従来のいかめしをアップデート。イカの旨みを余すことなく閉じ込めた、まさに新世代のいかめし「Kuro Ikameshi」。

家でも外食のような、驚きの体験をしてほしい・・・。そんなコンセプトからスタートして、湯煎するだけでテーブルの主役になれる、全く新しいいかめしが生まれました。

黒いイカ墨で包み込んだ、真っ黒いイカめし。 ひとたびナイフを入れると、鮮やかな色と香りが広がります。

イカめしのもつ可能性を最大限に引き出した、黒いイカめしのサプライズ体験をぜひお楽しみください。

こんにちは。A Kitchen Lab 主宰の阿部と申します。

これまで私は、大手外食チェーン・グループにてメニュー開発を担当してきました。開発したメニューは1300以上。いわば外食のメニュー開発のプロフェッショナルとして、レストランや居酒屋を通じて外食の楽しさを多くの人に届けてきました。

しかし、自分自身に子どもができ、なかなか食べ歩き・外食が自由にできなくなった経験から「家でも外食を食べるような、ワクワクする贅沢な食体験を届けたい」という気持ちが高まり、現在は東京・上野の近くで「子どもを持つ夫婦が自宅でプチ贅沢を」というコンセプトを掲げ、デリカテッセンをオーナーとして切り盛りしています。

※お店の様子。自宅ではなかなか作れない料理をラインナップ。

お店オープン以来、婦人公論の特選百科にて当店のオリジナル調味料シリーズ「幸せ調味料 たれや」を掲載いただいたり、読売テレビ制作のドラマ「ランチ合コン探偵」作中にてテイクアウト料理として採用されたりと、メディアやテレビでもご紹介をしていただきました。

お店は地元のお客様に支えられ無事軌道にのりましたが、コロナの影響もあってお店を訪問できるお客様は限られてきます。もっと多くの人に外食のような贅沢な食体験を届けたい。そこで、通販でも驚きの食体験を実現できないかと商品を考えてきました。

そんな中、ふとした妻との些細な会話がきっかけで誕生したのが「Kuro Ikameshi」です。開発までにお店の常連さんなど様々な人に試食してもらい、皆さんの笑顔を見ながら「これは多くの方に喜んでもらえる！」と確信を深めています。

開発には多くの時間やコストをかけ、また多くの方にアドバイスをもらってきました。

お世話になった方にお披露目する機会を設けたい。
このチャレンジの結果を多くの人と分かち合いたい。

そんな思いからクラウドファンディングを開始いたします。

■Kuro Ikameshi 黄

カットするとサフランライスの鮮やかな黄色が目を惹く、Kuro Ikameshiが生まれるきっかけとなったカラー。輝かしい断面がお皿に映え、食卓の主役になること間違いなし！

■Kuro Ikameshi 赤

スパイスをふんだんに使用した、辛みがある大人の味わい。エスニックテイストを好む方にオススメ。開封した瞬間から感じるスパイシーな香りが食欲をそそります。
※本商品は辛口程度に辛味を感じる味わいのため、お子様など辛いものが苦手な方が召し上がる際にはご注意ください。

■Kuro Ikameshi 緑

バジルのグリーンが彩生を放つ、ジェノベーゼ風味のイタリアンいかめし。イタリア産パンチェッタの旨みが凝縮。ワインと一緒に楽しみたい、メインディッシュを飾る一皿に。

■Kuro Ikameshi 白

オフホワイトな断面から想像できない、実山椒の香りがふわりと華やぐ和風テイストの味わい。「醤油」を味付けに唯一使用しており、また熊本の伝統酒「東肥赤酒」を使用して味わいに奥行きを出しています。和の食材がオリーブオイルと絶妙にマッチした、単なる和食とは言い難いシェフが誇る意欲作。

■Kuro Ikameshi 黒

広島産カキと柚子を使用した漆黒のソース。濃厚な磯の香りと爽やかな柚子の香りが絶妙にマッチした仕上がり。シーフード好きの人に全力でおすすめしたい、海の旨みを丸ごと味わえるいかめしです。

