秋田県男鹿市で、数々の地域活性化プロジェクトに挑んでいるクラフトサケ醸造所「稲とアガベ」。

今回のMakuakeプロジェクトでは、2023年8月に一風堂×稲とアガベのコラボレーションによって誕生したラーメン店「おがや」の絶品ラーメンを、袋麺として全国の食卓にお届けします！

一風堂と稲とアガベが共同開発した「おがや」の看板メニュー「男鹿塩ラーメン」。店舗では、出汁に「高原比内地鶏」を贅沢に使い、男鹿名産のしょっつる（※）も使用することで、繊細で旨味たっぷりの味わいを実現しています。

※しょっつる：ハタハタを使った秋田生まれの魚醤。日本三大魚醤のひとつ

これらの素材に合わせて、水には、稲とアガベのお酒の仕込み水でもある男鹿の名水・滝の頭の水を使っています。

スープにとことんこだわった男鹿塩ラーメン。今回のMakuakeプロジェクトでは、通常は男鹿でしか食べられない究極の男鹿塩ラーメンの味の再現を目指し、袋麺というかたちでご自宅で食べることができます。

麺には生麺を採用することで、よりお店で食べるのに近いクオリティに仕上げました。

人口減少率ナンバーワンの秋田県の中でも特に人口減少が著しい男鹿市。65歳以上の高齢者の割合が50%を超え、出生数は年々過去最低記録を更新し続けています。

真っ暗だった男鹿駅の前に、2021年に明かりを灯したのが、私たち稲とアガベ醸造所です。

旧駅舎を醸造所にリノベーションし、無肥料無農薬の自然栽培米で作るクラフトサケ（※）という新しいカテゴリのお酒を製造。蔵には、地元の食材を生かしたコース料理とお酒のペアリングを提供するレストランを併設しています。

※クラフトサケ：日本酒の製造技術をベースに、副原料などを加えて新しい味わいを生み出したお酒（クラフトサケブリュワリー協会の定義）

そして、稲とアガベが2023年8月にオープンしたのが、ラーメン店「おがや」です。

それまで、稲とアガベ醸造所がある男鹿の船川地区にはラーメン店がありませんでした。そのためか、前年の2022年、ゴールデンウィークの地域イベントでラーメン店を出店したところ、1日100食、2日間で200食が即完売。地域の方々から、「ラーメン屋をやってほしい」という声をたくさんいただきました。

お酒とラーメンには、「地方にファンを呼ぶことができる」という共通点があります。お酒やラーメンの熱心なファンたちは、遠い地方にある酒蔵やお店にもわざわざ足を運んでくれるのです。そして、お酒を飲める人は限られていますが、ラーメンはより多くの人に食べてもらえます。

ラーメン店を作ることによって、地元の人々に喜んでもらえるだけでなく、さらに多くの人を男鹿に呼ぶことができるかもしれない。

そんな想いが芽生えたタイミングで、手を差し伸べてくれたのが「一風堂」で知られる力の源ホールディングスでした。「ラーメンを通して地域の課題を解決したい」というミッションを持つ企業として、ラーメンのプロデュースに協力したいと申し出ていただいたのです。

こうして生まれたのが、「おがや」の男鹿塩ラーメンです。究極の男鹿塩ラーメンは、その話題性と地域性、そして抜群のおいしさによって、オープンから約半年経ったいまも、人影のなかった男鹿駅前のシャッター街に行列を作り続けています。

営業日はほぼ毎日行列ができますが、人員や素材が限られているため、1日あたり限定平日50食、土日祝日100食。わざわざお店に足を運んでくれたにもかかわらず、売り切れで食べられなかったというお客さまもいます。

「男鹿塩ラーメンを食べたい」と思ってくれているすべての人に、男鹿の魅力を詰めこんだこの味わいを届けきれていないのが現状なのです。

また、稲とアガベを中心としたまちおこしにより、少しずつ明かりが灯り始めたとはいえ、男鹿を訪れたことがない人、その魅力を知らない人は全国にたくさんいます。

秋田や男鹿のおいしさが詰まった究極の男鹿塩ラーメンを、一人でも多くの人に食べてほしい。そして、お土産は次の旅のはじまりです。袋麺を食べることで、男鹿の魅力に気づいてくれた人が、「男鹿に行ってみたい」と感じてくれるかもしれません。

