【『自分時間を、私らしく』もうひとつの"いつも一緒"のミニ万年筆】

ストレスなく、いつでも・どこでも「書く道具」として気軽に持ち運びできる。今までにない、新しいスタイルの万年筆＆インク・セットで、さまざまな生活のシーンの中に「身近に万年筆がある暮らし」を提案したい！そんな思いを形にしたのが弊社オリジナルミニ万年筆のマイ・センツァ（イタリア語で“いつも一緒“の意味）です。今回の“マイセンツァ・エバノ・アルターエゴ”は“遊び心”を表現した特別仕様です。コロナで変容した私たちの生活スタイルの中で万年筆を手に取り、頭の中を書き出してみる。『もう1人の自分(アルターエゴ）と向き合う時間』をテーマにイタリアのフィレンツェ郊外に工房を持つスティピュラと共同開発しました。

ポケットやカバンに入るサイズのアルミ製ケースに、ミニ万年筆と小分けした２つの容器にお気に入りのインクを入れて気軽に持ち運ぶ。コロナ禍で自分時間の過ごし方を見直しはじめた人々が、手書き文字の新しい価値を見出したり、SNSを通して発信する手自己表現を楽しんでいます。そんな自分時間の充実を、場所を選ばず楽しんでほしいとの思いで取り組む「万年筆と”いつも一緒”プロジェクト」です。

記念すべき第１弾のマイ・センツァはMakuake初挑戦のプロジェクトでした。コロナ禍でイベントが相次ぎ中止になる中で、238人のサポーターの方々に応援いただきました。お客様との接点がなくなり不安が膨らむ中で強く背中を押していただきました。第２弾のエバノは新規事業として自社のクラウドファンディングプラットフォームの立ち上げを模索する中、完成を見ることもなく断念。自社ECサイトでの販売に切り替えて取り組む形になりました。現在は「万年筆の”いつも一緒”プロジェクト」第1弾、第2弾の商品はMakuake STOREからも購入いただけます。

万年筆・文具愛好家のみなさんの愛読書『趣味の文具箱』最新号Vol69で第2弾のマイセンツァ・エバノも掲載いただき今回のプロジェクトへのURLも紹介いただいています。

【アルターエゴ　ー　『もう1人の自分』への想い】

増殖を続ける万年筆のインクを、ただ集めるだけでなく実用的に使って欲しい。そんな思いは、コロナ禍後でも変わりません。家の中やコアワーキング、フリースペースでの自分時間がが増える中、M5サイズの手帳やミニ・ノート人気などの自分を取り巻く環境の変化に応じて、「いつも一緒」スタイルも、自分の内面の探索に興味が向かっているように感じています。ノートや手帳にスタンプやマスキングテープで装飾しながら自己を表現する。そんな流れに万年筆を使っていただくシーンを増やしたくてオリジナルのミニ万年筆「マイセンツァ」もあえて素材に少し変化をつけ遊び心を加えてみました。

「独特の手触り感」を手のひらで感じなられるエボナイト素材のアルター・エゴ。キャップをした状態の外観は第２弾のエバノと変わりませんが、キャプを開けると・・

そこには第2弾のエバノとは違った首軸カラーが現れます。アルター・エゴ（もう1人の自分）を表現したミニ万年筆を普段の暮らしの中で使っていただくことで、いつもの自分とは違う自分を感じてもらえたら嬉しいです。

　　　　　　左：第2弾のロッソ　/　右：ロッソ・アルター・エゴ

万年筆には「書く道具」としての機能的価値以外に、それを所有する私の"愉しみ"や、個性的な万年筆を使う姿を見てもらうという付加価値もあるのではと思っています。ファッションだけでなく、持ち物でも自分のスタイルを表現する。イタリア生まれのミニ万年筆に込めた想いです。

　　　　左：第2弾のアズーロ　/　右：アズーロ・アルター・エゴ

今回のリターンには第１弾の透明でインクの色も可視できるマイセンツァから第３弾のアルター・エゴまで「私のスタイル」を楽しんでいただけるセットも含めたリターンをご用意しています。

