プロジェクト概要

本プロジェクトでは、下駄と畳が出会うことで、高温多湿な日本の夏に足裏が”サラッと気持ちいい！”と感じられる新たな履き心地の下駄、『tatami張下駄』をご紹介します。

『tatami張下駄』は、＜mizutori＞で10年以上展開し、しずおか産ひのきを使用した「茶人」と「SHIKIBU」を元に企画・商品開発。

▼茶人（さじん）/▼SHIKIBU（しきぶ）

下駄木地には、本来廃棄されるはずだったしずおか産ひのきを使用することで、現代では非常に重要なエシカルの観点も大切にしながら、静岡の工場（こうば）で1点１点丁寧に作り上げました。

静岡市の下駄ブランド＜mizutori＞と、焼津市で畳の魅力を発信している＜松葉畳店＞が、共に需要が減少している下駄と畳を、「どんな形であっても次世代へ繋げたい！」という熱い想いを込めて完成させた『tatami張下駄』。

ぜひこの夏、皆様の足元でご体感ください！

商品について

【商品仕様】

▼茶人

▼SHIKIBU

【商品特長】

point① 初心者にもやさしい下駄

point➁ イ草のほのかな香りと畳の調湿効果で、一日中快適な履き心地

point③ モダンでオシャレなデザイン

point④ 手仕事によるこだわりのモノづくり

point⑤ エシカルなモノづくり

point① 初心者にもやさしい下駄

「tatami張下駄」の天板は、足裏の形状に沿うように＜mizutori＞オリジナルの彫りを施しています。従来の下駄のような直線的な形状ではないため、足裏に心地よいフィット感が得られます。

▼茶人

▼SHIKIBU

この彫りがあることで、足裏の心地よいフィット感が得られるだけでなく、鼻緒をしっかり掴みやすくなる効果も生まれ快適な歩行に導きます。

また、下駄を選ぶ際に一番気になる鼻緒部分は、足あたりが柔らくなるよう、中にクッション材を入れることで、鼻緒擦れの不安を軽減する工夫を施しています。

底材は、EVAという柔軟性と弾力性をもった素材を採用しているため、滑らかな歩き心地です。

▼茶人

▼SHIKIBU

point➁ イ草のほのかな香りと畳の調湿効果で、 一日中快適な履き心地

日本独自の文化である畳には、柔らかさ、香り、肌さわりなどの良さに加えて、湿度調整効果があり、日本の気候に適した働きをしてくれます。

こうした効果のある畳は、素足で履く機会の多い下駄と相性が抜群です。

湿度が多くベタベタとした日本の夏には、足裏をサラッと保ってくれる「tatami張下駄」が活躍します！

足元からほのかに感じられる爽やかなイ草の香りも楽しめます。

point③ モダンでオシャレなデザイン

伝統的な和の雰囲気を残しながらも、モダンでオシャレな印象を与えてくれるデザインに仕上げました。

存在感のあるデザインは、シンプルになりがちな夏のファッションに、気軽にアクセントをつけることができます。

サンダル感覚で使え、日常にも取り入れやすいデザインが魅力です！

近所のお店へのお出かけにもサッと履いていただけます！

様々なシーン、スタイルに合わせて畳＆下駄ライフを楽しんでください！

また今回、鼻緒の表地はすべて＜松葉畳店＞オリジナルの縁である【MATSUBA BERI -縁-】を採用。

イ草の生育過程に着目したユニークで素敵なデザインを、全６種類使用しています。それぞれのデザインがもつ意味にも注目して柄を選ぶこともおすすめです！

point④ 手仕事によるこだわりのモノづくり

mizutoriの製品は、多くの”手仕事”により完成します。
生地、材料の裁断、縫製、吊り込み、仕上げなど、何度も人の目で状態を確認しながら各工程を進めていきます。

特に、下駄の履き心地に重要な鼻緒付けは、これまで培われた職人の経験を元に、日々微細な調整をしながら行っています。

今回の「tatami張下駄」の茶人・SHIKIBUはそれぞれ天板の形状もサイズも異なるため、職人が製品特徴や生地素材の違いに柔軟に対応し吊り込んでいます。

また、日本人の平均的な足型に合わせて吊り込んでいるため、包み込まれるような履き心地の良さを感じていただける仕様です。

効率化が求められる世の中で、手仕事にこだわることは非効率な方法ではありますが、製品を作る中で人の手を多く介すからこそ、出来上がった製品と一緒に届けられる想いがあると信じ、この方法にこだわり今も大切にしています。

point⑤ エシカルなモノづくり

天然木を使用した下駄には、自然素材だからこそのどうにもならない問題がおきます。
それの主な問題は節や木目です。

節や木目はひとつとして同じものはなく、それが天然木の魅力のひとつです。
しかし、あまりにも節が多かったり、木目が斑で美しくないと判断された木材は通常の商品としては使用できません。

こうして消費者側の都合でのみはじかれた木材の活用方法を考えることは、限られた天然資源を扱う私たちにとっての使命だと考えています。

廃棄対象となった下駄木地を「tatami張下駄」として生まれ変わらせることで、多くの方々に自然素材についての認識を深めていただき、木を主要材料として扱う者として、SDGｓの一端を担えればと考えています。

