toREACH WORKSからの提案、第3弾

現金を掴むレザーウォレット「grasper（グラスパー）」

「機能的」そして「自分だけの」“ハーフレザーウォレット”。

機能美の追求

機能を追求すると美しくなる。

L.H.サリバンの言う「Form Follows Fanction（形態は機能に従う）」と言う言葉は、皆さんもどこかでお聞きになっているかも知れません。確かにそうだなと思ったのが工具を入れておく「ツールロール」。広げると必要なモノをすぐに取り出せるし、万が一モノが失くなってもすぐに気がつけます。

そんな機能（知恵）をウォレットに応用することで、所持金を一覧できるギアとなりました。 直感的に「今だいたい、いくらぐらい持っているか」を把握できるようになりました。

２つの金具の組み合わせ

この２つの金具を採用することで、現金を財布の中にしまい込まない、現金を「掴む」というウォレットができました。

財布の中でも「お札入れ」と「小銭入れ」とそれぞれをしまい込んでいると、それぞれが今どのくらい財布の中にあるか把握しづらいですよね。これらの金具はお札も小銭もしまい込まずに「掴む」ことで所持金の『見える化』することができました。ですのでタイトルショルダーも“現金を掴む革財布”としました。

現金を掴むって、なんか縁起良さそうですよね。

タイトルの「grasper（グラスパー）」も『grasp：掴む/把握する』って意味で、コインやお札を物理的にも掴んで、金額という概念的なモノも把握できるとい事で、ネーミング的にも気に入ってます。

その他のモノも収納可能

コインキャッチャーには入らないコインや、お財布に入れておきたいクーポン券やレシートなどを入れておけるポケットを用意しました。仕切りがあるので2室として使えます。コイン系と紙系に分けるなど、あなたのスタイルに合わせてご自由にお使いください。

心躍る所有感

『心躍る所有感』とは、“他の誰のものでなく自分もモノ”と言う満足感かと思います。 grasperでは その満足感の要素を、“育てる”と言う「経年変化」と “素材がつくる表情”と言う「偶然の造形」に求めました。

ヌメ革とシルバーによる、「経年変化」と「偶然の造形」

▪️ヌメ革の魅力

上の写真は、私が試作品を作り始めた頃からの歴史です。最初はマットな革の表情ですが、使い続けることでツヤを増し、ヤレていきながらポケットに馴染んでいきます。 金具のアタリが表面に出てくる様子は、まるで何かの生き物の様な佇まいを見せます。

そしてもう一つの魅力は、その素材感。今回使用している「栃木レザー」は日本有数のタンナー（なめし加工）ブランドで世界的にも高品質で知られております。その特徴のひとつとして革の素材の魅力を残すこと。シワやキズ・血脈など、通常の革（化学的ななめし加工）では排除される要素を魅力として扱っていることです。その自然が現した革の表情はまさに偶然性が成し得るもの。お手元に届きましたら是非ともその表情を探して見てください。※全ての製品に顕れるモノではありません。

そしてシルバークラフトの魅力

今回使用しているシルバーは、silver925と言うシルバージュエリーで一般的に使われている銀です。純銀とは違い実用に耐えられるよう銀の含有度を92.5%にしたものを言います。銀なので空気中の硫黄成分などに影響されて、経年変化を起こします。徐々に黒ずんでいきます。ただし使い続けることで指の当たる部分などは磨かれて輝きを保ち、「黒み」と「輝き」でより造形が際立っていきます。少し上の「５ヶ月使用の写真」を見ても、シルバーコンチョの変化がよくわかると思います。

ではその造形（デザイン）は何を刻んでいると思いますか。「龍？」「風景？」「蟹？」なんて言う人もいました。どれも正解です。というか…人間が意図して刻み込んだモノではありません。コレは、流し込みの技法で作られた偶然が織りなした造形です。ここにも偶然性が顕した造形があります。ぜひ想像力を広げて、あなたの「見立て」を楽しんでください。

素材自身が造った形と、あなたが育てる素材をこの世に一つだけのアイテムとして使っていただけると嬉しいです。

【付属品】

▪️ウォレットコード

それぞれ本体の色に合わせて2種をご用意いたしました。

ウォレットコードも併せて経年変化をお楽しみください。

【仕様】

▪️本体：h 105 × w 110 × d 30 （mm）

開放時 w 285 （mm）

・ビルクリップ × 1

・コインキャッチャー × 1 （500円／100円／50円／10円 各5〜7枚収納）

・カードポイント × 2

・マルチポケット × 2

・ホールド用リング × 1 （※ウォレットコード接続用）

▪️ウォレットコード：長さ 約400 （mm）

使用可能ベルト幅：55 （mm）

※一点づつの手作り作業のため、若干の誤差が生じる可能性があります。

さらに、使い勝手と楽しさを拡げるのに…

スマートフォン・ウォレット(別売）との併用もおススメです。

Makuake前回プロジェクトで公開即日完売の好評をいただいたスマートフォン・ウォレット『ATTACH:02』（別売）と組み合わせれば、キャッシュレスでも現金払いでも、その両方でスマートな支払いができます。革もカラーも『grasper』と同じものを使っているので相性も抜群です。是非ともtoREACH WORKSのECサイトを覗いてみてください。(※在庫数に限りがありますので、品切れの際はMakuakeメッセージにてお問い合わせください。）

→ https://toreach.handcrafted.jp/

スケジュール

2022年

12月21日（水）：プロジェクトスタート

2023年

1月20日（金）：プロジェクト終了

3月末までに：リターン発送

リターンについて

お申し込み順に製作していきます。まだまだ生産体制が確立しておりませんので、一日に一点づつ程度しか完成できません。完成次第、順次発送していきます。完成品はオリジナルパッケージに梱包の上、発送していきますのでお楽しみにお待ちください。

実行者紹介

【 toREACH WORKS 】下町 蔵前に産まれ父のハンドバッグ製造を手伝いながら過ごす。デザインを志し東京藝術大学デザイン科で立体基礎デザインを学ぶ。専攻ゼミで様々な素材と出会いモノづくりへの魅力を深める。卒業後、広告代理店でグラフィックデザインを生業とするが、父の死去により広告会社を退職。廃業した革製造のインフラを引き継ぎ革製品製造業の再興を目指す。ハーレーダビッドソンとローバミニそして最近はミニベロも乗り始めた“家内制手工業者”です。