単体のマイセンツァやエバノをご希望の方はこちらをご覧ください　→『MakuakeSTORE" Mai Senza』

マイセンツァの生まれた経緯や想いなどはこちらをご覧ください　→

Makuake プロジェクトページ

【リターン品の紹介】

マイ・センツァ・エバノ・アルターエゴに使用する日本製のエボナイトはオリジナルのマーブル柄です。エボナイトの原料を混ぜ合わせる過程で色顔料を加えることにより美しいマーブル調の模様が生まれ、個体ごとに異なる模様は、同じ柄がひとつとしてない貴重な１本として仕上がります

＊今回の素材の調達量の関係で、それぞれの色目の生産数量は限られています。

【 Mai Senza Ebano Rosso Alter Ego】　　　　　　　　　マイ・センツァ・エバノ・ロッソ・アルターエゴ

濃いめのテラコッタ・レッドに古典的なマーブル調が映える色調です。キャップを開けた際の首軸のブルーとのコントラストが美しいエボナイト製ミニ万年筆です。良質のエボナイトをイタリアの伝統的鏡面仕上げで美しく仕上げられています。

ボディー：レッド　首軸：ブルー

本体 収納時：約91mm 筆記時：約121mm 胴軸径：約14mm

素材：エボナイト ペン先：スティール製 細字（F)

インク方式：ダイレクト・フィリング

ダイレクト・フィリングはインクを胴軸内にインクを注入できます。キット内に付属しているスポイトを利用して、インクを直接胴軸内に注入します。インクを入れる時間もお楽しみいただけると幸いです。

＊ヨーロッパタイプのコンバーターはご利用になれます（セットにはカートリッジは含まれておりません）

＊直接胴軸内にインクを注入する場合、胴軸内のインクの量が少なくなり空気量が多くなると手方伝わる体温で温められた胴軸内の空気がインクを押し出す場合があります。ご注意ください。

【 Mai Senza Ebano Azzuro Alter Ego】　　　　　　　　マイ・センツァ・エバノ・アズーロ・アルターエゴ

少し緑がかったブルーが美しい特注エボナイト製のミニ万年筆。キャップを開けた際の首軸のレッドとのコントラストが個性的です。良質のエボナイトをイタリアの伝統的鏡面仕上げで美しく仕上げられています。

ボディー：ブルー　首軸：レッド

本体 収納時：約91mm 筆記時：約121mm 胴軸径：約14mm

素材：エボナイト ペン先：スティール製 細字（F)

インク方式：ダイレクト・フィリング

ダイレクト・フィリングはインクを胴軸内にインクを注入できます。キット内に付属しているスポイトを利用して、インクを直接胴軸内に注入します。インクを入れる時間もお楽しみいただけると幸いです。

＊ヨーロッパタイプのコンバーターはご利用になれます（セットにはカートリッジは含まれておりません）

＊直接胴軸内にインクを注入する場合、胴軸内のインクの量が少なくなり空気量が多くなると手方伝わる体温で温められた胴軸内の空気がインクを押し出す場合があります。ご注意ください。

【欧米の筆記具愛好家が愛してやまない『エボナイト』とは】

古典的素材『エボナイ』は1839年、米国チャールズ・グッドイヤー氏によって発明された天然ゴムと硫黄を混ぜた弾性の少ない半天然樹脂で、硬く光沢をもった黒褐色の外観が黒檀（＝ebony、エボニー）に似ていることから『エボナイト』と名づけられました。　『エボナイト』非常に丈夫で硬い素材ですが１番の特徴は、他の合成樹脂や木材、金属のどれとも異なった手触り感。しっとりとして滑りにくく、まさに「いつも手の中で触れていたい」と思わせてくれる素材なのです。

欧米の万年筆愛好家からは今尚エボナイト愛好家が多く、彼ら曰く「手に吸い付く」ような独特な感触がたまらないらしのです。独特の感触はいつも一緒に使う万年筆にぴったりの素材なのです。

そんな独特の感触が好きで私自身も"エボ沼"の住人になって、はや20年ほど。アメリカやドイツのエボナイト製万年筆も収集していますが、やはり多いのはイタリア万年筆。

気づけば、私的に所有して普段使いのエボナイト製万年筆は、今回の共同開発先のイタリア万年筆ブランド、Stipula(スティピュラ）のものがほとんど。彼らが今まで様々なエボナイトと向き合い、たどり着いた最良のエボナイトが日本のエボナイトでした。

