「雨の日に、“リュックで仕事に出かけたい”と思うことがあるんですけど、濡れるのが気になるから革製は使えないんですよね…革好きとしては残念だなあ…」

この一言をきっかけに、「防水本革リュック」の開発は始まりました。

手持ちの鞄だと雨の日は両手がふさがってしまいますが、リュックであれば片方の手が空きます。しかし、革製品は水に弱い…　

そんなお客様の悩みを解決するため、《本革製ならではの上質感があること》、《雨の日にも気兼ねなく使用できること》、そして《ビジネスシーンで使えること》を目標に、清川商店の職人たちが何度も試作を重ねました。

そうして作り上げたのがこの「防水本革リュック」です。特殊な防水加工を施した本革素材を用いて、職人自慢の手仕事でひとつひとつ丁寧に仕上げています。

（ページの後半では、革職人たちがプロジェクトにかける想いも紹介していますので、ぜひお読みください）

革自体に防水性を持たせるため、鞣し（なめし）の工程で特殊な薬剤を浸透させています。手間はかかりますが、革本来の風合いを損ねることなく高い防水性を持たせることができます。表面加工とは違って内側から水を弾くため、耐水性が長続きします。

素材は国産牛革、表面には傷が目立ちにくいようにエンボス加工を施しています。ファスナーにはＹＫＫの高級ライン「エクセラ」を使用。金属部分の仕上げは高級感のある黒ニッケルメッキです。細部までこだわり抜いた作りが圧倒的な上質感を生み出し、持つ人の印象までも高めます。

背面にはクッションパッドが入っています。不快な背中の蒸れを防ぐため、身体に当たる部分には通気性のあるメッシュ素材を採用しました。ストラップの中芯にも低反発スポンジを使用。柔らかな快適な背負い心地で肩の負担を軽減します。

メインコンパートメント内部には4つのポケットと1つのキーリングを設けました。仕事に必要な小物をすっきりと整理できます。

裏地の色はビジネスシーンにふさわしい落ち着いたトーン。生地にはデュポン社のテフロン(R)加工が施されており、高い撥水効果・防汚機能があります。

ラップトップ収納ポケットと二つの小物ポケット。

フラップ内側のポケットはチャック付きです。

底面には底鋲付き。汚れを防止しながらリュックを自立させます。

背面のクッションの裏にも二つの大型ポケットを装備。左右それぞれ独立しており新聞や雑誌、スマートフォンなどの収納に便利です。読みかけの本をさっとしまうことができます。

〈素材〉

表：牛革（特殊防水加工）

裏：ナイロン（テフロン加工）

〈サイズ〉

約40m(高さ)x 約36.5cm(幅) x 約11cm(奥)

重さ:約1600g

〈ポケット〉

外側：
・正面ファスナーポケット×1（内部に仕切りあり）
・背面ファスナーポケット×2

内側：
・ホック留めポケット×1（15インチノートPC収納サイズ）
・ファスナーポケット×1
・スリットポケット×2
・キーリング

〈色〉

ブラック

ネイビー

※ブラックとネイビーは同じ条件下で撮影したものを掲載しています。カラーはできる限り実際の色に近づけるよう加工しておりますが、ご利用のモニターにより色味が異なって見える場合がございます。予めご了承下さい。

※ご注意
本製品は防水性の高い本革を使用していますが、完全防水を目的とした製品ではありません。強い雨の中や水没した状態ではファスナーや縫い目から水が侵入する可能性があります。

リターンのご紹介

今回ご支援いただいた方へのリターン用に、この防水本革を用いたアクセサリも製作しました。

キーケース（3000円コース用リターン）

サイズ：約10.3cm(H)x 約5.3cm(W) ／重さ：約40ｇ／カラー：ブラック

スマホケース（5000円コース用リターン）

サイズ：約15.8cm(H)x 約9.5cm(W)／重さ：約50ｇ ／カラー：ブラック

PCケース（10000円コース用リターン）

サイズ：約27cm(H)x 約38cm(W) x約2.5cm（D）／重さ：約460ｇ／カラー：ブラック

スケジュール

2018年11月28日  ：プロジェクト開始

2019年1月30日  ：プロジェクト終了

2019年2月上旬以降：順次配送

はじめまして、清川商店代表の松村由美です。

私たちは1960年に創業し、浅草にほど近い下町吾妻橋に工房と店舗を構えるバッグメーカーです。創業から半世紀以上、国内生産にこだわってバッグを作り続けてきました。

東京都内では珍しく、自社内に職人を5人抱えています。そのため、バッグを作るのに必要な工程のほとんどを社内で行うことができます。

職人が厳選した革素材だけを使い、使う人の日常生活に長く寄り添えるような工夫を随所に盛り込む。それが清川商店の手仕事から生み出されるバッグです。

職人の手仕事から生み出されるカバン

清川商店ではその道50年のベテランや、新しい感性を持った若い職人が、ともに鞄作りに打ち込んでいます。ベテラン職人の持つ技術と伝統、若手職人の持つ新しい感覚、それらが高い次元で融合し、幅広い年代のお客様に長く愛用していただける製品を創りだしていると自負しています。

明治維新の前後、外国との交流が復活する中、鞄やランドセルがわが国にもたらされ、国内での製造が始まりました。当社の立地する墨田・台東地域でも、かつては小さい工房が多く存在していましたが、海外産の安価な革製品が増え、日本の革職人が減少して行くなかでその数も少なくなっています。

そのような状況の中、私たちは日本の革職人の伝統を守り次世代へ引き継いでいこうとオリジナルブランド「azzuni」「chrim」を立ち上げてきました。このプロジェクトもそのような想いを実現させるための、ささやかな取り組みの一つです。

日本の職人の技術を多くの人に知ってもらいたい！

誇りに思える仕事をして職人になる人を増やして技術を継承したい！

それが、私たち清川商店の願いです。

▼下記店舗にて実物をご覧いただけます。

有限会社　清川商店（KIYOKAWA）
　〒130-0001　東京都墨田区吾妻橋2-1-6
　TEL : 03-3829-1509
　都営浅草線 「本所吾妻橋」A1出口より徒歩1分
　東京メトロ銀座線「浅草駅」より徒歩5分
　月～金 11:00～19:00　※その他お休みは店舗へお問い合わせください

フリマボックスミオカ店
　〒233-0002　神奈川県横浜市港南区上大岡西1-18-3ミオカリスト館6F
　TEL : 045-846-5040
　京浜急行「上大岡駅」徒歩2分／市営地下鉄「上大岡駅」直結