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足利繊維産地で頑固なモノ作りをしたら白Tシャツが1万円を超えてしまった

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ストーリー

  1. 足利繊維産地は頑固な職人オヤジの集合体。新作モノ作りには知恵が集まります。この生地は美味だ。
  2. 水に弱いということは汗を吸うということ。JINKEN=人絹=人造絹糸=レ―ヨンの新しい使い方。
  3. プレーティング天竺編で肌側はJINKEN(レ―ヨン。財布は喜ばないが肌が喜ぶ1万円の白Tシャツ

このHYBRID生地は足利繊維産地で作りました。
繊維技術を伝承するために。

このHYBRID生地は洗濯性を重視しました。
ジャブジャブ洗っても型崩れしないように。

このHYBRID生地は経済性を重視しました 。
3年間着られる様にエリを共生地で作りました。

このHYBRID生地は柔軟性を重視しました 。
肌に一番近い所で着るので肌が喜ぶように。

このHYBRID生地は環境保持を重視しました 。
製造工程で地球に負荷をかけないように。

【着用しての感想】

*ドロップショルダーでトレンドにも対応できる
*筋肉質でも楽に着用でき嬉しい
*肌触りがとても良い
*ストレッチが効くのでアクティブなシーンでも活躍できそう
*生地が厚すぎず薄すぎず絶妙な感じで良い(身長170cm、体重72kg、20歳代)

この白Tシャツは11000円になりました

プロジェクト詳細

7年前からTシャツを作りました。常に糸選びから始めています。
今回も,前3作の結果を踏まえて糸選びをしました。
特徴はレ―ヨン(=JINKEN)を肌側に使用している事です
多くの利点がありますが、「水に弱い」という一つの欠点のために染めにくく使いにくい糸でした。その欠点を機能性繊維の綿ポリエステル高収縮糸が補いました。

素肌がJINKENを喜ぶ

糸の選択

JINKEN(レ―ヨン)の特徴は
1)熱伝導率が良い ➡肌の温度がすぐに伝わる
2)吸・放湿性が良い ➡肌のベトベト、ぬるぬる感が少ない
3)肌刺激が少ない糸形状 ➡肌がチクチクしない
4)静電気の発生が少ない ➡特に冬季にパチパチ感がない

欠点は
1)水を吸うと固くなる。縮む。


これを克服するために表側に機能性繊維を使用しました。

【レ―ヨンの顕微鏡写真】

【注釈】JINKEN糸とは人造絹糸=レ―ヨンのこと。フランス人のシャルドンネが1884年に発明した、光る糸=レ―ヨンのこと。日本では1900年代になり国産化された。

編み組織の決定

ニット編みのなかでプレーティング天竺編みのこの生地は
表側に綿/ポリエステル(77%、23%)
この糸は洗濯収縮率を良くするために選択しました。双糸(2本の糸を使うこと)にして使用しました。
裏側にJINKEN(レ―ヨン)を使用しました。
バランスのとれた良い生地になりました。

【綿/ポリエステルの顕微鏡写真】
6本のポリエステル繊維に綿糸が絡みついている


今回の事業を進めるうえで新しい技術者に協力を仰ぎました。
メーカーが嫌がる撚糸作業を担当してくれました。
これにより、前回より生地の洗濯収縮率が向上しました。
これはHYBRID生地の剛性の部分です。

【繊維と肌との関係】

肌が常にJINKEN(レ―ヨン)に触れます。JINKENはポリエステルと同じように平らな表面(前掲の画像)を持っています。綿のような毛羽状ではありませんのでチクチク感が少ない繊維です。
これはHYBRID生地の柔性の部分です。

プレーティング天竺編みの欠点は、表裏のひっくり返りです。
当社での試験編みの3回では全て取り除けませんでしたが、
今回は良い生地になりました。

生地の前面は天竺目になります。

染色工程

このHYBRID生地はカラー展開を止めました 。
3年間耐える堅牢度の染料がないので。

【ビーカー試験】

黄、赤、青、紺と4色の染料で青味が強い紺を作っています。試験布は5gです。
5gの試験布で本生産は30~100kgとなります。色合わせって難しいのです。

【着用しての感想】

黒のインナーを着用しています
●感想●
サラッとして肌触りが良く、着てない様な着心地です。生地がしっかりとして持つとTシャツの重みを感じましたが、着ると不思議と重みを感じないです。透け感は中のインナーの色にもよりますが、透けにくいです。試着の時は黒のインナーを着用しました。伸縮性があり着やすいです。エリ部分はしっかりと縫製してある分、着る時頭が若干通りにくさはありますが、着てしまえば特に問題なしです。(身長159cm、体重53kg、30歳代)

