横浜市にある創業70年の町工場が、長年培ってきた金属加工の技術力を活かして、オールステンレスのタングラム”METAGRAM”（メタグラム）を作りました。

大変珍しい、金属でできたタングラムです！
素敵なパズルが出来上がりました！

日本の産業を支える金属加工技術を、より身近なものに感じていただける、そんな逸品になっています。

ぜひみなさんで遊んでみてくださいね！

タングラムは、正方形を７つのピースに切り分けたものを使って、形を作り楽しむシルエットパズルです。
図案は初級から上級まで同封します。脳トレとして楽しめますよ！

Metagramの素材はステンレスです。
ステンレスにもたくさん種類があって、｢SUS430｣（「さすよんさんまる」と読みます）という種類を使っています！

ステンレスは基本的に鉄を主成分（60％以上）とし、クロムという成分を10％以上添加し、さびにくくなった合金鋼です。鉄にクロムを添加すると、表面にとっても薄いクロムの酸化物の膜が出来て、鉄がさびるのを防いでくれます。たくさんクロムを添加すると一層さびにくくなってきます！

ステンレスは、高い温度でもさびにくい、そして、強さも兼ね備えています。
傷がつきにくく、きれいな表面仕上げもできます。すごいですよね！

100%リサイクル可能で省資源・省エネにも貢献しています。

SUS430（さすよんさんまる）はクロムを18％添加したものです。
一般的な環境の中では、十分さびにくい性能を発揮します。
もしさびたとしても、磨いてさびの原因を取り除けば元のさびにくさを取り戻します。
SUS430は磁石につくので、Metagramはケースにぴったり収まります！

お茶を飲みながら、お酒のおともに、またお店などの待合室にも！

お茶のお供にしっくりくるように、パッケージはなんと「お茶っぱ」の包装にも使われている素材です！

手のひらサイズで、全面シルバーカラーなので、おしゃれな雑貨として飾ることもできますよ。

対戦もできちゃいます。

人と被らない小粋なギフトとしても！
名入れサービスもございます。

日本の町工場は1950年代から始まった高度経済成長期以来、世界の中でも高い水準で、ものづくり業界を支えています。

私たちキョーワハーツも、日本の製造業の誇りを守るべく、日々、技術力向上や商品開発に取り組んでいます。

1951年に小さなスペースから始まって現在まで、70年にわたって、金属部品の加工を手掛け、「世の中にないものを作ること」を目指しています。

キョーワハーツ（Kyowa Hearts）の社名は、「共に和する（Kyowa）」と「心（Hearts）を込めて」という理念を含んでいます。

これまで長きにわたって培ってきた金属加工の技術とアイデアを生かして、心のこもった商品をお届けしています。

私たちは普段、自動車や産業機器で使われる金属部品を作っています。

”うすい・小さい・細い” を得意として、「0.0001mmの世界」で、ものづくりをしています。

私たちが手掛けた部品が搭載される車や産業機器は、どんどん性能があがっています。

もちろん部品一つとっても、精確さが求められるので、品質にこだわってものづくりを行っています。

Metagramをお手に取っていただき、ものづくりへのこだわりを感じていただけると嬉しいです。

「自社商品開発」は、下請加工を担うものづくりを行う町工場の「夢」である、と思っています。

私たちは、2008年のリーマンショックで、売上げが半分以下になるという大きな打撃を受けました。

そこから抜け出し、「未来ある企業へと変身しよう！」と 2011年より自社商品開発の道に踏み出しました。

経営理念・ビジョンを見つめなおし、研究開発室の設立と専任者の配置、新商品アイデアについての社内提案制度、 開発委員会設置、マーケティングや商品開発のための社外研修に社員を派遣するなど試行錯誤してきました。

4年間さまざまな試行錯誤を繰り返し、2015年に完成したのが自社商品第一号「ヌーケファイル」です。

どこからでも抜き差しできる仕組みで、国内特許も取得しました。TV「トレたま」「ガイアの夜明け」「まちかど情報室」などで取り上げられました。

2020年7月には自社商品第2号「マグクリーン」。これはウイルス流行の影響の中、何か自分たちにできることはないか・・・

そんな想いをモノづくりに乗せ、クラウドファンディングを活用し販売開始、見事ゴールを達成。

そして、今回第3号となる自社商品がステンレス製タングラム「Metagram」です！

一つ一つの想いと出会いがものづくりを通して形になっていく、そんなワクワクにあふれています！

■研究開発室 志村

ある日 温泉へ行った時の話です。部屋に着き、ふとテーブルを見ると、お茶と菓子それから何やら木製の玩具が置いてありました。積み木のような知育玩具のような、子供の時に見たことがあるような気もするけど・・・。名称はシルエットパズルという事で、見本の影を組み立てて遊ぶオモチャかな？これが、タングラムとの出会いでした。

