●●●山戸ふぁーむ●●●

はじめましてこの度Makuakeのプロジェクトに参加する事になり、個人名から改めて[山戸ふぁーむ]として歩ことになりました。

●●●温泉熱を利用したトマトの袋栽培●●●

家業は漁師の網元私は北洋鮭鱒船団の乗り組員として2年間以来海外でカズノコ、スジコ、イクラ等々加工技術(テクニシャン)の指導に就いていました。

4年前に隣町で温泉熱を利用してトマト、キュウリのハウス栽培を見たのがきっかけで、ハウスを貸してくださる方がいて2年間素人ながらはじめてみましたが、土が連作障害で病気になっていました。
周囲の方々は年に4回トマトを作付していますが、その度に土に薬剤、肥料等々40万円~50万円かけてトラクターを使って行っているのを見て、大変なリスクだと思い考えた結果が袋栽培にたどり着きました。

翌年1月に真っ赤なミニトマトが実りだしました。…が、2月に貸主様から旅館を直すとのことで、これからという時に返す事になりました。
はじめて農家を経験しましたが諦めきれず、温泉熱のあるハウスを探していました。

●●●トマト栽培を再開●●●

今年5月に苺栽培をしている方が腰が悪く辞めようかと考えているとお話があり、どうしてももう一度自然エネルギーの温泉熱を利用して真冬の北海道で甘くて美味しいミニトマトを栽培したい！

この度のハウスは300坪、以前のハウスの3本分の広さです。
9月からハウス内の片付け作業に入り、温泉の配管や水の配管等全て自分で出来る作業をこなし、トラクターを使わずに土袋を敷き詰めミニトマト千果の苗を10月16日に植えました。
12月に入り最低気温、外の気温は－5度、ハウスの中は10度で今か今かと真っ赤になるのを待ち遠しく毎日の作業に追われています。

これからこのハウスで1日も欠かさず甘くて美味しいミニトマトを収穫できるのです。是非ともこの経過を見て頂きたいと思っています！

最近巷では、私たち地方から来てミニトマトを栽培している事が不思議なようです。実際に温泉をひいてハウスを利用している方が、私たちのほかに5ケンいらっしゃるのに冬は何も収穫できないそうです？ですからミニトマトの実がなっていることがありえないようです。
5件の内の イチゴ栽培している若い方がこの度見にいらしてハウスに入るなり目がテンになってしばらくその場から動けずに呆然としていました。ミニトマトの実が着いているのが信じられなかったそうです。

今年イチゴ栽培は例年以上に赤字のようで、私たちの365日…いいえ永遠に休むことなく栽培できる方法を説明しました。
興味深く質問も結構してきましたので、将来頼もしくもなり、また何の為に温泉熱を利用しているのかと聞いたところ雪でハウスが潰れないようにハウスの外に温泉熱をひいているのに私たちが驚きました。

必要であれば私たちの栽培のノウハウを教えることで地域の活性化にすこしでも役に立てられたらと想い毎日頑張っております。

●●●資金の使い道●●●

もうひとつ、11月15日に種を蒔いて19日に芽吹きましたミニトマトプチぷよがあります。
こちらは見た目がサクランボのようで、赤ちゃんのほっぺのような新食感です。
以前も栽培しました。甘さも美味しいミニトマトです。…が、収穫の時が大変で1粒1粒トレーに入れながらの作業となる為、今回は特別にトレーを作るのに、資材等の資金が必要となりました。
宜しくお願いします。

●●●実行者紹介●●●

山戸 正男

1957年北海道八雲町落部生まれ育ち15歳から漁師の手伝い18歳から北洋サケマス、海外ではカナダ、アラスカ、ロシア、ノルウェイ、韓国等、国内では青森、北海道内の水産加工サケ、マスのイクラや筋子のテクニシャンで指導員を25年していました。
隣町で地熱エネルギーを利用したハウス栽培を34年続く真冬でもトマト、キュウリ等栽培しているのに最近興味を持ち、偶然ハウスを貸してくださる方がいて、農業は素人ですが1年色々試してみて、一般的な栽培方法(連作がダメなので)では大変なコストがかかるのが知ることが出来、自分なりに考え、袋栽培にたどり着きました。