水量の管理

このHYBRID生地は染色工程を考慮しました。
約25リットル/1枚の水で染められる白Tにしました。

生地に対して最適な染色釜を選んで染工程に入ります。
今回は蛍光白のミラノホワイト1色で展開します。
染色工程は
精練―綿糸に含まれる不純物を取り除きます
染色―蛍光染料で白に染めます
水洗―水洗いして生地のph値を整えます

蛍光白の加工をフルバッチで加工しますと約75kg(12.5kg/反、24m/反×6反=約144m)、水の使用量は75Kg×12倍×4回=約3,600Lになります。
Tシャツ1枚/約1m使用しますから水の使用量は3600L÷144m=約25Lです。バケツ2杯半です。

濃色の加工には蛍光白の約3倍の水量が必要です。温度も4回上げますからCO2の排出量も増えます。それからどうしても色の経時変化が避けられません。3年ではビンテージとは云えません。

CO2の排出量が多いといわれてる繊維業界、我々の染色でも多量の水資源を消費します。水を沸騰させますので水資源の減少は熱資源を減少させます。

縫製工程

エリの部分のリブ編と身生地の糸と加工条件が一致しないために、どうしても写真の様になりがちです。これが嫌でTシャツを着ませんでした。

2022年5月15日撮影(3月31日より着用。約12回洗濯)

今回の商品(Mサイズ)です。こちらは身生地と同じ共布使用です。

【着用しての感想】

一足早く夏が来る沖縄で着用試験をして頂きました。


「地厚の生地なのに軽い着心地。体の動きを妨げないから、一日中快適。
このTシャツは、着用時の包まれている感じ・温もりが、ほかのTシャツとは全然違うんです。温もりといっても、暑いわけではなく、汗をかいてもサラッと快適なところがフシギな魅力。
今回のTシャツは、私には若干肩幅が大きかったけど、メンズライクに着こなせそう。ジャケットやパーカーをサッと羽織れば、ちょっとしたお出かけにも使えそうな上品さも兼ね備えているのは、首の開き具合が小さくて、縫製がしっかりしているからかなぁ〜。気分をシャキッと持ち上げる真っ白な色合いも◎
着るとシルクのようなのに、しっかりとして丈夫そうな生地だから、長く着られそうなサステナブルさもいいですね!」(身長:154センチ、47キロ、40歳代)

生地の物性試験

生地の収縮率

ニット生地は横編で織物よりも伸びて着やすいのですが,タテ・ヨコのバランスを整えなくてはいけません。タテ(ヨコ)を引っ張りすぎるとヨコ(タテ)が入ります。
合格の範囲が-5%です。Lの身丈を70cmとすると66.5cmになっても合格なのです。Mの身丈になってしまいます。
これを-2%にしようと考えて生地を設計しましたが、タテ-3.4%、ヨコ-3.5%で試験反が仕上がりました。
仕上がり巾が145cmありましたから、次には140cmなるように仕上げれば-2%に近づくと考えています。

【着用しての感想】

透け感テスト

特に透け感を試験する規定はありませんが、当社では黒い生地の上に今回の生地を載せて透け感を確認しました。

蛍光染料と耐光試験

生地を蛍光白にするためには蛍光染料で染めて蛍光発色させます。
綿/JINKEN(レ―ヨン)のこの生地は同じ染料で染まります。

白で染めてあるわけですから白が落ちます。そこで落ちた色を洗濯時にカバーしようと蛍光剤入りの洗剤が発売されました。
この白T は最低3年は着られることをコンセプトにしています。蛍光剤無しの洗剤では生地が黄ばむ方向になりますので、
白度を維持したいならば蛍光剤入りのもので洗濯してください。

生地に銀紙でマスキングして陽の光にあてて変退色を観察します。

見難いですが蛍光剤入りの洗剤で洗うと白度が戻ります。1日着ると洗濯するわけですから白度はこれ程落ちないと思います。

ブランド LeBerceauBlanc【白いゆりかご】

当社開発の白い生地がゆりかごのように心地よく揺らしますという
ブランドなのですがエリネームは付けません。
痒いのです、私が。心地よくないのです。

1着の原価が4656円

2706円(生地経費)+1950円(縫製検品費)

柔性=肌が喜ぶ生地、
剛性=ガシガシ洗える丈夫さ、を備えた白Tシャツ。
頑固にこだわりを持って生地作りから始めた結果です

【生地経費内訳】
糸ー表:綿ポリエステル 4900円/kgx22kg=107800
糸加工代金 1000円/kgx22kg=22000
糸ー裏: レ―ヨン糸(分割)920円/kgx22本=20240
残糸:720円/kgx2本=1440
編立経費600円/kgx36.8kg=22080
染色整理経費800円/kgx36.8kg=29440

