沖縄近海は、年間数千kmに及ぶ世界中の海を悠然と回遊するザトウクジラが訪れることで知られています。世界中の人々から愛される鯨。久米仙酒造のお酒も同様に世界中の人々から愛される存在でありたい、という願いを込めてこの名がつけられました。

そして実際に、今回Makuake に出品するのは、アメリカの数あるコンペで金賞や銀賞を受賞し、アメリカ、カナダ、中国、シンガポール、オーストラリア、フランスなど、世界各地で高評価を得る「鯨 20年」…よりもさらに希少なお酒です。

こんにちは 久米仙酒造の代表取締役 比嘉です。

久米仙酒造は創業68周年の泡盛酒造所で「一歩進んだ泡盛作り」をモットーに、泡盛業界で様々な新しい挑戦を積み重ねてきました。今回紹介するお酒も『２つの大きな挑戦』を乗り越えて出来た逸品です。沖縄の今の樽酒業界のスタンダードをカタチ作ったとも言えるお酒で、味わい的にも久米仙酒造の中で最も評価が高い商品となります。

✔︎ 超熟『鯨1996』は、伝統的な泡盛の製造方法で作られた原酒を、バーボン樽で熟成させた樽酒です。
✔︎ 通常タイ米で造られる泡盛を、今回の原酒はジャポニカ米で製造。ジャポニカ米由来のふくよかな甘みを実現。
✔︎ 泡盛業界では珍しい海外製造工場で造られた原酒であり、残数わずか。24年間熟成させた二度と作り出せない味わい。

90年代はじめ、私は泡盛業界では珍しい海外工場のある内モンゴルに出向きました。

当時、創業者の平良正蔵が「泡盛の美味しさを世界に知ってもらいたい」という熱い想いで世界各地に赴き、泡盛に合うお米を探しまわって出会ったのが、内モンゴル（旧満州国）でかつて日本人が栽培していたジャポニカ米です。

大学で酒造りの基礎を学び、技術者として久米仙酒造に入社しましたが、なんと入社８ヶ月で、標高1000メートル、冬はマイナス20度にもなる極寒の地で、泡盛づくりに取り組むことになりました。

工場建設から携わっていた先任者は、試作醸造がうまくいかず、何トンものお米をダメにしていました。原因は明らか。お酒の元となる麹（こうじ）作りが困難を極めていたからです。

✔︎ 麹（こうじ）を育てるため麹室の室温を上げると、従業員が熱中症で次々と倒れる。

✔︎ 下から蒸気を当てて冷え込みを防ぐと、高温になりすぎて麹菌が死んでしまう。

✔︎ 電力供給が安定しないため、週１回ペースで停電。その際は麹（こうじ）の温度が上がりすぎないように、徹夜で麹（こうじ）を扇ぎ、手でかき混ぜて温度のコントロールする日々が続きました（放っておくと発酵により自然と70～80度まで温度が上がり、麹が死んでしまうためです）。

難題を乗り越えた甲斐あって、そこで生まれたのは、ジャポニカ米の爽やかな甘みとフルーティーさが美味しい、スッキリとした味わいの新しい泡盛でした。

蒸留方法を工夫してアルコール度数を50度以上に保つことで、雑味の少ない、樽の香りや旨みをより引き出せる素晴らしいお酒を造ることに成功しました。

内モンゴルで新しい泡盛が生まれる少し前…

先代社長である平良正諭輝（たいら まさゆき）は、「泡盛の美味しさを全国に広めたい」という創業者の想いを継ぎ、米国ケンタッキー州に飛んで、現地でバーボン樽を買い付けていました。

ウイスキーで知られる バーボン樽とシェリー樽。

シェリー樽は一般的に、短期間で樽の色が出やすい反面、樽の旨みや香りがお酒に移りづらい特性があります。その一方…バーボン樽は、長い熟成期間を要しますが、樽の香り、旨みをよく引き出すことができることで知られています。

