一流料理店の味をご家庭で

日本人の食卓に馴染みの深い薬味、大根おろし。
そんな大根おろしを、ミシュランのお店の味・食感に格上げする夢の調理器具があったら、欲しいと思いませんか？

大根の皮ごとおろせて栄養満点、瑞々しく淡雪のような大根おろしを作ることができ、お手入れも簡単な全く新しい日本固有の伝統的な調理器具。

それが紀州新家おろし金です。

今回のプロジェクトを【つなぐおろし金プロジェクト】と題し、より多くの方に紀州新家おろし金を知って頂き、ふわふわ・ザクザク食感の大根おろしをご家庭でも手軽にお楽しみ頂けるように、新しい目立ての商品を「PESS×紀州新家」で共同開発いたしました。

全て職人の手作業による商品のため、製造にかなりの時間を頂きます。
今後ますます手に入りにくくなるおろし金です。
皆様どうぞお早めにお買い求めください！

『紀州新家』について

紀州新家（きしゅうしんけ）は、江戸時代の百科事典『和漢三才図会(1712年)』にも掲載される300年以上続く純銅手打ちおろし金を、独自の感性によって進化させている、歴史上類を見ない革命的なおろし金です。

『包丁には出刃や刺身包丁のように、扱う食材、料理によって色んな種類がある。おろし金もそうあるべき』と考え、実に40を超える種類の目立てを独学で開発してきました。

またプロの料理人に対しては、調理法や求める料理の仕上がりに合わせてオーダーメイドでおろし金を作っています。

料理の風味を増したり、味を引き締めるのが大根おろしなどの薬味であり、そのパフォーマンスを最大化させるのがおろし金の役割です。
紀州新家は、おろし金に対する緻密な作り込みや、その完成度によって、日本を代表する料理界の重鎮や、おろし愛好家からも高い評価を得ています。

他にない目立ての形状

紀州新家のおろし金の最大の特徴は、その目立ての大きさ。
徹底的に研究してたどりついた目の高さと幅の黄金比のバランスによって素材の細胞壁を過度に傷つけることなく高速でおろす事が出来ます。

食材を最大限活かす目立てで、ふわふわ・ザクザクといった様々な食感の表現を可能にしています。

さらにその大きな目立てによって、大根は皮ごとすりおろす事も可能！
皮付き大根おろしを食べれば、ビタミンCや酵素類、食物繊維を豊富にとることが出来ます。

また、目立ての間隔にも秘密が。

すりおろした食材を下に落としていくおろし金とは違って、手打ちのおろし金では、すりおろされた食材がその後、板の上を転がるように動きます。

①すりおろして調理→②板の上で転がして調理、と2度おろし金の上で調理されることで、その食材が空気と混ざり、まろやかな味と食感になるのです。

水分量を多く含み、淡雪のようにふわふわでありながら素材の食感も残す、紀州新家おろし金だけが生み出すことのできる『ふわザク』の新食感をぜひ味わってみてください。

お手入れも簡単

よくある銅板のおろし金は、目に繊維が絡まって、なかなかきれいに洗い流すことが出来ません。

紀州新家おろし金は目立てが大きく、一目一目をまっすぐ打って作っていることで、繊維の引っかかりが少なく、サッと水で流すだけできれいにお手入れが出来ます。

この手入れのしやすさも、プロの料理人から高い評価を受ける重要なポイントです。

グッドデザイン賞を2度受賞！

紀州新家の歴史は実はまだ5年しかありません。
ですが、その間に2度もGOOD DESIGN AWARDを受賞しています。

ただデザイン性に優れているだけではなく、手で持つ、バットに引っ掛けて使う、さらにお手入れがしやすい等、徹底的に使い勝手を考えてデザインされていることが評価されています。
もちろん魅せる調理器具としても、キッチンや厨房での存在感は抜群です。

