※信州松代柴石ぐい呑みは、松代城石垣に使用されている「松代柴石」を使用しております。

■このプロジェクトについて
　このプロジェクトは、信州松代町産の安山岩「柴石」を使用した土産品開発に取り組む地元グループ「マツシロックプロジェクト」が、「ガラス」をテーマにした新たな新商品の開発に取り組むプロジェクトです。



■石とガラスをコラボさせた、信州松代の新たな土産品　
　通常ガラスに違う材質のものを混入するとほとんどの場合は割れてしまいますが、松代城石垣に使用されている「柴石の粉末」を入れても不思議と融合します。透明なガラスの間に柴石をはさみこむ事によって、光や飲み物、角度などで見え方が変わります。

　信州松代のイメージカラーである茄子紺に彩色したガラスの透明感と柴石の粗い素材の対比が魅力的なデザインを創り出しています。
　松代城石垣に使用され、真田家を10代250年守り続けてきた柴石は、まさに真田家の絆のような役割を果たします。ご家族やご夫婦でお酒を愉しむ際や、絆を深める記念日・ハレの日・大切な人への贈り物などに最適です。

■このプロジェクトの特徴

柴石とは？
　「柴石」は、長野市松代町の柴地区（金井山）でしか採れない安山岩で、松代城（海津城）の石垣に使用されています。
　武田家軍師山本勘助の築城以来、城を守り、真田家10代250年の歴史を支えてきました。

松代城（海津城）

柴石の歴史
　戦国時代、天文3年（1534年）頃、甲斐の武田信玄が越後の上杉謙信に備えて、山本勘助に海津城（後の松代城）の築城を命じました。城の石垣に柴石が使用されていることから、この当時から採石されていたことが確認できます。
　その後、真田信之が、地元の産業として石材業を奨励していたことからも、盛んに採石していたと考えられています。
　江戸時代後期、佐久間象山を見出した名君真田幸貫の時代には、立派な産業に成長したとの記述が残されています。

柴石特有の石紋と石材業を大きく成長させた松代藩第8代藩主真田幸貫

柴石の特徴
　金井山の特に柴地区で盛んに採石されていたことから「柴石」と呼ばれるようになりました。同じ山にあって、薄いブルーとピンクの2色の石が採れることで知られています。

　硬い石を含有する岩石で、切る場所や角度により、様々な石紋が現れます。加工しやすく吸水性があり、苔むすのが特徴です。古くから建材として使用されており、石垣や石畳などで使用されています。

柴石の塊でできた岩盤。松代町金井山

松代町内の歩道

真田信之公のお墓。今では貴重な赤柴（ピンク色の柴石）

JR長野駅東口に設置されている柴石のベンチ

善光寺境内の石畳にも使用されている

特別柴石台座

　今回は特別に、柴石台座もご用意いたしました。吸水性に富むという特性があるため、コースターのような役割を果たします。

　柴石特有のまだら模様が美しい柴石台座。ぐい呑み用の台座のほか、花瓶や観賞用植物の台座などに使用でき、日常生活に彩りを与えてくれます。

贈答用には

贈答用には、木箱とラッピングのご用意もございます。（ペアセットのみ）

■　商品紹介

　今回、本プロジェクトの実行者「マツシロックプロジェクト」のメンバーの一人で、地元ガラス作家のnaga‐no‐glassさん協力のもと、ガラスに柴石を挟み込んだ酒器を開発いたしました。

ガラスの中にキラキラと輝くのが柴石です。

■リターンの内容
 

・「松代柴石×naga‐no‐glass」オリジナルぐい呑み

茄子紺

透明

★3,240円（送料・税込み価格）
★松代城石垣に使用されている「松代柴石」使用
★2色のうちからお選びいただけます。【茄子紺/透明】
★寸法 6.3cm（Φ）×5.5cm（高さ）

・「松代柴石×naga‐no‐glass」オリジナルロックグラス

茄子紺

透明

★4,320円（送料・税込み価格）
★松代城石垣に使用されている「松代柴石」使用
★2色のうちからお選びいただけます。【茄子紺/透明】
★寸法 8cm（Φ）×8cm（高さ）

