< concept >

minaniwa は本物の水の姿から生まれた画期的な作品であり、ブランドです。

日本古来から存在する、水を愛で尊ぶ普遍的な水への美意識を現代の暮らしに再現し、世界に未だ見ぬ美しさを提案します。

＜story＞

デザインアワードへ選出された事をきっかけに、2019年に初めてmakuakeに挑戦。想像以上に沢山の応援購入を頂き、本当に嬉しく驚きがありました。反面、試作品のみでオーダーに踏み切ったため、理想の造形を再現できず非常に悔しい思いがありました。一から全工程を見直し、納得がいくまで造形、デザイン、ディティール、サイズ規格を調整しました。メンバーも新しくなり、新作を加え、全てをアップデートしています。

4年の歳月をかけ、新しく生まれ変わったminaniwaを、ぜひ多くの皆様に知って頂きたいと思います。

minaniwaの一番の特徴は、本物の水と限りなく近い光を放ち、影をつくり、水がそこに湧き出ているかのような臨場感を出してくれることです。時間のうつろい、光のうつろいによって水の様々な美しさを見せてくれます。水を愛でる文化は、日本では遅くとも平安時代には確立されており、「水そのもの」だけではなく、水の揺らぐ光を、影を自然の装飾として室内に取り入れていました。古より伝わる日本の美意識を、現代の暮らしに再現します。

０.００１秒の水の姿を捉える

動く水を写真で追う際のシャッタースピードは0.001秒と言われています。水の動きを立体として捉える独自の技術「水の３D彫刻モデリング」と、透明度の高い吹きガラス手法を融合することで、水の時間がとまったかのような造形が可能になっています。

あるがままで美しい

明るい時間の写真は全て自然光のみで、一切CGや合成画像加工を施していません。どの場所でも、光さえあれば水の姿をとらえ、場所を問わない普遍的な水の美しさをもたらします。

透明感が非常に高く、料理を盛り付けると水面に浮かぶような浮遊感のあるデザインです。特にstillは底部分に厚みを持たせることで光がしっかりと入って屈折し、料理を特別な一皿にしてくれます。眺めて美しく、料理を乗せて映える。オブジェとしてだけではなく、ARTと暮らしをつなぐ器です。お料理好き、器の方、プロのシェフからフードコーディネーターの方など、料理を景色として捉える方々と「器とお料理が一体になる美しさ」を一緒に生み出していければ最高に幸せです。

「静かな水面」から名付けたデザイン。並べるだけでテーブル上に水の庭をできる事をイメージし、水平線に近い凹凸の少ない作りで、美しさを追求して作られた造形。最もminaniwaらしい水の景色を感じていただける作品です。他では出会えない作品をお求めの方、美しいものと共に在る時間を大切にされている方におすすめのデザインです。

①こだわりのリップライン。１mmの立ち上がり

縁をごくわずかに立ち上げることにより、食器としての安定感と美しい水面のイメージを両立させています。

②光の高台。光を取り込み、持ちやすく

光を取り込むため、ガラス無垢の高台をもうけています。しっかりと厚みと重さがあるstillですが、高台があるため重さに対して持ちやすくサーブしやすい実用の機能も満たしています。また、この高さがガラスで満たされていることにより、水面に浮かぶような造形が実現されています。

③水面そのものの陰影。美しい手仕事。

水面の陰影を最も美しく感じられるよう、美を追求したデザイン。吹きガラス製法における完全な水平皿は造形の難易度が高く、それに加えて複雑で左右非対称な金型の扱いは日本でも限られた工芸家にしか実現できない美しい手仕事です。

「水が満ちる器」から名付けられたデザイン。少し深さがあり、実用性と美しさを兼ね備えた造形。どんな料理も合わせやすく、実用性も重視する方におすすめの一枚。持ちやすくサーブしやすい重さと形状のため、普段のお食事から特別な時間まで、幅広く暮らしを満たします。

①穏やかなカーブライン

穏やかなカーブと程よい厚みがガラスの器の魅力を引き出しています。

②深さがあり、どんなお料理にも合いやすい

程よい深さを持たせているため、汁気お料理も入れやすく、お料理だけでなくデザートやオードブルなどにも合わせやすいタイプです。パスタなどのメイン料理からサラダなどにもおすすめの形状です。

③やわらかな波紋

カーブがあるため、stillに比べてやや水の波紋が柔らかく穏やかな水景をお楽しみ頂けます。

「水をたたえた湖」から名付けられたデザイン。盛り付けるだけで、料理が表現する一皿に。最も高さがある形で、シェフやパティシエなどプロの方、お料理好きやプロ嗜好の方おすすめの形。

