はじめまして、私たちはJR西日本「Maman Rouge(ママン ルージュ)」プロジェクトです。

まだまだ知名度は低いですが、私たちが食べて感動した“極上の赤身肉”と言っても過言ではない「経産牛」を皆さんにも味わっていただきたく、プロジェクトを立ち上げました！

経産牛は出産を経験したことがある「お母さん牛」です。お母さん牛は複数の子どもを出産し肥育牛よりも歳を重ねていて、「かたい」という理由で市場では評価されずにいました。でも「旨味凝縮黒毛和牛」は、この経産牛を一定期間手をかけて育てることにより、お肉本来の旨味を引き出すことができ、上質で味の濃い赤身肉が楽しめます。

適度に脂がのったあっさり旨味凝縮黒毛和牛「経産牛」は、赤身部分に深い味わいがあり、お肉の味がしっかりしています。お肉を焼く前から甘い和牛香が鼻を通り抜け、食べても芳香が口いっぱいに広がるため、お肉を食べたという満足感を味わえます。

様々な食し方が御座いますが、まずは「塩」または「醤油」のみでお召し上がりください。きっとお肉の旨み、豊かな風味を存分に感じていただけると思います。

上質な赤身肉が堪能できる旨味凝縮黒毛和牛「経産牛」はタンパク質が多く、赤身と脂身のバランスが良く消化しやすいので、どんなに食べても、いくつになっても召し上がりやすいお肉です。

①家族三世代での焼肉パーティー

②胃が弱くても大好きなお肉を食べたい方

③お肉を食べた翌日に胃もたれを起こしやすい方

そんな方々に重宝します。

鳥取県東伯郡に位置し、大山の麓にある自然豊かな牧場で生まれ、餌は主に牧草（粗飼料）を食べながら、健康的にすくすくと育ってきました。父は但馬系、母は藤良系であり、産肉量が多く霜降りな肉を生産する繁殖牛として子孫を育みましたが、次第に役割も終え、お肉として流通するために岡山県津山市で再肥育（変身）するためのバトンを繋ぎました。岡山県津山市は、古くから肉牛生産の盛んな地域であり、肥育農家が多く優秀な肉牛が流通しています。今回は、つやま和牛を生産する株式会社カウシン代表の池田様のもと、栄養価の高い穀物飼料を与え、愛情をいっぱい受けながら元気に育ってくれています。

※食品表示法に則り、今回お届け予定のお母さん牛は「鳥取県産」となります。

噛めば噛むほどに肉の旨味が口いっぱいに広がる「旨味凝縮黒毛和牛」。

ジューシーなのに、あっさりしているこの赤身肉の旨味を存分に引き出す食べ方を大公開！お肉本来の味をぜひご体感ください！

ごちそうの定番！旨味が凝縮された赤身肉へ

甘辛く調理した割り下に「旨味凝縮黒毛和牛」をくぐらせれば、お肉の美味しさが倍増し、思わず舌鼓を打ちたくなります。寒い冬にも、夏バテ気味の夏にも最適です。また、お肉の旨みから、季節毎の野菜もより美味しくいただくことができるので、自分好みのすき焼きに仕上げてみてはいかがでしょうか。

THIS IS お肉！噛むほど上質な肉汁が溢れ出す

食べごたえがありながらも柔らかく、お肉本来のポテンシャルを存分に楽しめます。サシと赤身のバランスがよく、想像よりも、あっさりしていてご年配の方にも食べやすく、満足していただけます。おすすめの焼き方はミディアムレアです。少しレアに仕上げることにより、より一層上質な肉の旨みを感じることができると思います。味付けはシンプルに岩塩、ワサビがおすすめです。

赤ワインは、ひるぜんワインが製造する「山葡萄」と「三座」、カタシモワイナリーが製造する「利果園」と「K.S.メルロ＆マスカット・ベーリー A Unwooded」をセレクト。「山葡萄」は、蒜山で収穫された山葡萄を使用し、カシスやブラックベリーなどの果実感あふれる香りで、爽やかな酸味、タンニンは軽くなめらかで、飲んだ後の余韻も程よく、ステーキやローストビーフとの相性がGOODです。また、「利果園」は大阪府柏原市の自社畑で栽培されたマスカット・ベーリーAを丹念に醸造し、オーク木樽で熟成、独特の製法を用いることでチャーミングになりがちなマスカット・ベーリーＡを大人向けの味わいのする辛口ワインに仕立てられてます。

日本酒は、コクとキレがある辛口を岡山県、和歌山県、兵庫県の酒蔵からそれぞれセレクト。

全ての銘柄共通で、お肉の旨みや風味との調和がほどよく、後味はキレの良さによりスッキリとした印象がGOODです。食中酒にはうってつけの銘柄となっておりますので、お好みに合わせた銘柄をセレクトされてみてはいかがでしょうか。

また、最近リリースされた「牛と鉄板」は、長期間低温熟成させることにより、牛肉に負けない深い旨みと、料理に添うまろやかさが特徴です。ステーキ用、焼肉用とがありますので、シーンに応じて利用できます。ご紹介する全銘柄ともに常温～ぬる燗がおすすめです。

