「ひろちゃん」の紹介動画が公開されました！ぜひご覧ください！

かまって「ひろちゃん」で実現したい世界

超高齢化社会を迎える日本では、介護、認知症対策の必要性が確実に高まっています。認知症のご高齢者とそのご家族、そして介護職員さんへのサポート・サービスは、21世紀の日本社会の最も大事な課題の一つであり、私たち自身の問題です。

『かまって「ひろちゃん」』（以下「ひろちゃん」と記載）は、人とのかかわり方によって感情表現をする「赤ちゃんロボット」です。既に一般販売されている「ひろちゃん」は、介護現場や、ご高齢者のいらっしゃる家庭等、さまざまなシーンで活用されています。

今回のプロジェクトでは、これまでの研究・実証実験による検証結果や現場の要望などをフィードバックし、新たにバージョンアップした「ひろちゃん」（にこにこ・マクアケver.）をご提供させていただきます。

「ひろちゃん」（ にこにこ・マクアケver.）は

・鼻歌のような感情表現を実装

・発話のバリエーションが大幅にアップ

・かかわり方で、声のトーンを変化させる機能を新たに実装

を実現しました。

また、「ひろちゃん」を「介護現場以外のもっとたくさんの方々にも知っていただく」そして、『ご高齢者と社会との「つながり」と「笑顔」を生み出す』ことを目的に、皆様のサポートご参加で、「ひろちゃん」50体につき１体を、ご高齢者のいらっしゃる介護施設に寄贈させていただきます。

「ひろちゃん」は、年齢や性別を超えた、さまざまなお客様にお使いいただいております。ご高齢の方がご自身で購入されるほか、ご両親へのプレゼント用、あるいは日々の生活の癒しとしてご活用いただいています。

「ひろちゃん」が実現している「赤ちゃんならではの喜びの感情表現」は、言語や世代を超えた、人間の共通理解をもたらすものであるといえます。そのため、特定の世代や目的に限らない、幅広い皆様にお使いいただけます。

介護現場では、介護職員さんが、これで遊んでおいてと言って「ひろちゃん」をご高齢者に渡すのではなく、「この赤ちゃん人形、私が大切にしているものなんだけど、しばらくの間お世話してもらえませんか」という仕事のような形で依頼すると、受け取ったご高齢者は、日ごろお世話になっている介護職員さんの役に立てると感じます。また、介護職員さんは、その間別の業務に専念できます。「ひろちゃん」は、認知症ご高齢者のQOL向上、介護者さんの負担軽減を目指しています。

「赤ちゃんロボットパワーで、ご高齢者と介護者さん、そして社会に笑顔を！」

どうぞ皆様、応援、そして、サポートのご参加をよろしくお願いいたします！

プロジェクトチーム一同

project team ： rideaway × Vstone × ATR

「ひろちゃん」の機能

「ひろちゃん」は、本物の赤ちゃんと同じように、様々な声で感情表現します。「ひろちゃん」はぬいぐるみ素材でできており、内部にはセンサーが搭載されています。 利用者が「抱っこ」や「たかいたかい」などのお世話をすると、その揺れを検出し、「ひろちゃん」の感情表現が変化します。

「ひろちゃん」の感情表現は、利用者からのお世話によって、スムーズな変化を行います。 利用者からのアクションの結果が、「ひろちゃん」の感情表現という形でただちに確認できるため、癒し時間の醸成に繋がります。

かまって「ひろちゃん」のストーリー

・顔がないことで、利用者は、自由に想像力を発揮できる。

「比較研究でわかっていること」

「ひろちゃん」の顔の有無は、利用するかしないか、の差にはならないことが確認されています。顔がない「ひろちゃん」を利用されている人からは、「自分のその時の気分で、相手がだれかをイメージして関われるのでいい」といった意見も寄せられています。

