美しい景色や思い出をスマートフォンでパシャリ。

今やスマートフォンでの撮影は当たり前。

撮影したらSNSに投稿して、一緒に映っている友人や家族に共有して…

そんな時代にふと考えたくなったのです。

「なんのために撮影しているのだろう？」と。

スマートフォンで写真を撮影する方は多いと思います。

では、撮影した写真はどのように活用されているのでしょう？

スマホで撮影した写真の保存状況を調査した下記のアンケートでは「特に何もしない・撮りっぱなし」と答えた方が36.5%。

今回社内でアンケートをとった際、写真にまつわる悩みとしてこんな声があがりました。

・コツコツ撮りためていた子どもの成長記録が、スマートフォンの故障によりすべて消えてしまった

・結婚式の前撮り写真をアルバムにしてもらったが、数年間開いていない

・データで送ってもらった旅行の写真を見返したいが、フォルダから見つけるのが大変

そんな悩みに答えてくれるのが、高い印刷技術 × 陶器という劣化しにくい素材によって、大切な思い出を色褪せずに保存できる make my photo です。

今と写真の楽しみ方が大きく異なる、昔を少し振り返りましょう。

まず、撮影できる枚数が決まっていたりして、写真撮影も今と比べるととても慎重に行なっていたはず。

特別なイベントや、家族の集まりなどでカメラを持ち出し、大切な瞬間を捉えることが楽しみでした。

写真館で現像した写真に、

手書きのキャプションやメモを添えたり、

アルバムに名前をつけたり、

思い出を振り返る楽しみを味わっていました。

そんなふうに手間をかけて思い出を残し、振り返ることも、かつては写真の持つ楽しみのひとつだったはず。

「すっかり忘れてしまっていた、そんな楽しみ方をもう一度提案したい」そんな思いで「make my photo」の製作がはじまりました。

スマートフォンで写真が簡単に保存できるこの時代で、あえて写真を残して飾ることは、「残そう」と決めた意志までもがくっきりと浮かび上がります。

あなたの思い出を映し出した、世界でひとつだけの美しいアートピースは、撮った日のことだけではなく、飾った日のことまでかけがえのない思い出として、思い出させてくれます。

私たちは「m.m.d.」という陶器のブランドを10年間営んでいる株式会社make my dayと申します。

食器はもちろん、陶器の可能性を追求し、キャンプ用陶器や、アロマストーンなど、様々な商品を開発してきました。

「写真を印刷するのに、なんで陶器？」と思った方も多いはず。ぜひ、詳しく説明させてください！

実は身近にある素材の中でもとても耐久性の高い素材である「陶器」。

遥か昔に製作された茶器などが、高いクオリティで現存していることはみなさまもご存知ではないでしょうか。

写真を印刷する素材としてメジャーな「紙」と比べて、陶器にはこんなメリットがあります。

傷つきにくく、湿度や温度の影響を受けづらいので、

高温多湿な場所や、ペットや小さいお子さまがいて飾るのを諦めていた場所にも飾ることができます。

爪や、鋭いもので引っかいたり・・・

水に濡れても大丈夫！

陶器の風合いを楽しめる、重厚感のある質感を大切に製作しています。

ひとつひとつ手作業で刷毛で塗ったものを焼き上げており、自然の素材を活かした陶器に人の手を加えるからこそ、出せる質感を楽しめます。

テカらない、マットな質感はプリントされたものをどこから見ても美しく見ることができます。

できあがった陶板は、少しだけ表面の風合いが異なります。

あなたの大切な写真にどのような風合いが加わるか、個体差を楽しんでいただけたら嬉しいです。

クリックで高解像度の画像をご覧いただけます。

食器ブランドを運用しているからこそのたくさんのこだわりを詰め込んだ陶板に、「UVインクジェット印刷」という高度な印刷技術を用いることで、高品質な写真のプリントを可能にしています。

