洗車やガーデニングがより楽しくなるああ 便利なホースリール回転台座付ポール開発

ホームセンターで販売されている一般的なホースリールに取付ける回転台座付ポールです。軽量コンパクトタイプのホースリールが転倒せずに使え、行きたい方向に向きが変わり、引き伸ばし、収納巻取がスムーズになります。

ホースリールの利便性がより向上する回転台座付ポールを商品化します。

2020年の春、実家の片づけを手伝いました。長い間、手付かずの庭木の剪定、枯れかかった大量の鉢植えを整理整頓し断捨離も徹底的にしました。

片付けを終えて綺麗になった後、剪定した庭木、花鉢を体裁よく並べ実家の母に気持ちよく草花を育て楽しんで貰おうと思ったのです。

しかし母が花に水やりをする姿を見てハッとします。軽くてコンパクトなホースリールが使う度に必ず転倒し引き摺りながら使用しているのです。

水やりを終えて片付けの際は、屈みながら絡み気味のホースを大変そうに巻き取っている姿を目の当たりにしました。

高齢者にとって草花への散水が、意外に重労働になっているのです。

ホームセンターなどで販売されている小型コンパクトタイプのホースリールは持ち手もあり、軽量で持ち運びもしやすく、水圧も充分にあります。一般家庭での車の洗車、朝晩の草花への散水には欠かせない使いやすいホースリールです。しかし、実際に使用する際は、ホースリールを地面に置いてホースを伸ばして使用します。

使用する度に、ほぼ毎回のように転倒してしまいす。地面に置いてブロックなどで固定する方法などもありますが、左右の引き伸ばしが出来なくなります。引き摺りながら伸ばすことも多いのが現状です。さらに、巻取り収納時は想像以上に煩わしさを感じ、結局はホースを伸ばしっぱなしにしてしまう人も多いのではないでしょうか。これでは収納に便利なはずのホースリールのリール機能の意味がありません。

何か便利に使う方法はないかと思い商品開発を決心し、2年前から取り掛かり、ようやく製品化にこぎ着けました。

今回のホースリール回転台座付ポールは、地面に固定したポールの台座の向きが変わるように、丈夫なプレスキャスターを加工し取付けました。引き伸ばし、巻取り時がスムーズに出来るようにガイドにローラーも取付けてある構造です。

2020年８月（特許出願済み）

特願2020-140410

発明の名称：「リール用台座」

ホースリール回転台座付ポールの4つのポイント

①固定式

②高さ確保

③向きが変る

④巻取りをスムーズにするガイドローラー配置

試作品を作りガーデニング愛好家の方、自動車洗車業プロショップで使用しています。水を使う際は屈むことは無く向きを変えながら散水が出来ています。もっとも楽になったのは収納時の巻取りです。今ではなくてはならない楽しく水やりが出来る道具になっています。