・極限的シンプル設計でローコスト・高耐久性を実現。

どのような場所であっても、そこで使用する機器は安価で高耐久性であるに越したことはありません。高額な機材になると、扱いの慎重になり、利用者も利用を促す側もストレスになります。「ひろちゃん」は、できうる限りシンプルな設計思想にしながらも、発する声は、実際の赤ちゃんの声を使用するなどこだわるべきところはこだわっています。あやまって落としてしまっても壊れたりしません。重量も電池を入れた状態で約460ｇと筋力が衰えたご高齢者に優しい仕様になっています。

・新型コロナでさらに孤立するご高齢者。業務負担が増える一方の介護職員さんや、会いたくても会えないご家族の役に立ちたい。介護現場と社会に笑いと笑顔を！

新型コロナウイルス感染症の猛威は以前にも増す勢いで広がっています。感染によるリスクはご高齢者ほど高く、高齢者施設や自宅介護をしているご高齢者は以前にもまして孤立しています。複数の人で扱う機器などは事実上利用ができなくなっており、感染予防のために介護職員さんの業務負担は増加の一途です。

「ひろちゃん」は、ご高齢者お１人に1体の適用を検討できる程度の低価格製品であり、また、その運用方法を工夫することで、単なる癒しや気晴らし用グッズでははなく、ご高齢者の社会参加や、介護職員さんにとっては、業務の負担軽減にもつながります。さらに、「ひろちゃん」の笑い声が、「施設の雰囲気を明るくしてくる」といた施設関係者からのコメントもいただいています。

利用シーン / 利用方法・操作方法

運用方法動画

シニア向けヒーリングコミュニケーションデバイス「かまってひろちゃん」 - YouTube

かまって「ひろちゃん」公式ページ

https://www.hiro-chan.jp

「ひろちゃん」は、年齢を問わず様々な方にお使いいただけますが、特にシニア世代の癒しを求める方々や、ケアハウス、介護施設などでお使いいただけるよう配慮しています。「ひろちゃん」の開発にあたりご協力いただいた介護施設でのテストでは、施設スタッフの方などに対して反応が薄い方でも、喜んで使っていただけました。「ひろちゃん」を導入いただくことで、ユーザー本人の満足のみならず、施設スタッフの方の労務軽減に繋がる効果も期待できます。

製品仕様

サイズ：約W230×D170×H320m[mm]

素 材：ぬいぐるみ生地（外）、筐体（中）

センサー：加速度センサー

入出力：スピーカー、スイッチ（電源ボタン、音量ボタン）

電 源：単3アルカリ乾電池×3本（別売）

価 格：5,000円(税別)（送料別）

製品プレスリリースPDF

https://www.vstone.co.jp/news/pdf/press210331.pdf

スケジュール

・2021年６月15日プロジェクトスタート

・2021年８月15日プロジェクト終了

・プロジェクト終了次第順次リターン発送実施

リターンについて

特典：今回のプロジェクトでは、皆様のサポートご参加で「ひろちゃん」（ にこにこ・マクアケver.）５０体につき１体を、ご高齢者のいらっしゃる介護施設に寄贈させていただきます。

※プロジェクトに関わっていただいたサポーター様の御名前をホームページに記載させていただきます。

（御名前の記載期間はプロジェクト終了後から6か月程度を予定しています。）

※御礼上の送付をさせていただきます。

資金の使い道

皆様からの応援・サポートの資金は、今後のプロモーション・赤ちゃんロボット「ひろちゃん」の普及活動に充てさせていただきます。

実行者紹介

「主役は人」のDX

株式会社ライダウェイ https://rideaway.jp

（JAIST 北陸先端科学技術大学院大学発ベンチャー）

代表取締役 達山源市

（内閣府知的財産戦略推進事務局クールジャパン地域プロデューサー）

株式会社ライダウェイは「一緒に幸せに。笑顔豊かな社会を共創しよう。」を理念にデジタルトランスフォーメーション（DX）で、人の暮らしと社会を豊かにする新たな共生時代のソリューション、サービスの共創・提供を行う会社です。

