酒が踊る!?
ピンク色のスパークリング日本酒「春の踊り子」

「赤色酵母」という酵母を用いることによって自然発色した天然のピンク色のにごり酒をシャンパンと同様の製法である「瓶内二次発酵」を施すことよってまるで酒が踊っているかのような爽やかな発砲感を楽しめるスパークリング日本酒です。
あえて１年間の熟成を経る事によってより甘みと旨みが凝縮されたオレンジワインのようなテイストの日本酒に仕上がりました！
※熟成により色味に個体差が生じますが品質には問題ありません。

【新型ウイルスの影響】

石井酒造のある埼玉県幸手市には「権現堂桜堤」という全国でも有数の桜の名所があり、毎年多くの方が桜を愛でにいらっしゃいます。しかし、今回の新型ウイルスの影響により、例年開催されている「幸手さくら祭り」が中止になり、弊社も祭り期間中は地元の物産店として地酒を振舞っていたのですが、それも叶いませんでした。
本商品は「さくら祭り」で楽しんでいただく為に開発した新商品でした。しかしお披露目する場所を失った商品は行き場をなくしており、売上減少によって来期の酒造りの目処が立たないほど資金面は難しくなっています。

菜の花と桜のコントラストが美しい権現堂桜堤

これぞDancing SAKE！飲み方説明

瓶内二次発酵によって生まれた天然の炭酸が瓶底に溜まっているにごり部分を押し上げて、まさに日本酒が踊っているかのようなエンタメを楽しむことができるお酒です。

・手順１ とにかく冷やす
まずはよく冷やす！。まだ瓶中で酵母が生きていますので温度が高いと瓶内のガス圧が高まり吹き出しの恐れがあり大変危険です。冷やすことによって酵母の活性を抑えることができますので飲む直前に氷バケツや冷凍庫で30分程度キンキンに冷やすことが不可欠になります。

・手順２ 振らずに開ける
D'ont shake!!にごり酒なので混ぜたくなるのが人間の心理ですが、そこをグッと抑えて振らずにゆっくりと回栓してください。

・手順３ ゆっくりとグラスに注ぐ
発砲が強いので勢いよくグラスに注ぐと泡が溢れてしまいます。ゆっくりと上品にフルートグラスなんかに注ぐとインスタ映え必至です。

味わいについて

開栓直後のキンキンに冷えた状態では発砲感と酸味が心地よく喉越しも爽やかです。
徐々に温度が上がると酒本来の甘みが感じられ、酸味と甘みの絶妙なバランスと、ほのかに感じる苦味の複雑なハーモニーが、またもう一度とグラスを口へと誘います。
また発砲感は無くなりますが、意外と燗酒との相性もいいです。甘みが増幅しまるでホットワインを飲んでいるような味わいと変化します。
「冷やして良し、常温良し、温めて良し。」と様々な温度帯で楽しめる「春の踊り子」。ぜひこの機会にご賞味ください！
※吹きこぼれ防止のため開栓時は必ずよく冷やしてください（０℃推奨）
※家庭用冷蔵庫では環境によって十分冷えないことがあります。
※飲む直前に冷凍庫や氷バケツに30分程度冷やしてください。

商品仕様

地元埼玉県が独自開発したお酒用のお米「さけ武蔵」を使用し、また赤色酵母という酵母を使って発酵させることによって自然発色した天然のピンク色スパークリング日本酒です。着色などは一切行っておりません！
あえて１年間の熟成を経る事によって味わいに深みが出て、甘みと酸味がより凝縮されオレンジワインのような複雑味のある面白いお酒です。
種別：日本酒
原材料：米（国産）、米麹（国産米）
使用米：埼玉県産酒造好適米さけ武蔵
使用酵母：赤色酵母
アルコール分：13度
容量：720ml
製造者：石井酒造株式会社

スケジュール

支援者公募 ： 2020年5月12日（火）～6月29日（月）
発送：7月中に順次発送。

資金の使い道

来期以降の製造費および活動費に使用させていただきます。

石井酒造について

創業は江戸末期の天保11年（1840年）。初代 石井欣兵衛（きんべえ）が埼玉県幸手市にて酒造業を営み始めました。現社長で８代目になります。
創業地の幸手は江戸時代、日光街道と日光御成街道が合流する宿場町として栄えていました。その合流地点の少し手前、日光御成街道沿いで大農の地主だった実家が、余剰米の有効利用として造り酒屋を開業したのが始まりと言われております。
平成28酒造年度では全国新酒鑑評会で金賞を受賞。平成30酒造年度では関東信越国税局清酒鑑評会の純米吟醸の部にて優秀賞を受賞。自信を持って本商品をお届けいたします。
〒340-0156
埼玉県幸手市南2-6-11
石井酒造株式会社
TEL：0480-42-1120（代表）
FAX：0480-43-4300

さいごに

新型ウイルスの影響で本来、さくら祭りにてお出しする予定だった本商品をお披露目できずとても悔しい思いをしていたのですが、今回の日本酒市場でお披露目する機会を得ることができてとても嬉しいです。春の桜の時期はだいぶ過ぎてしましましたが、暑い夏にもぴったりの爽やかなお酒ですのでこの機会に是非ご賞味いただければと思います。

また桜の花言葉は「精神美」です。先行き不透明な混沌としたご時世ではありますが、桜のように精神的な強さを持ってみんなでこの難局を打ち克ち、また笑顔で元気に桜を愛でることができたらいいなと思っております。このお酒がそんな未来のほんの一助になれば幸いです。