新型コロナウィルスによって、私たちは生活を変えざるを得ない必要性に迫られています。当面は感染のリスクと常に隣り合わせの中で生活しなければならない状況が続くものと思われます。

このような状況の中で、私たちができることの一つとして、不特定多数の方が触れるモノにいかに接触しないようにするがとても大事なことと言えます。

これからしばらく続く「withコロナ」の中で、私たちが作り手として、みなさまのお役に立てることは何かないものかをずっと考え続けきた中で、日本古来からある優れた素材との出会いと、地元燕三条のモノづくりの技術を融合させ生み出したプロダクツが、この「HIBAnoTE（ヒバノテ）」です。

通勤・通学や買い物など普段の生活をする上で、様々なものに触れる必要があります。その都度一つ一つ除菌していたのではキリがありません。

そこで、ぜひ使って欲しいのが、この非接触サポートツール「ヒバノテ」です。
このヒバノテは、ドアを開けたり、つり革を握ったり、エレベーターのボタンを押したり、スイッチを押したりと、外出先でどうしても直接触らなければならない様々なシーンで、あなたの手の代わりにモノに触れてくれるツールです。

今まで不安を感じながら触れていたものに直接触れなくて済むからこそ、外出の心配が軽減できるものと思います。ご自身の防御策のためはもちろんのこととして、ご家族や大切な人を守るためにもぜひとも使っていただきたいアイテムです。

ヒバノテが、他の製品とまったく違うのは「青森ヒバ」で作られていると言うことです。
この「青森ヒバ」は、秋田スギや木曽ヒノキと共に日本三大美林に数えられる日本を代表するブランド材です。しかしながら、成長が遅く国の直轄管理ということもあり流通が限られているため、あまり馴染みがないと言う方も多いかもしれません。
そのような貴重な青森ヒバですが、実は、今の時代に求められる様々な優れた特徴があります。

まず、青森ヒバが一般的に知られている特徴としては、カビや雑菌に対する抗菌性が特に優れているということかと思います。この力は「ヒノキチオール」と言う木の含有成分によるものですが、このヒノキチオールが国産材で最も含有するのが青森ヒバであると言われております。

地方独立行政法人青森県産業技術センター 工業総合研究所による研究では、青森ヒバ油を用いた防菌・防カビ性の試験において高い抗菌・抗カビ性に関して非常に効果があるとの報告がされています。

下図は、寒天培地にカビの胞子を塗付し室温で10日間培養した結果、青森ヒバの周囲 には全く菌が生えず、他の材にはみられない強い抗菌力があることが示されています。
資料提供：「地方独立行政法人青森県産業技術センター工業総合研究所」

※上記研究成果は、商品の試験結果ではなく、あくまで素材として使用している青森ヒバについての特徴となります。

実際にヒバノテの抗菌性を確かめるために一般財団法人新潟県環境衛生研究所に持ち込み食中毒にて代表的な２種類の菌に対しての抗菌力試験を実施いたしました。
今回、抗菌力試験を実施したのは「①青森ヒバ材」と「②青森ヒバ材にヒバ油を添加」の２つのパターンで実施いたしました。

＜ヒバ油とは＞
製材時に出るオガ粉などの廃材を水蒸気蒸留して得られる精油を「ヒバ油」といいます。原材料に対して約１％しか抽出できない、青森ヒバの有効成分が凝縮されている貴重な精油です。

＜試験概要＞
青森ヒバ材1gおよびヒバ油0.44gを滅菌容器に入れ、試験菌液20mlを接種し25±1C°で24時間保存後の生菌数を計測（検査機関：一般財団法人新潟県環境衛生研究所）

試験① 青森ヒバ材の抗菌検査結果

まず、青森ヒバ材に菌を入れたシャーレと、菌のみのシャーレで24時間後の菌の数を比較しました。結果は、青森ヒバ材の方が、D菌の場合は1/12に、O菌の場合は1万分の１に増殖が抑えられていることがわかりました。
この試験からは、青森ヒバ材のみで、菌の増殖を抑えられる効果があることを確認することができました。