超高齢化社会を迎える日本では、医療や介護、認知症対策の必要性が確実に高まっています。医療現場、及び、医療従事者を育てる教育現場の変革、そして介護者、要介護者を抱える人たちへのサポート・サービスは、21世紀の日本社会の最も大事な課題の一つであります。また、生活様式と価値観の変化に対しても、テクノロジーを活用した「新たな環境とサービス」の社会実装が推奨・推進されています。

かまって「ひろちゃん」は、人とのかかわり方によって感情表現をする「赤ちゃんロボット」です。

株式会社ライダウェイは、「ひろちゃん」の介護現場での運用方法の教育訓練と、販売を実施し、将来的には他の介護系ロボット製品の教育訓練や販売も行う予定です。

「ひろちゃん」は、これまでの介護現場で活用されているドールセラピーに対して、ロボット側から人への働きかけの機能を持たせたもので、株式会社ライダウェイは、その効能や運用の最適化と社会実装を今後も推進していきます。

株式会社ライダウェイは、北陸先端科学技術大学院大学発ベンチャーに、令和３年２月２２日に認定されました。取締役の大和は、同大学で、かまって「ひろちゃん」の社会的受容に関する博士論文研究を進めています。
株式会社ライダウェイはこの研究成果も織り込みながら、北陸先端科学技術大学院大学発ベンチャーとして、かまって「ひろちゃん」の実用化に取り組んでいきます。

株式会社ライダウェイは「株式会社プレッパーズ」「ヴイストン株式会社」「有限会社オブユース」とパートナーシップを構築。3社のリレーション及び知見と、「100Robi」や「ロボ旅」等、コミュニケーションロボットの社会実装・サービスで、クールジャパン地域プロデューサーとして実績のある「株式会社ライダウェイ」代表取締役GEN達山源市のネットワークを活かし、社会が抱える課題に対して、「デジタルトランスフォーメーション（DX）」で、人の生活・社会を豊かにする新たな共生時代のソリューション・サービスを共創・提供していきます。

開発ストーリーの説明

本プロジェクトにおいて、ヴイストン株式会社は、かまって「ひろちゃん」を活用し「認知症高齢者から豊かな反応を引き出すミニマルデザイン」をテーマに大学、民間研究機関、介護施設と連携して研究を進めています。この研究の目的は、21世紀の健康，社会福祉において重要な課題である認知症ご高齢者のQOLの向上にあります。世界的には，2015年の時点で，4700万人が認知症患者であり、日本政府は2025年までに，日本の人口の20％が認知症ご高齢者になると見積もっています。認知症のご高齢者は、行動・心理症状（BPSD）としてよく知られている暴言や暴力、抑うつ、妄想などの問題を伴います。BPSDにより、介護職者は認知症ご高齢者により多くの注意を払わなくてはならず、負担も増加する。介護職者は未だ不足しており、介護現場は崩壊の危機に面しています。問題行動を減らすための介入を実施することは、認知症のご高齢者、その介護職者、および高齢者介護施設にとって重要な課題であり、赤ちゃんロボットの実現はこの課題解決への一助となると考えています。

株式会社国際電気通信基礎技術研究所（ATR）はかまって「ひろちゃん」の開発における協力機関として、かまって「ひろちゃん」の開発とそれを用いた効果検証を進めてきました*。介護施設で介護職員さんやご高齢者の皆様に実際に使って頂く中で、かまって「ひろちゃん」を楽しんでくれるご高齢者がいらっしゃること、かまって「ひろちゃん」が介護職員さんの癒やしになりうることを確認してきました。

*JST 戦略的創造推進事業(CREST) 研究領域「人間と情報環境の共生インタラクション基盤技術の創出と展開」（研究総括：間瀬健二 名古屋大学 教授）における研究課題「ソーシャルタッチの計算論的解明とロボットへの応用」 （研究代表者：塩見 昌裕 ATRインタラクション科学研究所 室長）の支援を一部受けて行っています。
なお、ATRはCRESTの研究課題における共同研究の一環として本プロジェクトに参画するため、ATRが関わる研究活動において皆様にご支援いただいた資金を利用することはございません。

関連情報

製品紹介HP

かまって「ひろちゃん」 | ヴイストン株式会社 (vstone.co.jp)

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