時間が経っても価値を保つ写真は、家族や友人と共有する楽しみに。

玄関、リビング、寝室など特等席に飾れば、日常のふとした瞬間で、美しい思い出がいつでも見返せます。

インテリアに馴染むナチュラルなフレームもポイントのひとつです。

背面に通した紐を使用して壁掛けにも、専用のスティックを差し込むだけで、自立式のフォトスタンドにもなります。

フォトフレームは、福島県会津若松市の職人さんによってひとつひとつ手作業で製作されています。

オークやウォルナットなどの他の木材と比べて軽量な「桐」を使用しており、壁掛けの際も安心です。

400年近い歴史に裏打ちされた会津桐工芸の美しさをお楽しみいただけます。

専用の箱付きで、贈りものにもしていただけます。

・子供の成長記録を、離れて暮らす家族に

・家族写真をおじいちゃん・おばあちゃんに

初めておうちに来たときに撮った記念の写真です。

新しい場所にドキドキと不安そうな気持ちが伝わり、改めて幸せにするからねと思ったのを思い出します。

写真のように細部まで繊細に表現されていて驚きました。

落ち着いた色味もフレームもとても素敵です。壁掛けとスタンドと両方対応しているのも飾る場所を選ばずありがたかったです。

また、パッケージもおしゃれでギフトで贈るのもとても良いなと思います。

贈りものにするとしたら、両親や家族に記念日などで贈りたいです。

pocoさまのInstagramはこちら

make my photoは、写真をプリントする陶板とフォトフレームを、それぞれ伝統工芸の力を借りて製作しています。

日本六古窯にも数えられるほど歴史の深い焼きものの町、愛知県瀬戸市。

今回の陶板を手がけているのは、そんな「瀬戸焼」のふたつの窯元さんです。

「せともの」という名前が焼きもの全般の名称として定着するくらい、かつて焼きものの産地として大変栄えていた瀬戸市。

伝統で培われた確かな技術・ものづくりに対する熱い思いをもつ窯元や工房がたくさんいらっしゃいます。

9年前に誕生した弊社の瀬戸焼ブランド「m.m.d.」は、産地と一緒に成長していくブランドを目指し、職人さんの思いを使い手のみなさまに繋げていけるよう、日々取り組んでいます。

「産地が誇る高い技術を知ってほしい」という思いで、ここ数年は、食器はもちろん、アロマストーンなど食器以外の商品開発にも注力しています。

今回、素焼きの陶板を製作していただく工程は「陶楽園」さんに、

出来上がった陶板に陶土の風合いを加えていただく工程は「松峯園」さんにお願いしました。

水で溶かした陶土を、焼きあがった陶板に刷毛で塗布していきます。

筆遣いや水で溶かす割合によって風合いがかなり変わるので、陶土の風合いをしっかり感じられながらも、主張が激しくないか、フォトフレームとテイストが合うか、話し合いを重ねました。

瀬戸焼の大きな特徴はさまざまな種類の高品質な陶土が採れるところです。

プリントした写真の色合いが美しく発色するのも、陶土に恵まれた瀬戸焼ならでは。

800度の高温の窯でゆっくりと焼き締めることで、陶板と塗布した陶土をしっかりと密着させます。

フォトフレームは、古くから日常に根ざした木工芸がさかんな福島県会津地方で製作しました。

フォトフレームの素材には「桐」が使用されています。

桐の特徴は、軽量であることに加え、優れた吸湿性と保温効果が挙げられます。乾湿のコントロールが得意な桐は、気温や天気などに左右されることが少なく、内部を快適な状態に保つことに優れています。

また、あらゆる木材の中で、「桐」は燃えにくい木材。

熱の伝導率が極めて低く、着火点が高いので、燃え尽きるまでに時間がかかります。そのため、江戸時代から着物を守る箪笥や、金庫の素材として親しまれてきました。

「浮造（うづくり）」という工程によって木目の柔らかい部分を削り、堅い部分を残すことで、傷つきにくい工夫が施されています。

たくさんの工程を経て製作されるフォトフレームは、大切な思い出をしっかり守ってくれます。

陶板への印刷には、UVインキに紫外線を照射し、瞬時にインキを乾かすことができる「UVインクジェット印刷」という技法を採用しています。

乾燥させるための工程が不要なので、印刷する素材を選ばず、さらには素材の質感を生かしたまま印刷することができます。

仕上げ材も使用しないため、パウダーなどが表面に付着することもなく、微細なニュアンスもしっかり表現することができます。

サイズ：幅228mm × 奥行き228mm × 高さ32mm

素材：フォトフレーム:桐(日本製 / 会津桐工芸) 陶板:陶器(日本製 / 瀬戸焼)

重さ：約660g

※手づくり品のため、サイズは多少変動する可能性がございます。

※強い日差しのあたる場所でのご利用はお控えください。

※フォトフレーム、陶板ともに強い衝撃を受けると破損する場合がございます。お取り扱いには十分にお気をつけください。

※埃や汚れがついた際は、ハンディワイパーを用いて優しく取り除いてください。

実行者紹介

瀬戸焼食器ブランド「m.m.d.」を営んでいる「株式会社make my day」と申します。

自社では食器やプロダクトのデザインを行っており、そのほとんどが瀬戸で制作したアイテムです。

「つくれないものはない」と言われている瀬戸焼。

質の高い原料に恵まれ、環境に後押しされるように、優秀な職人の技術が脈々と受け継がれ、伝統文化が醸成されてきました。

陶器も磁器もどちらも生産することができる産地はとても少ないながら、瀬戸はそのうちのひとつです。

突拍子もないアイディアでも「こういうものが作りたいんです」と職人さんに相談すると本当にたくさんのご提案をくれ、実現に向けて意見を交わし合う時間はかけがえのない貴重なものに感じます。

実は、瀬戸が焼きものの産地として栄えていたのは50～60年前のこと。ピーク時から今もなお衰退を続ける瀬戸ですが、職人たちの熱い思いや伝統ある技術に変わりはありません。

プロダクトを通して、伝統工芸「瀬戸焼」とみなさまの距離がグッと近づくお手伝いができたら嬉しいです。

m.m.d. instagram : https://www.instagram.com/makemyday_nagoya/?hl=ja

WEB : https://www.makemyday.jp/