試験② 青森ヒバ材にヒバ油を添加した試験結果

次の実験は、青森ヒバ材にヒバ油を添加したものに菌を入れたシャーレと、菌のみのシャーレで24時間後の菌の数を比較しました。
結果としては、D菌、O菌どちらも生菌数がゼロになるという私たちにも驚きの結果となりました。

この試験結果からは、青森ヒバ材が２つの菌に対して増殖を抑える効果があることがわかりましたが、更に、青森ヒバから抽出した青森ヒバ油を添加することで、菌が除菌されることがわかりました。

このことから、みなさまにお届けするヒバノテは、最も抗菌効果が高い状態にするために青森ヒバ材にヒバ油をコーティングした状態で出荷させていただきます。

平成2年7月29日 抗菌試験結果報告書（一般財団法人新潟県環境衛生研究所）
①グラノクス青森ヒバ材試験結果報告書
②グラノクス青森ヒバ材（グラノクスヒバ精油添加）試験結果報告書

私たちは、検証を重ねるためにヒバノテを日常生活で常に持ち歩いていますが、ヒバ独特の「香り」を日々楽しんでいます。

ヒバは「香木」と言われるように、他の木と比べて顕著な香りがします。言葉では表現しにくいですが「森の中にいるような香り」「新築の香り」「落ち着く香り」と言う感想をよくいただきます。
ぜひ、匂いだけでも体感していただけたらと思いますが、爽やかな、心地よい気持ちに包まれる香りだと思います。この香りの秘密は、ヒノキチオールのα-ピネンという成分によりますが、まるで森林浴をしているかのような気分になれると言われております。

ヒバノテは、私たちの地元である、ものづくりのまち新潟県燕三条で一つ一つを熟練の木工職人の手により丁寧に手作りでお作りしています。
製作は、車のインテリアファニチャーやオーダー家具などを製造・開発している高度な技術を持つ地元工房で作っています。大きな工房ではありませんので大量生産はできませんが、その分時間と手間をかけて作っていますので、丁寧な仕事や質感はご満足いただけると思います。

ヒバノテの構造は、青森ヒバを直接手に触れる表材として採用し、真ん中には、ウォールナットをサンドイッチしています。このウォールナットは、高級家具材として利用される木材ですが、密度が高く非常に堅いため、つり革等に体重をかけても壊れることがないように、ヒバノテの強度をさらに高めています。

同時に、ビンテージ家具のように長年の耐久性に優れ、また木目が非常に美しいと言う特徴がありますので、ヒバノテのプロダクトとしての造形美を形作っています。

このヒバノテの表面は、塗装や防腐加工等をまったく施していない「無垢」のままにこだわっています。それは、青森ヒバの持つ様々な効果を最大限に発揮させるためには不可欠なことと思っております。

塗料を全く使用しないことで、塗料に含まれる様々な物質によるアレルギー等をできる限り防ぐことにもつながると考えております。

また、一般に販売されている非接触サポートツールのほとんどは金属製ですが、ヒバノテには一切金属は使用していませんので金属アレルギーも関係ありません。

表面は丁寧に職人よる手作業で時間をかけて磨き上げておりますので、その手に触れて気持ちの良い柔らかな質感を感じていただければと思います。

ヒバノテの形状は、様々なシーンで使いやすいように考え抜いたデザインにしています。先端のフック形状は、主にドアノブに引っ掛けて扉を開けた後にリリースしやすいように少し出っ張った形状にしています。この形は、つり革やポールにスムーズに引っ掛けやすく、そして外しやすい特徴を持っています。

また、つり革などに引っ掛けた時やドアを引く時に力が掛けやすいように、指を入れるホールを設けています。ここに指を入れるだけで力がかかりやすくなります。

先端部の突起を使うことで、スイッチやボタンを押すことができます。
お尻の小穴には、付属品としてコードを取り付けてありますが、この穴を利用して、ピンオンリール を取り付けたり、カラビナを付けたりと好みに合わせて、使いやすいように工夫していただけます。

