引き算の時代に、「わざわざお財布を持ち歩いていただく」為に、現金とキャッシュレスが混在する日本に生活する上で必要な機能を、美しさとコンパクトを兼ね揃えたフォルムの中に詰め込み、革素材ならではの「経年変化」の魅力を存分に味わうことのできるアイテムを企画しました。
 

FOLDOは、あなたに「お財布を所有する喜び」を与えてくれることでしょう。

なんでもスマホで解決できる現代、人々の生活は激変し、持ちものもガラリと変わりました。

煩雑な作業は、テクノロジーにより補填され、人々はより軽快になり、解放されていく。

引き算の時代。

これが今の日本を表す言葉でしょう。

『完璧がついに達成されるのは、何も加えるものがなくなった時ではなく、何も削るものがなくなった時である。』

フランスの作家　サン・テグジュペリの言葉にもあるように、成熟した社会では、当然の成り行きであると感じます。

しかし、加えることでしか体現できないのがアイデンティティーです。

カメラが好きな人は、一眼レフを買うでしょう。スマホでも写真は取れるけど。

時計が好きな人は、高級腕時計を買うでしょう。スマホでも何時かはわかるけど。

お財布も然りだと思います。

「キャッシュレス」ここ最近、テレビや新聞においても頻繁に取り扱われるようになったワードです。今日もたくさんの方が耳にしているのではないでしょうか?

人口減、超高齢化に伴う生産力の低下の予防、訪日外国人の購買促進など大きな狙いがある 「キャッシュレス」、大阪万博開催の2025年に、キャッシュレス決済比率の達成目標を40%とし、国を挙げての施策は、今後確実に大きくなっていくと感じます。

出典：経済産業省　キャッシュレスビジョンhttps://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180411001/20180411001-1.pdf

あなたの身近な人の中にも、クレジットカード、電子マネー、スマホ決済をメインに利用している方、いらっしゃいませんか？
ポイントも貯まり、レジでのまどろっこしいやりとりもスキップ出来るのですから、利用者は増えて然りだと思います。

支払いの在り方が変わるに連れて、お財布の在り方も少し変わりつつあります。

電子マネーにチャージする際にお札は必要だけど、小銭は使いませんし、クレジットカードやスマホ決済であれば、現金そのものを持ち歩く必要はありません。

必要なものが減り、機能が限定され、小さく身軽になっていく。。。これが、昨今のお財布の変化であると感じます。

ただ、現金を使用するという機能をどんどん削り、身軽さを追求することは、いささか勇み足な気がしてなりません。

今の日本では、医療費、役所での各種手続き、小さなお店での支払い、楽しい飲み会での割り勘などなど、現金が必要な場面も多々あります。

更に、地方に行くとどうでしょうか？

私が住んでいる兵庫県豊岡市は、兵庫県の日本海側に位置する片田舎ですが、現金しか取り扱いのない自販機の方が多く、コインパーキングはその名の通りコインで支払います。
都会で生活されている方は信じられないかもしれませんが、最寄り駅では切符を買って、駅員さんに判子押してもらって改札をくぐります。
 

現金信奉の国、日本ではこのように現金とは切っても切り離せない関係が構築されています。

支払いシーンや場所によって、現金決済とキャッシュレス決済が混在する社会。これが「日本」のキャッシュレスなのだと私は感じております。

そこで、「これからの日本」に理想の財布を以下のように定義しました。

❶　現金を使用する際の使いやすさも蔑ろにしないデザイン。

❷　名刺入れよりも小さいサイズに、必要充分な収納力。

❸　財布を持つ喜びを。美しいフォルムと上質な革でこだわりのものづくり。

FOLDOは、その理想を実現させました。

現金はほとんど使用しない「キャッシュレスエリート」の皆様にも、まだまだ現金が無いと不安だけど、小さいお財布で身軽な生活をしたいと感じている「キャッシュレスビギナー」の皆様にも、スマートなキャッシュレスライフと財布を所有する喜びを感じていただける「日本のNew Standard」になり得るお財布です。