・「松代柴石×naga‐no‐glass」オリジナル片口

★5,400円（送料・税込み価格）
★松代城石垣に使用されている「松代柴石」使用
★2色のうちからお選びいただけます。【茄子紺/透明】
★寸法 10cm（Φ）×10cm（高さ）

・「松代柴石×naga‐no‐glass」オリジナルぐい呑み2個、片口1個、柴石台座1枚セット

★「松代柴石×naga‐no‐glass」オリジナルぐい呑み2個、片口1個、柴石台座1枚
★Makuake限定セット価格17,280円⇒16,000円（送料・税込み価格）
★松代城石垣に使用されている「松代柴石」使用
★2色のうちからお選びいただけます。【茄子紺/透明】
★寸法 ぐい呑み：6.3cm（Φ）×5.5cm（高さ）
片口：10cm（Φ）×10cm（高さ）
柴石台座：30.8cm（幅）×12.2cm（奥行）×1.6cm（高さ）

・「松代柴石×naga‐no‐glass」オリジナル酒器フルセット

★「松代柴石×naga‐no‐glass」オリジナルぐい呑み2個、ロックグラス2個、片口1個、柴石台座2枚
★Makuake限定セット価格31,320円⇒29,000円
★松代城石垣に使用されている「松代柴石」使用
★2色のうちからお選びいただけます。【茄子紺/透明】
★送料・税込み価格
★寸法 ぐい呑み：6.3cm（Φ）×5.5cm（高さ）
ロックグラス：8cm（Φ）×8cm（高さ）
片口：10cm（Φ）×10cm（高さ）
柴石台座：30.8cm（幅）×12.2cm（奥行）×1.6cm（高さ）

製品ご購入に関する注意事項

•耐熱ガラスではありません。熱湯や電子レンジは使用できません。

•すべて型を使わず手作りしているため、サイズも表情も1つ1つ違います。画像のものとはサイズ・形の違いがあります。
また、ガラスの特性上、製品に泡が入ることもあります。

•使用のモバイル・PCにより、写真の色合いなど実物と異なって見える場合がございます。 

•製品に使用される柴石は、松代城石垣に使用されている石と同じ種類の「柴石」を使用するもので、実際に松代城石垣から採石してきたものではありません。

製作の様子

STEP１．柴石・色付け

竿に巻き取ったガラスに厳選された柴石の粉や色をつけます

STEP2．宙吹きによる成形

柴石をつけたガラスに少し息を入れます

STEP３．上玉

さらにその上からガラスを巻き取ります

STEP４．上玉の成形

型を使わずひとつひとつ手作りしています

STEP５．成形

口元を広げ、グラスの形を整える

■ 実行者について

マツシロックプロジェクトとは？
　マツシロックプロジェクトは、「柴石」を使用した信州松代の土産品開発に取り組むため、地元アーティストらが中心となり、平成29年7月18日に設立した団体です。
平成28年のNHK大河ドラマ「真田丸」の放映に合わせて、長野市松代町で「体感!!戦国の絆 信州松代真田大博覧会2016」というイベントを開催しましたが、その際に「信州松代オリジナルのお土産品がない！」という多くの観光客の声をいただきました。
　また、近年海外の安価な石に押されて需要が減少している柴石を、産業としても応援したいという思いがありました。
　そこで「柴石」をテーマとしたお土産品開発に取り組もうと、長野市観光振興課のほか、長野石材協同組合や商工会議所、デザイナーや様々な分野の手工芸作家（陶芸家・ジュエリーアーティスト・アロマ作家・ガラス作家等）らとともに官民連携組織「マツシロックプロジェクト」を立ち上げました。

松代ってどこ？
　長野市松代町は、長野市街地の南に位置します。真田氏の移封以来、250年にわたって真田十万石の城下町として発展しました。武家屋敷、古寺、松代城跡や文武学校など、多くの文化財や史跡が点在し、松代藩往時の面影を偲ばせます。