エボナイトについては、私も個人的にnoteでつぶやいているのでこちらも一読いただけたら嬉しいです。

【困難を乗り越えて伝えたい『エボナイト』感触】

セルロイドと並んで、世界の万年筆愛好家から支持される「エボナイト」。その独特の感触は『手に吸い付く』ようだと言われます。そんな魅力的な「エボナイト」も日本ではなかなか普及にいたらない理由があります。それは"曇り"という症状です。

天然ゴム由来で手触り感も独特の魅力がある「エボナイト」は、極めて高い耐久性と、素材形状安定性があるエボナイトは精密に作った寸法がその後変化することがないと言われています。昔は万年筆の素材としてでよく使われていたのですが、紫外線の下では「曇り」と表現される変色してしまう欠点があり、プラスチックや合成樹脂におされて今では楽器のマウスピースなど、ごく一部の製品に限られています。

上記画像のように、キャップで光が遮られている首軸と、普段から紫外線にさらされている胴軸の部分では明らかに表面の輝きが異なります。日本市場では国産万年筆メーカーがエボナイトの硬くて軽い特徴を活かして、その上から漆を塗って変色を防ぎ付加価値をつけるケースはありますが、それでは私がみなさんに伝えたいエボナイト独特の手触り感がなくなってしまいます。私は欧米の方々がエボナイト自体の手触り感を愛でるように、日本の方々にその良さを知ってほしいと考えました。その対策として３つの仮説をたてました。

『手に吸い付くような感覚』を実現するために

①手の平サイズの万年筆なら常に全体に触れられ手の脂で表面をカバーできる。

②普段、使わないときに格納できる専用ケースに入れたら紫外線を避けられる。

③イタリア人が『最も理想の品質』と称する日本製エボナイトで「曇り」を防ぐ。

この３つ全てを対応しているのが今回のマイ・センツァ・エバノです。

エバノのサンプルを製作する際、最初に候補に上がったのは良質のドイツ製のエボナイトでした。しかし、上記写真のようにドイツ製と日本製のエボナイトの経年変化を見比べてみると左側のドイツ製のエボナイトの表面に「曇り」が見られるのに対して、日本製のものは光沢を保ったままです。私たちが最終的にたどり着いた日本製のエボナイトをイタリアで加工し仕上げる。こうして出来上がったものがマイセンツァ・エバノでありアルター・エゴであります。「曇り」が全く発生しないとは言い切れませんが、かなり症状を抑えられているのが見て取れます。「いつも一緒」のコンセプトで生まれたミニ万年筆だからこそエボナイトの独特の手触り感をインク好き、万年筆好きな日本の方々に気兼ねなく、日常の私時間に使っていただきたいと思っています。

【お気に入りの万年筆とインクのある時間を楽しむ】

万年筆のある暮らしのシーンをとことん楽しんでいただきたい！そんな想いを形にしたマイセン・コレクション。例えば、旅先でポストカードをしたためてみたり、ちょっとしたメモや雑記に、サッとポケットや鞄から出して使う。

少しの空き時間や、隙間時間、仕事の途中で、もっと気軽に万年筆を使うために、自宅にあるお気に入りのインクを小分けにして外出時にも持ち出して、もっと自由に、いろいろなインクで「手書き」・「手描き」・・万年筆ライフを楽しみましょう！

いつも持ち歩けるように、こだわったのは万年筆本体のサイズだけでなく、そのケースもコンパクトで軽量になるように心がけました。

朝活やちょっとした隙間時間でも活躍するスタイルは第１弾のマイセンツァから変わりません。

出張先などの打ち合わせでも、見た目もシュッとしてスタイリッシュ。それでいて実用的でランチやコーヒーブレイクを兼ねたミーティングなどでも邪魔になりません。

日々の暮らしの中の様々なシーンや服装、カバンやノートなどの持ち物や小物に合わせたコーディネートも楽しんでいただけたら嬉しいです。

【 日本製牛革を使ったオリジナルの専用ケース】

ミニ万年筆のマイセンツァ/エバノ/アルター・エゴ共通に使用できるオリジナル専用ケースは、インダストリアに製作を依頼。インダストリアは報道カメラマンやメークアップアーティストなど、その道のプロが現場で使うバッグなどのデザイン・製造・販売を30年に渡り手掛けてきたプロダクトデザイナーでプロカメラマンでもある半杭誠一郎氏がプロデュースするブランドです。日本国内の経験豊富な職人が生みだす”Made in Japan”にこだわりシンプルなデザインと機能・実用性を併せ持つ同ブランドの製品は使い込むほど味が出ます。

