「オラの作った牡蠣を美味しいって食べてくれる人たちがいる。もっと多くの食卓に美味しい牡蠣を届けたい。」

そんな漁師の想いを胸に、宮城県・石巻市で
参加型の牡蠣オーナー制度「カキの環」が2016年3月から始まります。

世界にひとつしかない自慢の牡蠣を、漁師と一緒につくりませんか？

宮城県石巻の牡蠣漁師が生産する牡蠣の、1シーズン（2016年3月 → 2017年1〜2月の収穫期まで）のオーナー特典を受ける権利の販売です。

ただ牡蠣を買うだけではなくて、漁師と一緒に、牡蠣を赤ちゃんから成長させる過程を楽しんでいただくための体験プログラムを複数開催します。

ご参加いただくことで、牡蠣にどんどん詳しくなり、漁師との距離も縮まり、遠く離れて住んでいても、台風の時期には「ウチの牡蠣は大丈夫かな」とドキドキし、船に乗って収穫して食べる牡蠣の美味しさったら、こりゃ格別！

2016年3月から始まるこの特別なオーナー制度を、Makuake限定で先行販売！

「カキの環」は、バーチャルなオーナー制ではなく、生産者とみなさんがリアルにつながることのできるプロジェクトです。

①オーナーになる
オーナーになると、オーナー証と名刺をお届け。そして、牡蠣にはあなたのネームプレートをくくりつけます。

このオーナー証は、木製の牡蠣の殻をモチーフにした、石巻の若手職人の完全手作り！あなたのお好みで、キーホルダーにしたり飾ったりできます。あなたの名前が入った名刺（20枚）は「わたし、牡蠣育ててるんです」と、ご友人に配って、お酒の席ででも話のネタにして楽しんでください！

②オーナーの特権その1　＜マンスリーレポート＞

あなたの牡蠣は、漁師と海が一生懸命育てます。でもあなたの可愛い牡蠣、やっぱり気になりますよね。毎月、牡蠣の成長を写真付きのマンスリーレポートとして、メールにてお届けします。お楽しみに！

③オーナーの特権その2　＜体験プログラム＞

オーナーになっていただいてから収穫までの間、複数回にわたって、石巻で開催する体験プログラム（現地集合現地解散、別途飲食費等参加費がかかります）に参加できる権利です。オーナーのご家族・ご友人までが対象となるオーナー限定の特別プログラム。船に乗って牡蠣の成長を見学したり、先生に扮した漁師から牡蠣の雑学を学んだり、漁師から直接牡蠣のむき方を伝授してもらえたり。

※体験プログラムに参加できない方でも、漁師があなたの牡蠣を大事に預かりますので、ご安心ください。

【興奮度MAX！収穫のとき】

2017年の年が明けると、漁師・あなたの見守ってきた牡蠣も、いよいよ収穫のときです。漁師と一緒に船に乗って、牡蠣を上げましょう。その場で食べるも良し、持って帰るも良し、送るも良し。まさに気分は収穫祭ですね。

※収穫時に石巻に来れない方には、2017年1月以降に、水揚げしたての牡蠣を漁師直送でお届けしますのでご安心を。

④オーナーの特権その3　＜オーナー x 漁師ごはん会＞
漁師と一緒に呑もう、食べよう、語らおうの会（東京にて開催予定、別途飲食費等参加費がかかります）に参加できる権利です。みなさんと漁師との繋がりはもちろんですが、同じ牡蠣好きとして、オーナー同士が横の繋がりも広げていけたらいいなぁと、考えています。そうやって「カキの環」が広がっていきますように。

※開催の2ヶ月前を目処に、オーナーのみなさまにご連絡いたしますので、楽しみにお待ちください。

さて、オーナーになった気分は味わっていただけましたか？

まとめると、以下のようなスケジュールが例となります。

次は、どこで・どんな漁師たちと牡蠣を育てるのか、紹介しましょう！

山・川・海に育まれてきた、宮城県石巻市。

江戸・明治時代は、国際航路としても繁栄。船が発着する川沿いを中心に商店や住宅街が広がり、文化と人が交流する、活気の溢れる街でした。

今回のオーナー制度の舞台となる牡鹿(おしか)半島には、その名の通り、鹿がたくさん生息し、長年の波の浸食によって形作られた複雑なリアス式海岸線沿いに、「浜」と呼ばれる集落が点在しています。