常日頃から「当社の加工技術を活かしたクオリティの高いオモチャを創りたいなぁ」って思いがありました。金属を使ってハイクオリティで、オブジェとして飾ってもオシャレで・・・みたいなヤツをと妄想していました。そして、思いつちゃったのが今回のオールステンレス製タングラムでした。鏡面加工にマリンブルーの文字でマーキングまでして、なかなかの仕上がりです！！

■新技術創造室 村山

タングラムは無数の形に作る事が出来るということでお子様の発想力や想像力を育むツールとして良いですが・・・
是非、頭が固くなったかなぁ・・・と心あたりがある大人の方も一緒にやってみてはいかかですか。
金属で出来てるので硬いですが、頭は柔らかく♪

■技術 朝久野

Metagramを作るのに、さまざまな機械を使いました。
◇CAD/CAM（どんな形にするか設計）
◆ワイヤー放電加工機（金属材料をカット）
◇成形研磨機（金属表面を仕上げる）
◆ベンダー（金属を曲げる）
◇レーザーマーカー（表面に刻印する） …などなど

特にベンダーとレーザーマーカーは先日導入されたばかりの機械です。
ゼロから操作を覚えて…試作を繰り返して…加工条件を割り出して…金型製作の仕事の合間を縫って、皆で協力してつくりました。

お家時間が増えて暇な時間を、少しでも楽しく過ごしていただけると嬉しいです！

■マーケティング室兼製造 今野

最初、開発の志村から「ステンのパズルを作りたい！」と言われた時に正直、ソーシャルゲームが全盛の時代にそんなの売れるわけないだろうと思いました(笑)。

今回で自社商品3作目ですが、これまでも世に出ずに試作だけで終わった製品がいくつもあります。元々、我々は企業対企業の会社で、ガラケー時代は複数の大手メーカーの携帯電話向け部品を多数つくり急成長した会社です。

しかし、2007年カリスマスティーブジョブズ率いるアップルがiPhoneを発売し、リーマンショックも重なり携帯電話の仕事が全く無くなりました。当時、我々は仕事を携帯電話に依存していた為、会社が潰れると思いました。そして辞めてく仲間もいました。

そこから我々はみんなで自社商品を作ろうと外部研修や新商品開発セミナーなどに行き行動しました！最初の頃は、そりゃもう新商品なんて考えたことなかったですから研修の講師にフルボッコにされたのが懐かしいです(笑)

そして自社商品第一弾「抜き差し自在なファイルNOUQUE」を発売しました！

結果、神奈川県から開発技術大賞奨励賞を頂くなど黒岩県知事にも表彰され成功体験を得ることが出来ました。

そして今回のメタグラム！試作を自宅に持ち帰り家族に見せたんですよ！

そしたらまさかの5歳になる娘が無我夢中でこの金属パズルで遊んでるんですよ！

妻が作った夜飯よりもこのパズルで遊びたいと真剣に考えてやってるんです。

それには私もビックリしました。

私はこの金属パズルをポケモンゴーやマリオカートなどと比較していたことに気付きました。いわゆる、執着です。子供は目の前の遊びに全力で取り掛かります。

大人だって全力で働いたり遊んだりしたいですよね！

それにこの金属パズルはスマホゲームとは違い、自分で創意工夫の余地があり主体的に遊ぶことが出来ます。今回を機会に我々は日本中に世界中に遊びを提供していこうと思います。

次はみなさまの番です！我々はみなさまが生き生きと毎日を楽しく過ごせる様に武器を配りたいです！それがこのメタグラムです！

みなさま、このメタグラムで子供の時の様にMax幸せになりませんか？

ご協力、宜しくお願い致します。

▪寸法：55mm角、厚さ：4mm
▪材質：ステンレス（SUS 430 2B）
▪裏面にロゴ刻印（ロゴの下に名入れも可）
▪ケース内側には磁石を貼付

我々のようなBtoBの町工場から発信することで、今まで遠かった「金属加工」をより身近に感じてもらいたいと考えています。

さらに面白いプロダクトを作っていく資金として使わせていただきます！

今回のプロジェクトに留まらず、これからも世の中にないものを作り出し、広く新しい価値をお届けし続けていくことが、私たちのビジョンです。