酔狂なキャンプ用のコップ"Henshin"

この"Henshin"は、驚き・面白味・おいしさを感じる、フチの厚さが違うコップです。

フチの厚さが違うことで、お酒にあった呑み口で味わえる、同じお酒でも色々な味わいを感じられる、また、それぞれのお酒で好みの呑み口を見つけるという楽しみ方もできる、お酒の味わい広がるコップが誕生しました。キャンプに連れて行くのなら、お供のコップはこれひとつ！

実用新案登録第3240368号

仕様

素材：アルミ（黒アルマイト処理）

寸法：外径60mm/内径54.5mm、高さ120mm

最薄部：0.8mm

最厚部：4.7mm

重量：約179g

自分好みの呑み口はありますか？

お酒を嗜む時、

「このコップで呑むとおいしい」

「このグラスで呑んだ方がおいしい」

といった体験はありませんか？

たとえば、喉が渇いたときのビールはジョッキでゴクゴクと呑む方がおいしい気がしますし、クラフトビールはグラスで呑んだ方が味わいを感じられる。

日本酒も陶器製のぐい呑みのときにおいしく感じるときもあれば、うすはりグラスのような繊細で薄いグラスで呑むときにはまた別の味わいが。

コップのフチが薄い場合、飲み物が口の中に流れやすく、より味わい深く感じることができ、フチが厚い場合は、飲み物が滞留しやすく、口の中で感じる渋みや苦味などの味がより強く感じられるそうです。

一つのコップで、いろんなお酒を。

ただ、科学的に証明されているわけではなく個人差はあるようなのですが、我々は自身の体験からこのフチの厚さの違いで味わいが変わるということに着目し、色々な厚さのフチがひとつのコップに入っているものができないかと考え、誕生したのがこのコップです。

厚いフチは喉越しを感じるため、ビールやハイボールなど、ゴクゴク呑みたいときに。

薄いフチは深い味わいを感じやすく、日本酒、焼酎、ウイスキーなどチビチビ呑みたいお酒に。

それぞれの好みもありますので、お酒とその日の気分で色々と味わいの変化を楽しんでいただけると思います。

目指したのは「ジョッキ」と「うすはり」の融合

コップの設計にあたり、ベンチマークにしたのはゴクゴクと飲むのがおいしいジョッキと、繊細なつくりで味わい深く感じるうすはりのグラスです。

「うすはり」とは松徳硝子株式会社さんの製造する、電球用のガラス製造の職人技をグラスに転用した繊細なグラスで、呑み口が非常に薄く、これで呑むととても味わい深く感じ、本プロジェクト実施者も愛用しています。

調べたところ、ジョッキの厚さは約4mm、うすはりは1mm以下ということがわかりました。

この「ジョッキ」と「うすはり」の二つの器のフチの特徴をひとつのコップに取り込んだのが"Henshin"です！

材質選び

キャンプとなるとガラスのグラスを持っていくのは割ってしまうおそれがあること、木製だと1mm以下の薄さが実現できそうになかったため、金属製（アルミ）にすることにしました。アルミは熱伝導率が高いので冷たいものを入れるとキンキンさを感じることができます。

どうやって薄さと厚さをひとつにするか

しかし、金属でも一般的なプレス加工や鋳造では「不均等なフチ」かつ「薄さ1mm以下」を実現することができないことがわかり、金属製のコップでは珍しい削り出しで製作する方針としました。

そしてどうやって厚さと薄さを共存させるかを考え、いくつかアイデアを出し製作を検討した結果・・・

↓形状の検討案

偏心旋削という「旋盤で削る際に回転軸と切削の軸をずらす」という方法を使えばフチの薄い部分と厚い部分ができることが分かり(上の図の一番右の形)、晴れて実現可能なプロダクトとなりました。

偏心旋削加工の様子↓

加工を依頼できる会社を探したところ、少し特殊な加工なのでやってくれるところがすぐには見つからず、何件か問い合わせた先にようやくなんとかコストと見合うところが見つかりました。

そちらで相談させていただいたところ、最薄部はこの製法と材質ではこれ以上薄くできない0.8mmとなり、うすはりに肉薄する薄さになりました。最厚部は一般的なビールジョッキより少し大きい4.7mm。その間は無限の厚さになっています。

Henshinのサイズは外径60mm/内径54.5mm、高さ120mmとなっています。開発段階ではぐいのみサイズにしてみたり、おちょこサイズにしてみたり、フチの厚さを変えてみたり、といくつかの試作を経て、この形に辿り着きました。

仕上げには、アルミニウムの表面に耐久性の高い酸化被膜を生成させる表面処理（アルマイト処理）を黒の着色で行い、渋い雰囲気になっております。

※アルマイト処理工程でコップを浸すためのアタッチメント接着部が若干キズのように見えているものがありますが、不良ではなく品質にも問題ありませんのでご了承ください。

ユニークな入れ物

この”Henshin”はアルミ製なので熱伝導率が高く、熱いものを入れると、…当たり前のようにそのまま熱いです。なので収納袋をミトンとして使えるようにしてみました。

（それでも呑み口も熱くなりますので、熱燗など熱いものを飲むときにはご注意に越したことはありません）

製作は新潟の染物屋、亀紺屋さんにしていただきました。一本刺子という綿糸を交互に織った厚手の生地を使い、耐久性も高く、携帯感よし、外観よし、実用性よしの入れ物になっています。

是非このコップを手に取って、キャンプでのお酒の楽しみを広げていただけると嬉しいです。このプロダクトはAll or Nothingで目標に到達しなければ日の目を見ることがありません！どうぞ応援購入お願いします！

スケジュール

2023年4月1日 Makuake開始

2023年4月29日 Makuake終了

2023年7月1日 商品発送開始

リターンについて

本プロジェクトのリターンは、Henshin一式（コップと入れ物）となります。

【 Makuake価格 】 13,800円(税込)

【超早割 30%OFF】 9,660円(税込)

【早割 15%OFF】11,730円(税込)

【ペア割 10%OFF】24,840円(税込)

資金の使い道

Henshinの製作・発送に充てさせていただきます。

実行者紹介

ここまでお読みいただきありがとうございました！

我々のブランド名はNON JOHNなのですが、その由来は大分弁で「呑んでる」を意味する「呑んじょん」で、キャンプとお酒と大分が好きなおじさんが集まってやっております。

今回、できるだけ手に取っていただける価格でこのプロダクトをお届けするために、プロジェクトページ作成、画像・PV撮影を外部委託せずにすべて自分たちで行いました。プロジェクトの認知向上のためのインスタグラムも、慣れないところから妻や娘に教えてもらったりしながらがんばりました。

多くのことがはじめてばかりで試行錯誤をしながらでしたが、自分たちの手で時間をかけて作った分、気持ちがより込められたと思っています。コスト削減よりもこっちのほうが大きい収穫だったかもしれません。この想いが伝わって、我々のプロダクトがあなたのキャンプをよりおいしくできればとても嬉しいです！どうぞよろしくお願いします！