田舎の自然豊かな暮らしと、ゆったり流れる時間がとても心地よい場所です。せわしない日常から少し離れて、漁村の豊かな魅力に出会いに来ませんか。様々な表情を見せる漁村の全てを、あなたの身体にめいっぱい吸い込んでみてください。

そんななか、優しくもあり、厳しくもある自然と向き合って生きる漁師たち。

外部から新たな風を吹き込む「風の人」であるあなたと、地元に根付いた「土の人」である漁師たちの深いつながりから、地域の新しい「風土」が生み出されるのだと信じています。

気づいたときには、石巻があなたの第2のふるさとになっていることでしょう。

会社に勤めながら、コーヒーを飲んでいる、ふとした瞬間に石巻の星空を思い出す。子どもがテレビを見ているときに、ふと、石巻の天気を気にする。今度ホームパーティーを開こうという話題で盛り上がったときに、ふと、漁師に牡蠣をお願いしようと思う。大切な彼女ができたときに、ふと、石巻の「お父さん」に紹介しに行こうと頭をよぎる。

「ふるさと」ってそういう存在じゃないかと思います。

今回一緒にオーナー制を実施するのは、宮城県漁業協同組合（漁協）の石巻地区支所の若手漁師を集めて結成された「青年部」のメンバー。

2011年に発生した東日本大震災は、多くの人の人生を変えました。自分たちの商売道具である船、養殖の設備、作業場などを失った漁師のなかには、生業の再開を諦める人もいました。震災をきっかけに、家業を継ぐことを決意し、漁師の道に飛び込んだ人もいました。

同時に震災以降、瓦礫撤去などでボランティアとして浜にどんどん入ってくる人たちと、顔の見える関係が築かれていきます。
そこには、自分の作った牡蠣を目の前で「美味しい」と食べてくれる人たちがいました。

これまで、消費者と直接の接点をあまり持たなかった漁師たち。こんな想いがこみ上げてきました。

「オラの作った牡蠣を美味しいって食べてくれる人たちがいる。もっと食卓に美味しい牡蠣を届けたい。」

東京で牡蠣を直接販売するチャンスがある、と聞きつけ、2014年と2015年は、代々木公園で開催されたスペインフェスに出店。朝水揚げしたばかりの牡蠣をトラックに積み込み、東京を目指してひた走ります。

スペインフェスにちなんで、蒸し牡蠣に3つのスペイン風ソースをかけました。奥で静かに牡蠣の殻を開け続ける人、表に出てお客さんに声を掛ける人。それぞれのキャラを活かした配置でしたが、みんな願うことはただひとつ。

「オラたちの作った牡蠣うんめぇから、食べてみて〜」

青年部のメンバーは、集まるといつもワイワイガヤガヤと笑顔が絶えません。一人ひとりが熱くてオモシロくて、とてもここでは紹介しきれないんです。

是非石巻まで漁師に会いに来てください！

2016年3月から一般募集を始める牡蠣オーナー制度「カキの環」ですが、今回はMakuake限定で、早期割引付き先行予約価格のリターンをご用意いたしました！

【充実・お得なリターン内容】

●サンキューレター：　石巻から愛を込めて❤︎

●生食用むき牡蠣：　生牡蠣が好きな方、牡蠣を調理したい方にも、むき身はオススメです。

●殻つき牡蠣（加熱用）：　出荷する日の朝に水揚げした牡蠣を漁師直送！殻つきの牡蠣は加熱用です。蒸したり焼いたりして、お召し上がりください。殻付きの牡蠣を選んだ場合は、牡蠣のむき方・食べ方ガイドと牡蠣ナイフを付けます。

※牡蠣はどちらも水揚げしたてで新鮮です。美味しいまま食べていただきたいので、賞味期限は到着から2日間とします。

●牡蠣オーナー権：　50個コースと、100個コースのオーナー権を、ご支援いただける価格によってお届けします。でもオーナーになるだけじゃなくて、今シーズンの牡蠣も食べたい！という方に、牡蠣付きのリターンもございます！

