「雨とトートバッグは相性が悪い」
そんな常識を覆す

数あるバッグの中でも構造的にトートバッグと雨の相性は悪く、雨の日はトートバッグを使うのを諦めるか、中が濡れたらしょうがないと開き直る方も多いのではないでしょうか？
今回のプロジェクトでは、「トートバッグだって雨移動を諦めることはないんだ」というコンセプトで、確かな防水機能、移動設計をこの1本に落とし込みました。

防水で年間約1/3の移動が快適に！

日本の年間降水日数は全国平均116日 (2019年：調査年2021年)という結果が出ています（1位は福井県で172日！）。つまり、1年間で約1/3は雨が降っているという計算になります。バッグが「防水」であることが1年を通してどれほど大きな意味を持つか。マンセルのデザイナーは、バッグにおいて防水機能は必須であると考えています。
（参照元：総務省統計局「統計でみる都道府県のすがた 2021」）

▼通勤イメージムービー▼

主素材「PVC」って？

PVCは別名「ポリ塩化ビニル」と呼ばれ、ビニールを思い浮かべていただければ物理的に水を通さないイメージをしていただきやすいと思います。
このPVCは防水バッグで「PVCコーティング」という形で使われることがよくあります。これはナイロン等の主素材にPVCを薄くコーティングすることで防水性能を確保するものですが、薄いコーティングは剥離などで防水性能の維持が難しいという弱点もあります。
しかしながら当バッグは、この「PVC自体が主素材」になるので物理的に生地から水を通さず、長く防水性能を維持することができます。

濡れたらタオルで拭いていただければ数十秒～数分で元通りです。

YKK製止水ファスナー

外装に使われるファスナーは徹底してYKK製の高品質な止水ファスナーを採用。さらにファスナーの摘まみには濡れても滑りづらい細かい凹凸のあるパーツを採用いたしました。

背面も防水仕様

背中の通気性を確保するための「メッシュ生地」と、メッセンジャーベルトを収納するためのポケットに使われる「ナイロン生地」。それぞれ生地の内側に水を通さない透明のPVCを張っているので、こちらからも内部へ浸水いたしません。

手持ちハンドルは無段階で長さ調整が可能です。ハンドルをまとめるためのベルトループは、長さ調整用のパーツをギリギリ通過できるような長さに調整しています。

ハンドルを長くすれば肩掛けで持つことができます。もちろん手持ちも可能です。長さは無段階で調整していただけますので、体格に合わせて微調整をしていただけます。

ハンドルを短くすると、手持ちでスッキリ持つことができます。こなれた印象を醸し出してくれる、オススメの持ち方です。

メッセンジャーバッグとしても使用できます。この形状で使うときは、手持ちハンドルが垂れないよう短めにしていただくのがオススメです。

メッセンジャーパッドは出し入れが可能。トートバッグとして使うときにはスッキリ収納させることができます。肩への負担を軽減させるよう、パッドは肉厚にいたしました。

メッセンジャーパッドの出し入れが面倒と感じる方、あるいは頻繁に出し入れをする方のための裏技です。まずはベルトの長さをMAXに伸ばしていただきます。そして、そのままメッセンジャーパッドをポケットに収納するだけです。

デザインのアクセントになる大きめのバックルは、バッグと同系色のブラックでマッドな質感です。

ブランドロゴもバッグと同系色のブラックで、あえて存在感を感じさせないようにしています。光が当たったときにうっすら浮かび上がるこだわりのロゴです。

「ロールトップの弱点克服」
画期的な開閉システム

ロールトップは防水的にもデザイン的にも優れていますが、荷物の出し入れがしづらいという弱点がありました。それは、ロールトップを開いてから、開閉口と荷物までの距離が長く、腕を奥まで突っ込まないといけないからです。

そこで当バッグは、ロールトップの内側にファスナーを設置し、生地を両断することで、開閉口から荷物までの距離を一気に短縮することに成功いたしました。

収納部には「A4ファイル」サイズがすっきり収納可能。PCポケットには13インチのノートPCが収納可能です。
（写真のPC：Mac Book 13.3inch）

内ポケットも搭載していますので、例えばPC周辺機器だったり、ちょっとした小物を収納するのに最適です。

毎回ロールトップを開くのが面倒な方は、バッグ側部のファスナーからもメイン収納部へアクセスが可能です。

PCポケットのベルクロは上部と側部に設置していますので、バッグ上部からはもちろん、側部のファスナーからでもPCの出し入れが可能です。
※「Mac Book 13.3inch」を基準に設計していますので、PCサイズがそれより大きいと側部のファスナーを通過できない可能性がございますので、必ずお持ちのPCサイズをお確かめの上ご検討ください

内ポケットも同様に、上部と側部のファスナーから同じ内ポケットへアクセスできます。

フロントポケットは瞬時に取り出したい小物の収納に最適。特にお財布やスマホ、メモ帳などのように、サッと取り出したいものを入れておくと便利です。さらに、内ポケットを2カ所搭載しておりますので、仕分け収納にも対応しております。

公式アカウント：mansel_bag
当バッグ制作秘話や裏話、
本編で公開していない写真も公開中

上記アカウントを検索くださいませ。「#マンセルバッグ」で検索していただいても当アカウントを探していただけます。

最後までお読みいただきありがとうございます。
デザイナーの千代間（株式会社市川総業）と申します。

現在、埼玉の所沢市でECサイト運営やバイイング業務を行いつつ、2019年4月にバッグブランド「マンセル (MAN-SEL)」を立ち上げデザイン業務も兼任しております。ブランドのスタートから日も浅く、まだまだ認知されておりませんが、製品を通して少しでも多くの方のお役に立てればと思っております。

もしご縁がございましたら、当製品を通して少しでも生活を快適にするお手伝いができれば幸いです。