定価 =10120円(M,Lサイズ)として
マクアケ経費20% 2024円
製造費46% 4655円
配送費7% 709円
研究開発費5% 506円
当社管理費7% 709円
当社利益15% 1518円

仕 様

UNISEXモデル

*サイズは少し大き目にしてあります

スケジュール

7月24日 プロジェクト終了
7月25日 リターン生地生産準備
8月29日 生産完了
9月 1日 配送開始

リターン

早割は8%の割引率です

SS&S ・・・・ 1枚x 9500円。 8%引き、 8740円で20枚
M&L ・・・・・1枚x11000円。 8%引き、10120円で30枚
LL&3L ・・・・1枚x12000円。 8%引き、11040円で20枚

割引は4%の割引率です

SS&S ・・・・ 1枚x 9500円。 4%引き、 9120円で50枚
M&L ・・・・・1枚x11000円。 4%引き、10560円で50枚
LL&3L ・・・・1枚x12000円。 4%引き、11520円で50枚

【着用しての感想】

・感想:肌触りが良く着心地がとても良いです。(さらさらした感じがしてます。)ジャケットの下に着て仕事先にも着ていけるような品のあるTシャツですね。これからの季節にピッタリです。(身長:156cm/体重:55kg/年齢:60代)

資金の使い道

マクアケ経費20%
製造・配送費53%
研究開発費 8%
当社管理費 7%
当社利益 12%

実行者紹介

足利繊維産地は小規模事業者の集合体です。だから今でも存続しているのです。大手企業もありましたが撤退も早くしていきました。その大手の傘下にいた技術を持った会社をまとめるためには最終商品を作りだすことが必要です。
その商品の中に技術を集結させるのです。そうする事でしか技術の継承が出来ません。今回は当社を中心に商品を作りました。当社は染色を担当しています。しかし、染色だけで食べられる時代は昔の話です。足利産のアタラシイものが必要です。

今回の事業では色を蛍光白一色にしました。染屋が一番簡単な色を付けるのです。時代が持続可能なことを求めています。
環境負荷を軽減するために染色しないことを選びました。
これから先、服の上にITでコントロールして好きな色、すきな柄がえらべる時代になるかもしれません。そんな時代では染屋は無用です。そんな時代になる前に頑固なモノ作りをしました。

生地の洗濯耐性をみるために週2で着ています。他の日もこの前のモデルを着ています。
パジャマも自分用を作り着ています。次は秋ごろパジャマでプロジェクトを行う予定です。(身長173cm、体重73kg、70歳代)

リスク&チャレンジ

・製造及び品質向上のため、予告なしに製品仕様及びデザインを変更する場合がございます。 ・本プロジェクトに想定を上回る応援購入を頂いた場合、経済ロットに対応した生地生産を早めに行い、応援購入を戴いた皆様にお届けする所存です。 ・ご注文状況、使用原料の供給状況、製造工程上の都合等により、出荷時期が遅れる場合がございます。 ・本プロジェクトを通して想定を上回る皆様から応援購入を頂き、現在進めている環境から量産体制を更に整えることができた場合、正規販売価格が販売予定価格より下がる可能性もございます。 ・本文中に記載させていただいたスケジュールは、あくまでプロジェクト公開時点の予定です。 ・応援購入の性質上、配送遅延のおそれがございます。 ・原則として、配送遅延に伴う応援購入のキャンセルはできませんが、 リターン配送予定月から3ヶ月を超えた場合には、希望者に限りキャンセルにて対応させていただきます。

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【早割】SS又Sサイズ。1枚¥9500を8%オフ¥8740で20名
【早割】SS又Sサイズ。1枚¥9500を8%オフ¥8740で20名

SSまたはSの白Tシャツを1枚。販売価格¥9500を早割8%オフの¥8740で20名様。お色はミラノホワイトです。

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SSまたはSの白Tシャツを1枚。販売価格¥9500を4%割引の¥9120で50名様。お色はミラノホワイトです。

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MまたはLサイズの白Tシャツ1枚。販売定価11000早割8%で¥10120で30名様。お色はミラノホワイトです。

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10,560(税込)

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【割引】M又Lサイズ。1枚¥11000円を4%オフの¥10560で50名

MまたはLサイズの白Tシャツ1枚。販売定価¥11000を4%割引で¥10560で50名様。お色はミラノホワイトです。

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LLまたは3Lサイズの白Tシャツ1枚。販売定価12000割引8%で¥11040で20名様。お色はミラノホワイトです。

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【割引】LL又は3Lサイズ。1枚¥12000を4%オフの¥11520で50名

LLまたは3Lサイズの白Tシャツ1枚。販売定価12000割引4%で¥11520で50名様。お色はミラノホワイトです。

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