①こだわりのリップライン。１mmの立ち上がり

縁をわずかに立ち上げていることにより、美しい水面のイメージと器としての機能性を両立させています。

②湖のような深さと水の縁取り

中央に程良い大きさのくぼみを作っており、オードブル、デザート、メイン料理などが美しく映える形状。ふちの部分にソースなどを描けば、水の模様とともに美しい影がうつります。

③おだやかな水の景色

高さがあるため、stillに比べてやや水の波紋が柔らかく穏やかな水景をお楽しみ頂けます。

水の波紋が立体的に立ち上がる造形。最も和洋問わず使え、最も実用的で万能な水のbowl。日本料理からシリアルまで。守備範囲が広く、他の器と合わせても使い勝手の良いデザインです。和食も洋食も多い方、日常的に毎日お使いになられる方、お子様がいらっしゃる家庭に特におすすめです。

①絶妙なサイズ感、美しいシルエット

絶妙なサイズ感と美しいシルエットで和洋問わずにお使い頂けるデザイン。和物、サラダ、シリアルやデザート、冷製スープなど自由な発想でお使い下さい。

②波紋のくぼみで持ちやすく

波紋のくぼみがちょうど器を持つ際に程よいくぼみとなっており、minaniwaの中でも最もデイリーにおすすめの器です。

③安定感のある形状

minaniwaの中では上部に対して底面を広めに設けているため、非常に安定感のある作りです。

水の３D彫刻モデリングは田上氏が独自の技術を可能にするため、オリジナルのパソコンを作ることから始まりました。データも機械が完全に仕上げるのではなく、手仕事で水を眺めながら修正を繰り返していった結果出来上がるものです。まさに、手仕事のデジタルだと私は感じています。

データが出来上がった後も、型の使い方次第で全く造形が異なり、サンプルが出来上がった後に再現が不可能であったり、理想の姿を実現する旅が続きました。

有機的で複雑な金型から、安定した美しい造形を作り上げるには、高い技術力はもちろん、造形美に対する美意識の共有が必須であり、LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 2017の代表であるガラス工芸家 木村直樹氏との出会いでようやくminaniwaの理想の姿が実現されました。複雑で左右非対称の難解な型から、対称性の高い美しい造形を生み出すのは木村氏の精緻な技術力、完成度への強いこだわりがあるからこそです。

＜プロジェクトの目的＞

日本独自の「水」「庭」という文化をほりさげ、日本古来から存る自然を愛でる美意識を現代の暮らしに再現すること。

私達と共に日本的な美意識の原点をたどり、minaniwaを通じて楽しんでくださる方、同じ美意識を持つ表現者の方々、研究者の方々との出会いを通じてよりminaniwaとしての活動が発展する事を目指し、Makuakeのプロジェクトを行います。

美意識を共有した新チームで、全員の経験値を活かし、未だ見ぬ美しさを生み出すために活動して参ります。

＜作品受賞歴＞

2018年 LEXUS NEW TAKUMI PROJECT大阪代表

2019年 Tokyo creative30からミラノサローネ SUPER STUDIOでの招待展示

Kaori Kobino/

Producer /Artist/

日本に眠る、自然への美意識と手仕事が織りなす美しいもの、満たされるものの原点をたどり今の時代に再構築することをライフワークとして活動している。ART、PRODUCT、デザイン、ブランディングの領域を分野にとらわれず自由に行き来しながら、現代に通ずる日本の美意識の原点を探究している。個人の活動としてMOUSEION（ムセイオン）を2023年にスタート。企業ブランディング、デザインワークとしてsobiを主催。

https://mouseion.jp/

https://s-o-b-i.com/

＜受賞歴＞

LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 2018/ 東京ビジネスデザインアワード2020/Good Design Award など多数。

Masahiko Tanoue/
Designer / Sculptor

京都を拠点に活動。リアルとデジタル、手仕事と大量生産。それらの間を行き来しながら、この世界を形作る自然現象や、物理法則そのものに宿る霊性。完全には近づけないその姿に対する畏敬の念を形にする。
様々な領域を溶かし、もの作りの豊かな多様性ある未来を願う。熊本県玉名市生まれ。九州大学芸術工学部卒。

