“盛り塩” を日常に、
誰もが取り入れられるプロダクトとして。

玄関先などにお塩を三角の状態に盛って置いておく “盛り塩” は、日本でも古くから厄除けや魔除けの風習として現在でも行われています。

という事は知ってはいても、

「敷居が高い風習というイメージがある...」

「風水的な印象があり、取り入れづらい...」

「おしゃれでモダンなデザインのものが少ない...」

といったイメージや印象があると思います。

だからこそ、現代の生活に馴染むかたちで、

文化を引き継ぐプロダクトを新しくデザインする意味があります。

そもそも “盛り塩” って？

一説によると、牛車で街に出かける中国の皇帝を家に招くため、牛の好物である塩を家の前に置いたことから始まり、それが転じて “千客万来” など、欲しいものを招き入れるという意味になったと言われています。

日本には奈良時代や平安時代頃に伝わり、家の戸口に盛り塩をしていたという歴史が残っています。

現在では「厄除け」や「魔除け」といった “悪い気を家に入れないように” して、良い気を得るといった意味で置かれていますが、昔は塩と言えば非常に貴重で神聖なものとして扱われていたため、神棚などに置かれたり住人にパワーを得ることができると考えられていました。また、災害や穢れを清めるという意味でも盛り塩が利用されていました。

洗練されたデザインで生まれ変わる
"盛り塩" のかたち

おしゃれでモダンなデザインのものが少ないと言った声も多い “盛り塩” のためのプロダクトを、なんと GINZA SIX やモンクレール などの内装を手がけるデザイナーのグエナエル・ニコラ氏が担当。

＜グエナエル・ニコラ氏 プロフィール＞

1966年フランス生まれ。パリのE.S.A.G.でインテリアデザインを専攻後、ロンドンのR.C.A.でインダストリアルデザインの修士号を取得。1991年に来日し、98年〈CURIOSITY〉を設立。グラフ、モンクレールの店舗デザインほか、代表作に〈GINA SIX〉〈ソラノホテル〉などがある。

コメント：

邪気を祓い、幸運を呼び込む、お清めの塩。

伊勢神宮は日本人にとって尊い場所であり、日本人の総氏神である天照大御神をお祀りしている地です。

伊勢神宮が形作る自然との調和をイメージしながら、今の時代に文化を紡いでいく。

着目したのは「安定や調和」を意味する六角形と、「浄化や守り」をもたらす塩。

神ノ潮は、それらを日本古来の風習である盛り塩という形でミニマルなデザインに落とし込んだプロダクトです。空間の中に置くだけで、ふと目を通した時に自然のエナジーを感じることができる新しい形の盛り塩としてデザインコンセプトはピュアでクリーン、200年先も残るタイムレスなものであること。

そこで、御塩の存在感を極力際立たせるためガラスの器を採用し、ミニマルなデザインに仕上げました。

三重県の深海から生まれた御塩を
伊勢神宮内宮に奉納

古来より「海（海水）」を意味する「塩」は穢れを祓い清める意味があるといわれています。そのため、神ノ潮で使用する御塩は、三重県の深海で採取した海洋深層水を煮詰め、水分だけを飛ばす時間のかかる立釜製法で丁寧に丹精込めて作られています。

御塩は、我々国民から総氏神のように崇められる天照大御神をお祀りしており、多種多様な先般の品々が一天四海より奉納されることで知られる伊勢神宮内宮へ奉納させて頂いております。

木箱は、世界遺産にも登録された「花の窟」の麓にある上古代木箱店にて桐を使用して製作しました。桐には古来から縁起の良い木、幸福をもたらす木として「大切なもの」を収納する習慣があります。木箱においては、トメ作り・組子作りを駆使し、上品で細やかな木箱を生み出しています。

プロダクトのガラスは一つずつ熟練した職人の手により時間をかけ、丁寧に六角形を形どり、盛り塩の器としては見たことが無いまったく新しく、美しいフォルムで形成しています。

"祈り" のある生活、
新たなインテリアとして。

飲食店などの店舗やオフィスなど、事業を営む人にとって “千客万来” の縁起的なツールとして。欧米で広がる “スピリチュアル・ウェルビーイング” など、日々の生活における “祈り” のための余白として。新たな “インテリア” やお部屋のアートのひとつとして。様々なかたちで日常に取り入れることができます。

＜実際に取り入れている先行ユーザーの声＞

Cafe & Shisha "chotto"（オーナー 木村新）

やれることを全てやっていれば結果がでる…というわけには行かないのが店舗経営。
だからこそ、もう最後は神頼みになってきます。それならば、誰にでもできる盛り塩も、自分のこだわりを持ってかっこよく置きたい。「神ノ潮」はそんな願いと想いを実現させてくれるプロダクトです。神は細部に宿るという言葉を信じて、日々営業を続けております！

株式会社ブライトログ（ディレクター 山城さくら）

私たちのオフィス「天窓」は、地域の文化やものづくりのための実験的空間です。千客万来を願う盛り塩にあやかり、多くの人が交差する場所として日本の文化を盛り上げます！

片石 貴展（yutori 代表）

人事を尽くして天命を待つ！気を良くする努力をすることで、行動も洗練されていきます。僕らの世代だと盛り塩ってあんまり馴染みがない文化だけど、インテリアとしてもすっと馴染む素敵なプロダクトになっています。

私たちついて

株式会社 HEARTH（原田さだお）

イタリアの高級家具メーカーであるカッシーナ・イクスシーやフィレンツェのフレグランスメーカー、ドットール・ヴラニエスに勤めていた経験から数多くの住宅や店舗のインテリアに関わってきました。

この20年間で、日本には海外からたくさんの洗練されたインテリア商品が入ってきて、人々の暮らしにも大きな変化をもたらしました。近年では日本古来から受け継がれている伝統工芸品などにも改めて目を向けられる機会が増えてきていると感じています。

その中で、私たちは日本古来からの風習である盛り塩について今回、フォーカスすることにしました。

和洋問わず、インテリアの空間に溶け込むような盛り塩が日本にはありませんでした。

どの空間に盛り塩を置いても美しく、機能性、効果があるプロダクトを開発したい想いと日本の伝統ある盛り塩を世界へと発信したい想い、この２つの想いをグエナエル・ニコラ氏のデザインに託しました。

今の時代に馴染むようデザインされた "盛り塩" プロダクト『神ノ潮』をぜひ。