そんな想いから始まったのが、今回の袋麺プロジェクトです。

まず驚いたのが、濃縮スープに含まれるリッチな鶏の油の量。そして丼にお湯を注ぐそばから、魚醤らしい発酵の香りに食欲がそそられます。

スープを飲むと、鶏の濃厚な油と塩の旨み、魚醤のコクでどんどんレンゲがすすんで大変。麺はお店のつるつるとしたものと比べて、太くてエッジの立った麺で、スープが絡んでとても美味しいです。お店のラーメンと袋麺で、食べ比べて好みを探るのも楽しいかもしれません（私は実は、麺はこっちの方が好きでした）。そして残ったスープと卵で作る雑炊が至福...。ついつい、スープも全部平らげてしまいました。家に常備したいので、発売が待ち遠しいです！

岡住君が男鹿市に移住して以来、人口減少で悩んでいる当市に夢を与えてくれています。

クラフトサケの開発にはじまり、レストランの開業や発酵マヨネーズを加工販売するお店の開業、一風堂さん監修によるラーメン店の開業など、男鹿の元気のために、幅広く尽力してくれています。これが新たな人の流れを生み、街がにぎわってきました。

そしてまたまた今度は、袋ラーメンを開発してくれようとしており、非常に感謝です。

当市は世界的な観光地です。男鹿のナマハゲを代表とする文化、寒風山を代表とする自然、史跡脇本城跡を代表とする歴史など魅力いっぱいです。一度お立ち寄りいただき、男鹿の魅力に触れていただくとともに、彼が手掛ける様々な事業に注目していただきたいです。

彼の元気が男鹿市・秋田県を越え、全国に広がることを期待します。

稲とアガベでコーポレートシェフも務める食のクリエイティブディレクター井上 豪希による美味しい「おがや」の袋麺の食べ方をご紹介します。

【 おウチでおがや 】

お麩、三つ葉、鷹の爪３粒を添えるだけで、「おウチでおがや」が完成します。

【 発酵マヨで簡単アレンジ 】

発酵マヨ小さじ２（10 g）をスープに溶くと、酒粕の香りとマヨの酸味が加わって、コクが増し、キレがまし、なぜか豚骨スープのような味わいに変化します。

醤油漬けの卵黄（醤油とみりん２：１に８時間浸けこむ）を麺に絡ませて食べると、まろやかさが加わり、最高です！

また、日本酒に対する愛情を熱燗で表現する熱燗DJ・熱燗DJつけたろうによるおうちで出来ちゃうペアリングも特別に大公開いたします！

【 レモンでアレンジペアリング（かんたん編）】

レモンを搾ったラーメンのスープと、ラーメン専用酒がよく合います。レモンの爽やかな香りと酸味が、ラーメン専用酒とスープの絆をより強くしてくれます。途中の味変に是非どうぞ！

※お酒の推奨温度帯はキンキンに冷えているよりも、冷蔵庫から出して少し室温に近づけたくらいの温度がオススメです。理想は茹で始めるくらいから冷蔵庫から出してグラスに注ぎチビチビ飲んで、ラーメンを食べてる途中でレモンをアレンジをするとちょうど良い温度で味わえると思います！

【 〆の一献　ラーメンスープ割り燗（マニアック編）】

食後の蕎麦湯のような幸福感をラーメンでも再現しました。

＜必要なもの＞
・チロリ(もしくはビーカー)
・スティック温度計
・蕎麦猪口(もしくはマグカップ)
・実山椒3粒

＜作り方＞
1.チロリに、実山椒3粒を入れる
2.スープを60ml入れる
3.ラーメン専用酒を大さじ1杯(15ml)入れる
4.スティック温度計をさす
5.麺を茹でたお湯を再沸騰させる
6.沸騰したら火を止めチロリを入れる
7.蕎麦猪口をくぐらせて温めておく
8.チロリのスープ割り酒が70℃になったら温めておいた蕎麦猪口に注ぐ
9.実山椒を箸で取り除いて完成

