はじめまして。北海道で放牧酪農をしている池田牧場3代目、池田辰実です。
自社工房ではアイスクリームやカタラーナも作っていますが、私の一番の自信作はやはり”牛乳”です。自慢の牛乳をそのまま飲んでいただきたくて、今回はじめてMakuakeに挑戦します。

はまとんべつ放牧牛乳「季(とき)しぼり」

本物の牛乳には旬がある

放牧牛乳をご存じですか？
放牧され自由に牧草を食み育った牛の生乳を、低温で殺菌処理した牛乳です。
池田牧場は広大な北海道の最北、夏でも涼しい浜頓別町にあって、昼夜放牧を行い牛を育てています。土づくり、草づくりに自家産の牧草をたっぷり食べた牛の牛乳は、季節に応じて風味が変化するのが特徴です。

今回、マクアケで新発売するタイミングは、放牧草の生育が旺盛な時期。
見渡す限りの大草原でフレッシュな放牧草をお腹いっぱい食べているので、優しい甘みとさっぱりとした後味の放牧牛乳です。
牧場で飲んだ時の感動をそのままお届けします。

北海道産の美味しさ

北海道へお越しになったことはありますか？
旅行で北海道へいらっしゃった方がよくおっしゃるのが「空気がキレイ！」「食べ物美味しい！」です。
空気がキレイだとなぜ食べ物が美味しいか？というと、空気がキレイ→水がいい→草が美味しい→その草を食べる牛が出す乳が美味しい→だからアイスやスイーツまでもが美味しい！という、もはや北海道マジック。
澄みきった空気をはじめ、北海道はまとんべつの気候風土が生み出した牛乳は、これまでの常識が変わる一杯です！

「池田牧場」の取り組み

放牧酪農への挑戦

初代が入植した昭和25年当時は、４haほどの畑以外は一面雑木林で自ら大地を切り開き、土づくりからはじめました。

初代の急死によりそれまで酪農経験の無かった二代目が継ぎ、穀物を餌としていた時代もありましたが試行錯誤の末、昭和60年に草地酪農の本場ニュージーランド・オーストラリアにて研修を行い、放牧主体のスタイルへ。
池田牧場での放牧酪農がスタートしました。

土づくりと牧草について

放牧酪農ではじめに取り組んだのは「土づくり」です。
栄養のある品質の良い牧草を育てるには、牛の排出物を自然の力で分解できる土、
「土→草→牛→土」の自然サイクルにおいて基本となるのは「土」であり、良い土から良い草が育ち、健康な牛が育ちます。

ニュージーランドへで出会った「ペレニアルライグラス（ペレ）」は栄養価が高く生育が旺盛ですが当時は天北農業試験場（現上川農業試験場天北支場）にて導入試験を行っていた最中。そんな中、池田牧場では国内で初めてペレニアルライグラスを導入しました。

牛ファースト！アニマルウェルフェアを実践！

牛は寒さに強く暑さに弱い動物ですので、夏は涼しく25℃を超える日は少ない浜頓別町は牛にとって最適な気候です。

昼夜問わず牛たちは牧場で自由に過ごし、食べたい草を選んで食み、休みたいところで休みます。牛が心地よく過ごせるための環境を作るのが私たちの仕事です。
のんびりとたくましく、ストレスの少ない牛は良い乳を出してくれます。

2018年「アニマルウェルフェア（動物福祉）認証」取得し、牛一頭の生産乳量よりも「放牧を行いながら、牧場で長く活躍できる牛」を目指しています。

ノンホモ牛乳について

ノンホモ牛乳とは、ホモジナイズをしていない牛乳のこと。
ホモジナイズとは、生乳に含まれる乳脂肪中の脂肪球を小さく均質化する加工のことで乳脂肪の分離を防ぎます。一般的な牛乳のほとんどは品質保持の目的でホモジナイズしています。
ノンホモ牛乳は、牛乳の状態がより搾りたてに近く生乳の風味が残るのが特徴です。
静置しておくと乳脂肪分が浮き上がり、上面にクリームの層ができますが成分は変わりありません。よく振ってお飲みいただくか、コクのある濃厚な味わいのクリームとしても楽しめます。
ノンホモ放牧牛乳は、今までの牛乳の常識がガラリと変わる感動級の美味しさです。

季節ごとに味わいが変わる放牧牛乳

日本最北！池田牧場の春夏秋冬について

池田牧場は北海道の最北に位置しているため、暦の上と実際に牧場で牛たちが過ごしている季節感では少々イメージが違ってきます。
四季や風土に従い自然に逆らうことなく牛を育てていく上で、牧草はもちろん放牧牛乳にも「はまとんべつ」ならではの四季の移ろいがあります。

　春　5月～7月中旬　

5月になると北海道の長い冬が明け、完全に雪解けし、土の中で春を待っていた新緑の新しい牧草が伸び始めます。
気温の上昇と日照時間の延長により、牧草が最も育成するスプリングフラッシュを迎える6月。放牧地は見渡す限りの大草原になります。
7月中旬には搾乳する母牛の大半がお産を終え、1頭あたりの産乳量が一番多く、次第に次の生命をお腹に宿す頃合いです。
春の牛乳は、優しい甘みと後味がさわやかな味わいです。