【原材料・アレルギー表記】
Kuro Ikameshi 黄：イカ、落花生、乳を含む
Kuro Ikameshi 黒：イカ、落花生、乳を含む
Kuro Ikameshi 緑：イカ、乳、落花生、豚肉を含む
Kuro Ikameshi 白：イカ、乳、小麦を含む
Kuro Ikameshi 赤：イカ、乳、豚肉を含む
※エビ、カニ、卵、乳、小麦、落花生を使用した設備で製造しています。
※同じ生産ラインで上記品目を使用した製品を製造しております。製品自体には一部含むものもございます。

〜イカの旨みを余すことなく伝える〜

一般的には、いかめしを作るにはイカに餅米などをつめ、味付けした汁で煮て仕上げていきます。しかし、この工程では煮た時に出た煮汁を全て使うことが難しく、どうしても煮汁にイカの旨みが残ってしまいます。

そこで、フレンチのソース作りから着想を経て、

① いかに具材を入れて、煮る
② ①でいかを煮たスープで、ソースを作る
③ ①②を合わせて完成

という調理工程を採用しています。調理の手間はかかってしまいますが、これならイカの旨みを余すことなく全て詰めこんだいかめしを届けることができます。

・まるまる太った、大型サイズのイカを使用しています。いかめしのサイズは約200gと、女性が1本食べると充分満足できるボリュームです。

・調味料については、できるだけ自然な食材を取り入れています。日本・世界から取り寄せている、こだわりのラインナップで構成されています。

例えば、スパイスであればホールのものを自ら加工することも。

徳島県出身なので、和三盆やすだちは徳島県産のものをこだわって使用。そのほか世界中の調味料を料理テイストに合わせて選んでいます。

湯煎するだけでOK。

とても簡単に、お店の味わいを再現することができます。

実は、初めから「いかめし」が頭にあったわけではありません。

「家でも外食を食べるような、ワクワクする贅沢な食体験を届けたい」というからには、誰でも簡単にレストランで食べる食事が再現できる商品でなければなりません。

そのため、

・調理工程を簡単にする
・どの家にある設備でも、調理できる
・冷蔵・冷凍による品質劣化が最大限少ない

ということを念頭に置いて、商品開発を進めていました。

様々な商品を考えましたが、「調理工程を簡単にする」「どの家にある設備でも、調理できる」という発想から「湯煎するだけで調理できる」商品にすることを、まず決めました。

そして、「冷蔵・冷凍による品質劣化が最大限少ない」という発想から「ローストキノコ」「ローストオニオン」「モッツァレラチーズ」という素材を使うことを構想しました。しかし、それらをどう組み合わせるか・・・。うまいアイディアが出ずに、試作を繰り返す日々が続きました。

「いかめしはどう？」

商品開発に悩む私に、妻が言った一言です。

・「いか」なら冷凍しても、味わいは落ちにくいのでは？
・女性は結構好きだと思うな、いかめし。もち米好きな人多いし。
・むしろいかめしが嫌いな女性なんていないんじゃないか？

最後の一言は言い過ぎかもしれませんが（笑）、正直いかめしを作る発想は私自身では思いつかなかったので、とても斬新な発想に思えました。

「イカ」や「もち米」という素材は冷凍・冷蔵での劣化はほとんどありません。

そして、いかめしと言えばお弁当や惣菜の印象が強く、想像するものは、茶色のイカの姿。既存のイメージが強い分、違う商品が作れたらこれは「驚き」の体験になるのではないか・・。また、いかめしはおかずと主食を同時に実現する、面白い位置付けの商品です。そういった気づきから、いかめしの商品開発に挑戦することにしました。

せっかくイカを使うからには、イカの美味しさを全部届けたい。

お弁当やレトルトパックになっている一般的ないかめしは、保存性を上げるためにイカの煮汁を入れていないことが多いです。しかし、イカの煮汁にはイカの旨みが染み出しており、煮汁と一緒に食べた方がいかめしは絶対に美味しい・・・。どのようにイカの旨みを丸ごと届けられるかに苦心しました。。

※初期の試作品。ソースの色や中身の色などで、試行錯誤しています。

また、イカの中にある旨味の塊「イカ墨」も料理に使えればと考えました。一般的には黒い料理というのはインパクトがあるもの。外食産業では常に賛否ある、採用するのに勇気がいるカラーリングです。

