下に動かすと「うんうん」とパペットが動きます。

押しボタンスイッチを押しながらスティックを操作すると、記録や再生など動作モードの切替えが可能です。台座１の各モータへ渡す回転角データは4種類の入力モードがあります。また、台座２用および連結コネクタに出力する回転角データの生成は7種類の出力モードがあります。LEDバーは5つのLEDによって現在どの動作モードであるかを教えてくれます。
 

■入力モード
押しボタンSWを押しながらジョイスティックを左に倒すたびに入力モードが変わり(4種類)、モードに応じたデータで台座１が動きます。LEDバーの左２つのLEDで4種類の入力モードを示します。

■出力モード
押しボタンSWを押しながらジョイスティックを右に倒すたびに出力モードが変わり(7種類)、モードに応じて台座２が動きます。また連結出力コネクタにもモードに応じて動作情報が出力されます。LEDバーの右3つのLEDで7種類の出力モードを示します。

■記録モード
押しボタンスイッチを押しながらジョイスティックを上に倒すと動作記録がスタートし、もう一度上に倒すと記録終了となります。ベース/トップモータの角度情報と出力モード情報が0.02秒ごとに記録され、最終的にフラッシュROMに書き込まれます(最大20秒)。記録中はLEDが点滅します。

■コントローラの連結
コントローラを連結(連結出力コネクタに連結入力コネクタを差込み)することで、同時に操作できるパペットの数を増やすことができます。2連結で4パペット、３連結で6パペットの操作ができます(コントローラの数の2倍のパペットが操作可能)。連結用コネクタから電源が供給されるので、別電源は不要です。

コントローラを4つ連結して0.1秒遅れモードで動作させると、8パペットが連動したウェーブの動きが楽しめます。

現在、オリジナルペーパークラフトは、8種(①リス、②オオハシ、③イルカ、④うさぎ、⑤ロボット、⑥恐竜、⑦右手、⑧左手)と、その色違いを合わせて14種類ほど用意してあります。全てA4サイズ1枚で1体作成できます(製作時間は平均2時間程度)。短時間(~30分)で作成できるパペットも考案中で、このプロジェクトの終了までに数体追加予定です。ご要望があればお知らせください。

　6/B 基板製造発注/部品発注
　7/M 納品後特殊部品実装/台座組立て/検査
　8/B 発送開始
　8/E 発送完
  

※画像はイメージです。ペーパークラフトはユーザー様が作成します。

20,000円コースにはペーパークラフトの元となる全種類の３Dデータ(非売品、3DCADソフトMetasequoia4用 拡張子.mqo)のアクセスパスワードが含まれます。色を変えたり、耳を大きくしたりといった修正が簡単に行えます。３Dデータからペーパークラフトへの展開はペパクラデザイナー(多摩ソフトウェア様)というソフトウェアを使って行います(Metasequoia4、ペパクラデザイナーともにフリー版で十分な機能があります)。

　ご支援いただいた資金は、デジタルパペット試作品開発費(基板試作、3Dプリンタ購入)と皆様のリターン品製造費に使わせていただき、残りがあればプロモーション費用(主に展示会出展)と今後の新製品開発に使わせていただきます。

㈱デジタルキューブの本間です。
回路設計エンジニアとして長年勤めてきましたが、モノづくりでお役に立ちたいとの思いが強くなり昨年末に独立しました。
以前開発した電子ブロック(https://www.cube-d.co.jp/)の展示会出展時に、2軸サーボモータの上にペーパークラフトの柴犬を載せて動かしたところ多くの方に喜んでもらえました。「デジタルパペット」のアイデアはこの時に浮かんだものです。できるだけ低価格でご提供できるようにケースも含めて可能な限り外しつつ、ペーパークラフトさえ作ればすぐに動かせるように細部にこだわってみました。「デジタルパペット」でモノづくりの楽しさを多くの方(特に若い方)に感じてもらえたら幸いです。どうかご支援をよろしくお願いいたします。
 

Q　記録した動作データは電源OFFで消えてしまうのですか？
A　いいえ。記録したデータは不揮発性メモリに転送されるので上書きするまで電源OFFでも消えません。

Q　動作記録の回数に制限はありますか？
A　スペック上は1万回が上限です。通常使用では超えることはまずありません。

Q　台座の組み立てやはんだ付けなどは必要ですか？
A　いいえ。ペーパークラフト組み立て以外では、電池装着とコネクタ3か所の差し込みだけです。

Q　充電池と乾電池どちらも使えるのでしょうか？
A　はい、両者で電圧が異なりますが使えます。

Q　パペット台座は床にネジ固定する必要がありますか？
A　台座の裏面にジェルシートが貼ってあります。なめらかで平らな面であれば貼り付けることができます。汚れたら水洗いすると粘着力が回復します。

Q　コントローラを連結した場合、どのコントローラで操作するのですか？
A　一番左側のコントローラです。連結して電源を入れると接続状態を自動チェックし一番左側のコントローラがジョイスティックモード、他の連結コントローラは外部入力モードになります。手動で切り替えることもできます。

Q　電池ボックス１個で何体のパペットを動かすことができますか？
A　コントローラ５連結で10パペットの動作まで確認してあります。製品上は１電源でコントローラ4枚までとしています。ただし別電源の４連結コントローラ同士を、それぞれの制御線とGNDを2線ケーブルで接続すると理論上は何体でも同時に動かすことが可能です。ご要望があれば上記の2線ケーブルも販売いたします。

Q　コネクタを逆に差し込んだ場合、壊れませんか？
A　電源用のコネクタには逆に刺さらないように、オス側とメス側に細工がしてあります。またケーブル側コネクタには印がつけてあり、誤りが目視できます。

Q　人に見せる場合にはパペットを180度回転させて使いたいです。その場合コントローラの操作方向が逆転しませんか？
A　押しボタンSWを押しながらジョイスティックを手前に移動すると、サーボモータへの制御極性を逆転させることができます。この状態でご使用ください。
 

【リスク＆チャレンジ】

本製品はプロジェクト公開中に製造を開始し、8月中に支援者様に配送を完了する予定です。迅速に配送を開始する予定ですが、電子部品の供給状況や生産状況あるいは天候の問題で配送が遅れる可能性があります。