はじめまして、fil tango フィルタンゴと申します。

ご家庭で水洗いできる、そして今のライフスタイルやファッションに合う、

上質なピュアシルクの、フィルタンゴストール。

年に一度着る、　から　週に一度身に着けるアイテムへ！

和装業界を全く知らない私が、京都、丹後の職人さんと一緒に作り上げました。

ストールの大きさは男性でも女性でも合うベーシックなサイズ。

持ち運びしやすい、軽い、バックに入れてもかさばらない。

メタルパーツも日本製！こちらも関東近郊の職人さんがひとつづつ仕上げたもの。

４種類の織の柄を組み合わせたイメージでデザインされています。

織の柄は西洋更紗柄といいます。もともとは着物用ではなく、サッカー織という立体感のある織が特徴の、昭和中期の無地の羽織の織り柄でした。

今はもうほとんど織られていないこの柄を、今回フィルタンゴストールのために再現しました。

着物、そして絹の布は、従来はドライクリーニングでしか洗えないと言われてきました。

フィルタンゴのストールは織る時の糸の選び方、織りあがってからの反物の処理、そして染め上がったときの生地の整え方に工夫を加え、ご家庭で手で水洗いしてもほとんど縮まないように仕上げてあります。

水洗い縮率検査、寸法変化率は長さで0.7%  巾は0% (３％以内が合格ライン）　2017年11月　公的検査機関による試験結果。

色別洗濯試験、４級または４～５級（変退色４級、液汚染３級以上が合格ライン）2018年2月　公的検査機関による試験結果。

ご家庭での手洗いの方法　　　　　　　　　　　　　

中性洗剤（ドライクリーニングの洋服でも洗える洗剤）で、水につけて、一枚づつ手で優しく押し洗いをしてください。

軽く絞り、日陰干し、乾いたら生地の裏側から中温度のアイロンで整えてください。

水洗い可能にする為の特別な科学薬品や溶剤は使用しておりません。

お肌の弱い方にもストレスなく素肌に巻いて頂ける、絹、ピュアシルクの自然の肌触り

ご家庭での手洗いの爽快感、

そしてシルク特有の素材感や経年変化をぜひお楽しみください。

動画の色は編集の都合上、少し暗く映っております。こちらの写真が正しい色味です。

ピュアシルク素材は艶感があるので、見る場所によって同じ色でも濃く見えたり、淡く見えたりします。　昼間の自然光では色が反射して比較的淡く見える時があります。そして夜の室内などでは照明の種類によりますが、色が濃く見える時があります。