https://www.hico-design.com/

＜受賞歴＞

Good Design Award / reddot design Award / IF Design Award/うるおい漆展 大賞など多数。

Naoki Kimura/

ガラス工芸家/ ガラス職人

高い技術力と表現者としての感性を合わせ持つ新進気鋭のガラス工芸家。

自身の作品作りはもとより、オーダーメイド、レストラン、建築まで多岐に渡りガラスの魅力を届けている。

北海道 小樽の地で、四季のうつろいを潮風の香りや太陽の昇る方角、海の色などで豊かに感じながら、制作活動を行っている

KIM GLASS DESGIN代表。

https://www.kimglassdesign.jp/

＜受賞歴＞

日本現代工芸美術展　現代工芸賞/Lexus New Takumi Project 2017など多数。

Shoco Wakasaki /

Designer/ Art Director/Creator

布、紙、ガラス、金属を表現素材として主に使用しながら、アパレルからジュエリー、グラフィックやプロダクトまで幅広くデザイン、制作、表現活動を行う。
水を中心に光や風など自然が生み出すものへの関心が強く、当たり前に存在するものや、すぐそばにあるけれど見えていないものを意識するものづくりを深めている。個人活動を行いながらsobiデザイナーとして活動、2022年よりスタートしたshisuiではジュエリーやオブジェ、写真や言葉などを通して水の姿を伝える。

https://shisui-water.stores.jp/
https://s-o-b-i.com/

＜受賞歴＞

辻製菓専門学校制服デザインコンテスト優秀賞 / 東京ビジネスデザインアワード2020年度テーマ賞/Good Design Award など

＜水を愛でた歴史と原点＞

水を愛でる文化は、日本では遅くとも平安時代には確立されており、水面に映る月を読んだ和歌が残されています。庭園史によると西洋では紀元前３０００年のメソピタミア文明の史跡から噴水の跡が発見されています。自然の力を用いて噴水が造られたのは約１世紀の頃で、古代ギリシャでは多くの噴水が作られています。大きく東洋と西洋で水に対する美意識を比較すると、西洋では「水の重力に反して湧き上がる姿」に神秘を感じ、噴水としての美しさが発展しています。東洋では反対に、自然の力に反しない、自然体の水の姿を美しいと捉えられている点を、個人的にとても興味深く感じています。水を、自然を愛でて暮らしに取り入れようとした歴史、文化をたどり、今後も何かしらの形で発信していきたいと思います。

＜サイズ規格＞

still２１/ 直径２１cm（±１cmを目安）　高さ１５−３０mm

still２６/ 直径２６cm（±１cmを目安）　高さ１５−３０mm

fill２１/ 直径２１cm（±１cmを目安）　高さ３−５cm

fill２６/ 直径２６cm（±１cmを目安）　高さ３−５cm

lake２１/ 直径２１cm（±１cmを目安）　高さ４.５ー５.５cm

lake２６/ 直径２６cm（±１cmを目安）　高さ５−６cm

bowl /直径１４cm（±１cmを目安） 高さ６cm 容量約３００ml

＊ still、fill、lakeタイプは高さだけではなく底面積に規格を設け、全体のバランスを見ながら調整を行っております。

Q：波紋があることによって割れやすいなどのデメリットはありますか。

A：制作上の難易度は高くなりますが、波紋によるご使用上のデメリットはございません。どちらかというと厚みのある作品ですので、薄手の器と比較すると割れにくい器です。

Q：太陽光でなくても波紋は現れますか。

A：はい、水と同じで太陽光以外でも直下形式の光でしたら写真と同様の水の影が現れます。光が回っている状態では本物の水と同様、波紋は薄くなります。

Q：カートに２つ以上商品を入れることができません。2枚以上購入したい場合はどうすれば良いですか？

A：2枚組をご購入頂く、もしくは一度カートの商品を精算後、再度ご希望の商品をカートに追加し、ご精算ください。

Q：まとまった枚数が欲しいが、リターンが残っていません。多数購入希望の場合は？

A：ご対応可能な場合もございます。minaniwaメールアドレスまでお問い合わせ下さい。info.minaniwa000@gmail.com

Q：年に一度のオーダーにしている理由は何ですか。

A：非常に集中力を必要とする作品だからです。完全手仕事のため、感覚の精度が非常に重要となります。工芸家である木村氏と協議を重ねた結果、集中して取り組む環境を作るため、年に一度のオーダーとなりました。

Q：ギフトラッピングは可能ですか。

A：ギフトラッピングをご希望の方はご購入時に備考欄にご記載下さい。ささやかですが、ギフト仕様で発送させていただきます。

Q：前回に比べて価格が上がっているのは何故ですか。

A：主にガラスの原材料高騰のためです。2018年度に比較して、ガラス原料が約６割高となっており、更に光熱費も高騰が続いています。また、想定より制作難易度が非常に高く、限られた工芸家にしか製作ができず、1枚を仕上げるのに時間を要することも一因です。ご理解いただけますと幸いです。

その他のお問い合わせは info.minaniwa000@gmail.comまでご連絡下さいませ。