弊社は日本最後の清流四万十川源流の１つ、国立公園滑床渓谷にて滝壺に飛び込んだり滝を滑ったり、渓谷を体全体で感じることの出来るキャニオニングというアウトドアツアーを行っています。

滑床渓谷は渓谷全体が滑らかな花崗岩で出来ており、長年の水の侵食によって至る所に天然のウォータースライダーが出来上がっている渓谷です。花崗岩自体はどこにでもある岩ですが、これだけ巨大な花崗岩の帯が数キロにも渡って続き、滑り台を形成している谷は全国的に見ても非常に珍しいと言われています。松野町は四国西南部、四万十川本流からほど近い愛媛県で最も人口の少ない最大過疎地の1つですが、全国からこのキャニオニングツアーを求めて多くのお客様が来訪されています。

弊社は4年前に地元住民が中心となって、おらが町の新たな観光資源の発掘と地元経済の活性化を目指して設立されました。雑誌に乗っている有名なスポットへ団体で趣き、記念写真を撮って帰るだけの観光では現代のお客様の本当の癒やしとなることは出来ません。ふるさとの大自然に直接触れ、滝の流れる音や土の匂いを肌で感じることの出来るツアーを目指しています。また、お客様から体験料を頂き、なるべく多くの時間を田舎で過ごして頂く事で、地元経済も活性化されると考えています。

実はガイドが本当にお連れしたい時間帯は夜。滑床は国立公園の為、動植物がそのままの形で息づいており、夜行性の鹿や猪などが谷に降りてきて姿を表します。水中では天然の鰻が寝床から顔を出して泳いでいる様子も伺うことが出来ます。

最後に待っているのは満点の星空による大パノラマ。人工灯が1つも無い世界で見上げる星空は圧巻です。

弊社が今後夜ツアーを積極的に行って行きたい背景には、夜ツアーの持つ、経済効果があります。夜の時間帯にツアーを行えば必ず宿泊に繋がり、町への経済効果も大きいです。これまで、都市圏から遠く、日帰り観光が出来ないことが観光客増加に繋がらない要因の1つでしたが、それを逆手に取り、日帰りではなく、泊まりがけで行きたい！と思って頂ける観光資源の開発をしたいと思っております。また、大規模に夜ツアーを行っているエリアは国内にもほとんどなく、今後夜の魅力を町ぐるみで押し出して行きたいと思っています。

視界が限られる夜のツアーでは安全を確保した上で開催する為に様々な備品や道具類を購入する必要があります。お客様を安全にガイドし、怪我なくツアーを終了することが最も大切なガイドの役割ですので、その購入費用をこのファンドで確保させて頂き、催行したいと考えています。また、ツアーの様子を撮影しお客様にプレゼントしたり、ウェブ上でアップするカメラなどの購入も行います。

・夜ツアー用の備品（ゴーグル、ヘッドライト、夜用の防寒ウエットスーツ）

・撮影用のカメラ    

ささやかなながらご支援頂いた皆様に弊社からリターンをさせて頂きます。

都市部から支援して頂く方には、オリジナルTシャツ若しくは四万十の恵み【鰻】【鮎】をプレゼントします。天然鰻は日本中で最も希少価値の高い地域が四万十本流とその支流広見川流域と言われており、今回はその流域で取れた天然の物をご用意します。お客様には鰻若しくは鮎からどちらかを選んで頂きます。

弊社の主催するツアーにお越しになれるお客様にはこのファンドを活用して催行する夜のツアーの参加権と弊社の通常ツアーの参加権を進呈いたします。15,000円のご支援をして頂きましたお客様には滑床渓谷の反対側、宇和島市薬師谷渓谷でのキャニオニングツアーにご参加頂けます。このツアーはこれまでHPでの広報を行わず、弊社のリピーター様だけの限定ツアーとして行って参りましたが、今回はmakuakeのみ、期間限定で一般開放させて頂きます。

この度は、当社のプロジェクトページをご覧頂き誠にありがとうございます。

我々は愛媛県一人口の少ない町、松野町に住んでいます。

現在、松野町の人口は約4,000人。過疎化が急激に進んでいます。

町内には限界集落がたくさんあります。日本中で聞かれる限界集落という言葉ですが、端的に言えば、“ふるさとがなくなる”ということです。

若い人が町からいなくなり、やがてその人々もふるさとを忘れていく。

ふるさとが人々の記憶から忘れられていく現状を目の当たりにしてきました。

こんな事は日本中で起きていることで、特別な事ではありません。

日本は少子高齢化、人口減少社会に突入しています。

地方創生といってもその流れを食い止めることは非常に難しいのが現状です。

でもそこに住んでいる人たちもいます。この止められない流れの中で何かを考え、もがき、夢を見つけ、前に進み続けている人間がたくさんいます。何かを残そうとしている人間が確かにいます。

当社はこのアウトドア事業を通して、そうした人々と一緒に、松野町を訪れた皆さんの記憶の奥深くに感動と共に、この町の記憶を一生残す仕事をしたいと思い、地元住民によって立ち上がりました。

我々は模索し続けます。

この町の未来を作るために。この町を後世に残すために。

そしてふるさとを忘れないために。

実行者/チーム紹介

社名 株式会社フォレストキャニオン

所在地 愛媛県北宇和郡松野町吉野2443

連絡先 TEL 0895-42-0063 ／0895-49-6663

URL http://nametoko.net/

代表取締役 正木 秀臣