はじめまして。革財布ブランド、ミナブルー［MINA blue］の酒井健雄と申します。

バッグや財布などを販売・商品開発・製造と様々な立場で10年間革の魅力を届けてきた私から２つのポケットで豊かになる新機軸の財布を紹介します。

10年見続けたいま、必要な財布

キャッシュレス多様化の時代になり、あらゆるお金の使い方が登場しています。しかし、財布の形はどうでしょう？

「現金やカードを毎日たくさん持つ必要があるのか？」と思うほど大容量設計のままではありませんか？

そして “財布といえば革” と言われるほど革財布は溢れていますが、小さくカットされ、ペラペラに薄くした革で仕立てた財布に「本当に革らしさが残っているといえるのか？」 私は革本来の良さが台無しになっているように感じてなりません。

そんなもったいない革財布を見続けるうち、パートナーが開発した革 “熟成クロムレザー” との衝撃的な出会いから、暮らしの豊かさにつながる、いまの時代に必要な新機軸の財布を見い出すことができたのです。

今回は “コンパクト×大容量” の革財布の時流をリードするMakuakeで、新機軸の財布にご賛同いただけるのか、皆様の反応を知りたく実施する運びとなりました。

ミナブルーの財布

ミナブルーは、４つのことを原点に革財布を提供します。

◆中身の厳選によって豊かさをつくること

◆工夫してチューニングできること

◆物持ちに配慮すること

◆ “熟成クロムレザー” の革の味わいが長く使う心地を育むこと

まず、この財布には２つのポケットを用意しています。

２ポケットの豊かさ

今お持ちの財布では、こんなことが起こっていませんか？

◆たまに使うカードがよく入っていて、ポケットは一杯状態

◆忘れていたお店のカードやレシートなどが出てくる

そんな中身の状態が続くと、お金管理が曖昧になっていきませんか？

私は「財布の中身を把握できる→散財が減る→適度なお金の使い方で生活の豊かさがアップデートされていく」と思っています。

そこでミナブルーの財布は、限られた２ポケットの容量で中身を調節、厳選することで豊かさをつくれる仕組みになっています。

前ポケットの容量

紙幣は二つ折りして約7枚、カードは約4枚、コイン適量、カギなど

奥ポケットの容量

紙幣は約7枚、カードは約2枚、コイン適量、カギなど

この２つのポケットは少ない容量です。そこに中身を吟味するひと手間を加えることで、お金の使い方を見つめ、暮らしの豊かさが洗練されていきます。

もし厳選の仕方が浮かばない場合は、私が実践する簡単なカードの整理方法をお試しください。適量を探してみましょう。

使用頻度で決める

①財布のカードを取り出し、使用頻度の[高い]→[低い]順に並べます。

②並べたら「○日以内に使用するカードだけ残す」と境界線を決めて整理します。

大切なことは全カードを見渡してチェックできること。もちろん現状維持もありますが、定期的に見返すことでカード管理を整えることが出来ます。

常に携帯した物も見返す

◆よく乗る車が同じであれば運転免許証は車に備えておく、でも良いのかもしれません。

◆いざという時に必要な健康保険証。しかし改めて毎日携帯する必要性を見直すと発見できることがあります。

チューニングする新機軸

さらに生活環境やご自身の活動の変化に合わせて最適な中身の収納を更新し続けることができます。

前ポケットの中身に注意

開ける勢いによっては、前ポケットの中身が飛び出すことがあるため、お気をつけください。

奥ポケットから中身を取り出す際は、前ポケットの口を押さえると取り出しやすくなります。

物持ちに配慮した４つの仕立て

1｜要所だけのステッチ

“縫う” ことの多くは複数の革を繋ぐわけですが、一見丈夫なようで長い目で見るとこんなことがあります。

◆革に穴を開けてキリトリ線を作ってるようなもので、破れる恐れがある

◆糸が緩み、機能が損なわれる箇所が出る

そのため革パーツを極端に減らし要所だけのステッチをかけ、革への影響を少なくしています。

2｜前ポケット

両端を縫う製法でポケットを作ることは一般的ですが難点があります。

◆口は開きにくい

◆縫うために必要な耳を数ミリ残す必要があり幅が広くなる

これを解消するため筒になるように革を折りたたみ、曲げわっぱの製法を活かして編み出した革紐による革綴じ製法で仕立てることで、ステッチを減らし中身を出し入れしやすく本体サイズを小さくまとめています。