〜小銭はパカッ、ジャラッ。お札はスッと。〜

FOLDOの小銭入の開口部には、お財布ではあまり馴染みのないバネ口金具を使用しています。
バネ口を使用することにより、財布本体の厚みを軽減することに加え、パカっと開口部が開き、小銭が丸見えになり、取り出しやすくなっています。

「FOLDO」の名前の由来でもある小銭入れ部を畳み込むように取付けられた札入れ部は、お札だけ三つ折りにするこの独自の構造により、小さな空間でも無理なく収納でき、ホックを外すとスッとお札を取り出すことができます。

〜名刺入れよりもコンパクト、だけど充実の収納力〜

通常の名刺入れはW110mm×65〜70mmほどのサイズですが、FOLDOはW100mm×65mmです。数あるお財布の中でも最小クラスのコンパクトを実現しました。

お札7枚、カード4枚、小銭10枚入れても厚さはわずか約2cmです。

カード4枚というと運転免許証、健康保険証、クレジットカード、Suicaが収納できます。 お札も1万円札が2枚、5千円札が1枚、千円札が4枚の計7枚は余裕で収納できます。 小銭も、溜め込まないようにしていると10枚以下に抑えられるでしょう。

日々の生活に必要なものは、FOLDOの中に全て入ります。 また、普段小銭を使用しない方は、家の鍵も入れてもいいでしょう。

〜クレジットカードサイズの黄金比より設計された美しいフォルム〜

クレジットカードのサイズは、85.60 × 53.98 mmと世界共通で決められています。
このサイズは、最も美しく見える縦横の比率である「黄金比」に基づいています。 FOLDOは100×約65mm、クレジットカードの黄金比の近似値で設計おり、誰もが美しいと感じるフォルムに仕上げました。

〜劇的なエイジングを味わえる上質なイタリアンレザー〜

お財布に「嗜好品」という印象を持つ方はたくさんいらっしゃるかと思いますが、私も「お財布は道具にして道具にあらず、生活を彩る大切なもの」と考えてものづくりに励んでおります。

手に触れることが多いお財布には、手触りがよく、経年変化を感じることのできる革素材を使用することが、「お財布を所有する喜び」を謳うFOLDOを企画する上で譲れないポイントでした。

様々な革を実際に見て触れて吟味した結果、イタリアの名門タンナー、Tempesti社のエルバマット・テキサスを採用しました。

TEMPESTI社は、数多くのタンナーが集まるトスカーナ地方の中でも、植物タンニン鞣し生誕の地と言われているサンタクローチェ地区にあります。「イタリア植物タンニン鞣し協会」の発起人でもあり、長年、ヨーロッパのラグジュアリーブランドに、革を提供し続けています。

※植物タンニン鞣しとは、重金属、化学物質を使用せず、自然の樹木から得られたタンニンより鞣された革です。環境、人体に優しいだけでなく、革本来の風合いや手触りも表現されます。

エルバマット・テキサスは、革の表面にバフィング加工を施し毛羽立たせた革です。
「テキサス」の名の通り、革全体を広げてみると荒野の猛々しさが感じられる「表情豊かな革」 ですが、ヴィンテージ感溢れる風合いからは、まるで羊皮紙のような上品さを感じ、毛羽だった表面には、ベルベットようなきめ細やかな手触りがある大変美しい革です。

また、通常の革と比較して、オイルの含有量の多いこの革は、経年変化も早く、使用して1週間も経たないうちに、手に触れることの多い外装は劇的な変化を見せ、手触りはスムースレザーのように滑らかに変化し、色味が濃く、光沢が出てきます。

↑約1週間使用したFOLDO bruciatoです。
ほんの僅かな時間ですが、まるで違う革かのように色に深みが出てきているのが、おわかりいただけるかと思います。
これからさらに、どのような経年変化が見られるか楽しみではございませんか？

