「白石温麺」をご存知ですか？

はたけなか製麺のプロジェクトをご覧になっていただきありがとうございます。私たちは宮城県白石市で１３０年前から製麺業を営んでおります。作っているのは宮城県白石市の名産品「白石温麺（しろいしうーめん）」という乾麺です。白石温麺は全国でも珍しく、わずか９ｃｍの長さでちょっと太めのそうめんです。

全国的には知らない人の方が多いと思います。「温かい麺」と書いてますが、白石市民は最も夏にこの温麺を冷たくしてつるつるっと食べます。短くて食べやすく独特の歯ごたえがあって毎日食べても飽きの来ない、白石市民がこよなく愛するソウルフードです。

この夏必食！輝く麺肌そして極弾食感。新しい白石温麺をMakuakeで先行発売！

今回はたけなか製麺では、全国のお客様におすすめできる新しい「白石温麺」づくりに、長い時間をかけて取り組んで参りました。長さ９ｃｍの短いけどつるつるして歯ごたえの良い「これぞ白石温麺」と言われる様な極弾食感と、ゆであげた時に一目見て食欲をそそる麺の輝き。そんな新しい白石温麺の開発を目指しました。長い期間試行錯誤し、ようやく地元白石の皆様にも試食してもらい多くのご評価をいただいたことを受け商品化に至りました。

↓アンケートのご返信ありがとうございました！皆様のたくさんのご意見を参考に商品化することができました！

黄金の麺「白石一温麺（しろいしいちうーめん）」

新しく発売する白石温麺の名前は「白石一温麺（しろいしいちうーめん）」です。使用する小麦粉は弊社で取り扱う中で最も高級な手打ちうどん専用粉「金斗雲（きんとうん）」という小麦粉です。その小麦粉を蔵王山麓白石の綺麗な水と塩で混ぜ合わせ麺生地をつくり、徹底した温度・湿度・時間で管理しながら熟成。そうする事で驚くほどの極弾食感を生み出すことに成功しました。そして約１２時間、ゆっくりと乾燥させた白石一温麺の麺肌はまるで黄金に輝くように黄色がかっています。

白石一温麺を美味しく食べるには

美味しく食べるコツは２つだけです。たっぷりのお湯にパラパラとほぐしながら入れてゆでること、５分茹でたら手早くザルにあげサッと冷水にたたかせてよく揉み洗いすることです。

暑い夏はキンキンに冷えたお好みの麺つゆにつけて、つるっといただく。９ｃｍと短いのでつゆはねしにくく、口に含めば小麦の香りが広がります。そうめんより太くうどんほど太くない白石温麺のプリっとした独特の歯ごたえは癖になること間違いありません。これだけで何もいらないくらい、軽く２～３束食べてしまえるくらい、必ず大満足いただけると思います！

ちょっといいこと①小鍋でもOK

一般的なそうめんは１８ｃｍ。温麺は長さ９ｃｍなので小鍋でも折らずにサラサラっと入れて茹でられます。※写真は１４ｃｍサイズの小鍋です。

白石一温麺１束（１人前）がピッタリサイズです。

ちょっといいこと②短いからアレンジ自由

長さ９ｃｍと短いので色んなアレンジが自由に。ショートパスタの様にサラダにしたり、レトルトカレーとあわせて簡単にカレーうーめんにしたり。食べ方いろいろで飽きが来ないのが白石温麺です。

【うーめんサラダ】

【カレーうーめん】

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さらにいいこと③超ロングライフ「賞味期限３年」

白石温麺は１２時間かけてゆっくりと水分値を落として乾燥させているので、賞味期限は製造より３年。何かあったときの防災食としても便利です。

４００年前の親孝行から生まれた「白石温麺」

宮城県白石市は蔵王連峰の山々に囲まれた自然豊かな町です。江戸時代には白石城の城下町としても栄え、伊達政宗の側近片倉小十郎が治めておりました。

４００年ほど昔の江戸時代、当時の白石城下に鈴木味右衛門という孝行息子がおりました。味右衛門は胃を病んで何日も絶食し寝込んでいた父親に何か良い食事はないかと悩んでいたところ、旅の僧から油を使わない麺の製法を教わり、苦心の末会得したその麺をつくって食べさせたところ、父親は快方に向かいました。

この孝行話が時の白石城主片倉小十郎公に伝わり献上したところ、みちのくの人の温かい思いやりをたいそう賞でられ、「温麺（うーめん）」と名付けられました。白石温麺は子供が親を思う温かい心から名付けられた麺なのです。

からだにやさしく食べやすい「９ｃｍ」

白石温麺は表面の乾燥を防ぐための油を使わず、小麦粉と水と塩だけでつくります。油を使わないので胃にやさしく、上品な味わいで藩主伊達家から大名や公家への贈答品としても用いられました。９ｃｍという長さは、献上する際に馬の背に積んでも折れにくくした為と言われています。お子様やお年寄りでもすすりやすくて食べやすく、何よりシコシコとした食感とのど越しも、この長さ９ｃｍから生まれます。

