日本酒業界ではにごり酒に特化した酒蔵として銘柄「白川郷」を多く醸す三輪酒造が、かつては清酒銘柄の一つであった『決戦関ケ原』を呼び戻し、酒造りの大将である杜氏が東国の酒米そして西国の酒米を異なる個性の純米大吟醸に仕上げ、東軍と西軍の対決と銘打って飲み比べを楽しむストーリーを展開し始めます！

今回ご提案させていただくのは50%精米の純米大吟醸です。

Q「それだけ？」 A「それだけです！」

A「但し！東軍と西軍の決戦なんです！」

東国の地域で収穫された酒米”出羽燦々”と、

西国の地域で収穫された酒米”五百万石”の（※東西の線引きは諸説あり）、

それぞれ50%まで精米して、

2012年から三輪酒造の杜氏を務め、酒に全ての情熱を注ぎ込む男「杉原厚雄」が、

それぞれの米にクラシック系酵母と香り系酵母を使い分けて、

純米大吟醸 決戦関ケ原 e ( =east 東 ) VS 純米大吟醸 決戦関ケ原 w ( =west 西 )

をこの度、東西揃い踏みでコンセプト発売させていただきます。

そして、決戦関ケ原eの熱処理したお酒「火入れ本陣」は既に昨年発売させていただきましたが、今年はwの「火入れ 本陣」を新商品として発売致します。それに先立ちまして、Makuakeで先行販売させていただくことと致しました！

さらに、4月29日の蔵開きイベント（中止としました）のみで提供・販売予定だった東軍西軍双方の生酒「生囲い 初陣」も、併せて販売させていただきます！

是非、応援をよろしくお願い致します。

【東軍】火入れ本陣e

米の旨味が膨らむ感じを持ちつつも決して過度に主張せずにきれいに切れていく余韻は、杯を重ねるごとにその味わい深さを増していきます。香りはやや控えめなバナナ系の香りですが、吟醸ながらぬる燗も味わい深く、食中酒にお薦めです。

（お薦め肴）白子ポン酢、あじのなめろう

【東軍】生囲い初陣e

軽くマスカットを連想させる香りからしっかりした酒の旨味が口の中に広がります。そして旨味の余韻はスッキリと消え去り、よく冷えた状態で楽しんでいただけば飲み心地よくスイスイと飲み過ぎてしまう生酒です。

（お薦め肴）マグロの刺身、里芋の煮つけ

【西軍】火入れ本陣w

嫌味のないやさしい吟醸香に五百万石らしからぬ米の甘味をきれいに味わうことのできるお酒で、バランスの取れた正統派の酒の仕上がりを楽しめます。火入れ酒ならではの落ち着きが美味い肴の味わいを引き立てます。

（お薦め肴）スズキの洗い、鮎の塩焼き

【西軍】生囲い初陣w

癖のない軽く熟したストロベリーのような香りが爽快感を吹き込み、優しい甘味がふわっと口の中を満たしてくれます。まだ明るいうちに縁側などで団扇を扇ぎながら飲みたい生酒です。キリっと冷やして冷酒でどうぞ。

（お薦め肴）ほっけ、豚の冷しゃぶサラダ

さらには、今は試験的に蔵開き等で提供しつつその酒質を検討中で来年以降に発売を目指す、淡く濁った滓（おり）がらみ酒も、今回はうっすら霧がかった情景を連想させる名称で併せてご紹介させていただきます。

【東軍】夏の霧 生囲いの陣e

マスカットの香りに滓独特のミルキーな風味が合わさってTHE日本酒を感じさせる滓がらみ酒。味わいは香りに反して上品で甘美な口当たりからの米由来の風味の余韻が続くという、飲んで楽しい生酒です。シブい肴の晩酌酒にどうぞ。