水を楽しむライフスタイルが変わる ああああ あホースリールの利便性UP！

朝晩の草花への散水、休日の車の洗車などで水の扱いがより手軽になり、ホースリールで水を使う場面がより楽しみになると思います。

移動しながら自由に散水出来、利便性が向上しました。

左右は勿論のこと自由に360度スムーズに散水が出来ます。

屈みながらの作業からの解放！

アーム状のガイドを取付けローラーも配置したことで、引き延ばしも巻取りもスムーズに行えるようになりました。

収納後は両手を洗えます。

両手が洗えることも好評です。

車の洗車で頻繁に水を使う私共の作業においても、なくてはならないホースリール回転台座付ポールです。

洗車やガーデニングで水を使うことが回転台座付ポールを使う事によって、少しでも手軽になり「キレイ、美しい、気持ちいい」と思う方がより多くなればと思います。

「操作方法・組立て」

設置可能機種は現在のところ以下の５種類のみとなります。

タカギ社製オーロラnano10m オーロラnano15m オーロラnano20m

nano next15m nano next20ｍ が取付け可能です。

※その他の機種は現在のところ取付け出来ません。

取付可能な機種を既に所有されている方、購入予定の方が対象です。

その他の種類については開発検討中です。

ホースリール本体の底面にスペーサーを取付し3種類のスペーサーで5種類のホースリールの取付けが出来る仕様です。

3種類のスペーサーは上面の凸部、8mm爪ナット、写真手前の凹部、左右排水用の溝がある構造です。

組立て取付けは簡単

回転台座付ポール組み立て

梱包箱から取り出し、アーム部をプレートに取付けます（10mmレンチ使用）

ボルト、ワッシャー、スプリングワッシャー、ナットの順に固定して下さい。

ホースリールへスペーサーの取付方法

スペーサーの取付は、上面の凸部がホースリール本体の底穴にはめ込めるようになっています。

はめ込むと同時にビス穴の位置が決まります。

4箇所のネジ穴から20mmビスで固定します。ホースリール本体の機能に支障がないポイントで固定出来ます。回し過ぎると逆に緩くなりますので注意して下さい。

他の種類のスペーサーも同じ要領で取付けが出来ます。

ホースリールへスペーサー取付完了

（ホースリールの種類ごとにスペーサーを取付した様子です）

機種ごとにスペーサーのサイズ、凸部の位置、ビス穴は違います。爪ナット位置、回転台座に掛ける凹部の位置と幅は同じという構造です。

今のところこの方法しか思いつきませんでした。将来はホースリールメーカーさんと調整出来ればと考えております。

ホースリールを回転台座に取付け

台座付ポールのプレートにスペーサーを乗せます。この時プレートの後部のフックにスペーサーの凹部をはめ込みます。

プレートの底から青のノブボルトを手で回し台座とホースリールを固定します。

ストッパーを外せば向きが変わります。

ストッパーは紛失しない様に収納穴に収めて下さい。

ホースリールを回転台座へ取付完了！

地面への設置は2種類の方法があります。

コンクリートビスやアンカーなどの設置よりもより簡単に取り付けが出来る2通りの方法も考えました。

接着式と鉄杭式です。冬前の片付け、強風時の撤収も4本のネジで脱着出来ます。

設置例１ 硬いコンクリートにベースを接着 （㈱イリオスNOTO敷地内の設置）

①地面がコンクリート、敷石、アスファルトの場合

ノーマルベース170ｍｍ×170mm×22mmを付属のコンクリートボンドで接着します。12～24時間で接着が完了後、ポール下側のネジ穴から付属の5mm皿ネジを＋ドライバーで固定します。

こんな簡単な方法でも大丈夫です。強度も耐久性もあり充分に接着出来ます。

（コンクリートアンカーなどは必要ありません）

設置例２ 安定した敷石にベースを接着

接着式セット （アーム部とベースのみ組み立てが必要です 重量3.8ｋｇ）

②地面が土、砂利などの場合

ワイドベース 298mm×298mm×33mmを設置する場合、設置予定の地面をベースのサイズより少し広めに削るように2㎝程堀り4隅の杭穴にL型鉄杭をハンマーで打込みます。

設置例３ 砂地への鉄杭による設置

周りを埋め戻します。小砂利や玉砂利などを周りに敷き、寄せ集めながら周囲をしっかり踏み固めます。設置後にポール下側のネジ穴から付属の5mm皿ネジを＋ドライバーで固定します。

設置例４ 砂利地へ鉄杭による設置

水道蛇口付近に設置した様子です。ホースを地面より高い位置で引くためベース周りはしっかりと踏み固めて下さい。

鉄杭式セット （アーム部とベースのみ組み立てが必要です 重量5.4ｋｇ）

回転台座付ポールの大きさ仕組み

組立後の地面からの高さは830mm

各部パーツごとのサイズ大きさ 重量 材質

①アーム 長さ320mm×幅60mm （鉄板厚み1.6ｍｍ）

②プレート 長さ320×幅100mm （鉄板厚み1.6ｍｍ）

③ポール部 パイプ外径42.7mm×長さ500mm（厚さ1.2ｍｍ）

③-１ ポール底面幅120mm×120ｍｍ（鉄板厚み4.5ｍｍ） 重量 回転台座付ポール 2,500ｇ (ベースを省く重量です）

鉄製のパーツは白の粉体焼付塗装を施してあります。

回転機能

水道元ホースの巻き付きもないように回転は制御でき、尚且つストッパーを取り付ければ回転を止めることも出来る構造です。

ベアリングを配置し回転機能があります。パイプ径に収まる丈夫なプレスキャスター荷重6１㎏の丈夫な金具を加工し使用しています。切断面はサンダーでバリ取り加工後に防錆処理済です。

ポールとベアリング部の固定法

ステンレスリベット3カ所で固定してあります。

ストッパー機能と回転抑止機能

回転部は回りすぎてホースの絡まりや風の煽りなどが予想されることから回転抑止する構造になっています。

回転を固定することも出来ます。ストッパー機能を設けてあります。風でふらふらゆれる場合は黒のノブボルトを下側からねじ込めば回転を止めることも可能です。ノブボルトを紛失しない様に黒のノブボルトのみプレートの前方に収納穴も設けてあります。