商品が生まれた経緯

みなさんの生活に、下駄と畳はありますか？

「畳の部屋はあるけど下駄は履かない」
「下駄はお祭りで履いたりするけど、畳の部屋はもうない」
あるいは「どちらもない」という方も非常に多いのではないでしょうか。

ライフスタイルの変化にともなって共に需要が減少している下駄と畳。
「どんな形であっても次世代へこの日本文化を継承したい！」という2社の熱い想いが静岡の地で重なり、今回のプロジェクトがスタートしました。

静岡県焼津市に店舗を持つ＜松葉畳店＞は、こうした畳需要の減少を自らの手で食い止めるべく、イ草や畳を使用した雑貨等を製作販売し、畳の魅力を発信しています。

＜mizutori＞は同じ静岡でモノづくりをする中で、
「畳の心地よさを知ってもらいたい！」
「日本人が愛してきた畳の素晴らしさに今一度目を向けてほしい！」
という＜松葉畳店＞の思いを強く感じてきました。

そして、＜松葉畳店＞のお洒落で可愛い畳雑貨に、畳の住宅資材以外の新たな魅力を感じ、「mizutoriでも畳を取り入れた履物づくりができるのではないか」と様々な畳張下駄の試作を開始。

そして試作の末、畳と下駄の両方の魅力を感じていただける今回の「tatami張下駄」が完成しました！

サイズ/カラー展開

【茶人】３サイズ・３カラー展開

■サイズ

[対応サイズ]
Ｍ（約25.0～25.5cm）
Ｌ（約26.0～26.5cm）
LL（約27.0～27.5cm）

サイズは、1㎝刻み、２E仕様のサイズ展開です。
通常履かれている靴のサイズを目安にお選び下さい。本製品形状を鑑み、出来る限り木地の長さにぴったりと足の踵が収まるサイズをおすすめしております。
※鼻緒に慣れない方は、最初はつっかけるように少しずつ慣らしながら履いてみてください。

■カラー①〔鼻緒〕表地：ORIME/ブラウン・裏地：シフォンカーフ茶

ORIME ・・・
イ草を横糸とし規則正しく織られた美しい畳表という織物。1 畳あたり約4000本から7000本のイ草が詰まっています。

■カラー➁〔鼻緒〕表地：NEMOTO/ネイビー・裏地：紺

NEMOTO・・・
イ草の根元の様子。丈夫でまっすぐ長いイ草に育つために必要な栄養を吸い上げる根っこはとても力強く、はかまを被った状態の根元に新芽が顔を出します。

■カラー③〔鼻緒〕表地：NAMI/ブラック・裏地：シフォンカーフ黒

NAMI・・・
イ草は田んぼに育ちます。収穫を迎え、長く伸びたイ草が風でなびく様子はまるで波のうねりのよう。そして水のように艶が美しく、豊かで壮大な風景が広がります。

【SHIKIBU】３サイズ・３カラー

■サイズ

[対応サイズ]
Ｓ（約22.0～22.5cm）
Ｍ（約23.0～23.5cm）
Ｌ（約24.0～24.5cm）

サイズは、1㎝刻み、２E仕様のサイズ展開です。
通常履かれている靴のサイズを目安にお選び下さい。
※SHIKIBUの天板の長さは、S・M・Lで共通しています。
前ツボの長さでサイズ調整しているため、対応サイズはあくまでも目安になります。ご自身の甲の薄さ、厚さの特性を加味しながらお選びください。

■カラー①〔鼻緒〕表地：SAKUKA/レッド・裏地：赤・前つぼ：黒

SAKUKA・・・
イ草の蒴果。イ草の花が咲き、後に実となりたくさんの種子が地へ散布される果実。艶のある褐色に熟し、ふっくら丸みを帯びた実は愛らしいものです。

■カラー➁〔鼻緒〕表地：SAKUKA/グレー・裏地：シフォンカーフグレー
・前つぼ：シフォンカーフ茶

■カラー③〔鼻緒〕表地：DANMEN/ネイビー･裏地：紺･前つぼ：ワイン

DANMEN・・・
イ草を輪切りにした断面図。六角形から成る繊維の構造。

製品ディテール

【茶人】/寸法・重量

■カラー① ORIME/ブラウン

■カラー➁ NEMOTO/ネイビー

■カラー③ NAMI/ブラック

【SHIKIBU】/寸法・重量

■カラー① SAKUKA/レッド

■カラー➁ SAKUKA/グレー

■カラー③DANMEN/ネイビー

ご使用上の注意/お手入れについて

■ご使用上の注意

・初めは両足で少しずつ履き慣らしていただくと、足になじみ履きやすくなりま す。
・天然素材のイ草を使用しているため、１点ずつ色の出方が異なります。 また、多少のキズなどがある場合があります。
・畳表面に鼻緒を通す穴開けをするため、イ切れ（※）が起こることがありますが問題なくご使用頂けます。
・職人による手づくりのため、多少形状が異なる場合があります。
・水に浸けないようご注意ください。
・陽のあたる場所、火の近くや暖房器具の前に長時間放置しないでください。