洗練された伝統文化の体験活動の推進など、松代ならではの「おもてなし」に支えられ、長野市を代表する観光地の一つとして、多くの観光客の皆様が訪れる地です。

これまでの活動
　マツシロックプロジェクトでは、これまでに柴石の特性を活かした土産品「フレグランスロック」「植物ポット」「六文皿」や、関連商品として松代をイメージした香り「松代アロマ」を商品化しています。
　柴石商品は、国民宿舎松代荘や、各地観光イベントにて販売を行い、また長野市のふるさと納税の返礼品にも登録されています。
　各地での柴石の販売を通じて、真田家や城下町松代のブランディング、柴石のプロモーション、松代への観光誘客を行っています。

善光寺びんずる市にて活動する様子

TSUKEMEN展（長野市松代文化ホール）での様子

TSUKEMEN公式インスタグラムより。メンバーの皆さんにも柴石関連商品をご使用いただいています。

このプロジェクトを通して行いたいこと

　オリジナルのお土産がないと言われた松代の新たなお土産品として、観光客や全国の皆様に提供することで、少しでもお客様の満足度が上がり「松代に来てよかった」と言ってもらうきっかけになりたいと思います。
　そして、このクラウドファンディングを通じて、信州松代産の柴石を全国に知ってもらうとともに、柴石の背景にある真田家の歴史や「城下町松代」に興味を持っていただき、松代へより多くのお客様にお越しいただきたいと思います。
 

naga-no-glass（ナガノグラス）

野池征永（のいけ　まさなが）
　長野に生まれ育ち、東京のガラス専門学校にて学ぶ。卒業後は北海道富良野の吹きガラス工房に就職、6年間勤務。2014年、実家の元土蔵を改築し吹きガラス工房を構える。

　吹きガラスは一般的にアシスタントをつけて複数人で制作することが多いが、「最初から最後まで責任を持って制作したい」という思いから全て一人で制作している。
　その作品には自身の名前にもあり両親の名前から取った「正」の字と北海道工房長の家紋「八角形」を組み合わせた刻印を入れている。

■　真田家14代当主　眞田幸俊さんもお気に入り

　当プロジェクトの実行にあたり、真田家14代当主の眞田幸俊さんを訪ねました。
眞田さんは現在慶應義塾大学理工学部電子工学科で教授をしており、主に携帯電話や無線ＬＡＮの研究をしています。

　眞田さんは神奈川に在住ながらも、真田家10代250年の歴史を重ねてきた松代町の地域振興のため、松代藩真田十万石まつりなどのイベントに積極的にご参加いただいています。

　松代の柴石をご存知でしたかという質問には、「松代城の改修の際に説明を受けました。小さいころはよく石垣に乗って遊んでいました。当時は意識していなかったけど、今にして思えば柴石だったんですね。」と、屈託のない笑顔で答えてくださいました。

　柴石を活用したお土産品開発についても、新聞で見てご存じだったという眞田さん。柴石関連商品のパワーストーンを手に取ると、思ったより肌触りが良いと驚いていました。

　今回の柴石ぐい飲みについては、「ガラスにしては斬新なデザインと、透明感の中に映える柴石がとてもキレイ」とご好評の言葉をいただきました。お酒は大好きで、焼酎・日本酒・ウイスキーなどなんでも飲むとのことですが、最近は仕事や子育てが忙しく、ゆっくりと飲む時間があまりないと話す眞田さん。
　「ひと段落したら、寛ぎの時間をもって、その時には夫婦でゆっくりとこのグラスでお酒を飲みたい」とお話してくださいました。

　最後に、信州松代への思いを伺うと、「松代には派手さはないかもしれないが趣きがある。住民はおもてなしの精神が豊かで、観光にとても熱心。松代にはいいところがたくさんあるので、地域が一体となって観光振興に取り組み、より多くのお客様に来ていただきたい」と語ってくださいました。
　マツシロックプロジェクトについても、「石に着目した土産品は大変発想が面白く、この活動が松代町の発展につながっていけばいい。私もいろんな機会にＰＲしていきたい」とエールのお言葉をいただきました。

エールを送る眞田さん

柴石関連商品にも興味津々の眞田さん。ほかの商品は国民宿舎松代荘で販売されているほか、長野市ふるさと納税の返礼品にも登録されている。