河津酒造株式会社について

私たち河津酒造株式会社は、昭和7年(1932年)に、熊本県阿蘇郡小国町の酒蔵を事業承継の形で譲り受けスタートした酒蔵です。

古来より造られてきた「日本酒」文化を、時代を超え、引き継いでいく義務を持っていると考えます。

チャレンジすることを恐れず、ひたむきに美しい日本酒を醸していける喜びを感じています。稲穂の匂い、樽の発酵する音、しぼり機の木のきしむ音、麹の暖かさ、五感を刺激する日本酒造りにプライドを持っています。

代表銘柄

【七歩蛇】&【花雪】

・七歩蛇

河津酒造の辛口のお酒に名付ける銘柄です。

七歩蛇とは、昔話に登場する掌に乗るほどの大きさしかない深紅の蛇の妖怪、龍の名前です。小さな姿にも関わらず猛毒を持っており、七歩蛇に噛まれると七歩も歩けず死んでしまうという逸話を持っています。

また、大きな屋敷に住み着いており、屋敷の主人が七歩蛇の退治を命じたところ、その屋敷は没落してしまったことから、富と繁栄の象徴とされたという逸話もあります。

「美味しすぎて七歩も歩けず倒れてしまうほど飲んでしまう」

「お酒を買われた方、贈られた方、飲まれた方が末永く繁栄しますように」

との願いを込めて名付けました。

・花雪

酒造りが終盤を迎える春先、小国郷では桜のつぼみが膨らみ色づき始めます。

そこへなごり雪が薄く降り積もると、淡い色がさらに美しく彩られ、人々の心に春の訪れを教えてくれます。

その淡く幻想的な情景を表現した甘口のお酒として皆様に愛されていただきたいと名づけました。

新型コロナウイルスの影響

酒蔵の位置する熊本県小国町は、全国的に有名な黒川温泉をはじめ杖立温泉や小田温泉といった、温泉地を中心とした観光地です。

また雄大な阿蘇に抱かれる自然を感じようと一年を通して多くの観光客の方が訪れます。

しかし、新型コロナウイルスの影響により、緊急事態宣言、外出自粛の煽りをうけた観光施設が休業を余儀なくされ、単純に売上げが激減しているだけではなく、毎年皆様に楽しんでいただく予定だったお酒が、未だ日の目を見ず冷蔵庫で貯蔵されたまま出荷を待ち続けたまま、新しい酒造りの季節に突入してしまいました。

今回Makuake様、そして皆様のお力をお借りして、河津酒造のお酒を一本でも、一杯でも多く皆様に楽しんでいただきたいと思い、この場をお借りすることを決心いたしました。

槽搾り、袋搾りという古い搾り方をあえて採用し、繊細な酒造りにこだわることで、国内外から大変良い評価を頂く河津酒造の中でも選りすぐりのお酒をリターンとしてご用意させていただきました。

そして今回は、河津酒造のある小国町の、もう一つの伝統蔵である「七福醤油店」さんを御紹介させていただきます。

「熊本のお酒」をさらに深く味わえるように、「熊本の味」をセットにしてお届けいたします。

七福醬油店さん紹介

大正8年に創業された小国町の醤油・味噌の製造蔵、販売店です。

地元のお客様、杖立･わいた･黒川温泉に愛されています。

筑後川源流の、透明度が高く冷たく、柔らかで清らかな天然湧水で仕込む醤油は、伝統を守りながらも時代の流れに合わせた味を作り続けています。

河津酒造の二軒となりに社屋と蔵を構えているご近所さんで、それぞれの社員全員が毎日ご挨拶するほど仲良しな関係です。

七福醤油店さんとのコラボ企画に至った理由

今回の企画を立案するにあたり九州のお酒をより楽しむために、九州の味を食卓にお届けしようと思いました。

そこで、九州の味を表現されるときに用いられる「甘い醤油」をセットでお届けすることで、料理単体ではなく、日頃作っている料理の醬油を変えるだけで熊本の味に近づくことを表現し、「九州、熊本のペアリング、マリアージュ」を目指したいと思いました。

