自分の描いたイラストから、自分の撮った写真から、自分の制作したデザインから、オリジナルのキャンドルランプを作りませんか？

磁器のキャンドルトレーと、ドーム状のランプシェードからなるキャンドルランプです。
ランプシェードには、キャンドルの光を通じて陰影として浮かび上がる、精緻な「透かし絵」が施されます。
このランプシェードに、自分だけの物語や世界を透かし絵として描き、オリジナルのキャンドルランプを作ってみませんか？

ブランド・ストーリー

私たち、ルセラ・ポーセリンについて

私たちは、長崎県の波佐見という窯業の町で、ルセラ・ポーセリンという陶磁器ブランドを運営しています。
英字でLuCeRaと表記するブランド名は、ラテン語で光を表すLucと、英語で陶磁器を表すCeramicから名付けました。
光を通す性質のある透光性磁器の表面に、精巧な透かし絵を加工する、リトファニーという装飾技法を得意としています。

従来のリトファニー（透かし絵装飾）技法の限界

リトファニー技法自体は、19世紀から使われている古い技法です。

陶磁器の生地の製造方法のひとつに、石膏型による型取りがあります。
水に溶いた粘土を石膏型に流し込んで固めたり、柔らかい粘土を石膏型に押し付けたりして、生地の形を作ります。
この石膏型を作るにあたっては、まず、石膏や蝋の塊を手作業で削っていき、製造したい陶磁器の生地と全く同じ形の原型を作ります。

従って、リトファニー技法とは、この原型を削る際に、彫刻刀で装飾のための絵を描く作業に他なりませんでした。

陶磁器の製造工程は、いろんな職人たちによって支えられていますが、中でもこのリトファニー技法は、ごく少数の熟練した職人のみがなしえる、超絶技巧でした。

超絶技巧をもつ職人たちは尊敬に値します。反面、このような状況では、一般人がおいそれとオリジナルの制作を依頼することなどとてもできませんでした。

私たちの新しいリトファニー技法について

翻って現代。私たちルセラ・ポーセリンが目指しているのは「デザインの民主化」です。

誰もが自分のアイデアをもっと気軽に陶磁器の形に実現できるようになること、これが私たちのチャレンジです。

私たちも陶磁器に関わる職人のひとりであると自負していますが、私たちは彫刻刀を使いません。
替わりに使うのが、マウスとペンタブレットです。

私たちは、陶磁器の原型の制作をコンピューターグラフィックスの中で行い、完成させます（デジタル原型制作といいます）。
原型の実物を制作することはありません。
そして完成したデジタル原型をもとに、コンピューター上で原型から型取りした、デジタル石膏型を制作します。
このデジタル石膏型（３Ｄデータ）をもとに、コンピューター制御の加工機械（ＮＣ切削加工機）を使って、石膏の塊から生地製造に使う石膏型を直接加工しています。

コンピューターグラフィックス上での原型制作は、彫刻刀がペンタブレットに替わっただけで、時には同じだけの根気のいる手作業が必要な場合もあります。
しかし、デジタル空間においては、過去のデータを再利用できること、データの複製が簡単に行えること、また、各種の便利なデジタルツール（ソフトウェア）が使えることから、多くの場合より迅速に原型制作を進めることができます。

オリジナルのランプの作り方

ランプシェードへの画像転写のイメージ動画です

実際の使用シーン

本商品は、必ず換気できる場所でご使用いただき、使用後は換気をお願いいたします。

キャンドルをトレーに入れてライター等で火をつけた後、ランプシェードを被せます。部屋の明かりを落として、キャンドルの光に揺れる透かし絵の世界をお愉しみ頂けます。

ベッドサイドに置いてナイトランプとして使用します。ベッドサイドに置く場合は、安全のため、火を使わない、市販のLEDキャンドルをお使いください。

食卓を照らすテーブルランプとして。複数個のキャンドルランプを置くと、他に照明がなくても、食事に十分な明るさになります。

屋外でランタンの代用として。LEDランタンよりも雰囲気が出ます。

仕様

※キャンドルについて

直径40ｍｍ以下、高さ25ｍｍ以下の市販ティーライトキャンドルがご使用になれます。
ダイソー等で販売されているティーライトキャンドル、各種のＬＥＤティーライトもご使用になれます。

FAQ

Ｑ．透かし絵をカラーにすることはできますか？

Ａ．いいえ、残念ながらできません。透かし絵技法リトファニーは、光の明暗（強弱）のみしか表現できないので、原理的にモノクロ（モノトーン）表現となります。

Ｑ．背景画像を提供してもらうことは可能ですか？

Ａ．当社のストック画像からご提案することができます。詳しくは、ご相談ください。

Ｑ．デジタル写真でなくプリントした写真からでも制作できますか？

Ａ．はい、できます。当社で写真をスキャンし、デジタル写真へ変換いたします。プリントサイズは、２Ｌ版以上が望ましいですが、Ｌ版でも製作は可能です。

Ｑ．壊れてしまった場合はどうしたらよいですか？

Ａ．商品輸送中に破損があった場合は、無償で交換をさせていただきます。

スケジュール

リターンについて

標準品（スタンダード）のご紹介

キャンドルランプ〈カブキ〉　New　

キャンドルランプ〈スノーフレーク〉　New　

キャンドルランプ〈フェルメール〉

キャンドルランプ〈ダイヤ〉

キャンドルランプ〈ミシマ〉

実行者紹介

こんにちは。ルセラ・ポーセリンことびぎん・じゃぱん株式会社の井川 由架と冨永 秀樹です。
当社は、2017年に長崎市で創業した会社で、井川が代表を務めております。
創業当初は、照明器具の卸販売を主な業務としていましたが、現在は長崎県波佐見町へ拠点を移し、陶磁器の精密加工技術をベースにした陶磁器・照明器のメーカーとして活動をしています。
2023年7月に「ルセラ・ポーセリン」のブランド名で、透かし絵技術を適用した透光性磁器の製品「リトファニーキャンドルライト」、「ポーセリンフォト」等を販売開始しました。
また、2024年前半に、テーブルウェア・雑器の製造・販売をスタートさせる予定です。

「職人仕事の地平をデジタル空間へ移行させ、デザインの自由度を上げる」が当社のコンセプトです。

同時に、デジタル化によって、陶磁器デザインへの参入障壁を低くし、より多くのクリエイティブな人々がこの分野へ参入していただけるようになればよいと願っています。