完食後の蕎麦湯のようなイメージで味わってもらうとラーメンの美味しさの余韻に浸れ、幸せが続きます。（もちろんラーメンと一緒に味わっても抜群に合います！）

※全てのプランに「お礼のメッセージ」が含まれます

※リターン金額は全国への送料込みの金額です

〇男鹿塩ラーメン

【特定原材料】小麦・卵・鶏肉・魚醤(魚介類)
【内容量】151g
【お届け方法】常温での配送
【保存方法】直射日光を避け、常温で保存してください
【賞味期限】製造日より89日

〇ラーメン専用稲とアガベ
【特定原材料】なし
【内容量】500ml
【お届け方法】冷蔵での配送
【保存方法】要冷蔵
【賞味期限】なし

〇発酵マヨ（各種）
【特定原材料】りんご（発酵カスタードを除く）
【内容量】170g
【お届け方法】常温での配送
【保存方法】常温保存　※開封後は要冷蔵でお早めに
【賞味期限】製造日より180日

この度は「おがや」の袋麺のページをお読みいただきまして、誠にありがとうございます。

今年8月に力の源カンパニーさま監修のもと、男鹿駅前でリリースしたおがやの「男鹿塩ラーメン」。

大変ありがたいことに多くの方にご愛顧いただきまして、男鹿の地に新たな賑わいを創出することにつながりました。

我々稲とアガベが男鹿の地で操業開始した2年前、朝から晩まで人通りのない醸造所前の通りを眺めながら、この場所に人通りを作るにはどうすれば良いか？と思案していたあの日々を思い返すと私自身大変感慨深いものがあります。

この度そんなおがやの男鹿塩ラーメンが袋麺として登場いたします。

開発は、力の源カンパニーのグループ企業である、長野の渡辺製麺さまにご協力いただき、最高な出来栄えで「おがや」を知っている方も、知らない方も満足いただけるラーメンに仕上がりました。

インスタントラーメンは発注ロットが5000食となりまして、生麺の場合賞味期限が3ヶ月、いかに無鉄砲な私でも少し及び腰になっていたところ、

Makuakeであれば実現できるかもしれないと思い立ち、稲とアガベをさまざまな形でフォローアップいただいていたMakuakeの松岡さんと鈴木さんに連絡して本プロジェクトは始動いたしました。

正直かなり突貫のプロジェクトで、我々の広報チームのマルゴやMakuakeのみなさまには多大なるご迷惑をかけ、また大変なご協力をいただきました。

極め付けは、僕の依頼が遅くギリギリのギリギリでお願いしようとしていたデザイナーさんが仕事手一杯で不可能となり、もう間に合わないとなっていたところ、ダメ元で友人である「デザインで」の齋藤さんに相談したところ快諾いただき、デザイナーの山本さんが超高速で今回のデザインを仕上げていただきました。

いつも行き当たりばったりで、いろいろな方々にさまざまなご迷惑をかけながら、稲とアガベは前に進んでおります。

ファンの方々はじめ協力者の皆様いつも本当にありがとうございます。

今回のプロジェクトの目標は、1000万円。

理由はシンプル、過去Makuakeのラーメンプロジェクトの中で最も資金を集めたプロジェクトにしたいからです。

この壮大な目標を達成するには殊勝にもここまで文章を読んでくださった皆様の、応援購入が必要です。

あの“Makuake”でもっとも資金を集めたプロジェクトが男鹿にある。

そんなワクワクする未来に向けて、何卒ご協力の程よろしくお願いいたします。

＜プロフィール＞

1988年、福岡県北九州市出身。神戸大学経営学部を卒業後、秋田県・新政酒造で酒造りを学ぶ。2021年に秋田県男鹿市に「稲とアガベ醸造所」をオープン。新ジャンルのお酒「クラフトサケ」造りを行うとともに、レストラン「土と風」を経営。2023年春、食品加工所「SANABURI FACTORY」を立ち上げ、廃棄リスクのある酒粕をマヨネーズにする加工生産をスタート。また同年8月一風堂監修レシピのラーメン店おがやを立ち上げる。今後はホテルや蒸留所の建設を予定しており、秋田に多くの優良な雇用を創出することを目指す。クラフトサケブリュワリー協会初代会長。