ジョージア（旧グルジア）という国は、知る人ぞ知る8000年の歴史を誇る「ワイン発祥の地」です。世界の3000種類の葡萄のうちの525種類が自生する「葡萄栽培とワインの生産に最も適した自然環境」にあります。
ジョージアワインは飲んだ人のワイン人生を変えてしまうと言われるほど自然な味わいが魅力です。

今回のリターンは特別な限定ジョージアワイン！

ナチュラルなジョージアワインに魅せられて、日本で広めたいと会社を起こしたのが2012年。「グルジアワイン*」と呼ばれた当時から、ワインラバーの皆さんのハートをとりこにする瞬間に数多く立ち会ってきました。*2015年3月、日本政府はグルジアからジョージアへと呼称変更しました。

2013年12月、8000年前から続くジョージアの伝統製法がユネスコの無形文化遺産に登録され、｢一度は飲んでみたい」ワインの筆頭に上がるようになりました。変わらぬ製法で作られるワインが世界中から脚光を浴びています。
 

その土地でしか味わえないであろう豊かな個性を持ちながら、的確で丁寧な製法のお陰で何とも言えない自然な飲み心地が印象的なワインで、出会えたことに感謝したい！イギリスのワイン専門誌 デカンタ2015より

大地の恵みそのものの原種に近いパワフルな葡萄。良質の野生酵母、タンニンや酸が豊富で腐敗しにくいのでワインの醸造に不可欠な酸化防止剤を微量しか必要としません。

この違いがジョージアワインを飲んだら他のワインが飲めなくなる理由なのです。

ジョージアは1991年まで旧ソ連の一国でした。ジョージア産の美味しい農作物とワインはロシア人にとって最高のご馳走。国際市場に出回ることがなく、つい最近まで入手困難でした。この数年やっと輸出され始め、日本で飲んでいる方はまだごく限られた方々だけなのです。

ジョージア人にとってワインは命の水。国中の至るところで美味しいワインが生産されています。中でも政府が指定する検査機関の厳しい基準をクリアしたエース級のワインだけが「ジョージアワイン」としてヨーロッパやアジア諸国に輸出されるのです。

「原点にして頂点」を極めるためのこだわり

コーカサス山脈の恵み豊かなジョージアでは葡萄の栽培に化学的なものを使用する習慣がありません。理由は使う必要がないからです。

さらに政府が定める特別なマイクロゾーン(原産地呼称指定地域）では、十分な日照、昼と夜の寒暖差、水はけの良さなど葡萄の栽培に理想的な条件がすべて揃っており、理想的な葡萄が収穫できます。この葡萄から作られるのが私たちのジョージアワインなのです。

かめを地中に埋めてワインを醸造！

世界にワインの製法は2通りしかありません。ひとつは広く知られているステンレスタンクやオーク樽を使う「ヨーロピアン手法」。もうひとつは、ジョージアの最大の葡萄の生産地｢カヘティ地方」に由来する「カヘティアン手法」で「クヴェブリ」という特別な素焼きのかめを地中に埋めてワインを醸造するというユニークな手法です。

クヴェブリ自体、そして自然栽培されたタンニン豊富な葡萄の抗酸化力が極めて強いために、通常、ワインの醸造に使用する酸化防止剤をごく微量しか必要としません。
また、清潔で温度が一定の地中で、醗酵がゆっくり進むために葡萄の持つ有効成分が余すところなく抽出された高タンニン・高ポリフェノールのナチュラルでヘルシーなワインが出来るのです。

クヴェブリは特別な粘土を使用して作られ、大きいものは8000リットルもの容量があります。このかめの内側を葡萄の枝を燃やして暖め、溶かした蜜蝋を塗ってコーティングします。防水効果を高め、土の匂いがワインに移らないようにするためです。この昔ながらの伝統製法では最高品質のブドウしか使用しません。

この地中に埋められたクヴェブリに葡萄の果実、果皮、果梗、種もすべて入れて、３週間かき混ぜながら一時醗酵させます。醗酵中は二酸化炭素がぷくぷく出てきますが、やがて落ち着いてきます。そこで、ふたをして待ちます。秋の収穫後、間もなく訪れる冬で外気は氷点下になりますが、地中の温度変化は少なく、ゆっくりとワインの醗酵が進みます。待つこと3ヶ月から4ヶ月、琥珀色に輝くワインが完成します。

