布ではなく、100％和紙でできたカーテン。
生活に必要な機能だけでなく、暮らしをやさしく彩る。
これは、カーテンという枠にとらわれないリラクゼーションアイテムです。

紫外線や視線、外気をしっかりと遮る一方で、多くのカーテンは必要な光や風までも遮断していました。わたしたちは、そういった自然のゆらぎこそが、暮らしのやすらぎを生み出すと考えています。
そんな想いから誕生したのが”不要なものは遮りつつ、光や風を通す”、和紙のカーテンです。

「日中はオフィスにこもって出歩かない」
「夜遅くまでパソコンやスマホの画面を見ている」
「起きる時間や寝る時間が不規則」
といった経験はありませんか？
こういった生活習慣こそ、体内時計が乱れる原因。

そこで重要なのが、朝陽を浴びること。
体内時計は朝の太陽の光によってリセットされ、24時間という一定のリズムに調整されます。

美濃和紙カーテンは、光を透かすことで部屋中を明るく照らして朝の訪れを告げる役割をします。朝の光によって体内時計がリセットされるだけで、さわやかな目覚めに導びかれるのです。

また光はほどよく通しながらも、視線はしっかりカット。レースカーテンのような使い方ができるほか、外から中が見えないのも特徴のひとつ。女性のひとり暮らしや、お子様がいるご家庭でも安心して使っていただけます。

さらに窓ガラスやレースカーテンだけでは防ぎきれない紫外線も75％以上カット。さすがに遮光カーテンに比べると少しは劣りますが、ほとんど大差なくお部屋に光だけを取り入れることができます。

昔の日本家屋では障子１枚あるだけで暖かいと言われていました。美濃和紙カーテンは、そんな障子の特性を研究して再現。繊維のすきまに含まれた空気が抜群の断熱性を発揮し、冬の寒さや夏の暑さによる室温の変化を最小限に抑えます。

冷暖房の効果が少ないエネルギーで得られ、地球にも優しくエコで快適。
季節の変わり目には窓を開けて、やわらかく心地よい風だけ感じることができます。

そして、和紙は呼吸をします。

つまり温度だけでなく、湿度もコントロールできるということ。繊維のあいだに隙間があるため、湿度が高くなれば余計な水分を吸収し、乾燥すれば水分を吐き出すことで室内をいつでも快適に保ちます。発生しやすい冬場の結露対策にもぴったり。

ほこりの元になるのは布製品から出る繊維のクズ。
美濃和紙カーテンは毛羽のない紙の繊維なので、使い続けてもほとんどほこりを発生させません。また静電気も起きないので、ほこりや汚れを吸着しにくいのもポイントです。

機能性はもちろん、わたしたちが何よりもこだわったのが素材の美しさ。
ほかの素材では決して表せない和紙の風合いはそのままに、しなやかで主張しすぎない「お部屋全体を引き立てるの名脇役」をイメージしました。

和紙と聞くとどうしても和風・和室をイメージするかもしれません。そこで一般的なプリーツカーテンの形状を採用することで、洋風のお部屋にも違和感なく馴染み、こなれた異素材感を演出できるような製品に仕上げました。

素材が持つぬくもりを生かせるよう、原料から製品に至るまで一切の着色をしていません。すべて原木の色で構成された、一枚一枚が微妙に異なる風合いと、経年による変化をお楽しみください。

素材には日本三大和紙のひとつで、わたしたちの地元の産業でもある「美濃和紙」を使用しました。

もともと美濃和紙は「懐紙」というお茶請けの下に敷く紙などを主に製造していましたが、コロナ禍でお茶会が減った影響で需要が激減。
最盛期は5,000戸近くもあった製造所が、今では18戸まで減ってしまいました。

ほかにも和傘や灯篭・提灯などを手掛けていましたが、ライフスタイルの変化によって生産数は減ってしまいました。

そこで、現代のライフスタイルに合わせた企画によって、美濃和紙の魅力をより多くの人に知ってもらうためにこのプロジェクトは始まりました。

実は、美濃和紙カーテンはのコンセプトは2年以上前から存在しました。
かたちにるすのに時間がかかった原因のは、その縫製の難しさ。

糸と糸とを組み合わせる布と違って和紙には穴がありません。
厚みも厳密に均等ではないので、場所によっては縫製に耐えきれずに破れてしまうことも。素材が決まってからも縫製をするにはとても苦労しました。

そんなわたしたちを助けてくれたのは、カーテンの大手メーカーのユニベールさん。高品質の基準である「ISO9001」を取得している数少ない縫製業者さんで、美濃和紙カーテンにとっての救世主のような存在です。

金沢、仙台の自社工場を中心に独自の縫製管理システムを構築。生地の仕入れから裁断、縫製、出荷に至るまで一連の作業の見える化を図っている工場だからこそ、和紙の素材を活かした高品質なカーテンを生み出すことができました。

初めにお話しいただいた際は、「和紙のカーテンなんて縫ったこと無いよ」と、正直お断りしようと思いましたが、天然繊維素材に対する熱い思いに心を動かされました。 これまで数多くのメーカーさんに断られたとの経緯をお聞きし、弊社も製造メーカーとしてのプライドと弊社独自のプリーツ加工、SDGsへの関りを持って何とか力になれればという思いに駆られ、共に力を合わせて世に出したいという決意に至りました。

そしてプロジェクトの実行者は、枕、マットレス、睡眠快眠グッズの国内最大級通販サイト『Nelture』を運営するアメイズプラスの精鋭メンバー。コンセプト発案から実行するまで２年以上の年月をかけ、ようやくかたちにすることができました！

サイズ：総幅 1,060 × 2,010mm（２枚入）

配送サイズ：210 × 510 × 48mm

付属品：カーテンフック

美濃和紙カーテンは、ご家庭の窓に合わせてご自身で簡単にサイズ調整ができます。
それも縫製の必要がない和紙製品なので、カッターやハサミで切るだけ。

取り付けるときは、付属のフックを使って一般的なカーテンと同じように引っ掛けるだけ。先に設置してから切ることもできるので、長さを失敗することもありません。
切れ端は保存しておけば、糊などで貼りつけて長さを伸ばすこともできるので、引っ越しが多い人や模様替えにも活躍します。

高さの調節ができるのでサイズオーダーの必要がなく、引っ越しても使えるので製品の寿命も延びます。配送時は布製カーテンと同じように折りたたまれているので、持ち運びや移動にも困ることがありません。

窓辺だけでなく、お部屋の間仕切りにも便利。
リビング内の作業空間や、目線をカットしたいシーンのパーテーションとしても役立ちます。

お取扱い上の注意

●本品に防炎、防水加工はありません。火気・水気を絶対に近付けないでください。
●和紙は吸湿性に優れているため、部屋の湿度によって若干伸縮する場合があります。
●本品は和紙の吸湿性によって、結露を軽減できますが、定期的に乾いた布で表面を拭くことで長持ちします。
●和紙の特性上、毛羽立ちが見られることがあります。
●本品を強く引っ張ったり、衝撃を与えたりしないでください。引裂が発生する場合があります。
●本品を使用する部屋は、空気が停滞しないように適度な換気を行ってください。湿気によるカビの発生や劣化の可能性が高まります。
●加湿器の近くやエアコンの風が直接当たる場所でのご使用は避けてください。シワや縮みの原因になる場合があります。
●日当たり状況や使用環境によっては劣化や日焼け等が早く進む場合があります。和紙ならではの性質ですのでご了承ください。