創業８５年の老舗着物メーカープロデュース！塗り絵感覚で友禅体験が出来るトートバッグ

着物メーカーである私たち小紋屋髙田勝が考案した型染めのトートバッグをMakuake様にて特別価格で販売スタート！！

切り絵作家黒猫モモさんによるデザインを着物の伝統技法”型染め”で表現しました。

このトートバッグ、白黒でも充分にお使いいただけるデザインですが、なんと塗り絵感覚で友禅体験をできるように作りました！！

◇はじめに◇

はじめまして。私たち小紋屋髙田勝は1935年に創業し、京都府京都市にて小紋という種類の着物に特化したものづくりを続けているメーカーです。

若い世代の方々に着物を知ってもらいたい。そのためにはどうすればいいのかという事を考えていた時、Makuake様の存在を知りました。

小紋のものづくりに欠かせない染技法”型染め”をトートバッグに染めてみようと考えた所、切り絵のような柄なら表現出来るのではないかと思い付きました。

そしてひょんなことから切り絵作家黒猫モモさんに出会い、プロジェクトを開始しました。

こちらは黒猫モモさんが実際に切り抜かれた切り絵

このような小さいトートバッグに”型染め”で染めるのは技術的に難しい事なのですが、弊店の取引先である服部染工さんの型染めの伝統工芸士の職人さんに頼んで染めてもらった所、切り絵の良さを余すことなく表現していただけました！

こちらは切り絵を元にした型染めに使うスクリーン型

◇切り絵染めトートバッグの特徴◇

①型染めの伝統工芸士による”ホンモノ”の仕事

日本の着物に古くからあるカジュアル着「小紋」

その小紋を染める時に使われるスクリーン手捺染という技法を使って下絵を描いています。

スクリーン手捺染に使われる型は、スクリーン型と呼ばれる物で、細かいメッシュのような網目が付いています。

黄色い部分は色糊が落ちないようになっており、ハッキリとした柄が表現できます。

手順１：トートバッグの大きさに切り取った専用の板をバッグの中に敷いて、色糊が均一に乗るようにする

板には染める時にバッグがズレないように、軽い粘着質の液体を塗ります。

手順２：トートバッグの中心に柄が染まるように型を置く

型の方にマスキングテープを貼り、全て同じ位置に柄が染まるようにします。

手順３：色糊を使って駒ベラという道具で染める

流動性のある色糊を均一に染めるには熟練の職人技が必要です。

黒の顔料を混ぜた色糊。多少の粘度があり、液体と固体の間くらいの固さです。

手順４：型に付いた色糊をバッグ１枚毎に洗う

型に色糊が付いた状態で次のバッグに移ると、染めにムラが出てしまうため、毎回水で綺麗に洗います。

手順５：糊を置いたバッグは自然乾燥させる

ドライヤーなどを使うと色糊が動いてしまうため、時間をかけて自然乾燥させます。

全て手作業で行うため、機械でプリントするのと比べて物凄く手間がかかります。

また、今回使っている色糊には防染効果も含まれているので、塗り絵に適した物を考えています。これも現在のプリント技術では難しい事なので、スクリーン手捺染にしか出来ないトートバッグとなっております。