　夏　7月中旬～9月初旬　

浜頓別の気温も少し暑いと感じられるようになる夏には、昼夜放牧により、牛は豊満な放牧草を好きなだけ食べる事が出来る季節となります。
牛にとっては暑すぎると感じる日もありますが、暑い日は搾乳前に扇風機の効いた畜舎にて避暑、涼しい夜に放牧草をしっかり食べられるように、搾乳時間を調整します。
夏の牛乳は、さっぱりとした清々しい牧草の香りが引き立ちます。

　秋　９月中旬～１１月中旬　

残暑も抜けて、過ごしやすい日が増える秋。
牧草は越冬に向けて根に栄養分を蓄えるようになります。そして次第に気温も下がり、10月下旬あたりから牛は寒さに向けて体に脂肪を蓄えるため、ふっくらとしてきます。そして１１月中旬までは年内最後の放牧草をたっぷりと堪能します。
秋の牛乳は、甘みにコクが感じられ味に深みが出ます。

　冬　１１月中旬～4月　

冬になると９月までに収穫した牧草ロールを主食とします。放牧地は降雪により次第に根雪となりますが完全に根雪になる１２月初旬くらいまでは、日中は放牧地で過ごします。夜は畜舎にて生活します。
真冬になると荒天以外は、日中は外の運動場にて採食と日光浴を楽しみ、夜は畜舎の中で休みます。
搾乳する７割程の母牛はこの時期に産休・出産を行うため、冬の牛乳は濃厚で風味豊かな味わいへと変化します。

商品の詳細

種類別名称　　牛乳
商品名　　　　季しぼり
無脂乳固形分　8.5％以上
乳脂肪分　　　3.6%以上
原材料名　　　生乳100％（北海道浜頓別町産）
殺菌方法　　　63℃30分間
内容量　　　　900ml
消費期限　　　製造から一週間
保存方法　　　要冷蔵（10℃以下）
開封後の取扱　開封後は消費期限に関わらず、できるだけ早めにお飲みください
製造所所在地　北海道枝幸郡浜頓別町字高砂
製造者　　　　道北池田牧場　池田辰実
　　　　　　　北海道枝幸郡浜頓別町字曽丹

栄養成分表示100ml当たり
熱量　　　　　76kcal
たんぱく質　　3.4g
脂質　　　　　4.8g
炭水化物　　　4.7g
食塩相当量　　0.1g
カルシウム　　125㎎
※推定値は、目安です。
アレルギー物質（28品目中）　乳　　　

機器・器具の殺菌を徹底した自社工房でしぼりたての生乳を低温殺菌加工し、ボトルに詰めます。製造記録の管理や衛生検査を行い基準を満たした製品をお客様へお届けしています。

お届けまでのスケジュール予定

プロジェクト公開　2025年5月12日
プロジェクト終了　2025年6月25日

リターン配送　　　2025年7月

リターン配送希望日程を下記の①～③の中から、お選びいただけますようお願いいたします。
①2025年7月1日～7月4日
②2025年7月7日～7月10日
③配送指定なし、いつでも受取可能

リターン発送完了　2025年7月中旬　予定

リターンについて

①超早割30%OFF　2本セット
5,000円×30%OFF　→3,500円　［10セット］

②早割20%OFF 2本セット　
5,000円×20%OFF→4,000円　［50セット］

③マクアケ割10%OFF　2本セット　
5,000円×10%OFF→4,500円　［500セット］

④おまとめ購入割　4本セット　
8,000円×20%OFF→6,400円　［40セット］

⑤おまとめ購入割　4本セット+保冷バッグ　
10,000円×20%OFF→8,000円［20セット］

⑥池田牧場応援購入　ポストカード5枚セット　
2,000円　［100セット］
※写真はイメージです。見本と異なる場合があります。

⑦保冷バック　2,000円　　［80セット］

実行者紹介

池田牧場3代目、池田　辰実です。
私は日々放牧酪農を実践しており「放牧乳の表現」としてアイスクリームなどの乳製品の製造・開発を行ってはいますが、まだ全体の生産量のごく一部です。

土や草づくりからこだわり抜いた放牧スタイルなのにもかかわらず、生産したそのほとんどが乳業メーカーによって合乳されてしまうことで他の生乳と同じものとして扱われ流通してしまうのが現状です。

浜頓別町自体は観光地ではありませんが、この辺りは宗谷岬を目指すライダーやキャンパーの休憩ポイントとなっており、放牧地でくつろいでいる牛の姿は見えていると思います。しかし地元の牛乳が現地で飲めないという現実を残念に思いました。

こんなに牛がいっぱいいるのに牛乳が売られていない、ならば自分の工房から直接お客様に届けることができないだろうかと考えました。

そのきっかけとして今回商品開発をしMakuakeに挑戦した次第です。

私が日々真面目に向き合っている牛たちがもたらす感動級に美味しい放牧牛乳を、ぜひ味わってみてください。