1.　お食事と一緒に

ジョージアワインは素材を邪魔しないワインとして定評があります。同時にしっかりとコクのある存在感でお料理を引き立てます。名脇役でありながら主役級の働きをします。

ミネラル豊富な白はサラダやシーフードはもちろん、お寿司などの和食に合わせていただいてもよく合います。また、赤のドライはチーズやジビエを始めとするお肉料理にぴったりです。

2.　ここ一番の記念日や贈り物に

8000年のロングセラーは最高のベストセラー
幸せが長く続きますようにという願いを込めて
大切な人への特別な贈り物として最適です。
贈ったあなたも贈られた方も笑顔になることは間違いない最高の勝負ワインです。

他では買えない特別なワインが「忘れられないひととき」をお約束します。

3.　より一層美味しく飲むために

飲み頃は？抜栓のタイミングは？グラスは？

ワインにより飲み頃の温度が違いますが、ジョージアワインはあまり冷やさず室温に近い温度でお召し上がり頂くことをお勧めします。さらにお飲みになる1時間前に抜栓して頂くと華やかなアロマがより一層お楽しみ頂けるはずです。グラスも大切です。ナチュラルワインを一番引き立てるグラスは形状と併せて出来ればクリスタル素材である事がベストと言われています。
美味しく飲める温度、合わせるお料理などボトルの裏ラベルに詳しく記載されていますのでご参考になさって下さい。

4.　保管方法

ワインは最高のタイミングでお届けしていますので美味しい状態でお召し上がり下さい。ナチュラルワインは急激な温度変化、振動、電磁波、光、騒音などで劣化します。長期保管する場合は・・・
（1）　コルクの乾燥を防ぐために必ず寝かせて保管
（2）　ワインセラーに入れて保管
（3）　新聞紙に包んで温度変化の少ない冷暗所で保管

・・・やっぱり早く飲んで頂きたいですね。

5.　飲み残したワインの保存方法

（1）　軽くコルクを閉め直し、冷蔵庫に保存する
（2）　出来れば酸化を防ぐためにボトル内を擬似真空状態にする道具を使用して冷蔵庫で保管
（3）　保存の目安は、冷蔵庫で1週間程度
 

コーカサス山脈の南に位置するジョージアは、生物の多様性に富む大自然の宝庫として知られ、現在ある約3000種類の葡萄の約１/6に当たる525種類が固有種として自生しています。葡萄をはじめ、コムギ、リンゴ、ナシ、スモモ、クリなど私たちの生活に欠かせない19種類の栽培作物の発祥地です。はちみつの発祥地としても注目されています。北海道より少し小さな国土に豊かなミネラルウォーターの水源が2400か所もあります。

命が生まれた聖なる台地、ジョージアの自然こそが地球の宝物だと気づいた私たちは、この宝物を未来に手渡すために行動することを決意。葡萄とワインの発祥地であるカヘティ地方に農地を確保し、農薬や化学肥料を一切使用しないビオディナミ農法で葡萄栽培を始めました。

世界の最先端を行く「ビオディナミ農法」－なぜなのでしょうか？

1980年代からビオディナミ農法を実践する生産者が現れはじめ、ワインの世界では2000年以降、一気に勢いを増しています。フランスの銘醸ワインの生産地を始め世界の偉大なワインの作り手たちは続々とビオディナミを採用しています。

ビオディナミはビオの一種で、さらに厳格な基準を満たす必要があります。つまり①特定の農薬を使わない②畑の自然なバランスを最も大切にする③自然界のリズム、特に月の満ち欠けのリズムに注意を払います。

ブドウ栽培は常時、様々な寄生虫の脅威にさらされるために農業の中でも殺菌殺虫剤を最も消費すると言われています。1863年、フィロキセラという寄生虫でフランスの1000年以上の歴史をもつブドウ畑が全滅、ヨーロッパ全土にも被害が広がりました。この時の苦い記憶から、以降は大量の薬品を使用する事が当たり前になってしまいました。