山葡萄「赤」

蒜山産ヤマブドウを醸造し、樽で熟成させたワインで人気の銘柄です。

K.S.メルロ＆マスカット・ベーリー A Unwooded

国産のメルロとマスカット・ベーリーＡを絶妙な割合でアサンブラージュした赤ワイン。味わい深く、果実味もあるしっかりしたワインです。

利果園赤 マスカット・ベーリー A

大阪府柏原市で栽培されたマスカット・ベーリーAを丹念に醸造し木樽で熟成いたしました。香港やロンドンのワインコンクールでも受賞している人気の銘柄です。

牛と鉄板（安福又四郎商店）

【定番コース】すき焼きコース

・すき焼き約500g × 2セット ・ヒレステーキ2枚 ・小間切れ約400g

【定番コース】焼肉コース

・焼肉約500g × 2セット ・ロースステーキ2枚 ・小間切れ約400g

【定番コース】特別コース

・焼肉約500g ・すき焼き約500g ・ローストビーフ2本

モモ肉を使用した加工会社様特製のローストビーフです。旨味を十分に引き出すため、味付けはシンプルに食塩・麹・香辛料で仕上げています。お好みの厚さにカットしていただき、まずはそのままお召し上がりください。旨味を存分に堪能された後は、塩、ポン酢、薬味などでお召し上がりください。

・牛すじ約400g

圧力鍋等で煮込むことで、柔らかく旨味を十分に引き出すことができますので、ご家庭自慢の牛すじカレーに仕立て上げていただければと思います。

・ハンバーグ4個

贅沢に経産牛のみで作ったハンバーグは、肉の旨みが凝縮した仕上がりとなっています。まさに、「思わずもう一口食べたくなる美味しさ」です。焼いた後の肉汁へ、バター、ウスターソース、ケチャップを加えたシンプルなソースでお召し上がりください。

【希少コース】タン＆ハラミ＆カシラ

・タン約500g ・ハラミ約500g × 2セット ・カシラ約200g

【希少コース】ローストビーフ

ローストビーフ約220g／本 × 3本

【希少コース】ホルモンミックス

ホルモン約300g × 2セット

数多くのプロジェクトの中から見つけていただき誠にありがとうございます。

はじめまして。私たちは、JR西日本で新規事業を手掛けるチームです。私たちJR西日本は、これまで鉄道を通じて、人と人とを繋ぐ役割、地域と地域とを繋ぐ役割を担ってきました。私たちは、西日本エリアにおける和牛文化の更なる発展と地域課題の解決を目指して、この度、1次産業における畜産分野へ新たにチャレンジいたします。

このプロジェクトは、社員からアイデアを募り事業化を目指す、事業アイデア公募制度によりスタートしました。アイデアの提案者は、電車のメンテナンス部門の社員として働く一方で、家業が精肉店を営んでいることもあり、畜産業界と日本が誇る和牛文化のために、JR西日本ができることはないかと考えていました。畜産業界が抱える課題の中でも、とりわけ日本では肉牛の生産過程におけるお母さん牛の価値評価が低いこと、そして畜産農家の経営の不安定さに課題を感じ、ビジネスを通してこの課題を解決したいと思い、今回のプロジェクトを企画しました。

肉牛のお母さん牛は、生後約2年で1頭目を出産し、その後毎年1頭、平均して生涯で７頭程度出産すると役割を終え、その後は肉牛として出荷されます。何度も出産を経験したお母さん牛は、一般的に肉質がかたく、取引価格も低いのが現状です。しかし一方で、このお母さん牛は、赤身の味が濃く素晴らしい素材であることにも気づかされました。

そこで私たちは、これまで美味しい肉牛を生産してくれたお母さん牛に感謝の気持ちを込めて、栄養価の高い飼料を与えて手間をかけることにより、牛の肉の選択肢として提案することを実現しました。そして、この赤身の旨味が凝縮した美味しくて、新しい価値観の黒毛和牛を皆様にお届けするにあたり、偉大なるお母さん牛の命が輝いていて欲しいという願いを込めて、本プロジェクト名を「Maman Rouge（ママン ルージュ）」としてスタートさせました。

生産に携わっていただいた株式会社カウシン代表の池田様、高い品質管理による精肉加工や優れた加工品に定評のある株式会社Meat Factory代表の北川様、素材の良さを表現して下さったカメラマン、フードコーディネーター、プロジェクト全体の支援をいただいた株式会社JR西日本コミュニケーションズの丸山様、その他、多くの方々のサポートにより「Maman Rouge」プロジェクトをスタートさせることができました。

私たちは、お母さん牛の価値を高めることは、黒毛和牛の伝統を守り、そして畜産農家の経営安定に繋がる糸口になると考えています。私たちJR西日本は、地域の方々と本プロジェクトに取組むことにより、多くの方にお母さん牛の素晴らしさを知っていただくきっかけにしたいと考えています。

フランス語でMaman＝母・ Rouge ＝赤

お母さん牛の太陽のような温もりや、命の輝きがお肉となっても生き続けている。そのことをRouge で表現し、偉大なるお母さん牛にリスペクトの想いを込めて Maman Rouge プロジェクトとして推進しています。

プロジェクトリーダー 森岡

●生産者情報

株式会社カウシン（岡山県津山市）

清潔な牛舎で先進的な技術もいち早く取り入れ、この道20年のベテラン畜産農家である池田社長は、牛への感謝の気持ちを常に忘れない熱い心の持ち主です。繁殖の役目を終えたお母さん牛が、もう一度誰かを喜ばせられるよう、心を込めて育てています。

●加工者情報

株式会社Meat Factory（和歌山県和歌山市）

徹底した衛生管理はもとより、高い技術による精肉加工や、加工品の製造に定評があります。特に社員のアイデアから生まれた「山田バーグ」は、地元のみならずオンラインショップでも大人気商品です。社員のアイデアを柔軟に取り込む北川社長の人柄もあり、とても風通しの良い会社で、地域の方から愛されています。