②塗り絵感覚で簡単にオリジナルカラーを

切り絵染めバッグの友禅体験は顔料による染色なので簡単に色を塗る事ができます。

※こちらの友禅体験（塗り絵）は、リターンで顔料・道具セットをお選び頂いた方のみになります。

顔料・道具セットのリターンをお選び頂くと、簡単３ステップで塗り絵が出来ます！

ステップ１ 古新聞紙をひいた机に顔料・道具セットを用意します。

ステップ２ 顔料をパレットに出して、染めたい色を作っていきます。

ステップ３ あとは色を挿して乾かすだけで完成です！！

③和服・洋服共に合うデザイン

現代的なデザインに和の要素を取り入れた事で、和洋どちらにも合うように作られています。

カラーリング次第で雰囲気をガラっと変えてたのしめます。

◇仕様◇

■切り絵染めバッグ

コンビニや少量のお買い物を想定して、やや小さめのトートバッグとなっております。

折りたたんで鞄の中にしまう事も可能です！

【商品名】

切り絵染めバッグ

【サイズ】幅×奥行×高さ

約240mm×約95mm×約255mm

【持ち手部分の高さ】

約220mm

【バッグ素材】

綿

【バッグ産地】

パキスタン

【下絵部分産地】

日本

■注意

製品に使用している下絵部分は、水ぬれ、摩擦などにより色落ち、色移りする恐れがありますので、ご了承ください。

◇スケジュール◇

2020年９月 企画考案

2020年10月 一つ目のサンプルを制作

2020年11月 前回のサンプルを基に完成品となるサンプルを制作

2021年５月１０日 プロジェクト開始

2021年７月　９日 プロジェクト終了

◇リターン紹介◇

①ポストカード２枚セット 550円(税込)×限定100名様

②【超早割 33%OFF】切り絵染めバッグ 柄AorB（白黒） 2200円(税込)×限定20名様

③【早割 17%OFF】切り絵染めバッグ 柄AorB（白黒） 2,750円(税込)×限定100名様

④【Makuake特別割引 5%OFF】切り絵染めバッグ 柄AorB（白黒）3,135円(税込み)

⑤【早割×ペア割 30%OFF】切り絵染めバッグ 柄A・Bセット(白黒) 4,620円(税込)×限定10名様

⑥【早割 24%OFF】切り絵染めバッグ（塗り済・2柄×2配色） 3,850円(税込)×限定30名様

⑦【早割 17%OFF】切り絵染めバッグ 柄AorB＋顔料・道具セット 4,400円(税込)×限定50名様

⑧【早割 28%OFF】切り絵染めバッグ２枚+顔料・道具セット 6,050円(税込)×限定20名様

◇協力していただいた方々◇

創業大正十二年の服部染工さん。

型捺染の中でも特に高度な技法が必要とされる「江戸小紋」を、

機械ローラー捺染という技法により型染手捺染のように染めることに成功し、業界の中でも高く評価されています。

今回は、代表取締役の服部洋典さんにご協力をいただき、伝統工芸士の保科忠志さんにこのトートバッグの型染めをお願いしました。

左から

伝統工芸士の保科忠志さん

代表取締役 服部洋典さん

集めた資金は新たな着物へ

応援いただいた資金は全て新しい着物の開発・製作費用として使わせていただきます。

実行者について

髙田勝株式会社は、昭和９年の創業以来、小紋に特化したもの創りを行っている呉服製造卸の会社です。

作り手はもちろん売り手もたのしめるもの創りを心掛けて、日々励んでおります。

多数のドラマや映画などのメディアに提供・衣装協力もしています。

また、最近ではSNSでの積極的なブランディング活動を行っており、

着物の新しい提案の仕方などにも挑戦しています。

Twitter URL：https://twitter.com/komonyakatsu

instagram URL：https://www.instagram.com/komon_ya/

ウェブサイトの制作にもこだわりを持って取り組み、

ウェブサイトを一種のツールとして同業者様に使っていただけるように作っております。

URL：https://komon.net/

最後に

プロジェクト実行担当をさせていただきました髙田圭介と申します。

このプロジェクトには色々な想いをもって携わってきました。

近年では小紋というジャンルは、カジュアルという印象から値段競争になり、それに特化してものづくりするメーカーはほとんど見られなくなりました。

それでも”小紋”にこだわり続けるのには理由があります。

弊店小紋屋髙田勝は私の曽祖父である、髙田勝雄が創業した老舗着物メーカーです。

今の社長まで３代続けてきた「ものづくり」を残していきたい、という想いは昔からありました。

子供の頃から着物に触れてきた私にとって、着物を着るのは当たり前だと思っていたのですが、世間一般では当たり前ではないのだと気付きました。

社会に出て着物産業に実際に携わって、一番大事に考えたいと思ったのは、着物という物そのものを守っていくことです。

着物を作るには多数の職人さんの力が必要で、その職人さん達の仕事がこのコロナ禍によって減ってきている状況にあります。

この問題を乗り越えていくためには、私のような若い世代の方々に着物を知ってもらいたい。そのためにはどうすればいいのかという事を考えていた時、Makuake様の存在を知りました。

若さ故経験がまだまだ足りない私にとって、Makuake様はものづくりの挑戦の場であり、そして着物という伝統的な産業を知ってもらい、応援していただいて守っていくための、絶好の場であると思いました。

このトートバッグは着物文化へ興味を持っていただく"架け橋"となるよう考案しました。

ここまで見てくださった方々ありがとうございます。

私のこの想いが皆様に届けば幸いです。