使って良し、魅せて良しのそのデザインで、皆様にとってなくてはならない調理器具になること間違いなしです！

【新 家庭用おろし金】の特徴

今回のつなぐおろし金プロジェクトのために開発した家庭用おろし金は、従来の紀州新家が作る家庭用のおろし金と目立ての形状が異なります。

その最大の特徴は片方にしか目がついていないこと。

そうすることで、押し出す力で食材をすりおろし、抵抗を感じることなく引き戻せるため、動作を楽に繰り返すことが出来ます。

人間の自然な動作に合わせて扱う事が出来るので、おろし金に使い慣れていない方や、力のない女性、お年寄りの方にも手軽に使って頂けるようになっています。

さらに片方にしか目がついていない事で、おろし金の目に沿って(下から上に一方向に)スポンジで洗うことが出来るため、より簡単、清潔にご家庭でのケアをして頂けるようになりました。

ご家庭での調理、洗うところまでを想定し、皆様から長くご愛用頂けるような手打ちおろし金が完成しました。

一流料理人にとっての紀州新家おろし金

今回のプロジェクトのために、ミシュランガイド2022特別版奈良 一つ星獲得店 ひろ岡の廣岡信行様に紀州新家つなぐおろし金についてコメントを頂きました。

ミシュランガイド2022特別版奈良 一つ星獲得店ひろ岡 廣岡様
『私が紀州新家のおろし金を愛用する理由は、食材本来の味や食感を活かす目立てと、その使いやすさです。
扱いやすさを考えて作られたデザイン、高速でおろせる目立て、手入れのしやすさなど、料理人の仕事を支える無くてはならないおろし金です。』

『今回の片面打ちのおろし金は、家庭用としては最高ではないでしょうか。
力を入れずにすりおろす事が出来るので、女性や年配の方を含め、幅広い方に食材が持つ味や瑞々しさをお楽しみ頂ける良いおろし金だと思います。』

お料理ひろ岡 公式HP
https://www.oryori-hirooka.jp

紀州新家を愛用する料理店の御紹介

ミシュランガイド北陸2021特別版 一つ星獲得 料理屋みや﨑
https://www.ryouriya-miyazaki.jp

ミシュランガイド京都 一つ星獲得 釜座 長島

ミシュランガイド奈良2022 一つ星獲得 五感 魚銀
https://gokan-uogin.jp

今回全てを紹介することはできませんが、この他にも紀州新家を愛用する一流料理人は多数いらっしゃいます。
日本を代表する料理人たちが指名買いするその事実こそ、紀州新家おろし金の価値を示す明確な答えであると言えます。

ミシュランシェフが認める味をご自宅で

世の中におろし金は数多くあれど、食材本来の味で食せるおろし金というものはそうそうあるものではありません。
一流料理店に選ばれるおろし金が生み出すその味を、是非ご家庭でお楽しみください。

今回の家庭用おろし金で調理された大根おろしには、瑞々しくふわふわザクザクした食感と栄養を残した、それだけで一品料理になるほどの存在感があります。
難しいことはいりません、お好みでしょうゆやポン酢をかけて先ずはそのままお召し上がりください。

焼き魚に大根おろし。もう間違いないでしょう。
いつもの焼き魚のうまみがワンランクアップします！

これからの季節、鍋に大根おろしも鉄板ですね！
今年の冬のお届けには間に合いませんが(申し訳ありません！)、このおろし金の大根おろしは、火を通すとまた違ったおいしさ、表情を見せてくれます。

個人的にお試しいただきたいのが、山芋のおろしです。

スーパーで買った数十円のお蕎麦もご馳走になります！

他にも紀州新家おろし金で作るお勧め料理が多数ございます。
プロジェクト公開中に活動報告で順次公開していきますので、お楽しみにお待ちください！

製造工程

紀州新家おろし金は、銅板の裁断から、成型、錫打ち、目立て、仕上げと、一人の職人がすべての工程を手作業で行っています。

そのため機械打ちのおろし金のように量産することが出来ず、一日に3枚を作る事が限度です。

その反面、すべての工程を職人の手で作っているからこそ、紀州新家おろし金独自の細かな表現を可能にしています。
手作りのものすべてが良いとは思いませんが、紀州新家は手で作る意味を体現したおろし金です。

手打ちおろし金の現状

手打ちおろし金の職人は現在日本にたった数名。どなたもご高齢で、このままでは300年以上続いてきた伝統的工芸品は消えゆく文化となってしまいます。

紀州新家を作る彫師の新家崇元(しんけたかゆき)は、失われゆく固有文化を次世代につないでいくためにおろし金保存継承プロジェクトを立ち上げ、2018年の4月から独学でおろし金作りをはじめました。
ほどなくして多くの一流料理人に認められ、メディアにも多く取り上げられる事となり、現在も少しずつその輪が広がっています。

