「藍香茶」デビュー！
デニムメーカージャパンブルーの藍食への挑戦！

なぜデニムメーカーであるジャパンブルーが“今”食事業なのか？

その応えは「藍」が持つ可能性と、
「藍」に長年情熱を注ぎ続けた代表真鍋寿男の探求心にありました。

社長真鍋の探究心から蘇った、古来から語り継がれる飲み物「藍茶」

長く染色藍やジーンズづくりに携わる中、なぜ人はこの藍という植物を選び、身に付けたり食したりしようと思ったのか？

染めの染料として知られる「藍」は、古来は食生活の中にありました。

昔の文献から、藍は染料の他に食習慣の一部として広く人々の生活に浸透していたことは知っていましたが、自ら食べたり飲んだりしてみることで、ある時、藍が持つ魅力を実証したいという好奇心に火がついたのです。

＜藍職人時代の体験＞
そもそも染めには発酵した藍を使用するため、藍液を舐めて状態を確認することは自然と私の日常の中にあり、食べることが好きな私にとって、自然のものを食すことは健康法の1つでもありました。

そんな中、藍の生葉は苦く、乾燥したものを漉すと飲みやすくなると気づき、色々と試してみたけれど、とても美味しいといえるものではありませんでした。

また、藍の葉にはブルーベリーの数倍のポリフェノールが含まれることを知り、ますます藍を体に取り入れることへの興味は高まる一方でした。

「藍が食べられる」ということを知る人が実際現代にどのくらいいるのか。

少なからず、私の身近にいる人や弊社の関係者に話をしても知る人は多くありませんでした。

この藍のもつ食生活への可能性を、多くの現代人の方にもっと知ってほしい。
そして古来から伝わるこの習慣を提案したい。という思いから「藍香茶」として開発に踏み切りました。

世界一飲みやすく、体に優しい藍茶を目指して

「藍」に関するお茶は既にありましたが、それほどまだ普及されていなかったため、日常的に飲みやすく、“暮らしに寄り添う藍の茶”を開発したいと思ったのです。

（左：採取された乾燥藍 / 右：藍茶にするためにロースト粉砕加工後の藍）

市場に出回っている日本茶や紅茶のように馴染みある味ではないし、ハーブティのように特出した香りがあるわけでもない藍茶。

そこでより美味しく、暮らしの中で飲みやすいお茶にするにはどうしたらいいか？ お茶づくりのプロフェッショナルである岡山の「辻利園」と一緒に、私が思い描く藍のお茶づくりを開始。
ローストの温度加減、砕き方で苦味や風味が変わることを知り、何度も試行錯誤を重ね、飲みやすさの中にも“藍が本来持つ自然のエネルギーをダイレクトに感じるお茶”を目指しました。

そして、藍のもつ自然由来の大地の風味を喉の奥で感じる、日本茶でもなく紅茶でもない、“藍らしい個性”が詰まった藍香茶（Ai Tea）の完成に至りました。

何世紀も前から人類の生活の中にあった藍は、心を癒す美しいカラーとされ、中国では古来より日常的に食用として使用され、日本の文献本草薬名辞典『本草和名』（918年）にも藍の実が紹介されていたことから、自然と人間の体に必要なものなのかもしれないと感じていました。そんな日本古来より受け継がれてきた藍の可能性を後生に残し繋いでいきたい。さらに藍、デニムを身に纏うのと同じように、藍を食すとことが日常の暮らしにあってほしいと願っています。

岡山県上山集落で育った藍

耕作放棄地になっていた棚田集落の復活活動が盛んで、I ターン・移住者などの方々を中心に様々な活動が行われている岡山県美作市上山地区の農家、蟻正（ありまさ）さん。
農薬を使わず、食用として栽培された藍。その魅力を伝えるための本プロジェクトに1年前から農家として賛同し、藍茶葉の育成と栽培に協力いただいています。

長い歴史の中で、一時は耕作放棄地として人々の営みが消えかけた棚田に、現代人として自ら暮らしを呼び戻すことに心踊らせ、暮らしを通して山から流れ出た水が川となり、海に流れて再び戻る自然のサイクルを自覚できること自体に喜びを感じています。