黒いビジュアルで、美味しそうと思ってもらえるのか・・・。試しにイカ墨を使ってみたものの、真っ黒く仕上がったいかめしを見て、不安な気持ちになったことを覚えています。

※試作品の様子。黒い中身に黒いソース・・受け入れられる商品になるか考えていた、当初の不安を思い出します。

しかし「既存のいかめしを改良する」のではなく「イカの旨みを全部詰めた料理を作る」と考えを変えれば良いのでは、とある日気づきました。

この発想から、

・イカの煮汁も全てソースに使う
・イカの旨味が詰まった、イカ墨もソースに使う

という今までのいかめしにはない、新しい製造方法にたどり着いたのです。

〜カットした時の歓声から商品化を決断〜

味わいは満足いくものができたものの、手元にあるのは黒いイカ飯。

※試作品。これだけをみて、いかめしが入っていると思う方はいないでしょう。

どのように商品化したらいいか迷っていましたが、まずはお店の常連さんに試作品を食べてもらうことにしました。

※Photo by お客様

（お客様）「いかめし、って聞いていたけど・・・これは何？」

お客様が不思議がるのも無理はありません。一般的なイカ飯よりも大きく、見た目も真っ黒。漆黒のソースがたっぷりとかかっており、バターや香辛料の匂いが皿からは立ち上ります。

※店舗に併設されたキッチンカウンターにて。お客様には何度も試食にご協力してもらっており、感謝しかありません。Photo by お客様

ご説明もそこそこに、食べやすいようにイカ飯をカットすると・・・

※Photo by お客様

（お客様）「わぁ、中身は赤いんだ！カットする時がワクワクするね！」

カットの瞬間、歓声が上がりました。見た目は真っ黒だったのに、想像できない中身の登場。カットした断面から熱々の湯気がたっぷりと溢れてきます。

（お客様）「美味しい！！いかめしで想像した味と全然違う！」

※試作品の様子。Photo by お客様

味にも無事、太鼓判をいただきました。

この時の試作品は、事前に調理して真空パウチしたものを湯煎しただけのもの。「家でも温めるだけでこの味になる」ことを伝えたら、重ねて驚かれました。

「これは絶対にたくさんの人に食べてもらった方がいいよ！」との高評価をいただき、自分が実現したかったコンセプトが体現できていると確信し、商品化を進めることにしました。

〜黒いことは、驚きを伝える上で強みになる〜

今までの市場にはない商品になったので、これをわかりやすくイメージしやすい商品へと仕上げる必要があります。そこで、またまたお客様に相談したところ、クリエイティブディレクターの古賀さんをご紹介してもらいました。

古賀さんは、長年リクルートにてクリエイティブディレクターとして様々なCMを手掛けていた、ブランド作りのプロフェッショナルです。最近では、"時間に寄り添う日本酒"のHINEMOSのクリエイティブディレクターとして、食分野のプロダクトデザインも手掛けています。

とても心強い方をご紹介いただき、古賀さんとこの商品をどう伝えていくか、どのようなパッケージがふさわしいかなどを議論し、商品化を進めていきました。

※商品名の選定からパッケージ選び、ロゴ選定などデザイン全般でご協力をいただきました。

※企画案・ラフの様子。様々な企画案から、コンセプトが伝わる良いものが出来上がったと確信しています！

そして、いよいよ商品が販売できる準備が整いました。

※ロゴコンセプト

※商品外観。

※ロゴの入った段ボール箱にてお届けする予定です。

テスト試作品や、少量ロットでの生産はできるようになったものの、まだ量産化や本格的な通信販売の準備ができておりません。

※ひとつひとつ、手作業で調理しています。

今までにない、驚きの「Kuro Ikameshi」を通じて、家でも外食のような驚きの食体験を実現したい。このチャレンジを推進していくために、皆様のお力をいただければ幸いです。

・2021年7月まで：クラウドファンディング期間
・2021年8月以降：商品の量産・発送
・2021年9月以降：ECサイトオープン（予定）、量産体制の構築（※食品工場の新設を予定しています）

・Kuro Ikameshi ECサイト作成の準備
・写真撮影
・パッケージや配送ケースの量産
・パンフレットや案内資料のデザイン・作成にかかる費用

などに充当させていただきます。