3｜金具は不使用

◆金具と革が干渉し合い、長持ちしにくいことがある

◆ファスナーやホックはよく使われるが、先に磨耗して壊れることが目につく

金具と革の耐久度の差異があるため、長くお使いいただくにあたり金具は不使用にしています。

4｜フラップで適量確認

財布にめいっぱい中身を入れると、財布は変形、革の繊維がほぐれ耐久性が落ちます。

そのため財布の留め方をフラップで引っ掛ける仕様にすることで中身を制限し、物持ちに配慮しています。膨らんで閉まらない時は、中身を厳選していただく機会を提供します。

独自開発の熟成クロムレザー

開発のきっかけを作った皆川文博氏[mina]。

時流と市場の革にギャップを感じ、タンナーの橋本成三氏[橋本製革所]とで完成された牛革が “熟成クロムレザー” です。

※タンナーとは、動物の皮に柔軟性や防腐作用を与える “鞣し” を行い革(かわ)にする製革業者を指します。

３つの特徴

◆市場の革と比べて約３倍の時間をかけて熟成させている

◆地油(動物に含まれる脂)の余分な油抜けを高度な技術で防ぎ、適度な地油でしっとりさと柔軟さを保ち続けることができる

◆特殊な製法で革のほぐれを防ぎ、繊維の引き締まった高強度な革に仕上がる

明るい灰み “ブルー” の魅力

鞣しでは着色されるケースが多いですが、ミナブルーでは全く着色を行わない “ナチュラル” も用意しています。

熟成クロムレザー本来の風合いを素のままに仕上げた状態と “ブルー” の色みもまた、魅力だからです。この革だからこそ出せる明るい灰み “ブルー” は、部位によって濃淡模様が際立つ面白みを感じさせてくれます。

一枚の革から見える表情

おもに一枚の大きな革パーツで仕立てているこの財布には、革の凹凸感や風合いを楽しめるダイナミックさがあります。

中身の量や手のオイルに応じて、革が持つオイルと相まって柔軟性を持ち、全体に丸みを帯びてきます。少し湿り気を感じる、手に吸い付くしっとりさはそれまでにない心地よさに心躍ることでしょう。

プロジェクト背景

皆川氏が抱いた革業界の時流の変化に端を発します。

大量生産・消費から上質なものを持つ時代にパラダイムシフトし、数千年と続いてきた革文化が途絶える危機を感じ、タンナーの橋本氏に声をかけ開発がスタート。

一筋縄とはいかず、試行錯誤の末、５年をかけてようやく完成しました。

しかし市場に出すまでにさらに５年、私が商品開発と販売を担い、財布の製造に携わる涌井氏[ワクイ]が加わり、量産化の精鋭集団が出来上がったのです。

革の開発から10年、こうしてミナブルーより革財布に仕立ててお届けできる形になりました。

リターン紹介

リターン商品[Makuake限定プレミアム]

◆財布(各色)+トレー+お手入れチケット｜27,500円

◆財布(各色)+キーホルダー+お手入れチケット｜27,500円

◆財布(各色)+お手入れチケット｜27,500円

【財布｜定価 27,500円】

カラー｜ナチュラル、ブラック

※革および財布等の開発・製法が特殊なため、今回紹介したパートナーでなければ実現できない商品です。そのためパートナーと継続的に提供していく適正価格となっています。サポーターの皆様には、使い勝手と素材を存分に楽しめるアイテムとサービスの特別優待を用意いたしました。

※トレーおよびキーホルダーの色は、お選びいただく財布と同色になります。

財布

本体サイズ｜横9.8cm 縦7.5cm 厚さ2cm

容量｜紙幣、カード、コイン、他

素材｜国産牛革／熟成クロムレザー［橋本製革所］

生産国｜日本

ナチュラルは、動物本来のキズやトラなど1点ごとの自然な表情をとても感じられます。表面に多少の汚れ止めコーティング剤を施すのみです。

ブラックは、初めはマットな表情で、手のオイルにより艶が浮き上がってきます。表情を活かす染料で染め上げ、表面に多少の汚れ止めコーティング剤を施しています。

トレー

本体サイズ(組立て前)｜横15cm 縦15cm

(組立て後)｜横約12cm 縦約12cm 高さ約4cm

パーツ｜トレー本体、革紐、革紐しぼり金具

トレーは、革に触れる感触や弾力をお楽しみいただけるキットとなっています。

革紐しぼり金具を調節することで、器の大きさを多少変えられます。

キーホルダー

本体サイズ｜横3cm 縦6cm

仕様｜二重リング

金具は渋い黒みのメッキで、使うほど下地の銅色が垣間見え、金具の味わいも楽しめます。

お手入れチケット

リターン商品にご利用いただけるチケットです。お手入れを1回サービスいたします。

こんな時にご利用ください。

◆革がカサつき乾燥してきたと感じたら

◆汚れが気になったら

◆艶が出て革が馴染んできたと感じたら

※有効期間は、商品到着日から6ヶ月未満となっております。

※ミナブルーへの商品ご発送料金のみ、サポーターの皆様に別途ご負担いただくことをご了承ください。お手入れ後、サポーターの皆様への発送料は実行者が負担いたします。

※商品の機能性を著しく損なっている状態の場合は、お手入れ対象外となります。ただし有償にて修理対応いたします。

スケジュール

2023年1月10日 プロジェクト開始

2023年2月 製作開始

2023年3月10日 プロジェクト終了

2023年5月 先着購入順にリターン品発送開始

パートナー紹介

代表プロフィール

MINA blue ‖ twitter ｜ Instagram ｜