はじめまして。ドリーム・プラネット・ジャパンの大船龍二と申します。このプロジェクトでは、弊社の元代表で2014年12月に他界した特技監督・川北紘一への追悼の意を表して、川北監督の手がけた3作品（『ゴジラvsデストロイア』『劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え！星の戦士たち』『装甲巨人ガンボット 危うし！あべのハルカス』）を上映し、ファンの皆様と共に楽しみながら、改めて監督への感謝の気持ちを伝えたいと思います。

川北紘一監督は1942年12月5日生まれ、そして2014年12月5日、自身72歳の誕生日の日に亡くなられました。

川北監督の初盆の頃、元川北組スタッフから声が上がりました。
「12月に監督の追悼上映をやってほしい」
これまで弊社単独でそういったイベント上映を開催した経験はなく、最初はできるかどうかもわからない状態でした。それでも、川北監督が亡くなって1年という節目の時期でもあり、ファンの方もそういう思いでいるのかもしれないと考え、チャレンジすることに決めました。

ラインナップは今回の趣旨に深い関係性を持つ作品ばかりです。また会場で上映する特別映像（内容はひみつです）には、ひとつの歴史を見届ける貴重な瞬間がおさめられており、ファンの方にぜひご覧頂きたいという思いが強かったのも、今回のプロジェクトを始めた理由の一つです。
映画でもイベントでも、来てくれた方を楽しませることに喜びを感じていらっしゃった川北監督の思いを、多少なりとも継承することができれば幸いです。

■『ゴジラvsデストロイア』（1995）

川北監督は1989年の『ゴジラvsビオランテ』から始まる「平成ゴジラ」VSシリーズ6作品の特技監督をつとめました。今回は「ゴジラ死す」のキャッチコピーが話題となったシリーズ6作目『ゴジラvsデストロイア』を上映します。今年12月でちょうど公開から20年となります。

ゴジラvsデストロイア

■『劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え！星の戦士たち』（2005）

会社設立当初にスタートしたTV番組「超星神シリーズ」の劇場版が、今から10年前の2005年に全国公開されました。それが『劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え！星の戦士たち』です。川北監督が特技監督として、大森一樹監督とゴジラ映画以来のタッグを組んだことも話題となりました。

【超星神シリーズ】とは／バンダイチャンネル

■『装甲巨人ガンボット 危うし！あべのハルカス』（2014）

2013年、大阪芸術大学の映像学科長をつとめていた大森さんの依頼を受け、川北監督は「特撮」の講義を始めることになりました。その講義の実践編として短編映画の制作も行いました。その中の1本で、川北監督の遺作ともなった作品が『装甲巨人ガンボット 危うし！あべのハルカス』です。

■こちらがガンボット予告編です

『装甲巨人～』は2014年にテレビ大阪にて全4回でオンエアされました。最終話の放映日は12月5日でした。今回は、再編集特別版をブルーレイ上映いたします。

川北紘一（映画監督／株式会社ドリーム・プラネット・ジャパン前代表）

1942年12月5日生まれ。
東宝入社後、円谷英二氏、有川貞昌氏、中野昭慶氏に師事。
1989年より「平成ゴジラ」VSシリーズの特技監督に就任。数々の作品で日本の特撮映像をけん引しました。
2013年より、大阪芸術大学の客員教授として、特撮映像について教鞭を執っていました。
2014年12月5日、他界。享年72歳。

■イベント概要
イベント名称： 特技監督 川北紘一
会場：川崎市アートセンター アルテリオ映像館（110席）
※定員110に達した段階で受付終了
住所：神奈川県川崎市麻生区万福寺6－7－1（劇場案内・アクセス）
日時：2015年12月27日（日）
開場12：30
13：00～『劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え！星の戦士たち』
14：10～『装甲巨人ガンボット 危うし！あべのハルカス』特別版
15：00～トークショー
15：40～特別映像／『ゴジラvsデストロイア』
17：30～プレゼント抽選会

座席：自由席
※受付順に整理券配布／受付開始は11：00

※特別興行につき、川崎市アートセンターの各種割引サービスはご利用いただけません。予めご了承ください。
※問い合わせはこちら
 

■トークショー＆プレゼント抽選会

ゲストは

鈴木健二さん（『ゴジラ2000ミレニアム』特殊技術）
桜井景一さん（「超星神」シリーズ　特撮撮影）

サプライズゲストの登場もあるかも！？

プレゼント抽選会は、おたのしみの景品をご用意します。何かは会場で。
川北監督が好きだった「じゃんけん大会」のノリでやりたいと思います。


チケット収益は
●興行運営（施設使用・上映プリント・トークショーコーディネート）
●映像制作（上映用映像編集）
●特典
に充当させて頂きます。

大船龍二（ドリーム・プラネット・ジャパン　プロデューサー）

ドリーム・プラネット・ジャパンが設立された2003年の春、私は学校を卒業後、川北監督が特技監督をつとめていたTV番組「超星神グランセイザー」に参加。それが最初の出会いでした。（写真はそのころのもの）

2005年に公開された映画版『劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え！星の戦士たち』で、私は川北監督のもと、特撮班演出部の一人として参加させて頂きました。
映像の仕事では、川北監督が総合監督をつとめた『装甲巨人ガンボット』が、お手伝いをさせて頂いた最後の作品です。

ひとつの場所で、一日限りの上映会となります。定員も上限がありますが、みなさまのふるってのご参加、お待ち申し上げております。