そのなかでご近所さんでもある七福醤油店さんを「小国郷の味」と紹介し、コラボレーションしたいと思い、企画を打診したところ、七福醬油店さん全員から大変喜んでいただきました。

七福醤油店公式HP→https://shichifukushoyuten.com/

七福醤油店公式オンラインショップ→https://shichifukushoyuten.com/shop/

リターン商品のご紹介

①小国堪能セット

河津酒造【あきげしき 720ml】

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七福醤油店【こいくち醬油】【阿蘇の肉ソース】【七福おこし】【もろみ270g】

JA阿蘇小国郷推奨米「あきげしき」で仕込んだ河津酒造のロングセラー商品であり、2020年全国燗酒コンテストで金賞を受賞したお酒【あきげしき】に、七福醤油店さんのオススメ商品を詰め合わせしました。

うま味たっぷりで、味付けにもかけ醤油にもご使用できる、濃く澄んだ深みのある九州伝統の味、【こいくち醤油】と、阿蘇の特産野菜であるトマトのアクセントにこだわった醬油ベースの肉ソース【阿蘇の肉ソース】。そしておつまみにぴったりな甘じょっぱい醤油おこしの【七福おこし】と、醤油屋さんならではの、昔ながらの【もろみ】はおつまみにピッタリ！"モロきゅう"としてもお勧めで、幅広く小国町を楽しめるセットです。

②小国こだわりセット

河津酒造【純米吟醸 花雪720ml】

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七福醬油店【七福醬油 730ml】

【純米吟醸 花雪】は、日本酒度-20を誇る"超甘口"の日本酒です。そのお味は蜂蜜やメープルシロップを思わせるほど深みのある甘口でありながら、日本酒のキレもあわせ持ち、上品な飲み口として国内外から評価され、お客様からも大変ご好評お頂いています。

この花雪は「甘口の九州の料理には、甘口のお酒が合う」というコンセプトから誕生しました。まさに河津酒造のこだわりのお酒です。

そして、七福醤油店さんがこだわりの醤油として屋号をつけて展開されている、甘くて艶のあるかけ醤油【七福醤油】をセットにしてお届けします。

③小国晩酌セット

河津酒造【純米吟醸 七歩蛇 720ml】

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七福醤油店【阿蘇の肉ソース】【七福おこし】

新潟県の一部で酒造りに使われていた"一本〆"という珍しい酒米を、小国へ持ち帰り、地元の農家さんに特別に栽培していただき、醸した河津酒造の屋号を冠するお酒、【純米吟醸 七歩蛇】です。

澄んだ辛口の中に、ほのかな苦みと薫りが引き締めてくれる河津酒造の代表銘柄です。

甘じょっぱい醤油おこしの【七福おこし】をつまみながら七歩蛇を飲みつつ、少し良いお肉をこだわりのソースで味付けして、自粛期間の晩酌をより楽しめるセットです。

④粕取り焼酎 伝蔵 720ml＝オリジナルラベル＝

令和二年出荷分のお酒の製造も落ち着き、製造分の貯蔵庫整理を行っていたところ、瓶詰から20年近く経過し保存していた【粕取り焼酎 伝蔵】の熟成が進んでいることがわかりました。

製造背景を調べてみると、先代の杜氏である高野氏が「うまい酒ができたのであればうまい粕取り焼酎もできるはずだ」と、自身の焼酎好きも相成り、地道な作業もくしゃっとした笑顔を振りまきながら自身の手で製造していたという背景がありました。

時は流れ、20年近く熟成した焼酎は、通好みの香りを振りまきつつも、角の取れた飲み口に社員一同唸る一本になっておりました。

九州では古くから伝わる粕取り焼酎ですが、ここ数年でも有名酒蔵が発売したりと、日本酒好きの方には一度試していただきたい焼酎です。

前回も出品した伝蔵ですが、現行ラベルが終売したため、今回はオンライン日本酒市vol.2限定のラベルでご提供いたします。

支援公募スケジュール

支援者公募：2021年2月25日(木)～5月25日(火)

発送：6月下旬より順次発送予定

資金の使い道

新商品開発途上に於る投資への補てん

(来季以降の製造費や製造環境の充実化に使用させていただきます。)