今回のプロジェクトでは、日本固有の文化であるおろし金を一般の方にも広くご愛用頂けるように、ご家庭でより扱いやすいような目立てのおろし金を新開発しました。

このプロジェクトを通して多くの方に手打ちおろし金の良さを再確認頂き、繋がりを作っていくことでおろし金の未来をつなぐ架け橋になりたい。

つなぐおろし金プロジェクトにはそんな願いが込められています。

多くの方にご賛同頂き、皆様とともに手打ちおろし金を100年先まで残す事が出来れば嬉しく思います。

紀州新家インスタグラム
https://www.instagram.com/kisyushinke/

プロジェクト背景

PESSブランドは日本の高品質なものづくりを未来へ繋ぐべく、本当に良いものを追求したものづくりを行っています。

実際に国内の様々な生産者様を訪ね、職人の方達と触れ合いながら精度の高い商品開発することをモットーとしています。

私たちPESSブランドは、日本の職人技術を生かした商品開発を通して世の中に貢献することを目指すプロジェクトチームです。これまでにも国内外のクラウドファンディングに挑戦し、多大なる成果を上げて参りました。

紀州新家のおろし金は、すべての工程を一人の職人が作り上げるおろし金です。
ものづくりにおいて、合理化、大量生産化が進む中、手仕事によって作り上げられる商品は今後ますます減っていくことになり、手打ちおろし金も例外ではありません。
今回のプロジェクトでは、手仕事で作り上げられる商品の持つ奥深さを多くの方に知って頂き、その文化を後世に残すきっかけとしていければ嬉しく思います！

商品情報

素材 ：純銅、錫（純度99.9％）
サイズ：縦200×横123×高さ33mm
重量 ：300g

※サイズ重量ともに若干の個体差がございます。

※全て手作業の為、研磨による擦れ傷、錫むら等が見られる場合があります。
予めご了承ください。

-長くご愛用頂くために-
調理後そのまま放置していると、食材の灰汁でくすみが発生することがありますので、速やかに洗浄して頂くことをお勧めします。

リターンについて

お得な割引率のリターンやセット割、オーダーメイドプロ用おろし金をご用意しております。
職人が手作りをしているため、通常割引されることはまずありません。

この機会にぜひご購入ください。

最後に

みなさまこんにちは、株式会社PESSの中川です。

5度目のMakuakeプロジェクトで今回挑戦するのは、日本固有の調理器具、おろし金の未来への継承です。

私が初めて紀州新家のおろし金を試したときに感じたのは『自分がこれまでに食べてきた大根おろしは何だったのか』という事でした。

これまで食べてきたものがまるでペーストのように感じてしまうくらい、食感と瑞々しさが残る大根おろしは、それだけで一品料理になるんじゃないかと感じさせるほどの衝撃。

実際に使ってみると、目に繊維が詰まるような感じが全くなく、驚くほど良くすりおろせる使用感も印象的でした。

紀州新家おろし金を作る新家崇元は、普段はおもしろい関西のおっちゃんですが、人生をかけておろし金作りとその普及に取り組んでいる尊敬できる職人です。

実はおろし金作り始めてまだ5年。
その間にこれだけのものを完成させ、普及してきたことは並大抵の努力では成しえない事だと感じていますし、紀州新家おろし金は今後より手に入りにくくなっていく代物であると確信しています。

今回のプロジェクトを立ち上げた経緯も、伝統的工芸品を現代に受け入れられる形でアップデートしながら未来に継承していこうとするその取り組みに共感し、私たちもそこに関わっていきたいと考えたからです。

300年以上連綿と続くおろし金の文化を、枠にとらわれない独自の感性で進化させた本物の調理器具。

是非この機会に、伝統的で新しい紀州新家おろし金をお試し頂き、日本料理界の重鎮たちやミシュラン獲得店が認める味をご家庭でお楽しみください。
そして、日本にはこんなに素晴らしい道具があるんだという事を、多くの方に再発見して頂き、おろし金を未来に繋ぐ取り組みにご参加頂ければ嬉しく思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。