つなげていきたい、次の世代へ

全国でも珍しいこの長さ９ｃｍの「白石温麺」は４００年という長い歴史の中で、有数の麺産地と評される時代もありました。しかし時代の移り変わりと白石の人口減少に伴い徐々に生産量が減り、製造所も減り、今となっては「温麺」と聞いても「冷麺の反対？」と勘違いされてしまうほどの知名度のない麺産地にまで落ち込んでしまいました。

それでもはたけなか製麺はひたすら美味しい白石温麺づくりを追求してきました。明治二十三年に創業してから百三十余年、毎日毎日天候と小麦粉に向き合い、試行錯誤しながら、欠かさず製麺技術を磨き上げてきました。

そうしてつくった白石温麺のおいしさを全国の皆様に知ってもらいたい。４００年続いた白石温麺の歴史を途絶えない様に次の世代へ繋げていきたい。揖保乃糸や島原、讃岐、稲庭に並ぶ、全国有数の麺産地のひとつとして再び復権させたい。そういう切実な思いで今回Makuakeに挑戦することにしました。

リターンについて～Makuake限定特典付き

白石一温麺のパッケージは宮城県の書家の方にデザインしてもらいました。こちらの方です！

今回、Makuake先行発売分には書家 夕深（ゆうみ）さん作の心温まる「じぞうもじ」ポストカード１枚付きです。いろんなバリエーションがありますが、どんな「じぞうもじ」が入っているかはおたのしみです！

そしてそして！限定10名様用のリターン品⑥では、お好きな文字（最大６文字まで）を書家 夕深さんが「じぞうもじ」にしてくれます！世界にひとつだけのあなただけの「じぞうもじ」を色紙に書いてくれます。大切な人やお子様へのプレゼントにもどうぞ！

↓こちらは夕深さんが担当者の娘にプレゼントしてくれました。めっちゃ喜んでくれました！

↓色紙サイズ242mm×273mmです。最大6文字であれば「お名前」でも「座右の銘」でもなんでもOK！デザインは夕深さんお任せになります。

スケジュール

●2021年5月23日（日）プロジェクト募集開始

●2021年6月29日（火）プロジェクト募集終了

●2021年7月中旬より順次サポーターの皆様へリターン品の発送を開始いたします。

●2021年7月末までに全サポーターへのリターン品発送を終了いたします。

実行者紹介

ここまで読んで頂き本当にありがとうございました。もう少しだけお付き合いください。はたけなか製麺は宮城県白石市の蔵王の麓にあります。山間ではありましたが、2011年の東日本大震災ではとても恐ろしい思いをしました。幸い怪我人などはおりませんでしたが、工場や製品在庫の損壊・被害は甚大で、復旧するまで全社員一丸となって頑張りました。

※2011年3月15日撮影

そして東北全体が復興に進んでいると実感をしつつ、１０年という節目を迎えようとしていた２０２０年、新型コロナウイルスが全世界を襲うこととなりました。緊急事態宣言を経ていよいよ人の往来が途絶え、白石城など数多くの史跡があり自然豊かな温泉地でもある白石市の観光業・お土産需要も大ダメージを受けることとなりました。

また、はたけなか製麺では毎年５月３日に「はたけなか感謝祭」と称してご来場いただいた方に白石温麺のお振舞いや様々な楽しいイベントを開催していましたが、収束しないコロナの影響を受け第１４回はたけなか感謝祭は中止せざるを得ない状況となりました。

※2019年5月3日はたけなか感謝祭

そんな中、2021年2月13日。再び携帯からあの警報音が鳴り響きました。M7.3福島県沖地震が発生し、またも甚大な被害を受けることとなりました。数千ケースの商品在庫が崩れ破損、積み上げてきたものが崩れ落ちる「賽の河原」を連想してしまいましたが、再び奮い立たせ社員一丸となって復旧に奔走しました。

※2021年2月15日撮影

そして、2021年4月現在でもコロナ禍は収束せず、今年も「はたけなか感謝祭」を開催することはできなくなりました。近隣だけでなく、遠方から帰省されるお客様や観光でいらっしゃったお客様など、年に一度のお客様とのふれ合いの場が途絶えてしまったことを大変悲しく思っております。

今回のMakuakeでのプロジェクトでご支援いただいた資金は、白石温麺を全国区にする足がかりとして使用したいと考えております。また「はたけなか感謝祭」を盛大に復活させ、お客様が温麺を食べて喜んでくれるお顔を直接拝見できる場をつくりたいと考えております。

はたけなか製麺株式会社一同

はたけなか製麺株式会社

〒989-0276 宮城県白石市大手町４－１１ ※工場・直営店併設

フリーダイヤル：0120-049-047

定休日：年中無休 営業時間：8：00～17：00

オンラインショップ：https://shop.hatakenaka.jp/

最後に

コロナ禍で工場見学ができなくなってしまいましたが、良かったらこちらの動画をご覧ください。安心して往来ができる様になったら、ぜひ工場見学にお越しください！