2016年3月13日  福島県いわき市に於いて開催される「いわきハルモニアオルケスタ第2回定期演奏会」

その第2部のステージを浪江町から避難されている方々を御招待し、浪江への強い想いから作られた曲を皆で歌おう！という企画が立ち上がりました！

【福島県双葉郡浪江町について】

NTV「ザ！鉄腕！DASH！」のダッシュ村があった地域です。テレビの画面からも山・川・空の美しさが伝わる風光明媚な地域です。

しかし2011年の3月11日に東日本大震災が発生。

福島第１原発から20キロ以内にある浪江町は全域が帰還困難区域となり「暮らすことが許されない町」となりました。

津波により甚大な被害を受けた海岸部、崩壊した建物、学校、そして民家。国道６号線からの脇道は鉄柵で閉ざされ、立ち入る事は出来ません。車のディーラーなどはショールームのガラスが砕け落ち、天井も抜け落ちたまま。そう、あの日あの時で時が止まっているのです。

全町民20,954名の浪江町ではありますが、2015年11月2日現在、１4,523名が県内各所に避難、残りの6,481名が県外に避難されています。

その内、約2600名がいわき市に避難されています。

心の傷が癒えぬまま時間だけが経過し、仮設住宅間のコミュニケーションも日々少なくなっています。

せつない想いで暮らす中、せめて数時間でも浪江町を想い、大きな声で歌ってもらう。その事で少しでも元気になってもらえれば！そう考え、このプロジェクトを始めました。

【このプロジェクトへの想い】

私（染谷昌彦）はいわきハルモニアオルケスタの団長、NPO法人　絆projectの副理事長、また地区の民生委員や学校に対してのメディア指導員をやっています。

その日々の活動の中でも「絆の綱が日々細くなっていく」事を身を持って感じております。

でもThere is no everlasting night！ 明けない夜はありません！

ひとりの歌声がみんなの歌声と重なることにより、その響きは心を元気にしてくれる事を信じています。

【コンサートについて】

このコンサートでは浪江町出身のシンガーソングライター牛来美佳（ごらいみか）さんが歌う「いつかまた浪江の空を」を、福島県立湯本高等学校合唱部を始め、地域の子供達や浪江町の方々と一緒に歌います。

浪江に来るはずだった楽しい未来　美しい街並みや海、そして抜けるような青空

今は戻る事が出来ないけれど、その日が来るまで、決して諦めず　みんなで歩いて行こう！

優しい町「浪江」に１日でも早く戻れるように、希望を捨てずに歩み続ける！

この力強い歌を「いわきハルモニアオルケスタ」の吹奏楽伴奏で高らかに歌い上げます！ 

その他にもみんなで歌える曲をたくさん用意し、元気になれるコンサートを実施します！

大きく口を開けて大きな声を出し、みんなで歌う！

「音楽の力を信じています！」

【お金の使い途】

尚、皆さまからご支援頂いたお金は、避難されている方々を招待する際の移動バス代金を始め、コンサートの為の練習場使用料、合唱団の方々の交通費補助などに使わさせて頂きます。

【いつかまた浪江の空を】

最後になりますが、浪江町役場いわき出張所・いわきハルモニアオルケスタ・NPO法人絆projectの協力を得て開催するコンサート、成功させる為には皆様のご協力が不可欠です。是非応援宜しくお願い致します！