プロジェクトのコンセプト

車椅子利用者の方専用の、ルートマップをウェブ上に作製します。
このルートマップは駅から、駅周辺のお店や施設をつなぐものになっています。
このルートマップが何故必要かというと、車椅子利用者の方は健常者の方と違って、通れない道があったり、階段ではなくエレベーターを使用する必要があるからです。また案内板も健常者用の場合が多く、案内板の先に階段があれば戻らねばなりません。
そこで我々は、車椅子利用者専用のルートマップを各駅を中心に作製していこうと考えています。
今回は、大阪キタ・ミナミ周辺、阪神間、京都地域で、ご要望があった箇所の車椅子マップを作成してまいります。

クラウドファンディングに至った経緯

２０１３年に脳梗塞で倒れ、ＩＣＵで４日間、生死をさまよい、一時は左半身が全く動かない状態を半月経験し、現在も車椅子で生活しています。

今回はクラウドファンディングで資金調達をしながら、このシステムを完成させ大阪北から関西へ、そして全国へ広げたいと考えています。

【プロジェクトの魅力①（経営者向け）】

この事業は、車椅子利用者の方が移動しやすくなることはもちろんですが、お店の経営者側にもメリットがあります。

専用のルートマップを作ると言う事は、車椅子利用者の方が来られても対応できるお店を目指すというモチベーションに繋がります。つまり車椅子利用者（約２００万人）に、優しいお店になる様にスタッフ一同取り組みを始めるきっかけになります。また車椅子利用者に優しいお店というイメージを、世の中に伝えられます。

今後は平成２８年４月に施行された法律（障害者差別解消法）と共に、車椅子利用者への配慮は義務化され、障害を持つ方が安心して外出できるでしょう。そして、誰もが参加出来るような社会が現実化されて行きます。

いずれ対応するならば、いち早く対応しておくことが重要ではないでしょうか？

【プロジェクトの魅力②（地域活性化）】

車椅子利用者の方が移動しやすくなることはもちろんですが、私たちがルートマップを作製するにあたって、お店の経営者の方や従業員の方が、車椅子利用者の苦労やどのような介助を必要としているのかを知るきっかけになります。

またルートマップを使うためには、貼られているポスターからＱＲコードを読み込む必要があります。このため駅やその他の施設にも協力頂き、ポスターを貼ることが必要です。地域全体で高齢者を含む車椅子利用者に優しい、住みやすい街づくりを推進していくことが出来ます。

また車椅子利用者にとって、商店街やテナントビル内は安心できる空間です。よって、出来るだけ車椅子ルートに反映させるように心掛けます。

是非とも、このプロジェクトの支援にご協力よろしくお願いします。

魅力的な利用シーン
階段や急な坂道、段差、狭いところ、ドアの開け閉めが必要な場所を避けて、道案内する配慮があります。

お金の使い道
ルートマップを作製するにあたり、国土地理院の承認を受けたオリジナルベースマップを製作します。また、そのマップを誰もが見れるように工夫してシステム化します。
またこのルートマップの存在を地域の方々へ知らせるために、郵便局にポスターを貼ります。その他、各地域の協力者をさがすのに、学生に手伝ってもらっていますので、その費用に使われます。


実行者/チーム紹介

余川光良　株式会社　ビジョンクリエイト

三木谷毅　株式会社　グローバルＩＴネット

小崎優吏　甲南大学　２回生

渡辺勇輔　大阪府立大学　４回生

Q. 車椅子利用者にとっては有意義なシステムですが、健常者にとっては介助がしやすくなる以外に何かメリットがありますか？

A. 車椅子利用者にとって有意義なシステムは、ベビーカーやキャリーバック、キャリングケースにも有意義なシステムです。また、今は健常者でも歳をとれば車椅子利用者になる可能性はあります。それに、ご自身でなくとも家族が車椅子利用者になる可能性はあります。周りの方が助けてくれる社会の実現は、介助する側の負担を軽減することでしょう。