ネジ類、ボルト類

屋外で使用するため、ネジ類、ボルト類は出来るだけステンレス製のものを使用しています。アーム部のローラー部の軸のみ鉄の素材です。念のため亜鉛ホワイトメッキを施してあります。

スペーサーとベースの耐水性と形状

ウッドデッキなどに使われている耐水性のある人口木材を加工しています。スペーサー、ベースは一枚一枚を削り出しで製作しているため、材料の性質上若干色むらや艶の違いなどがあります。ボルト穴の位置、凹部凸部のサイズと位置の誤差は0.5mm以内ですが、一枚一枚台座に現物合わせをしています。梱包時はスペーサーをノブボルトで固定したまま出荷致します。一旦取り外してから取付して下さい。

耐久性テスト

当社の毎日の洗車、実家の草花への散水で使用しています。試作品を1年以上使用し検証しています。今のところベアリング部の変化も錆もほぼありません。スペーサーの若干の変色以外は問題なく使用出来ていて大変便利です。

ただし、試作品の為、未塗装で真っ赤に錆びました(笑)

人口木材の耐水性、耐候性、コンクリートボンド接着の強度、ベアリング部の耐久性など1年間使用しましたが問題はありません。

日頃のお手入れ、メンテナンス

回転台座付ポールの鉄製のパーツは白の粉体焼付塗装をしてありますが、屋外で水を使うことで徐々に錆びは予想されます。その際は、稼働するパーツ以外はペンキで再塗装等をすることで長く使用できると思います。 アーム部のローラー部、プレートとポールの間に配置してあるベアリング部は、時々潤滑油スプレーなどを注入して下さい。

水と楽しむライフスタイル ウォータードルフィン

風見鶏の様に向きが変わる！水を撒きたい方向に自由に行ける！水中を自由に泳ぎ回るイルカをイメージし商品名を「ウォータードルフィン」としました。

以前は、当社の自動車洗車業（コーティングショップ）や実家の草花への散水は、主流の内径1２mmホースを使用していました。小型コンパクトタイプのホースの内径は7.5mmと9mmです。水量、水圧が気になり今まで見向きもしなかったのですが、ホームセンターでは、7.5ｍｍと9mmのホースリールの売り場面積が徐々に増えてきています。よく見ると節水が出来て水圧も大丈夫のようなので使用してみたところ、水量の問題も殆ど気にせずに使え、節水も出来ます。なにより細いホースの方が取り回しが良好です。

ホースリール回転台座付ポール「ウォータードルフィン」と共に使って頂ければ節水も出来、より使いやすさを実感して頂けると思います。

スケジュール

8月20日プロジェクト終了

8月31日までに発送完了

リターンについて

・ワイドベース： 土、砂利地の地面用

・ノーマルベース：コンクリート、敷石、アスファルト用

資金の使い道

製品の製作費に使います。

実行者紹介

1965年生まれ 石川県出身

1983年から1999年まで、佐川急便金沢店勤務 セールスドライバー 歴15年の車好き、洗車好きでした。

集配先でもあったコーティングショップで技術を6カ月間スクーリングを受け2000年より個人事業として「イリオスNOTO」を起業

2017年に「株式会社イリオスNOTO」として法人化しました。

自動車のコーティング施工業務でホースリールを使用する機会が多く、一升瓶のプラスチックケースに取付けたり、壁の高い位置に取付けてみたりしていました。車好きは勿論ですが、常日頃から機械や道具などの改良、改造をして便利にすることに取り組んでいます。

今回の新開発の「ホースリール回転台座付ポール」の商品化を可能にしたのは丈夫なプレスキャスターを利用したこと、固定方法をコンクリートボンドを使用すること、人口木材を加工したことなど、工夫とアイデアを実践出来たからです。

コーティングの専門店として、車のボディを1パーツごとに磨き上げる拘りと最新のセラミックコーティングなども一早くメニュー化、また、能登半島の地域特性の中で車の防錆処理をオリジナルメニュー化し、県内外からのご依頼も多く頂いております。

自動車業界の中でのニッチな分野で工夫と挑戦を日々続けているスタッフ5名の小さな会社のプレーイングマネージャー兼、経営者です。

企業理念

「キレイ、美しい、気持ちいい～」を車を通じて地域社会へと発進していきます。

今回は、ものづくりを通じて実践できればと思っています。

洗車や草花への散水がより手軽になり、洗車や草花に関心を持つ人が増え、キレイ、美しい、気持ちいいと思う方がより多くなることを、心よりを願っています。