今回、革の良さを存分に味わえるエルバマット・テキサスの中から、４色をご用意いたしました。

giallo（イエロー）

agave（ブルーグリーン）

bruciato（ダークブラウン）

nero（ブラック）

ここで一つ皆様にご理解いただきたいことがあります。
天然の素材である革には生きていた時についた傷や、血筋、トラと呼ばれる模様があります。同じものは一枚とありません。
特にエルバマット・テキサスは原皮の風合いを残す、染料による染色仕上げのため、このような模様を完全に消すことはできません。天然皮革の良さとして理解していただきたく思います。

〜手に届くまで関わりたい。現役職人である実行者自ら生産〜

「一番最初に手に取ってくださる大切なお客様のFOLDOは、自らの手で作りたい」
その思いから、makuakeにてご支援していただいたものに限り、FOLDOの企画を一貫して進めている実行者自ら生産に携わります。
※実行者は、企業社員向けの財布スクールのアシスタントも務める現役の職人です。
※通常販売を開始する際には、信頼のおけるメーカーに製造依頼する予定です。

外形寸法　：約W100mm×H65mm×D15mm

製品重量　：約50g

素材　　　：本体　　牛革（イタリア）
　　　　　　裏地　　レーヨン

生産国　　：日本

※生産する時期やロットにより、色や質感が変わることがございます。
※天然皮革のため、表面に傷、色ムラ、シワがはいる場合がございます。
※経年変化により、色が濃く、光沢が出てきます。
※多少の色落ちが生じることがございます。淡い色の衣料への色移りにご注意ください。
※金具等のメッキについて、よく手に触れる部分は特に変色や剥がれの恐れがございます。
※モニター環境により、実際の商品の色合いと多少異なって見える場合がございます。

※使用感等に関する返品・返金はお受けいたしかねます。
※開発中の製品につきましては、デザイン・仕様が一部変更になる可能性もございます。
※ご支援の数が想定を上回った場合、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合がございます。
※本プロジェクトを通して想定を上回る皆様からご支援を頂き、現在進めている環境から量産体制を更に整えることができた場合、正規販売価格が販売予定価格より下がる可能性もございます。

クラウドファンディングの性質上、以上の注意点につきましてあらかじめご理解とご了承いただいた上でご支援くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

ご支援いただいた資金の使い道につきましては、

１　FOLDOの一般販売に向けた販促活動

２　新商品、新シリーズ開発

の主な２点に使用したいと考えております。

本プロジェクトを実行するSHINARIは、FOLDOの他に、「革で作る、少し楽しい生活」を合言葉に、「テーブルの中心から革小物を考える」というテーマで、新企画を進行中です。

今後のSHINARIにもご期待いただけると嬉しく思います。

長い文章にお付き合いいただきありがとうございます。

私は、キャッシュレスという言葉に人一倍敏感だと思っています。

スクール講師として、業界に片足を突っ込んでいると、いろんな話が耳に入ってきますが、景気のいい話ばかりではありません。

「お財布はなくなる」

今まで何人に言われたかわからない言葉です。

この波に押し流されまいと、時流に乗った機能的なお財布がたくさん企画されていますが、「便利さ」だけでは足りないと思っています。

「わざわざ持ち歩いていただく」為には、「持ち歩きたくなる」ものではないといけません。

FOLDOは美しいデザインを徹底的に追求しました。

日々たくさんのお財布を見ている私の最高傑作です。

多くの方に「お財布を所有する喜び」を感じていただけると確信しています。

「かっこいいから、スマホだけでなくFOLDOも持ち歩こうかな」

「FOLDOを使いたいから、キャッシュレス生活はじめてみるか」

そんな声が聞こえてきたら、大成功です。

本プロジェクトに共感していただけましたら、是非ご支援よろしくお願い致します。