農地は、長年放置された棚田の野焼きから始まります。
集落中の人々が集まって、協力し合いながら土づくりを始めるのです。
一仕事終えるとその工程も含め、談笑しながら散会していく。そんな営みのある風景を蟻正さんは大切に考えています。
そんな日々の営みを丁寧に紡いで行った先に、藍の恩恵を受け取ることができます。

【デニムの廃材を含むサスティナブル和紙】
上山集落から送る、暮らしの言葉入り選べる6種類のパッケージデザイン。

1）藍香茶(Ai Tea)

makuake限定品として、返礼品の藍香茶のパッケージデザインには、
上山の暮らしに紐づいた、暮らしと自然から送るささやかな言葉をデザインに込めました。大切な人へのギフトとしても、ご自身へ贈る言葉としてもお楽しみください。

①「山」（さん）

山は産（さん）なり
おおくのいのちは やまからうまれて ながれてめぐる いただきは いつもなにかのはじまりで いつも みんなのかえるばしょ どうか あなたのちょうせんが おおきくみのりますように またいつか つかれたときには かえっておいで

②「再生」（さいせい）

再び進むなり
いとをおるように なんどでも つちからはえるように じっくりと きせつが めぐってくるたび やりなおしたってべつにいい いっぷくしたら ゆっくりすすみはじめよう

③「芸」（げい）

若木を種（う）うるなり
たねをうえることは みらいをつくる だいじなおこない いつもわすれず みずをあげたなら いつか ひのもとにめをだして あなたをささえる げいになる それからさきは あなたのげいが すくすくげんきにのびますように

④「仁」（じん）

仁は人の心なり
ひとりより いっしょのほうが やっぱりいいね いつもの しごとのあとの わらいごえ やまのすきまに すいこまれる おれんじいろが ゆらゆらゆれて ほほをつたうあせがひかってる そろそろ おうちにかえろうか

⑤「宴」（えん）

宴（えん）は安（あん）なり
きごころしれた なかまとのうたげが なによりのしあわせ あんなことや こんなこと あれをみたぞ これをきいたぞ ここでなら ふつうでいられる じかんがある こよいも たのしくすごせたら きっと あしたもいいひになる

⑥「順」（じゅん）

川の流るゝは順の至りなり
はたけのよこの おがわをみていて ふとおもう かわのながれは きちんとしていて うえからしたに いつでもながれるものだから いきをきらして あわてたり いそいで じゅんばんをぬかさなくても しぜんとうみまで たどりつく いっぱいおちゃでものみながら ちからをぬいてながれてみよう

▼藍香茶
【原材料】 岡山県産藍
【内容量】15g(1.5g×10バッグ)
【賞味期限】製造日より1年
【保存方法】高温多湿を避けて開封後はなるべく早めにお召し上がりください。

2）本藍染めプレミアムジーンズ【桃太郎ジーンズ】

─ 13.5oz倉敷児島本藍染セルヴィッチデニム

▼商品詳細
染め・製織・縫製すべてを倉敷児島で仕上げ、隅々までこだわりぬいた本藍染を使用した特別モデル。桃太郎ジーンズがこだわって使用するジンバブエコットンの単一綿を使用。ジンバブエコットンは繊維長が長いので甘く撚る事ができ、しなやかな風合いになります。さらには白度にも優れているので藍の色立ちも良いです。

染めは倉敷児島ですくも建てした天然藍で手染。色は＜藍/あい＞。
織りはTYODA製-GL9という旧式力織機で製織。旧式力織機は太い糸をしっかりと打ち込む事が出来るためしなやかながらも丈夫なデニムが織り上げることが出来ます。

▼シルエット
桃太郎ジーンズ定番【G004】スリムテーパードを使用。
股上が深く、もも周りはゆったり目で膝下から強くテーパードをかけたストレートで、リラックスした穿き心地とすっきりとした見た目を両立させたシルエットです。

※オリジナルジッパーフライ

▼贅沢なディテールを盛り込んだプレミアムな限定デザイン
・本藍刺繍刺子を使用した革パッチ
・純銀製の桃太郎ボタン
・藍染糸で仕上げた旧式力織機セルヴィッチ使い
・腰裏（ヨーク）に光沢感のある綿シルク本藍を使用
・ポケットスレーキに日の出ネーム（右）、桃太郎ジーンズブランドのプリント（左）