あたかも大地を破壊するような農業のあり方について警鐘を鳴らした人たちがいます。教育学で有名なドイツ人哲学者のルドルフ・シュタイナーもそのひとりです。彼は晩年「農業に関する8つの講義」を行い、その中で命を殺傷する化学農薬に頼るのではなく、生きものの法則と諸力を探求し、農業に利用するための考え方が貫かれています。この考え方に基づいた方法が、後に「ビオディナミ」農法に進化しました。

ジョージアのビオディナミは最高の夢

さて、葡萄とワイン発祥の地、農薬を使用する習慣のないジョージアでビオディナミ農法で葡萄栽培を実践したら、どんな事が起きるでしょうか？同じような思いを抱く仲間たちが出会い、夢が現実に向かって動き出しました。

私たちのプロジェクトには２人のリーダーがいます。ひとりはエコ・グロンティ氏です。医師であり地質学者というユニークな経歴をもつエコが葡萄栽培とワイン醸造を手がけます。ドイツ人のマリオス・ホーナー氏の祖母はシュタイナーが農業講義を行ったときに速記録を担当し、祖父は初のシュタイナー学校を設立したという筋金入りの血統。私はふたりの会話や土いじりの様子をワクワクしながら特等席で楽しんでいます。ふたりの天才たちは残念ながら、あまりビジネスには長けておらず、資金面での苦労が絶えません。「素晴らしいワインを日本の素敵な人たちに紹介してこれからの活動資金にしましょう」と提案したら、そんな「夢みたいな事」と笑われたのが昨日の事のようです。

ジョージアには、東部のカヘティ、南東部のカルトリ、中央部のイメレティ、北西部のラチャ・レチフミ、黒海沿岸のグリア、サメグレロ、イスラム系住民の住むアブハジア、アチャラと6大産地があります。

中でもワイン発祥の地、カヘティは現在でも全国の葡萄の7割、ワインの8割が生産される最大の生産地です。良い葡萄が生産される事から、古くから貴族が葡萄畑と醸造所を所有し、近代的なワイン醸造が始まった歴史的な場所です。

私はこのカヘティに10ヘクタールの畑を確保する事を約束し、2017年末に実現しました。そして遂にプロジェクトが始動しました。

皆様の応援が必要です！

小規模農家の協力を得て試験的にビオディナミによる葡萄栽培を行いワインを醸造してきましたが、昨年、ジョージアでは6月から10月までほとんど雨が降らず、収穫が心配されました。ところが、ビオディナミやビオで栽培している畑ではほとんど影響がなく、例年通り、または例年以上の収穫があったのです。

不思議に思ってたずねて来る農家さんもありました。私たちはビオディナミ農法に確信を得て、もっと広い畑で実践したいと願っています。幸いにも最高の場所を確保しましたが、これから土壌を元気にしてから葡萄の苗を植え、支柱を立てたり、たくさんの時間も労力も資金も必要です。

そこで私たちと一緒に夢を見てくださる方々を募ることに致しました。

応援下さる皆様へリターンとして送られるのはエコの特別なワインです。世界最高ランキングのホテルやミシュランの星レストランで高い評価を得ているワインをお届けします。天才たちは時に気難しく、自分の作品に対するプライドが高く、簡単には手放しません。他では買えないとっておきのワイン。

応援下さる皆様への私たちの心からの感謝の気持ちです。

ワインは世界のMW（マスターオブワイン）たちが絶賛する2銘柄で、ジョージアの首都トビリシにあるエコ氏のセラーに残存するすべての貯蔵ワインが提供されます。在庫本数が少ないため残念ながら市販は出来ません。

なお、ブドウの苗木2本のみを応援する2,000円のコースにはワインやジュース含まれません。

リターンワインその１　　サペラビワイン「LAGVINO2011」

現地パートナーの醸造家エコ・グロンティ氏がフランス人女性初のMWイザベル・レジュロンと共同制作した赤ワイン。ジョージア固有のサペラビ葡萄の魅力が余すところなく表現された「LAGVINO 2011」は発表と同時に大評判となり、ザ・リッツ・ホテル、ミシュランのレストランランキングで最高位に輝く「ザ・ファット・ダック」はじめ、ヨーロッパのミシュラン星レストラン30店舗以上で提供され、人気を博しました。