（お薦め肴）筑前煮、なすの照り焼き

【西軍】夏の霧 生囲いの陣w

蒸し上がった酒米そのままの甘～い香りが品良くに立ち上がり、ジューシーな米の旨味はミルキーな味わいを感じさせ、口に含んでから喉を通り過ぎていく間にきれいに切れていく心地良い喉ごしの生酒です。キリっと冷やしてどうぞ。

（お薦め肴）棒棒鶏、鯵の南蛮漬け

そうはいってもにごり特化酒蔵。繊細な清酒に対して米の味がストレートに突き刺さる白川郷純米にごり酒の、敢えて生タイプも最後にご紹介させていただきます。こちら東西有りません。世界の白川郷です。

～ 火入れ 本陣 ～ 火入れ（熱処理）をして一定期間熟成させたもの。

※熱処理してありますので基本的には常温保管でも著しく風味が変化することはありませんが、開栓後含め冷暗所の保管をお薦めしております。

～ 生囲い 初陣 ～ 熱処理は施していない生の状態のもの。生酒。

※生ですので味が変化しやすい状態となっております。開栓後はもちろん未開栓であっても必ず冷蔵庫にて保管ください。

～ 夏の霧 生囲いの陣 ～ 熱処理も滓引き濾過も無しのもの。生酒・薄にごり

～ 出来たて生 ～ 熱処理は施していない生の状態のもの。生酒・濃厚にごり

※双方とも生でしかも濁ってますので味が非常に変化しやすい状態となっています。開栓後はもちろん未開栓であっても必ず冷蔵庫にて保管ください。そしてできる限り早くお召し上がりください。

今の日本酒はどれも美味しい！

日本酒は、米と水だけを原料に熟練の技で醸し出されるという、日本が世界に誇る文化の一つです。しかし昨今では、醸造技術の進化と造り手の情熱によって、全国の酒蔵で醸し出されるお酒はどれも美味しく、甲乙つけ難い、いや、差が分からない！と言えるほど、素晴らしいお酒が溢れかえっています。

もはや美味しいだけでは忘れられてしまう…。

日本酒は味わいだけが魅力でしょうか？いや、ボトルやラベルデザインの好みで選ぶジャケ買いや、酒造会社、蔵元の個性が気に入って選ぶ銘柄買いや、希少銘柄買いなど、それを飲みたいと思う気持ちは様々です。強く記憶に残るのは、それを飲んだ時、美味しくて楽しくて幸せだったかどうか？ではないでしょうか…。

三輪酒造のお酒？あの白川郷でしょ？にごり酒の…。

白川郷のにごり酒で皆様にご愛飲いただいてます三輪酒造。蔵は実際には誰もが知ってる、あの「関ケ原」に程近い位置にあります。1837年創業ですのでもちろん関ケ原の合戦の後ですが、西軍の本陣が一旦構えられた大垣城の近くで、美味しくて豊富な地下水で日々、お酒を仕込んでおります。にごり酒特化と言いつつ1割弱は澄んだお酒を醸しており、最近では地元銘柄「鉄心」が地元で人気です。しかし、白川郷の他、鉄心の他、道三や吟雪花や、そして『決戦関ケ原』も…！？

日本酒に東軍？西軍？飲み比べ？？？

日本酒の味わいは、原料が米と水とシンプルなだけに杜氏の技が創り出すものといえます。ただ同じ杜氏が同じ蔵内で醸す酒ならば、意図して作り出さない限り、味わいの差となるのは酒米と酵母くらいしかありません。最近はご当地酒米も増えてきてますので、銘柄の伝統的な味わいにとらわれず色々な酒米で新しい味わいを造ってみたらどうだろうか…。そんな想いから、飲んで美味しいと言っていただける味わいを2種類の酒米で挑戦することに！

日本酒飲み比べ通して楽しむ関ケ原の合戦

タンク１本は東に属する山形から出羽燦々、もう1本のタンクは西に属する福井から五百万石と、それぞれの酒米に合わせて杜氏が酵母を選び、生酒と熱処理した火入れ酒で陣を整えました。歴史上は東軍が勝利を収めたわけですが、果たして日本酒の戦いではどちらに軍配が！？純粋に飲み比べるも良し、関ケ原の合戦話を肴に楽しむも良し、『決戦関ケ原』で至福の時をお過ごしください！