そこで私たちは、よりお酒としての個性を出しやすいバーボン樽を選び、買い付けてきた600個もの樽に、ジャポニカ米原料の新しい原酒を貯蔵し、熟成に入りました。

熟成期間を経てできた樽原酒は、樽の香りと、お酒自体の旨み、泡盛ベースだからこそできる熟成によるまろやかな味わいで、とても美味しいお酒に育っていました。

ただ、ここで「色規制」という法律の壁が立ちはだかります。

ウイスキーとの区別を明確にするため「お酒の色」に制限がかかり、樽原酒そのままでの販売ができなかったのです。何度も関係機関に赴いて議論を重ねるも、販売禁止は揺るぎません。

ときには行政機関の指導に従い、樽酒の色を薄めたお酒を販売したこともありました。ただ、樽原酒の本当の美味しさを知る私からすると「樽原酒の美味しさはこんなものじゃない」と、到底納得のいくものではありませんでした。

どうしても許されない「樽原酒」としての販売。
これが、長い間このお酒が眠りについていた理由です。

「どうしても『樽原酒』の美味しさを多くの人に知ってほしい…」という想いから生まれたのが、原酒の味わいを変えない「リキュールとしての販売」という道でした。

今では「樽酒をリキュールとして販売する」ことはスタンダードとなっていますが、当時こういった手法は他に例がなく、泡盛業界にとっては革新的な手法でした。

また、弊社がこれまでリリースしてきた樽酒「沖縄 43度」や「G.E.M」は全て完売。お客様からも「美味しいお酒だったからまた飲みたくて探しているんですが、見つからない。もうないのでしょうか？」とのお問い合わせを未だに数多くいただきます。

今回の『鯨 1996』は、そういったお客様のご要望にもお答えするための商品でもあるのです。

・ジャポニカ米原料による ふくよかな甘み

・香り高く重厚な旨みのオーク樽熟成

・原酒の旨みそのままを楽しめるアルコール50度

・超希少な1996年蒸留酒（24年熟成）が100%

・香り・旨さが増し続ける 古酒仕立て

・海外工場産蒸留酒のみのため 残量わずか

泡盛専門会員制Bar 店主 比嘉 康二 様

久米仙酒造の樽酒『沖縄』はモルトファンなら間違いなく飲んでおくべき逸品です。

樽貯蔵ならではのバニリン系の甘い香りはもちろんですが、原酒のパワーを芳しい樽香が強く引き出しており、洗練された気品ある味わいは、才能豊かなソリストのパートを楽しんでいるかのようです。

数奇な環境で育ち、魅力ある子へと成長した素晴らしいお酒です。こういうお酒たちに出会えるって本当に幸せだなぁ、と感じます。

ひとりの時間を贅沢に楽しむのにうってつけのお酒…それが『鯨 1996』です。

まずはロックを20分ほど時間をかけて、じっくりと…

芳醇な甘い香りと、長い年月が生み出した力強く深い旨み、口に含んだあとはため息さえも美味しいと感じる長い余韻を楽しんでください。

贅沢すぎる大人のアイスクリーム「樽原酒アフォガード」

樽熟成の芳醇な香りと甘いバニラアイスを組み合わせると、口の中で甘みと香りと深い旨みが溶け合いリッチなスイーツに変わります。度数が高く、香り高い樽原酒だからこそバニラアイスの美味しさが格段にアップさせる大人のスイーツになるのです。

ビターなチョコと合わせて旨みを楽しみ尽くす

ウイスキー好きならご存知のチョコレートとのマリアージュ。樽の芳醇な香りと、米由来の深い甘み、チョコレートによって舌に残る濃厚な旨みが、高い度数の原酒で溶け出し、言葉にできない幸せな時間を過ごすことができるでしょう。

先着22名様限定 蔵元の秘蔵樽酒3本飲み比べセット
通常販売価格：33,000円のところ、25,850円（税込）

超熟樽原酒リキュール『鯨 1996』50度 700ml １本
【限定復活】沖縄2001・43度 700ml １本
【蔵元秘蔵】G.E.M・42度 180ml １本