飲み頃を迎えた素晴らしいワインですが、30年後もますます輝きを増すであろうと言われる最高傑作のひとつです。ワインを意味するジョージア語GvinoはVino, Vin, Wineの原語と言われています。

タイプ：赤・フルボディ　蔵元：LAGVINARI（ラグビナリ）
使用葡萄：サペラビぶどう（ジョージア固有種）　　

産地：ジョージア国カヘティ地域
ヴィンテージ：2011年　　　アルコール度数：14.5％。

ジョージアを代表する赤の固有種｢サペラビ」葡萄。染めるという意味の名の通り、果皮だけでなく実まで濃い色をした世界でも稀少な葡萄種です。干したプラム、野生のベリー、タバコや草の香り、胡桃の複雑なアロマが特徴です。心地よいタンニンとベリーの長い余韻が傑出しています。お肉料理、ジビエ、スパイシーな煮込み料理、チーズと一緒にどうぞ！

リターンワインその２　　オツハヌリサペレ「OTSKHANURI SAPERE」

タイプ：赤・クヴェブリ製法　　 蔵元：LAGVINARI（ラグビナリ）
使用葡萄：オツハヌリサペレ（ジョージア固有種） 産地：ジョージア国イメレティ地域
ヴィンテージ：2015年　 アルコール度数：11％。

ジョージアの西部に広く分布し、収穫が10月中旬以降と遅い赤の固有種オツハヌリサペレ100%使用のクヴェブリ製法ワイン。しっかりした酸味が特長の個性的な葡萄で、近年人気上昇中。明るいラズベリー色に輝き、フレッシュなヴェジタル系（野菜・草）の香りが特長です。20年経年しても深く、エレガントなアロマが楽しめる自然派ワインと評価されています。タイムを使った子牛、牛肉などの肉料理、トリュフと一緒にどうぞ！

こちらのワインはジョージアワインのプロモーションボトルとして少量ですが、使用されています。

ジョージア産無添加コールドプレスジュース｢Georgia's Natural」をプレゼント！

ワインのコースには世界27カ国のオーガニックショップで大人気の無添加コールドプレスジュース「Georgia's Natural」がついてきます。サクランボ、ナシ、モモ、ハチミツなどの発祥地としても知らているジョージア。原種に近いスーパーフードのコールドプレス製法ジュースは優れた抗酸化力でストレスにさらされがちな現代人のデトックス、コンディショニングに有効と言われています。ジョージアのスーパーフードのパワーを是非体感して下さい。

本間真理子（ほんままりこ）プロフィール

1956年東京都渋谷区生まれ（両親が修道院に勤務していたために修道院で育つ。）

スイス銀行勤務を経て国連のパートナーNGOジョイセフに勤務、アジア・アフリカ・中南米の発展途上国の女性支援・母子保健推進活動に30年間従事。

＜被災地支援からジョージアワインへ＞

2011年3月の東日本大震災以降、未曾有の被害で困窮する被災地の現実に衝撃を受け、東北に通い続ける。被災地支援活動に専念するため、30年間勤務したNGOを退職。チーム・クレッシェンドという任意団体の発起人の１人として、笑顔の陸前高田「陸前高田に送るフルコース」という年末・年越しイベントを企画・実施。

被災地支援の活動資金集めの苦労を教訓に、2011年末、ジョージアのマイクロゾーン（原産地呼称指定地域）に30ヘクタールのブドウ畑を購入。2012年、ジョージアワインを日本に紹介するために会社を設立。

ジョージアワインで東北応援「Wine for Two」に続き、現在は福島県浪江町で被災した業者とタッグを組んでジョージアワインと笑顔を届けるために今日もボトル片手に奔走中。

汗と涙の経営者修行に試行錯誤を重ねつつ、ジョージアワインファン拡大に迷いはない。

以上　2018年1月現在