MOLTEMANIのエプロンをデザインしたのは、GREEN FINGERSを主宰するSatoshi Kawamoto氏。グリーンがもつ本来の自然美と経年変化を魅せる、 独自のスタイリングを提唱するプラントアーティストとして活動されています。自身のディレクションする植物を中心としたライフスタイルショップを、東京、ニューヨーク、ミラノに展開。グリーンと人との関わり方をより豊かに、身近に感じてもらえる新しいフィールドを開拓されています。さらにファッショニスタとしても認知されていて、そのセンスは独自の世界観を確立されており、クリエイティブを刺激してくれる多彩な側面を持たれています。

下記2点の写真は、Satoshi Kawamoto氏がデザインした実際のエプロンです。

※画像は【グレー / 紀州備長炭染め】のエプロンです。

※画像は【カーキ / ログウッド染め】のエプロンです。

オリジナルの帆布作りは、岡山県・倉敷市で130年ほど続く生地屋さんの、一本の糸から始まります。帆布（はんぷ）は、無染の綿や麻の糸を撚り、平織りにした布のことです。いわゆるCANVAS（キャンバス）と呼ばれているのが、帆布です。特徴は、目が詰まっていて丈夫、水漏れしないのに通気性に優れていることで、古くから船の帆や馬具、カバンや作業用ジャケットなどにも用いられてきました。

糸から生地にする工程で、織機が使われます。MOLTEMANIの生地を織っているのは、ベルギー製の旧式シャトル織機。

今では部品がなく、熟練の職人さんによってメンテナンスされながら使われています。なぜ、そのような非効率なことをするのでしょう？それは、この旧式シャトル織機でしか織ることのできない、絶妙な風合いの生地が織れるからです。大量生産で使用される織機に比べ、生産量はとても少なく、一日で織れる量も限られているので、希少価値の高い生地と言われています。

※画像は【グレー / 紀州備長炭染め】の原料です。

※画像は【カーキ / ログウッド染め】の原料です。

生地になったら、染色の工程に入ります。【ログウッド】は、豆科の喬木（きょうぼく）で、染料の元となるのは芯材が使われます。【炭】は、和歌山県の紀州備長炭を細かな粉状にして、水に溶かした液状のものを使用します。

染めの工程では、染色の職人さんが1反（約50m）のとても長い生地を専用の機械を用いて、染料の絶妙な配合を元に染めていきます。ここでも、染色職人の長い経験による技術が求められます。生地、天然染料、お湯を主に用いて染めていきますが、日本は四季が存在するので、その季節の気候状態によって染めにムラが出てしまいます。天然染めを高いクオリティでコントロールするために、すべてを機械に任せるのではなく、職人さん自らの経験から生まれる勘を頼りに調整しながら仕上げていきます。

※画像は【グレー / 紀州備長炭染め】の生地感です。

※画像は【カーキ / ログウッド染め】の生地感です。

そうして染め上がった生地には、化学染料では出せない、天然染料だからこその風合いと色に染め上がります。一つとして同じものはない、これが天然染めだからこその魅力です。

MOLTEMANIオリジナルエプロンのコンセプトとなっているのは、「経年変化」です。時間の経過とともにマテリアルのもつ風合いに深みが出て、使い初めよりも魅力が増していくものです。身近なものでは、本革がイメージしやすいかと思います。

※画像は【グレー / 紀州備長炭染め】です。

※画像は【カーキ / ログウッド染め】です。

今回のエプロンで採用した「経年変化」するマテリアルは、天然染めの帆布だけに留まらず、パーツ類にも採用しています。ベルトや縁などに採用している革は、「牛の本革」。それに、ベルトを通すD型リングは、昔ながらの砂型に流し込んで作る「真鍮」。さらには、生地が切れないように補強のためつけているリベットは、「銅」を採用しています。

・生地＝天然染め帆布
・ベルト類の革＝牛本革
・D型リング＝真鍮
・リベット＝銅

どれを取っても使い込んでいく時間の経過とともに、風合いが増していくマテリアルばかりを選びました。環境にも優しく、エプロンを使い込んで育てていく楽しさを感じていただけたら幸いです。

グレー / 紀州備長炭染め

フリーサイズ仕様で、男女兼用ご使用いただけます。※モデルの身長は、174cm。

カーキ / ログウッド染め

フリーサイズ仕様で、男女兼用ご使用いただけます。※モデルの身長は、172cm。

商品名 ：天然染めエプロン / ログウッド

生産国：日本製

材質：生地：8号倉敷帆布（天然染め：ログウッド / 紀州備長炭） / ベルト：牛革 / パーツ：銅、真鍮

サイズ：フリーサイズ（男女兼用） 【エプロン全体】幅 68cm / 着丈 80cm (首下から) / 着丈 50cm (腰下から) 【胸ポケット】幅 10cm / 高さ 12cm 【腰ポケット】幅 22cm / 深さ 25cm

備考：【 洗濯可能 】天然染料の性質上、色落ちしますので他のものと一緒に洗わないでください。生地の性質上、多少縮むことがあります。アイロン掛けの際は、あて布をしてください。ご提供する商品は、エプロンのみです（コーディネートアイテムは含まれません）。

スケジュール

2021年3月30日〜4月29日まで支援募集

2021年5月上旬〜リターンの送付開始予定

2021年5月中旬リターンの送付完了予定

リターンのご紹介

ご支援いただいたみなさまに『MOLTEMSNIオリジナル / 天然染色エプロン』をいち早くお届けします。

次回への活動について

応援していただいた皆様からの支援金を糧に、日本に存在するたくさんの" 天然染め "を使用した商品開発を行い、「自然の豊かさ」を軸にした商品を広げていきたいと考えております。

本藍染め、柿渋染め、泥染めなど、日本の四季が織りなす素晴らしい文化から生まれるものをたくさんの方へ届けることができたら、私たちの活動にとってこの上ない喜びです。

何卒、ご支援のほど宜しくお願いいたします。

私たちについて

" HANDS THAT CRAFT "

MOLTEMANIのタグラインは、「HANDS THAT CRAFT」です。その意味を訳すと「職人による手工芸品」と言ったニュアンスとなります。MOLTEMANIで扱うすべてのプロダクトには、紡績、染色、縫製など、それぞれの生産プロセスに携わるプロフェッショナルによって作られています。たった一つのプロダクトにも、沢山の職人の手を介し、手間をかけて作り上げられていきます。それらのプロダクトには、天然のマテリアルを採用することで、時間の経過とともに風合いが増していく「経年変化」の要素を併せもち、一つとして同じプロダクトは存在しません。私たちはプロダクトを作るだけではなく、そのプロダクトに隠されている背景も一緒に届け「手工芸品」の魅力を伝えていくブランドでありたいと願います。

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運営者は、「米本（よねもと）」と申します。写真の人物です。京都でエプロン専門店を営んでおり、この度「天然染色」の魅力をたくさんの方に知っていただきたいと思い、MOLTEMANIブランドを立ち上げました。すべての生産工程（紡績、染色、縫製）を日本で行い、日本の皆様に改めて自国が持つ技術や、四季の織りなす豊かさをお届けできるようにと思っております。

皆様のご支援、ご協力のほど、宜しくお願いいたします。