超熟樽原酒に加えて、一般流通していない蔵元秘蔵の希少な樽酒（どちらも19年熟成）をセットでご用意。いち早く購入した人だけに許されるリッチな飲み比べ体験をお楽しみください。

※ 未成年者は購入できません。

極上樽酒飲み比べ2本セット
通常販売価格 30,250円（税込）のところ、25,850円（税込）

超熟樽原酒リキュール『鯨 1996』50度 700ml １本
【限定復活】沖縄2001・43度 700ml １本

『鯨 1996』に加えて、今は一般流通していない蔵元秘蔵の希少な樽酒（19年熟成）をセットでご用意。50度と43度の度数による違い・熟成年数による味わいの違い・ブレンド酒とブレンドなしの原酒の違いなど、贅沢な楽しい飲み比べ体験をあなたに。

※ 未成年者は購入できません。

超熟樽原酒リキュール『鯨 1996』50度 700ml １本
通常販売価格 22,000円 のところ17,600円（税込）

24年熟成のバーボン樽仕込み。芳醇な香りと深い旨みと甘み、長く続く余韻で、心地良いひとときをお過ごしください。

※ 未成年者は購入できません。

超熟樽原酒リキュール『鯨 1996』50度 700ml ２本
通常販売価格 44,000円 のところ35,200円（税込）

24年熟成のバーボン樽仕込み。芳醇な香りと深い旨みと甘み、長く続く余韻で、心地良いひとときをお過ごしください。

※ 未成年者は購入できません。

超熟樽原酒リキュール『鯨 1996』50度 700ml ３本
通常販売価格 66,000円 のところ52,800円（税込）

24年熟成のバーボン樽仕込み。芳醇な香りと深い旨みと甘み、長く続く余韻で、心地良いひとときをお過ごしください。

※ 未成年者は購入できません。

「泡盛の美味しさ、素晴らしさを世界に発信したい…」という創業者の想いを継ぎ、20年以上の時を超えてようやく達成したのが、世界で数々の高評価を得る極上樽酒『鯨20年』です。

そして今回は、それよりもさらに希少なお酒「超熟」樽原酒『鯨 1996』のお披露目として、Makuakeに出品させていただきます。率直に言って「日本の酒税法上はウイスキーに分類できないですが、これこそ世界のウイスキーにも勝るとも劣らない琉球ウイスキーだ」と私は自負しています。

ぜひ泡盛ベースだからできた「熟成古酒の美味しさ」と「樽熟成による美味しさ」…”２つの大きな挑戦” によって生まれた「超熟」の味わいをお試しください。海外生産拠点の内モンゴル産原酒は数に限りがあり、二度と造ることができません。ここで売り切れてしまったら二度と同じ味わいを作ることができません。ぜひ世界が絶賛するお酒を味わってください。

FAQ

Q1. 発送時期はいつ頃になりますか？

A1. 9/25以降の発送を予定しております。

Q2.どれくらい保管できますか？

A2. 泡盛は、熟成期間が長くなるほど香りと旨みが増していきます。賞味期限はございませんので、ゆっくりとお楽しみください。

Q3.ギフト包装はできますか？

A3. ギフト包装対応致します。複数本ご購入で、お届け先が複数ある場合には、備考欄にその旨をご記入ください。

Q4.ウイスキーとの違いはなんですか？

A4. 樽熟成という点はウイスキーと変わりませんが、泡盛ベースで仕上げていますので、お米由来の自然な甘みと、熟成による深い旨み、原酒50度による力強い味わいが特徴です。また泡盛は、熟成期間が長くなるほど香りと旨みが増していきます。

今年で「24年熟成」となる当商品ですが、熟成期間で見ると泡盛業界でも見当たらないほど、長い熟成期間を経た希少な樽熟成古酒となっております。