●【牡蠣を学び尽くして、食べ尽くそう】牡蠣づくしツアーご招待：　2016年3月6日(日)に開催予定。石巻駅に早朝集合し、夕方に現地解散となります。石巻までの交通費・必要な場合の宿泊費はご負担ください。牡蠣づくしの時間を提供します！オーナーになる前に、今シーズンの牡蠣も、漁師も、石巻も、先取り！！

●【完全オーダーメイド】石巻日帰りコース：　実行者の山元と羽田が、あなたのためにつきっきりで石巻をアテンドします！「復興状況を知りたい」「漁村に行きたい」「観光スポットを回りたい」など、あなたの希望の日程、希望のコースを調整しましょう。

ご参考までに。こちらが牡蠣オーナー制の予定販売価格です。

【牡蠣オーナー制度「カキの環」の補足】

以下をご理解・ご了承いただいた上、お申し込みください。
1. お支払いいただいたお金は、特別な事情を除き、現金による返金はございません。
2. オーナー期間は、オーナー証をお受け取りになられた日から、牡蠣のお届け日までとなります。
3. オーナー権は、第三者に譲渡または処分することはできません。
4. オーナー権の金額には、お届け先1箇所までの送料が含まれています。お届け先は日本国内に限ります。2箇所目以上の送料は、着払いでのお支払いとなりますので、予めご了承ください。
5. 牡蠣は到着後、なるべく他の食材と触れないように、冷蔵保管してください。賞味期限は2日とします。
6. 牡蠣は生育状況により、提示数を超える場合もありますが、一方で大小サイズのばらつきや身入りの個体差があることを、予めご了承ください。
7. 体調が優れない方が・妊婦の方・お子様・ご高齢の方が生牡蠣を召し上がると、体調を崩す可能性があります。みなさまご自身の責任と判断の元、牡蠣をお召し上がりください。

クラウドファンディングで集まったお金は、牡蠣オーナー制度「カキの環」の告知・プロモーション費、印刷費、備品・商品購入費、システム構築費、リターン経費、Makuakeへの手数料支払いに使わせていただきます。

こんにちは。ピースボート災害ボランティアセンター（PBV）の山元崇央と羽田道子と申します。

東日本大震災以降、PBVは宮城県石巻市を拠点に、泥のかき出しや炊き出し、避難所や仮設住宅でのコミュニティ支援のみならず、牡鹿半島を中心とする漁村部での漁具の回収、漁業支援などを継続して行ってきました。

これまで外部の人たちと関わりが少なく、閉鎖的な村社会だった石巻の漁村部。しかし、震災後はボランティアなどでどんどん人が入っていき、その人と人のつながりが少しずつ社会を開かせています。

人と人をつなぐことを強みとするPBVは、全国から1000人以上が参加している「7日間から参加できる漁村滞在型交流プログラム」を企画・運営。また、牡蠣やホヤなど、海産物にスポットを当てた体験・交流ツアーも実施しています。

【私たちが目指す未来】
それは、ズバリ、こうです。

①「カキの環」オーナー年間2000人！

そうすることで、漁村にたくさんの「よそ者」が行き交う！

用がなくても漁師に会いに来るオーナーがいたり、近所のおばあちゃんとお茶っこしているオーナーたちがいたり、キャンプやサイクリングを楽しんでいるオーナー家族がいる、そんな近未来。

②牡蠣コミュニティの誕生

オーナー・漁師の関係だけでなく、漁師同士、オーナー同士も、「カキの環」をきっかけにつながっていくこと。

また、オーナー制度をやってみたいという漁師も増え、「誰々の牡蠣の育て方はうまくいっている」「誰々の牡蠣は他にないうま味がある」なんて会話を漁師とオーナーが一緒になって、あーだこーだ言うような暑苦しいコミュニティを作りたい！

③震災から「元に戻す」んじゃない、石巻から発信する。

新規産業を外から呼んできたり、石巻から生み出している人たちもいます。それもすごく大事なこと。

ただ、私たちが頑張りたいのは、元からあった産業にイノベーションを起こして、新しいビジネスを生み出すこと。この牡蠣のオーナー制を成功させて、オーナー制度モデルを全国の地域に発信したい！

そんな世の中を実現したい、という熱い想いを胸に。

石巻でお待ちしております。