今回ご提案の4商品の内、2商品は全くの新商品で、残り2商品の内の一つはしぼりたての生酒として限定販売しているものです。これらを様々な組み合わせでご用意させていただきました。さらには、まだ正式発売の予定は立てておりませんが来年にはという想いを持った！滓(おり)がらみ（薄にごり）！の２商品、そして、そうはいっても白川郷の援軍が待たれることからの！白川郷生にごり！も一部組み合わせてご用意させていただきました！

本数が多いコースほどお得になっておりますので、ぜひ家飲みはもちろん、友人との飲み会や日本史の戦国時代を語る場で杯を酌み交わす等、美味しく楽しいお時間をお過ごしいただければと願っております。飲食店の方々も本数多いコースでお得に入手いただけますと幸いです。

【酒蔵プロフィール】

〒503-0923 岐阜県大垣市船町4-48
株式会社三輪酒造
TEL：0584-78-2201（代表）
FAX：0584-81-2065

酒蔵建造物は国の有形登録文化財です。

天保八年（1837年）江戸末期に創業し、かつては関ケ原の戦いでも陣が構えられた大垣城の近くに位置し、幕末の大垣藩御用達の蔵として繁栄致しました。そして４０余年前に岐阜県白川村村長より、白川郷のどぶろく祭りの振る舞い酒をイメージしたどぶろくのようなにごり酒の製造を依頼されて以来、「白川郷純米にごり酒」を看板銘柄として今日に至っております。

現在では1800～1900石の製造石数で、その90%をにごり酒の商品で占める、濁酒（にごり酒・どぶろく）に特化した蔵元です。他の蔵元様のにごり酒とは異なる独自の製法により、非常に濃厚で米の旨味が詰まったにごり酒を醸しており、その他、薄にごり酒やにごり酒の上澄み、さらに冷凍やチルド生、発泡にごり、さらに永年の想いを実現した本物のどぶろくと、徹底したにごりへのこだわりにより、白川郷という銘柄を支えております。

そして少ないながらも毎年醸す清酒。

全国新酒鑑評会にも毎年出品致しますが、現杜氏に代替わりして後の2013年には金賞も受賞しております。水都と呼ばれる水のおいしさ・柔らかさと米の旨味を多く引き出すことをベースに、飲み飽きしないお酒を目指して酒造りを行っております。銘柄も、鉄心、道三、決戦関ケ原、吟雪花と、蔵の変革や時代変化に合わせて主力を都度進化させてまいりましたが、いよいよこれから清酒銘柄として広く決戦関ケ原を薦めてまいります。

【杜氏プロフィール】

杉原 厚雄（すぎはら あつお） 昭和44年生まれ

2002年に入社後、2012年に杜氏を務めることとなり現在に至る。

2013年：全国新酒鑑評会 金賞受賞

2014年：ワイングラスで美味しい日本酒 金賞受賞

2016年：全国燗酒コンテスト 最高金賞受賞

2017,18年：IWCスパークリング部門シルバーメダル受賞

【蔵元プロフィール】

三輪 研二（みわ けんじ） 昭和47年生まれ

2003年に入社後、2013年に社長を引き継ぎ、現在に至る。

酒は濁れど想いに一点の曇りなし。にごり酒に情熱を注ぎ世界に広く発信していきたいという想いはゆるぎないものです。しかし同時に、にごり酒も清酒に属すものであり、にごり酒の醸造技術は清酒のそれが無ければ成り立ちません。日々精進し清酒だろうとにごり酒だろうと、多くの方々に美味しいと飲み続けていただける酒を目指して邁進しています。

今回のプロジェクト、是非とも応援よろしくお願い申し上げます！