●このプロジェクトについて●

この春中学生になる山本イサムは、フリースタイル・スケートボードを得意とする、ちょっと小柄なスケートボーダー。

あどけなさの残る彼ですが、毎年カナダで開催されている、フリースタイル・スケートボードで最も権威のある世界大会、World Round-Upに、２年前から参戦しています。

２年前の初参戦ではアマチュアクラスに出場し、優勝。

昨年はプロクラスに挑戦し、４位入賞。

そして、今年に入り、ブラジルのリオで開催された大会、Big RIo Freestyle Contestでプロ戦優勝を成し遂げました。

そして彼が今目指していること、それは、

「世界大会World Round-Upのプロ戦で優勝すること！」

その夢を叶えるためにみなさんのお力をいただきたいと、このプロジェクトを立ち上げました。

●フリースタイル・スケートボードとは？●

そもそも、フリースタイル・スケートボードとはどんなスポーツかということですが、平地で次々と技を繰り広げるスケートボードの一ジャンルです。板を回したり、立てたり、板に乗ってスピンをしたり、逆立ちをしたり、ダンスのようなステップを踏んだり…と、まるでフィギュア・スケートのように見る人を魅了します。

このジャンルで多大な功績を残したスーパー・スター、ロドニー・ミューレン氏を中心に、１９８０年代、フリースタイル・スケートボードは大きな発展を遂げました。

しかし、１９９０年代から徐々に下火になっていき、一時は大会も開催されなくなるという存続の危機を迎えた時代もあったそうです。

幸運にもイサムは、またフリースタイル人口が増加しつつある時代にこのスポーツと出会うことができました。そして、たくさんの先輩方にご指導やアドバイスをいただくチャンスを得ることができました。

●フリースタイル・スケートボードとの出会い●

イサムは、小学２年生になって間もなくの頃、ロドニー・ミューレン氏の動画をYouTubeで見て衝撃を受け、スケートボードを始めました。

始めて４ヵ月半、まだまだ出来るトリックがわずかなころ、大会初参戦。もちろん、順位は下から数番目というところでしたが、なんとなく手応えをつかみました。

２度目の大会では、順位は下位だったものの、ベストトリック賞を受賞、それ以後は参戦するほぼすべての大会で入賞・優勝できるようになりました。

●転機●

初めて２年半頃に参戦した大会で優勝したときの動画が、SNS上で世界中に大拡散され、海外のフリースタイラーにも注目され始めました。自分にも自信がついてきて、世界に挑戦したいという気持ちが湧いてきたのもその頃です。
 

そして翌年、念願の世界大会World Freestyle Round-Up 2014に初参戦、アマチュアクラスに出場し、優勝することができました！

その後、世界大会に向けての練習を撮影した動画が、またもSNSで大拡散、同時に世界各地のWEBメディアで紹介されるようになり、イサムの知名度が大きく高まりました。

その際、世界での反応が

「ロドニー・ミューレンのスタイルだ！」
「これは子供の頃に見たことがある！」
「フリースタイルが復活した！」
「彼はロドニーJr.か？」

などなど、特にスケートボードをしない人たちも、昔、フリースタイル・スケートボードを見たことがあり、その代名詞としてロドニー・ミューレン氏の名前を覚えているということが分かりました。

そしてそれを久々に見て、喜び・驚きとともに迎えられていることが実感できました。

 

●プロジェクトの背景●

しかし、イサムが取り組んでいるフリースタイル・スケートボード、日本ではおそらくご存じない方がほとんどかと思います。
スケートボードといえば、東京オリンピックの新種目候補として一躍注目度が高まりましたが、フリースタイルはその競技種目には入っておりません。
スケートボードの中でも競技人口が極めて少なく、とてもマイナーなジャンルなのです。おそらく、スケートボーダー全体の１％にも満たないのではないでしょうか…。

そのため、フリースタイル・スケーター（フリースタイラー）にはなかなかスポンサーが付かず、特に遠征費を援助してもらえるような選手は世界でも数えるほどしかありません。
このように、費用面からの活動制限が大きく、実力があっても海外の大会に頻繁に挑戦するということが難しいのが現状です。

イサムはこれまで３回、世界大会を含め、海外の大会に自費で参戦してきましたが、監督である父親とともに渡航する費用を捻出するのが大変です。これからもずっと海外遠征に自費で行けるのかというと、ちょっと厳しいところです。

●イサムにできること●

このプロジェクトでの夢は「世界大会のプロ戦で優勝すること」
ですが、それを通じてイサムにできる大きな仕事があると思います。

世界にたくさんのファンを獲得できた今、さらに世界の多くの人々にイサムの滑りを見ていただき、

「フリースタイル・スケートボードってこんなに素晴らしいスポーツなんだ！」

「フリースタイルってかっこいい。自分もやってみたい！」

「小さい子供にでもできるんだ！」

と、思っていただけるよう、その魅力を伝え、フリースタイル人口増加、発展・拡大、認知度アップに貢献できることを私たち家族は望んでいます。それが、イサムを育ててくれたフリースタイル・スケートボードというスポーツジャンルへの恩返しになることと考えています。
 

●援助していただいた資金の使い道●

渡航・滞在費に約３０万円、

スケート用品等の購入費として約５万円、

残り約１０万円を援助してくださる皆様へのリターンとしてお礼の品を贈らせていただきます。
 

●プロジェクトのリターンについて●

イサムにはスケートボードの他に特技があります。

スケートボードを始める以前から取り組んでいたアート。

６歳（幼稚園年長）、７歳（小１）のときには個展を開いた経験もあります。

彼のアートを生かした品物を中心にお送りしたいと思います。

また、企業様に向けてはイベントでのパフォーマンスをさせていただきたいと思います。

実際にフリースタイル・スケートボードをたくさんの方々に見ていただく機会を得て、喜んでいただけると大変光栄です。

最後までご覧いただきありがとうございました。

ご賛同いただけましたら、ご支援の程何卒よろしくお願い申し上げます。

（文責：母）