早朝に港を出て、近海で漁をして、夕方に港に戻って水揚げする「一日漁」。夕方の競りは「晩市(ばんいち)」と呼ばれる。大田市に古くから伝わる操業方法です。

小型底曳船が40数船、つり船50船前後で「一日漁」を行い、なおかつ水揚げされた魚が「晩市」にかけられるのは全国でも島根県大田市だけです。
※こちらの規模で、一日漁を実施している地域は他にございません。

　午前中に海を泳いでいた魚がその日のうちに競りにかけられるので、新鮮で色やつやが良く、身の締まった魚を消費者に届けることができます。

　「全国に売り込みたい」。伝統の方法で取れた魚介類を大田市の新しいブランドに育てていきたいと思っています。

【一日漁　紹介　動画サイト】

https://www.youtube.com/watch?v=UXwoL4s1Ueg

今回はクラウドファンディングの支援者の方向けに、3つのリターンをお届けし、たくさんの人に「一日漁」を味わっていただけたらと思っています。

（※魚種については、季節や漁場によって変わりますので指定はできません。）

●一日漁の鮮魚

　一日漁で水揚げされた鮮魚です。その日獲れた新鮮なお魚をお届けします。

●一日漁珍味セット

　白いかロール（焼き）1袋

　白いかげそ（味付け）1袋　　　

　えいのみりん（焼き）1袋

●男漁師めしセット

　刺身用、揚げ物用、煮つけ物用と4種類～6種類の鮮魚セット

●一日漁干物セット

　一夜干しを4品～6品

　（ノドグロ、エテガレイ、白イカ、アマダイ、カマス、アジなどです）

●お魚晩酌セット

　日本酒　石見銀山（幻の酒米　改良八反流から作られたお酒）1本つきます

おおだ一日漁推進協同組合について

　大田市に古くから伝わる漁形態を継承しつつ、漁獲物が高 鮮度というブランド価値 を高めて、全国 展開を図るため、「一日漁」・「晩市」の地 域商標を取得し、平成24年に仲卸・加工業・飲食業者らが協同組合を設立しました。

　統一デザインロゴ、ポスターの作成や一日漁カレ ンダーの配布等によるブランド価値と認知度を向 上させる取り組みなども行っております。

　行政・商工会議所の参画など、官民一体となり 「一日漁ブランド推進協議会」を立ち上げをし、小中高校生を対象に、一日漁の魚を使った料理 教室の開催や学校給食と連携した魚食普及。ま た、伝統漁法を題材にしたPR活動を行っています。

　今後は、「一日漁」を広くＰＲしていくためホームページの作成・ECサイトの運営・SNSなどの発信に力を入れて行きたいと思います。

島根県大田市の概要

　大田市は、島根県の東西の中央部に位置し、日本海に面する、面積435.71㎢の地域です。広島市からは約130㎞の距離にあり、松江・出雲市圏と浜田・益田市圏の中間にあたる、県央の拠点都市としての役割を果たすことが期待される地域です。

　本地域の北部は日本海に面していますが、急峻な中国山地が海岸に迫っているため山林原野が多く、平坦地が少なくなっています。海岸線は46㎞に及び、岩場と砂場が交互に存在することから、漁業はもちろん、風光明媚な自然景観、海水浴、釣り、各種マリンスポーツ等観光に供されています。

　当地域の中央部には平成19年7月2日に日本では14番目、鉱山・産業遺跡としては初の世界遺産登録が決定した石見銀山遺跡、南東部には大山隠岐国立公園に属する三瓶山があります。気候は、日本海型気候に属し、比較的温暖ですが山間地域と平坦地域ではかなりの温度差があります。

　また、この地域は石見文化と出雲文化が混在する文化的共通性を持ち、中世から近世にかけて石見銀山の盛衰に大きな影響を受けた地域です。域内の「石見銀山遺跡」や「熊谷家住宅」「温泉津温泉街の伝統的建造物」「楡の木谷横穴群」等は、古くからの歴史を今に伝える史跡や文化財が点在しています。