▼採寸表

※製品はサンプル品の採寸となります。
リターン製品の生産にてサイズ感が多少前後する場合がありますので、ご了承ください。

3）直営店限定人気シルエットPREP【JAPAN BLUE JEANS】

─ 14oz ジンバブエ綿×メンフィス綿セルヴィッチデニム

▼商品詳細
男女問わず直営店人気No1のPREPモデル。
旧式力織機で織りあげたセルヴィッチデニムを使用。
程よい硬さと光沢感がある綿を混ぜ合わせることでハリのある丈夫な生地感に仕上げています。

▼シルエット
股上が深く、太ももから膝はタイトで裾に向かって強く絞ったシルエット。プレッピーなスタイルにも合うジーンズがコンセプトで見た目はすっきりとした細身のテーパードながら、ゆとりのある股上設定のため穿きやすさ抜群。
軽快な足元を演出するやや短めのレングス設定が特徴です。

※オリジナルボタンフライ

▼ディテール
・ブランドロゴ入りヌメ革パッチ
・ドーナツボタンフライ
・青耳セルヴィッチ
・ポケットスレーキ：オリジナルストライプ

※こちらのジーンズは本藍染ではありません。

▼採寸表

※サイズには若干個体差がありますので、ご了承ください。

4）本藍染めランチョンマット＆コースター
【JAPAN BLUE GARDEN】

▼商品詳細
徳島県の天然藍で染色する阿波正藍染で経糸を染め上げて、
倉敷児島（岡山）の製織工場の旧式力織機で力強く、ゆっくりと織り上げたセルヴィッチデニムを使用しております。

色は＜浅葱/あさぎ＞。
あざやかな淡い青の中に綛（カセ）染特有の綛ムラがあり、藍染独特の色気です。

両面使いも可能です。

▼サイズ
ランチョンマット： ヨコ47cm×タテ31cm
コースター： ヨコ10cm×タテ10cm

※製品はサンプル品の採寸となります。
※サイズには若干個体差がありますので、ご了承ください。

リターン品早見表

スケジュール

・5月10日(月) マクアケ販売スタート
・6月末 マクアケ販売受付終了
・7月上旬～ リターン品生産スタート
・9月上旬～ リターン品完成予定
・9月末お届け予定

資金の使い道

今回みなさまより応援いただいた資金は
藍の新商品開発、次回生産に向けての藍育活動に充てさせていただきます。

実行者紹介

「藍食」への挑戦！ジャパンブルーガーデンについて

岡山県の児島といえば、世界中からジーンズの聖地として認知され、古くから繊維産業の歴史を受け継ぐ地域です。私たちジャパンブルー は、2009年シャッター街を改装し、街の活性化に貢献するべくジーンズストリート構想を打ち出し、まちづくりへの思いを形にしながら勢いよく挑戦を重ねてきました。
次なる挑戦として、本来、ジーンズや織物などを染める染料として使用される「藍」そのものの素晴らしさを幅広く発信する場として、「ジャパンブルー ガーデン」を打ち出し、2021年4月26日、発信の本拠地として店舗をオープンさせました。
その第一弾として、日常の中で、もっと気軽に自然に取り入れることができる新たな藍のお茶を開発しました。

デニムメーカー株式会社ジャパンブルーが誕生したまち、岡山県倉敷市【児島】。
日本のデニムの聖地として国内外から注目を集めています。

▼真鍋久男のプロフィール

1954年 岡山県倉敷市生れ（66歳）
1986年 公務員など職歴を経て繊維業界に。
藍染め作家としても活動を続けながら、藍（青）を探求し続ける。
1992年 株式会社コレクトを設立、起業し日本のデニムで「世界一」を目指す。
1996年 有限会社藍布屋を設立、ジャパンブルーグループとして始動。
2014年 藍布屋・コレクト両法人を合併、株式会社ジャパンブルーを設立。
現在に至る。

地域活性貢献
児島ジーンズストリート推進協議会会長、
児島ジーンズストリート協同組合代表理事、
岡山日仏協会、岡山日蘭協会会員を務める