『魔法の虫めがね』はDNPが開発したスマートAIデバイスです。レンズをかざしてボタンを押すと、文字・絵・写真・イラストなどをAIが認識し、その内容を音で伝えてくれる「魔法のような」体験ができる虫めがねです。

『魔法の虫めがね』は「知育向け」「美術館向け」「英語教育向け」など、目的にあわせてさまざまな使い方ができます。今回のMakuakeでは『魔法の虫めがね』を活用した子ども向け知育AIサービス『おとるーぺ』を提供します。

気になる絵や写真、読めない文字などを『魔法の虫めがね』でかざしてボタンをポチッ！音声でそれが何かを教えてくれたり、文字を読んでくれたり、子どもの「なんだろう？」と思う気持ちに応えてくれます。また、読み取った文章の内容にあわせてAIがBGMを流してくれることもあります。

『魔法の虫めがね』には付属の本や絵本はありません。お手持ちの本や絵本、図鑑など、身の回りのモノに使用できます。

出典：講談社の動く図鑑MOVE はじめてのずかん どうぶつ

身近なモノからの新しい「知る楽しさ」の体験は、子どもたちの探求心を育み、自分の回りの世界に興味を持つきっかけになります。また、リアルな体験からワクワクして学び、さまざまなことへの興味を広げます。

私たちが実現したいのは、「子どもの疑問を発見に変え、学ぶ楽しさを提供する」こと。親子の時間が減少する中で、テクノロジーを活用して「子どもの主体的な学び」をサポートすることで、子どもたちが自身の可能性を最大化できる世界を目指しています。

『魔法の虫めがね』にはモード別に3つのできることがあります。

かざした「文字」を読んでくれる『朗読モード』

※ひらがな・カタカナ・常用漢字（小学校3年生まで）を読める開発をしています。

かざした「絵」や「写真」を、AIが認識して名称を教えてくれる『発見モード』

例）ライオンのイラスト、写真の場合：「ライオン、、 Lion、、がおー！」と「日本語名称＋英語名称＋鳴き声など効果音」を再生します。
※効果音が無い場合もあります。

かざした「絵」や「写真」を、AIが認識して何か教えてくれる『説明モード』

例）キリンのイラスト、写真の場合：「僕はキリン。生まれるときに高いところから落とされるんだ。」と「AIが認識したモノの説明文」を再生します。

▼魔法の虫めがねの擬似体験をしてみよう！

レンズを上から覗いて、「知りたいモノ」が全て入っている時に「機能実行ボタン」を押してください。「知りたいモノ」以外の文字や絵がレンズの中に入っていると、その文字や絵を認識することがあります。

子どもが見た世界を知ることで対話の量と質が高まるライフログ機能

子どもが『魔法の虫めがね』を使って調べたモノは親のスマホに記録されます。子どもの「知りたいモノ」を知ることで、子どもの変化や成長が感じられます。「最近は何を調べてるの？」と聞いて子どもが自発的に話すきっかけを作ったり、「これは、どうして興味を持ったの？」と問いかけることで、子どもへの理解を深めることもできます。

『魔法の虫めがね』はAIを学習させることで、応えるモノの種類や認識精度が向上していきます。また、アプリを更新していただくことで、お手持ちの『魔法の虫めがね』で使える機能が追加される開発を行なっています。

追加機能にはプレミアム機能があり、今回のMakuakeでは特典としてプレミアム機能を3ヶ月間ご使用いただけます。
※プレミアム機能は、月額980円で使用できる機能になります。（予定）

※開発中の製品につき、デザイン・仕様が一部変更になる可能性がございます。

DNPでは、“未来のあたりまえとなる製品やサービス”を次々と生み出していこうという取り組みが積極的に実践されており、『魔法の虫めがね』はGoogleのAI・機械学習サービス等を活用したハッカソン※から生まれました。

途中、コロナ禍の影響もあり、リモート作業（参加メンバーは全国から参加）で思うように開発が進まないこともありましたが、『子どものために何かをしたい、何かを残したい』という親（エンジニア）の情熱によって乗り越えることができました。これから成長していく子どものために、少しでも良質な体験を提供していきたいと考えています。

子どもの探究心・好奇心を伸ばしてあげるためには、親がまず子どもを理解していることが重要だという思いがあります。親の思い込みで「この子は電車が好きなんだな」と思っていたら、実はいつの間にか生き物が好きになっていた・・・みたいな、そういうことってよくあると思うんです。

『魔法の虫めがね』は「何をどのくらい撮っているか」「何を見ているか」によって、その子が『何に興味があるのか』がわかるようになります。そうすることで、親御さんが「自分の子どもは、実は〇〇に興味があるから、一緒に〇〇に取り組んでいこう」とサポートできたり、親子のコミュニケーションのキッカケにも活用していただければと思います。魔法の虫めがねの応援よろしくお願いします！

※ハッカソン（hackathon）…エンジニアがアイデアを出し合って１つのプロトタイプを作ってみよう、という取り組み。

よくある質問

Q. どんな本でも読めるの？
A. ひらがな・カタカナ・常用漢字（小学校3年生まで）を使用した「絵本」は、読むことができます。
※背景と文字が識別しにくいと読みづらいこともあります。

Q. なんでも認識できるの？
A. 一般的な図鑑に掲載されている動物や植物の絵や写真は、認識できるようにしています。
※照明の影響など使用する環境によって、AIが認識しづらいこともあります。