角は全て丁寧に面取りしていますので、金属製のツールとは全く違った、持ちやすさ・握りやすさに徹底してこだわっています。

ヒバノテをつり革に引っ掛けて体重を支えたり、重いドアを開くことを想定していますので、強度が重要になってきます。新潟県工業技術総合研究所において耐荷重試験を実施いただきましたところ約100kgまでの耐荷重性能があることが証明されましたので、安心してお使いいただけるかと思います。

ヒバノテは、堂々と見せて使うことを前提にしています。
私たちは、公共の場でヒバノテでドアを開けたり、ボタンを押したりすることが「カッコイイ」と感じていただけるようなデザインを目指しました。
ですので、普段はポケットなどに隠すよりも、バッグやベルトなどにぶら下げて、機能美あふれるアクセサリーとして、積極的に見せていただければと思っております。

ヒバノテは、直接触れなければならない様々なシーンで、自分の手に替わりに触れてくれるツールとしてデザインしました。

・家やお店などのドアノブ

フック形状を大きめに設計していますので、引っ掛けてドアを開けたあとリリースしやすいデザインとしています。

・電車のつり革、ポール

フックをつり革やポールにひっかけることができます。ホールに親指を入れることでしっかりと握ることができます。耐荷重は約100kgありますので、体重をかけても安心して使用できます。

・照明などのスイッチ

フックの先端についている突起で、スイッチ類を押せるようにしています。

・ATMなどのボタン

圧力を感知するタイプの液晶パネルはフック先端の突起を使って操作ができます。静電式の場合は、横についているテンキーボタンを突起で押して操作してください。

・コンビニのドリンクコーナー扉

コンビニやスーパーなどのドリンクを取り出す際も扉を開ける必要がありますが、ここも多くの人が触っている箇所になりますので有効と言えます。

・自動販売機のボタン

自動販売機は間違いなく多くの人の指が触れていますので、ぜひフック先端の突起分を使ってボタンを押していただければと思います。

・エレベーターのボタン

エレベーターのボタンも多くの指が触れているにもかかわらずその都度消毒されているわけではありませんので、ぜひフック先端の突起で階のボタンを押してください。

・自動ドアの押しボタン

自動ドアの手で押すボタンも多くの方に触れられている箇所になりますので、ヒバノテ先端部で押して開けてください。

・ロッカーのドア

荷物を預けるロッカーのドアも、様々な方が触っている可能性が高いと言えます。ぜひ、ヒバノテの先端フックを使って開けていただければと思います。

このヒバノテを外出する際には、ぜひ、すぐに取り出せるところに入れて持ち歩いていただき、使ってみていただければと思います。菌やウィルスが付着している可能性のあるモノに直接触れないで済む安心感をぜひ感じていただければと思います。

▷ 仕様

材料：青森ヒバ材、ウォールナット材（無塗装）
表面：100%青森ヒバ油による表面コーティング
寸法：横120mm x 縦43mm x 厚12mm
重量：本体25g
＜付属品＞
手編みパラコード：ナイロン
青森ヒバチップ：青森ヒバ材

▷スケジュール

2020/8/14（金）：プロジェクト開始
2020/9/29（火）：プロジェクト締切
2020/10月上旬〜：順次発送開始予定

▷リターンについて

各割引と合わせて今回下記付属品を特別セットさせていただきます。

・パラコードハンドストラップ

パラシュート素材でできたパラコードを手編みしたハンドストラップを特別に付属させていただきます。

・青森ヒバチップ

青森ヒバの製材時に出るウッドチップを特別に付属させていただきます。袋から必要な量を小皿等に取り出して靴箱や冷蔵庫などに入れて、消臭材や防カビ材としてご活用ください。

▷実行者紹介

私たちは、小さな会社が集まったプロジェクトチームです。大手企業のような大量生産はできませんし、大きな費用をかけての広告・宣伝を行うようなこともできません。私たちにできることは一つ一つ丁寧に心を込めて作ることだけだと思っております。
ですので、このプロジェクトに共感していただける方や、このようなアイテムを探していたと言ってくださる方のお手元にお届けし、皆さまに喜んでいただければ大成功だと思っております。