マイ・センツァ/エバノ/アルター・エゴ共に使える専用レザーケースは今回”オプション”でリターン品として用意しています。

上品なアイボリーは、カバンの中に入れても目立ちます。専用革ケースにはマイセンツァのアルミケースをしっかりホールドするようにゴム製のバンドがついていて抜け落ちるのを防ぐ仕組みになっています。

チョコレート・ブラウンのオリジナル専用ケースも大人の雰囲気を醸し出します。カメラケース？化粧ポーチ？・・　鞄から取り出すケースから出てくるミニ万年筆。その意外性も楽しんでいただけたら嬉しいです。

【自社ブランド名に込められた想い　】

jetsettter株式会社の自社ブランド『Uffizi Strozzi（ウッフィツィ・ストロッツィ）』はイタリア語で「ストロッツィ家の執務室」の意味です。「STROZZI (ストロッツィ)」はイタリアに実在した貴族の家系です。13世紀頃から18世紀にかけてイタリアに大きな影響をおよぼしたメディチ家。特にルネッサンス期にはフィレンツエで、実質的な支配者として絶大な権力を持って君臨していました。そんなメディチ家に最後まで反旗を翻し、抵抗していたのがストロッツィ家だったと言います。

巨大化したメディチ家に最後まで戦いを挑んだストロッツィ家。一度フィレンツェを追いやられた一族はナポリにて銀行業で財をなし、ふたたび戦いを挑む・・・新しい価値を創造するために、既成概念という大きな敵に向かっていく・・そんな姿に小社の思いを重ねています。もし今なおストロッツィ家が存在していたら、「ストロッツィ家の執務室」ではどんな筆記具や机上の品々を使っていのだろう。そんな思いからコロナ直前の2019年12月に立ち上げたブランドです。

実行者紹介

jetsetter株式会社は「少しだけ上質で心地よい”自分らしさ”のある生活」を彩る商品たちを提案しています。「モノづくりの現場に寄り添う」スタイルにこだわり、毎年現地の工房へ赴き、職人たちと語らいながら、彼らの”熱い”想いを”熱い”まま日本の皆様に届ける！をモットーに商品企画や買い付けをおこなっています。今回のプロジェクトはイタリア・フィレンツェの万年筆ブランド、スティピュラの全面協力の元、開発から商品完成に到るまで様々なサポートをいただき、実現しました。

「便利な世の中になればなるほど、人々は必ずアナログなものに回帰する。」

プライベートでも毎日万年筆を愛用している私が「今、自分たちが使いたい！」の思いで、今回のプロジェクトに取り掛かりました。

お気に入りのインクの色を気軽に楽しんで、万年筆で「書く」「描く」を通して1人でも多くの人に自分時間を有意義に過ごしていただければと思っています。　　　　　　どうぞ、応援よろしくお願いします！

Jetsetter株式会社はMakuakeにて、累計4,000万円以上の応援購入、サポーター数のべ2,721名の実績が認められ2023年10月、Makuake推奨実行者に選出されました。

＜プロジェクトに関する情報＞
・プロジェクトの属性：OEM商品（オリジナル）
・代理店によるサポート：代理店による、日本語カスタマー対応、保証等
・プロジェクト実行者（国） ：日本
・製品者（国） ：イタリア
・製造者（国） ：イタリア

・デザイン、素材等の仕様が一部変更になる可能性があります。

・素材の特性上、製品の色目には濃淡や色目等の個体差が生じます。

・模様の個体差を理由にキャンセルはできません。

・現在プロジェクト成功を想定した数で調整していますが、想定を上回る応援購入の申し込みがあった場合、製造工程上の都合や配送作業に伴う止むおえない事情によりお届けが遅れる場合があります。

・一部国内に類似品が出回っている場合がございます。弊社では他社の類似品に関してのお問い合わせには対応できませんのでご了承ください。