こちらの写真はすべて自然光の入る部屋、または屋外で撮影しています。

昔から着物の反物を包む時に使われていた、”八反文庫”という、白い包装紙に包んでお届けします。43cm × 34cm、厚みは1cm以内。

ご自分用はもちろん、親しい方へのプレゼントに。

日本のクラフトマンシップが込められたこの商品は、外国の方へのお土産にもおすすめ。軽くて厚みのないコンパクトな大きさも、海外旅行や海外出張には最適です。

京都市内から車で２時間、日本海に面したエリアです。

丹後ちりめんの最大の特徴は、

丹後の気候、風土を生かした糸の撚りにあります。

丹後は香港と変わらない湿度の高さ！

実は日本で最も年間平均湿度が高い地域のなのです。

気象庁2017年のデータより、丹後は舞鶴市のデータから。

湿度というと蒸し暑い夏のイメージがありますが、丹後の冬は曇り空や雪が続いて、ひんやりとした冷たい冬、洗濯物も自然に乾かないほど湿気が高い！

丹後では糸を置いておくだけで、乾燥しすぎることなくしっとりとした絹の風合いが保たれるのです。

そして糸の撚り、

繊維はそのままでは弱くて使えないので、撚り、ツイストして糸を作ります。

普段私たちが着ている洋服に使用されている糸の撚りの回数と、丹後ちりめんの撚りの回数を比べてみました。　

丹後ちりめんでは１メートルにつき、2000回から4000回という、ものすごく多い撚りをかけています。

他の地域だと、ここまでの強い撚りは糸が切れてしまうので不可能なのですが、年間を通して湿度が高い丹後では、糸が切れずに撚りあがります。

そしてその絹の超強撚の糸で織られた生地は、柄がはっきりと浮き立つ布になります。

丹後の気候、人々の真面目で辛抱強い人柄、細かい作業ができる器用な手先、

そして京都、西陣にも近く、常に最高の美意識に鍛えられたものづくり、

これらの条件が重なっているからこそ、世界でも最高レベルの美しい布を作ることができるのです。

産地の職人さんたちはもう７０才代が主力。

というと、織る人や染める人を思い浮かべてしまいますが、実はあまり見えてこない部分でとても困っていることがあります。

機械の部品がなくなる、機械自体も生産していない、そして機械のメンテナンスや部品を作成する数少ない職人さんが、高齢のため、次々と廃業していくという現実。

基本の機械や道具がなければ、いくら織る人がいても、美しい布が生まれてくることはできません。

丹後ちりめんはもう秒読みの段階にきてしまっています。

古代、日本海を渡って大陸から、たくさんの人や文化と共に、養蚕、そして機織
りの技術も伝わりました。

奈良時代、丹後で織られた絹織物は、大和朝廷にも献上。

そして今から３００年前、丹後出身の絹屋佐平治が京都西陣で織を学びます。そしてその後、丹後の地で、気候風土にあった糸の撚りと織を完成。

これが丹後ちりめんの始まりになりました。

昭和７年、昭和２８年の丹後ちりめんの光景

                                                                  丹後織物工業組合の資料から。

fil tango フィルタンゴは、丹後ちりめんの一番重要な個性である”糸”をブランド名に使用しました。

fil＝＝＝フランス語で糸の意味

tango＝＝＝丹後

こんなにも美しい絹の布が、この先作れなくなってしまうかもしれない、一部の人だけの高価な着物だけではなくて、普段身に着けやすいアイテムで、手の届きやすいお値段のものを世の中に出したい、という思いでブランドを立ち上げました。

和装以外の販路が開けたら、丹後の絹織物を、日本中、そして海外にも知ってもらえたら、伝統は未来にしっかり繋がっていくかもしれないという思いでいます。

ホームページ　https://filtango.com

インスタグラム　https://instagram.com/filtango_kyoto

フェイスブック　　https://www.facebook.com/filtango/

和装、着物ではなく、地元丹後にある美しくて素敵な絹織物を、普段気軽に身に着けられるアイテムに！

和装業界のことを全く知らない私が、地元丹後の職人さんに直接お願いしてつくって頂きました。

丹後の職人さんはとても控えめな方が多く、恥ずかしいので、基本顔出しNG！

でも仕事は細かく丁寧で、辛抱強い、そしてみなさん本当に真面目!

そんな方々に丹後ちりめんは守られています。

染色工場のまゆみさん、機屋さんで織をするさおりさん

撚糸担当あやこさん、縫製担当のますみさん、織のともこさん。

京都府京丹後市出身、機音が途切れることなく聞こえる丹後の街で育ちました。

高校卒業後、丹後を離れ、ニットデザイナーとして長年アパレル会社に勤務。そして数年前、知り合いに連れられて行った丹後ちりめんの織元、機屋さんで、和の世界にとらわれない、様々な織柄のちりめんを初めて目にし、

着物の布を高級品として、真面目に頑固に、そしてものすごく丁寧に作り続けてきたそのクオリティの高さに驚きました。

丹後の絹織物の商品の良さを理解して頂いた上で、皆さんのお手元へ、そしてそれが未来への継続につながることを信じております。

どうぞよろしくお願いいたします。

fil tango フィルタンゴ代表　山根ちさと