※イ切れとは・・・イ草が切れて飛び出たようになっている状態のこと。ハサミや爪切りなどでカットしていただければそのままお使いいただけます。

■お手入れについて

台が汚れた場合 （畳）

・柔らかなブラシや乾いた布で汚れを拭き取ってください。

台が汚れた場合 （帯）/ 鼻緒が汚れた場合
・ぬるま湯に軽く湿らせた柔らかな布で汚れを拭き取ってください。 場合によっては中性洗剤を薄めて汚れを拭ってください。※水に浸けての丸洗いは避けてください。

■保管方法
・ご使用後は風通しの良い日陰で干し畳を乾燥させ、通気性の良い湿気の少ない場所で保管してください。

よくある質問

■商品やサイズに関して

Q：雨の日や水場で履いてもいいですか？
A：畳を使用しているため、水に濡れる環境での使用はお避けください。もし濡れた場合は、柔らかい布で水分を十分に拭き取り、風通しの良い日陰で十分に乾かしてください。火の近くや暖房器具、ドライヤーなどを使用しての乾燥はおやめください。

Q：畳の色味を指定することはできますか？
A：ご指定頂くことはできません。本製品は、エシカルなモノづくりの観点から、イ草の根元部分の黄色に近い色も使用しております。また、イ草の特性上、経年変化で色味が変化しますが、天然素材ならではの個性としてお楽しみください。

Q：修理/補修について
A：製品の構造上、承ることができません。
大変申し訳ございませんが、上記の「ご使用上の注意/お手入れについて」の内容をご確認いただき、こまめにセルフメンテナンスしていただくことで、永くご愛用いただけます。何かご不明点などございましたら、お気軽にご相談ください。

Q：サイズについて
A：サイズは、1㎝刻み、２E仕様のサイズ展開です。
通常履かれている靴のサイズを目安にお選びいただくことをおすすめいたします。

ただし、SHIKIBUについては、天板の長さを、S・M・L全て共通したものを使用しています。サイズは前ツボの長さで調整しているため、対応サイズはあくまでも目安になります。例えば、Lサイズの方でも実際に甲が薄めの方はMサイズ、Sサイズの方でも実際に甲が厚めの方はMサイズが適正サイズの場合がございます。ご注文の際、サイズの特性を加味しながらお選びください。

ご不明点があればお気軽にご連絡ください。

■返品・交換について
Q：返品はできますか？
A：Makuakeでの販売に関しては、商品の返品を承ることが出来ません。予めご了承ください。 商品管理には万全を期していますが、万が一製品不備があった場合は、商品到着から５日以内にご連絡ください。製品不備を理由とする未使用品のみ返品対応させていただきます。この返品にかかる送料は弊社負担とさせていただきます。
ただし、弊社が良品とする基準、内容については、返品・交換の対象外となります。予めご了承ください。

Q：注文をキャンセル、もしくは変更したい場合はどうすれば良いですか？
A：Makuakeの規定により、注文後のキャンセルを承ることができません。 また、本製品の生産都合によりサイズ・色交換を承ることができません。ご注文頂く際にご注意ください。

リターンについて

全５種類をご用意いたしました！

①tatami張下駄/ 茶人（３サイズ・３カラー）＋「松葉畳店」マルチケース（NAMI/ブラック）
→19,800円(税込)

②tatami張下駄 /SHIKIBU（３サイズ・３カラー）＋「松葉畳店」マルチケース（SAKUKA/レッド）
→22,000円(税込)

③「松葉畳店」マルチケース

NAMI/ブラックとSAKUKA/レッドいずれか１点
→880円（税込）

④茶人 (スムース革/ブラック) ＋「松葉畳店」マルチケース（NAMI/ブラック）
→17,600円(税込)

⑤SHIKIBU(ストライプ・紺×ベージュ/赤)＋「松葉畳店」マルチケース（SAKUKA/レッド）
→19,800円（税込）

実行者紹介

この度は、弊社プロジェクトを最後までご覧いただきまして誠にありがとうございました。

今回のプロジェクトの実行者であるmizutoriは、株式会社 水鳥工業が展開するオリジナル下駄ブランドです。株式会社水鳥工業は昭和12年創業の静岡市にある下駄・履物メーカーです。創業当時からずっとはきものづくりに携わっており、現在はサンダル感覚で履けるヒール下駄（hitete）がブランドアイコンとなり、多くのお客様にご愛顧いただいております。

今回、2022年４月末で終了した「巻き上げソール下駄」に続き、２回目のMakuakeプロジェクトの挑戦となります！

今回は、日頃同じ静岡でモノづくりをするもの同士、そして何より、「下駄、畳といった日本文化を次世代に繋げて行きたい、残していきたい！」という熱い想いによって実現したプロジェクトです。

ぜひ、製品のモダンさやオシャレさと一緒に、この双方の強い想いもぜひ届けたいと思っております!

今後もお客様に喜んでいただける製品を発信し続けてまいりますので、ぜひ、応援のほどよろしくお願いいたします｡