もし目標金額が達成できましたら、一生懸命お作りして心を込めてお届けしたいと思いますので、ぜひとも応援いただけましたら幸いです。

株式会社グラノクス https://glanox.co.jp/

心に響くような、インドア／アウトドアのライフスタイルプロダクツを新しい考え方で創り出すクリエイティブカンパニーです。
今回のヒバノテプロジェクトは、私たちにとって大きなチャレンジとなります。もし、みなさまからのご支持、ご支援をいただけるようでしたら、この「青森ヒバ」という素晴らしい素材を使って、今までにはまったくなかったような、素敵なプロダクツを生み出していけたらと思っております。
是非とも、私たちの活動を応援いただけましたら幸いでございます。

株式会社E-pec https://www.elvan.jp/

キャンピングハイエース室内用ウッドパーツの設計・開発・製作を行っております。「日常使いのできるキャンピングカー」をテーマに車内空間作りを日々研究し、お客様へ私たちの技術を凝縮したコンプリート車両もご提供しています。

この度の新しい生活様式を強いられる環境下において、今回の【HIBAnoTE】を提供させていただくことで、皆様へ大きく貢献できるものと確信しております。是非、青森ヒバが持つ抗菌力とヒバの香りで味わえる森林浴気分を感じて頂ければ幸いです。

コムブランチ https://www.combranch.com/

グラフィックデザイン及びプロダクトフォトグラファーをしておりますコムブランチと申します。
３つの【Com】Commercial(情報発信）、Community（人とのつながり）、Communication（意思疎通）を主軸に、「ものづくり」における商品の魅力を最大限に引き出すためのデザイン活動を行っております。このHIBAnoTEのデザインの魅力、性能の魅力がひとりでも多くの方に伝われば幸いです。そして、HIBAnoTEを実際に手に取り、やわらかな造形と青森ヒバの感触を肌で感じて頂ければ、きっとイメージ通りの素敵な商品だと感じて頂けると信じています。

Q、ヒバノテを洗うことはできますか？
A、ヒバは水に強い性質を持っており、まな板などにも利用されています。ですので、毎日洗っていただいても大丈夫です。

Q、使用後のメンテナンスは必要ありませんか？
A、基本的には毎回のメンテナンスの必要はありませんが、汚れが付着したり、目立ってきたら表面を洗って頂くことをお勧めします。

Q、ヒバの香りは、時間が経つと無くなるのでしょうか？
A、いえ、無くなることはありません。ですが、新品のときよりも弱くなったように感じることはあるかと思います。その場合は、一般に販売されている「青森ヒバ油（100%精油）」をお買い求めいただき、表面に塗っていただけると良いかと思います。

Q、どのようなタイプのタッチパネルでもヒバノテを使用できますか？
A、感圧方式のタッチパネルは使用できます。それ以外の静電容量式（スマートフォンや携帯ゲーム機など）は、指に発生する静電気を利用しているためヒバノテは利用できません。ATM等で静電容量式を採用しているものもありますが、通常は物理式キーが用意されているためそちらをヒバノテで押してご使用いただければと思います。

Q、木材に塗料等は使われていますか？
A、塗料は一切使用していません。ヒバの効果を最大限発揮できるように、あえて無垢材としています。

Q、日本製ですか？
A、はい。純粋なメイドインジャパンです。材料は青森県産材で、加工は燕三条の工場で一つ一つ丁寧に手作りで製作しています。

Q、小売店でも販売してますか
A、今のところは一般小売店では販売しておりません。ヒバノテの良さに共感してくれるところがもしあれば、検討していきたいとは考えております。

Q、ヒバを使った他の商品はありますか？
A、今、この青森ヒバを使った新しい製品開発を進めています。大手企業さんでは思いつかないような魅力的な製品をリリースする予定ですので、ぜひご期待いただけましたら嬉しいです。

Q、保証はありますか？
A、はい。もしご使用になられて、万が一接着面が剥がれてしまったり、折れてしまった等製造上の欠陥が原因の不具合が発生した場合は、無償修理や交換等対応させていただきます。ただし経年使用において自然に発生する傷や経年劣化などについては対応いたしかねますので予めご了承ください。
それ以外の破損やトラブルに関しましても、ぜひご相談をいただけましたら修理等対応させていただきますのでお気軽にご連絡ください。